携帯電話・PHSのリサイクルに関する アンケート調査結果

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表紙.
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携帯電話・PHSのリサイクルに関する アンケート調査結果 添付資料 1 携帯電話・PHSのリサイクルに関する アンケート調査結果 電気通信事業者協会 情報通信ネットワーク産業協会 2007/6/26

【調査概要】 意識、行動を把握する。 2.調査方法 インターネットによるアンケート調査 3.調査期間 平成19年5月上旬  1.調査目的   平成18年度の携帯電話・PHSのリサイクル実績報告をまとめる          に当たって、回収台数などの数値指標の背景にある利用者の             意識、行動を把握する。  2.調査方法   インターネットによるアンケート調査  3.調査期間 平成19年5月上旬  4.調査対象   有効回答数2000人             (1)男女別  男性1000人、女性1000人             (2)年齢別  14歳以下 1.1%、15~19歳 23.9%、                      20~29歳 25.0%、30~39歳 25.0%、                      40~49歳 16.5%、50~59歳 7.3%、                      60歳以上 1.2% 2007/6/26

【調査結果(抜粋) 】 過去1年間に買換・解約で端末を処分したことがあるか? ○過去1年間(平成18年4月~平成19年3月)           【調査結果(抜粋) 】 過去1年間に買換・解約で端末を処分したことがあるか? 端末処分の有無 H17年度 H18年度 ○過去1年間(平成18年4月~平成19年3月)  に、買換・解約で端末を処分したことのある   人が32.8%で、過去3年間減少し続けて いる。  これは、処分せずに保有してる人が 年々 増えていることを示している 使用期間(H18年度) ○過去1年間に処分した端末の平均使用   期間は2年8ヶ月で、前年度の2年6ヶ月、   前々年度の2年4ヶ月から少しずつ伸び ている。 2007/6/26

どのように処分したか?(携帯電話・PHS) ○本体、電池に比較して、充電器類の回収率   が低い。本体・電池は60%程度であるが、   充電器類は40%を割っている。 ○ACアダプタは事業者内の共通化が進展   していることもあって、昨年に引き続き 「人にあげた」(23%)の比率が高い。 (昨年は21%) 2007/6/26

どのように処分したか? (携帯電話本体の昨年度との比較) H17年度 H18年度 ○「ショップ店頭で引き取ってもらった」(リサイクルに協力した)比率が71.3%から62.3%   に減少している。 ○「ゴミとして捨てた」比率が15.8%から14.2%と微減している。 ○「その他」が昨年度に比べ8.5%増加しているが、理由としては「オークションへの出品」 という世相を反映した回答もあった。 2007/6/26

なぜ処分せずに保有しているのか?(複数回答) ○前年度の調査とほぼ同様な傾向で、「コレクション・思い出として」(34.7%)がトップとなり、若者を中心とした携帯・PHS 端末への愛着の強さが伺える。 ○個人情報保護のセキュリティに対する不安は、「個人情報が漏れるのが心配」(12.7%)と年々減少傾向にある。 ○また、端末の多機能化、高機能化により、「目覚ましとして利用」(16.0%)、「電話帳として利用」(14.2%)、 「データのバッ クアップ」(12.1%)なども多い。 ○一方で、「何となく」という回答が22.0%あり、昨年度よりは減ったものの、積極的な理由がなく 保有している状況も引き続 き伺える。 ○今回より新たに設けた設問で「どのように処分したらいいかかわらない」(9.9%)、「ショップに持ち込むのが面倒」(5.9%) の比率も高い。 2007/6/26

コレクション・思い出として保有している理由 ○前問で「コレクション・思い出として残している」と回答した人に更に具体的な理由を尋ねた   ところ、 「写真を残したい」(43.8%)「メールのやり取りを残したい」(49.1%)「着メロ・着うた  に思い出がある」(22.1%))といった端末内に蓄積・保存した情報を残しておきたいという 回答が目立った。 ○一方で、「使ってきた端末に愛着がある」(49.1%)「端末をコレクションしている」(17.6%)   「端末のデザインが気に入っている」(19.1%)といった端末そのものに対する思い入れから   保有している人も多い。 2007/6/26

