東京大学 理学系研究科 物理学専攻 吉原 圭亮 35-096116

Slides:



Advertisements
Similar presentations
Belle 実験における 新型シリコン検出器を用い た低運動量粒子の検出 物理学科 渡辺研究室藤山 幸生.
Advertisements

MEG 実験全データを用いた μ + → e + γ 探索解析 金子大輔 他 MEG コラボレーション 東京大学 素粒子物理国際研究センター.
MEG 2008 データ解析: 液体キセノン検出器 内山 雄祐
MEG実験2009 陽電子スペクトロメータの性能評価
Commonly-used detectors for SksMinus and SksPlus
J-PARC E15実験 A search for deeply bound kaonic nuclear states
相対論的重イオン衝突実験PHENIX におけるシミュレーションによる charm粒子測定の可能性を探る
山崎祐司(神戸大) 粒子の物質中でのふるまい.
SP0 check.
ILC実験のための TPCプロトタイプの研究Ⅱ
MPGD GEM特性 測定結果 2005年10月 4日 内田 智久.
HES-HKS & KaoS meeting Toshi Gogami 31/Jan/2012.
中性子過剰核での N = 8 魔法数の破れと一粒子描像
埼玉大学大学院理工学研究科 物理機能系専攻 物理学コース 06MP111 吉竹 利織
contents SciFiトラッカー KEK-PSにおける磁場中におけるプロトタイプの性能テスト(2005 May,Sep)
ω中間子原子核束縛状態探索のための TOF中性子検出器の開発
KOPIO(BNL-E926)のための α線源を用いたNitrogen Scintillation の研究
Maya SHIMOMURA for the PHENIX Collaboration University of Tsukuba
10MeV近傍の2H(p,pp)n反応におけるQFS断面積異常探索
核物理の将来 WG ストレンジネス sub group
論文講読 Measurement of Neutrino Oscillations with the MINOS Detectors in the NuMI Beam 2009/11/17 Zenmei Suzuki.
New Limit for the Lepton-Family-Number Nonconserving Decay μ+→e+γ
KEK-PS E325実験における ベクター中間子の質量に対する核物質効果の測定
21世紀COE外国旅費補助 出張報告会 IX International Conference on Hypernulear and Strange Particle Physics (HYPE2006) “Search for Q+ via K+p -> p+X reaction with high-resolution.
Azimuthal distribution (方位角分布)
東京大学 理学系研究科 宇宙論研究室 松浦俊司
SksMinus status 23 HB meeting 2009/3/19 白鳥昂太郎.
超高分解能測定によるΘの探索 Θ(もしあるなら)のハイパー核は作れるか?
ATLAS実験における J/Y->mm過程を用いたdi-muon trigger efficiency の測定方法の開発及び評価
K+→π+π0γ崩壊中の 光子直接放射過程の測定
高エネルギー重イオン衝突実験 PHENIXにおける 光子崩壊を用いた低質量ハドロン探索
まとめ 素粒子実験領域、素粒子論領域合同シンポジウム “2010年代のフレーバー物理” 岡田安弘(KEK)
MPPCを用いた ハイペロン散乱実験の提案
ATLAS実験におけるシミュレーションを用いたエンドキャップトリガーの性能評価
MICE実験用SciFi飛跡検出器の性能評価(2)
ミューオニウム・反ミューオニウム変換の予備実験
HERMESの横偏極水素標的用磁場の影響の評価と補正
K核に関連した動機による K中間子ヘリウム原子X線分光実験の現状 理化学研究所 板橋 健太 (KEK-PS E570 実験グループ)
ATLAS 実験における Inner Detector を用いた レベル2ミューオン・トリガーの性能評価
Scintillator と Gas Cherenkovと Lead Glass のデータ解析
シミュレーションサンプルを用いた光子コンバージョン再構成
Z(mm)イベントを用いた ATLAS LVL1 Muon Trigger Systemのコミッショニング
大気上層部におけるm、陽子、 及びヘリウム流束の測定
PHENIX実験におけるp+p衝突実験のための
Dark Matter Search with μTPC(powerd by μPIC)
電子線を用いた 高分解能Λハイパー核分光用 散乱電子スペクトロメータの研究
SciFi を用いたΣ+p散乱実験での (ほろ苦い)思い出
ビームラインスペクトロメータ 飛跡検出器 上流 BLC 下流 PDC 読み出し回路(TKO)まですべてを 再利用する
卒業論文発表 中性子ハロー核14Beの分解反応 物理学科4年 中村研究室所属   小原雅子.
ストレンジネスで探る原子核 -ハイパー核の世界-
μ+N→τ+N反応探索実験の ためのシミュレーション計算
J-PARC meeting 藤岡 宏之 2006/01/31.
ガス電子増幅器を読み出しに用いた タイムプロジェクションチェンバー (GEM-TPC)の開発
TPC位置分解能の磁場依存性 登壇者 中村圭一 所属:農工大、佐賀大A、DESYB、近大C、広大VBLD、KEKE、筑波大F、
大強度ビームにふさわしい実験装置をつくろう Kenichi Imai (JAEA)
J-PARC E07 J-PARC E07 写真乾板とカウンター複合実験法によるダブルハイパー核の系統的研究 ダブルハイパー核研究の歴史
KOPIO実験のための中性子不感型光子検出器の開発(2)
(RHIC-PHENIX実験における粒子放出の方位角異方性の測定)
HERMESの横偏極水素標的の 深非弾性散乱におけるハドロン 測定による Single Spin Asymmetry
(K-, J-PARC 理化学研究所 大西 宏明.
Photon Detection in the E949 Detector
核内ω中間子質量分布測定のための 検出器開発の現状
ガス電子増幅器を読み出しに用いた タイムプロジェクションチェンバー (GEM-TPC)の開発
高計数率ビームテストにおける ビーム構造の解析
To Heavy Ion experimental hall To Neutron experimental hall
PRISM-FFAG電磁石の開発 大阪大学 久野研究室 中丘末広.
磁場マップstudy 1.
KOPIO実験のための中性子不感型光子検出器の設計
科研費特定領域 「質量起源と超対称性物理の研究」 第三回研究会
SksMinus status 12 HB meeting 2008/9/12 白鳥昂太郎.
Presentation transcript:

東京大学 理学系研究科 物理学専攻 吉原 圭亮 35-096116 を用いた時間反転対称性 の破れ探索実験 東京大学 理学系研究科 物理学専攻 吉原 圭亮 35-096116

Outline 時間反転対称性の破れとCPの破れ ミュオン横偏極 KEK-PS E246実験 J-PARC E06(TREK)実験と検出器のアップグレード ミュオンポラリメータ試験 CsI(Tl)カロリメータ試験 K1.1BRビームチューニング まとめ

何故、我々の宇宙が物質優勢の宇宙なのか? 時間反転対称性の破れとCPの破れ 何故、我々の宇宙が物質優勢の宇宙なのか? 物質優勢の宇宙を作るためには… 今日の素粒子、宇宙物理の最重要課題の一つ サハロフの3条件  Baryon数を破る反応の存在  C、CPの破れ  熱的非平衡  場の量子論の立場からはCPT定理が成り立っているのでCPの破れとTの破れは同値である。  現在、   系やB系で確立しているCPの破れはStandard ModelでのCKMで説明できる。  物質優勢の説明には不十分である。

新しいCP-Violationの phaseを探すこと! T-violation 探索実験  素粒子、核子、粒子のEDM  Kaon Decay 我々の実験は                を用いて T-violationを探す。 *   はCKMに対してinsensitiveなのでnew physicsを探すのに都合がよい。

ミュオン横偏極 時間反転 σ  ―(odd) P  P ×P +(even) σ・(P×P) σ:spin P:運動量

Standard Model からの寄与(vertex correction)が小さい。    のバックグラウンド     Standard Model からの寄与(vertex correction)が小さい。 FSI (Final State Interaction) により擬似的に誘起される   が小さい。 *              を用いた場合、   は    まで時間反転対称性の破れを探すことが出来る。

Side View 運動量測定 ポラリメータ 静止標的 チェレンコフカウンタ エネルギー &運動量測定 KEK-PS E246実験 Setup μの 運動量測定 ポラリメータ Side View   静止標的 チェレンコフカウンタ   の エネルギー &運動量測定

1.ある カウンタに注目すると と の両方を測るのでカウンタの検出効率の違いは相殺される。 Double Ratio Analysis End View 1.ある  カウンタに注目すると   と    の両方を測るのでカウンタの検出効率の違いは相殺される。     と    からAsymmetryを算出する。 +

E246 Polarimeter   は  のspinの方向に出やすいことを利用する。

Systematic Error and Result 磁場の不定性    静止位置の不定性    のmultiple scattering Decay planeの不定性 J-PARC TREK実験 統計誤差  ビーム強度のアップ。 系統誤差  特に上記項目を抑える。

J-PARC E06(TREK)実験と検出器のアップグレード The number of events KEK PS E246 12Mevent ×600 J-PARC 7200Mevent (estimation) Muon polarimeter : separate system  unified system Muon magnetic field : toroid  muon field magnet Target      : smaller and finer segmentation Charged particle tracking : addition of two GEM chambers CsI(Tl) readout : PIN diode  APD Electronics and data taking: TKO  KEK-VME & COPPER   multiple scattering 磁場の不定性     静止位置の不定性 Decay planeの不定性

Polarimeter = Drift chamber with stoppers + Muon field magnet Polarimeter Design Polarimeter = Drift chamber with stoppers + Muon field magnet  Positron detection acceptanceが高い。(統計をあげる。)  Decay vertexを決められる。(BGを減らす。)   multiple scatteringを減らす。(系統誤差を小さくする。)  角度分布を測ることができ、近似的にエネルギーを測れる。 (Analyzing powerをあげる。)

Beam Test 16th Nov.~2nd Dec. @TRIUMF ミュオンポラリメータ試験 AMPは全体の1/3のみカバーしている。 目的:本実験に効く系統誤差の評価。 Beam    ビーム試験  Null Asymmetryの測定    ビーム試験 

e+ e+ p+ p+ Tracking Map Tracking Mapは と を時間で分けている。 AMP領域  現在は2次元トラックでの解析を行っている。  Tracking Mapは   と   を時間で分けている。    は、  と同じセル内でdecayするためにtrackとしては現れていない。 *ビームテストで解析に必要な十分な統計のデータが取れた。 現在、Null Asymmetryの解析途中

CsI(Tl) Readout PIN diodeからAPDへ変更する。

Beam Test 4th Jun.~12nd .Jun @Tohoku CsI(Tl)カロリメータ試験 目的:APDの特性を理解する。  Resolution measurement from 50MeV to 400MeV  High Rate test *現在、データ解析が進行中

K1.1BR ビームチューニング

Beam counter layout BDC = Beam defining counter Beam Hodoscope MWPC2 TOF2 Gas Cherenkov TOF1 BDC Fitch Cherenkov K, p beam BDC = Beam defining counter

まとめ  我々はJ-PARKで               を用いてT-violationを探す。  過去の実験のアップグレードをすることを考えている。  系統誤差を評価するためにポラリメータのビーム試験を行った。  新しいCsI(Tl)ReadoutとしてのAPDを試験した。  今秋、J-PARC K1.1BRにてslow extraction ビームチューニングを行う。