モバイルリサイクルの認知度は? ○携帯電話・PHSのリサイクルについての認知度は、本年度の調査では「知っている」人 携帯電話等のリサイクルについて聞いたことはありますか? 「ブランドに係わりなく」など具体的内容を知っているか? ロゴマークを知っていますか? ○携帯電話・PHSのリサイクルについての認知度は、本年度の調査では「知っている」人 の比率がどの設問でも過去の調査に比べ減少している。   モバイルリサイクルネットワークの具体的な内容(メーカー、ブランドを問わず携帯ショッ プ等で回収を行っている)のPR活動を今後更に努める必要がある。 2007/6/26

自治体からのお知らせの有無 ○携帯電話・PHSのリサイクルについて、自治体からのお知らせを見聞きした   ことがあると回答した人は、9.1%と過去2年間に比べると増加したものの、 水準としてはまだ低い。 2007/6/26

【調査結果の集約と今後の対応(1)】 ■携帯電話・PHSのリサイクルに対する認知度は、まだ半数程度の人にしか認知 されていない。      【調査結果の集約と今後の対応(1)】    ■携帯電話・PHSのリサイクルに対する認知度は、まだ半数程度の人にしか認知 されていない。    ■ゴミとして処分した人の比率は減少しているが、当該回答者の半数以上      (56.5%)の人は携帯・PHS端末がリサイクルされているとの認識が      なかったと回答している。    ■携帯・PHSのリサイクルについて、ゴミ収集・リサイクル回収を行政して      いる自治体からのお知らせを見聞きした人が極めて少ない。    ⇒ 携帯・PHS端末はリサイクルしており、専売店・ショップにおいて       回収活動を実施していることを、より一層PRしていく必要がある。       また、端末の買換・解約時にショップ店頭での案内を強化すると共に、       カタログ等による周知、媒体広告など強化を図る。    ⇒ ゴミとして処分される端末を減らすため、自治体等への周知協力       (資源回収パンフレットのゴミではない項目に携帯電話・PHSを追加記載)を       要請し今後、呼びかけを拡大していく。 2007/6/26

【調査結果の集約と今後の対応(2)】 ■携帯・PHS端末の多機能化、高付加価値化、高デザイン化に伴って、思い出      【調査結果の集約と今後の対応(2)】   ■携帯・PHS端末の多機能化、高付加価値化、高デザイン化に伴って、思い出     の詰まった携帯を手元に置いておく傾向が強まると共に、通信機能以外の     用途で2次利用するケースが増えている。   ■おサイフ機能、ラジオ受信機能、テレビ受信機能、音楽再生機能などの多機能化     が進展しており、買換・解約時に使用済み端末として処分しない傾向が一層     強まっていくものと考えられる。   ■また、ICカード(SIMカード)付きの3G端末が増加するのに伴い、複数の端末     (筐体)を使用する傾向が強まる可能性もある。     ⇒ 携帯・PHS端末については、多機能化、高付加価値化、高デザイン化        に伴って手元に置いておく傾向が年々強まっており、買替・解約を以って        「使用済み」とは位置づけられず、回収台数を買換・解約数で除して        算出する「回収率」という指標が実態にそぐわなくなっている。 2007/6/26

【調査結果の集約と今後の対応(3)】 ■「コレクション・思い出として」手元に置いておく具体的な理由として、写真、      【調査結果の集約と今後の対応(3)】   ■「コレクション・思い出として」手元に置いておく具体的な理由として、写真、     メール記録、着メロ、着うたなどの端末内部に保存・蓄積した情報を残して     おきたいという要望が多い。   ■手元に置いておく理由として、端末内部に保存・蓄積した個人情報が漏れる     ことを心配する声も多い。   ■積極的な理由で手元に置いているのではなく、「何となく」という回答も多い。         ⇒ 携帯端末の内部に保存した情報の移行やバックアップ措置を強化する        ことにより、当該情報の保存、引継ぎを可能とし回収可能性を高める。     ⇒ 携帯ショップで端末を引き取る際に、確実に個人情報を消去・処理して        いることをPRし、安心して回収に協力してもらえるように努める必要        がある。     ⇒ 買換・解約で専売ショップ、量販店等を訪れた利用者に対して、不要と        なった端末は専売ショップ(ブランドを問わず)でリサイクル回収して        いる旨の案内を強化する。     ⇒ 回収BOXを大手家電量販店に設置して、お客様に不要な携帯電話        PHSを投入していただく。(関東地区大手量販店は2006年11月より        実施)今後、協力の呼びかけを拡大する。      2007/6/26