2.WWRP北京オリンピック予報実証研究開発実験 (B08FDP/RDP)について

Slides:



Advertisements
Similar presentations
CMIP5 気候モデルにおける三 陸沿岸の SST の再現と将来予測 児玉安正・ Ibnu Fathrio ・佐々木実紀 (弘前大学大学院・理工学研究科)
Advertisements

中解像度大気海洋結合モデル開発 阿部、瀬川、小倉、 羽角、西村 発表 : 大垣内 もくじ 現状、スペック 標準実験 温暖化実験 まとめ おまけ.
Nagai laboratory.
JRA-55再解析データの 領域ダウンスケーリングの取り組み
スマトラXDR観測報告(HARIMAU2007)
数値気象モデルCReSSの計算結果と 観測結果の比較および検討
長期予報利活用研究会資料 (平成18年7月25日) 日本気象予報士会東京支部 田家 康 (No.3365)
課題分類: (1) - 3 - 6 減災対策技術の研究開発
A④_05 (チーム4:雲解像モデリング) 「雲解像モデルの高度化と その全球モデル高精度化への利用」 ”Cloud Modeling and Typhoon Research” 研究代表者:坪木和久 (名古屋大学 地球水循環研究センター) 平成23年度研究成果報告会 2012年2月28日(火曜日)
いもち病感染危険度予測へ向けた 観測・モデル研究
アンサンブルハインドキャスト実験結果を用いたイネ葉いもち病の発生確率予報の精度検証
日本の国土と土砂災害の実態Land of Japan and Sediment-related disaster
2週目の気温予測を用いた東北地方の稲作への影響予測
気象庁における取り組み 気象庁数値予報課長 隈 健一
ダウンスケールのためのデータ同化システムの構築に向けて ~海風の事例~
GCM 検討会, Jun 25, 2010 MIROC5現状 渡部雅浩
力学的ダウンスケールによる2003年東北冷夏の アンサンブル予報実験
成層圏突然昇温の 再現実験に向けて 佐伯 拓郎 神戸大学 理学部 地球惑星科学科 4 回生 地球および惑星大気科学研究室.
永井晴康、都築克紀(原研)、植田洋匡(京大防災研)
研究テーマ A④ 「雲解像モデルの高度化と その全球モデル高精度化への利用」
A④_05 (チーム4:雲解像モデリング) 「雲解像モデルの高度化と その全球モデル高精度化への利用」
いまさら何ができるのか?何をやらねばならないのか?
A④ (チーム名:雲解像モデリング) 「雲解像モデルの高度化と その全球モデル高精度化への利用」
CMIP5マルチ気候モデルにおける ヤマセに関連する大規模大気循環の 再現性と将来変化
数値予報研究開発プラットフォームにおける気象庁モデルの貸与
CMIP5マルチ気候モデルにおける ヤマセに関連する大規模大気循環の 再現性と将来変化(その2)
A④ (チーム名:雲解像モデリング) 「雲解像モデルの高度化と その全球モデル高精度化への利用」
511M229 YANG YUE Supervisor Tachibana Yoshihiro
はしもとじょーじ(岡山大学自然科学研究科)
1km格子で再現された2003年・2004年7月の気温場 気温場 降水分布の比較 沢田雅洋 岩崎俊樹 (東北大学) Miyagi Pref.
近年の北極振動の増幅 Recent Arctic Oscillation amplification
海氷の再現性の高いモデルを用いた 北半球の将来 地球環境気候学研究室 平野穂波 指導教員 立花義裕教授
2013年7月のヤマセについて 仙台管区気象台 須田卓夫 昨年のまとめ(赤字は研究会後の調査)
東京大学空間情報科学研究センターを 中心とした空間情報データベースの整備
東北地域のヤマセと冬季モンスーンの 先進的ダウンスケール研究
2005年度・公開講座( ) 長期予報はなぜ当たらないか? 北海道大学大学院地球環境科学院 山崎 孝治.
全球の海霧の将来変化 気象研究所気候研究部 川合秀明、 神代剛、 遠藤洋和、 荒川理 第12回ヤマセ研究会 2016年3月10日
アンサンブル気候予測データベース(d4PDF)における東アジア気候の再現性と将来変化
西スマトラ山岳域周辺の 気候学的な水蒸気輸送日変化
ヤマセによる冷夏をターゲットにした アンサンブルダウンスケール予報実験
GCM, 衛星データにおける雲・放射場 ーGCMにおけるパラメタリゼーションの問題点のより明確な把握へー
A④ (チーム名:雲解像モデリング) 「雲解像モデルの高度化と その全球モデル高精度化への利用」
海上下層雲のパラメタリゼーション及び、海上下層雲と高気圧の関係
平成27年11月24日~11月28日 熊野灘海域 おだまき・西川・丹下・大河内・山本
数値予報 (Numerical Weather Prediction)
気候モデルのダウンスケーリングデータにおける ヤマセの再現性と将来変化
次期「東通村まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定に向けて
菅野洋光 (農研機構東北農業研究センター) 渡部雅浩 (東京大学大気海洋研究所)
Johnson et al., 1999 (Journal of Climate)
東北地域のヤマセと冬季モンスーンの 先進的ダウンスケール研究 1.気候研究 地球温暖化時代の東北の気候
CMIP3/CMIP5気候モデルにおける ヤマセに関連する大規模大気循環の再現性 ~モデル解像度による違い~
気候モデルのダウンスケーリングデータにおけるヤマセの再現性と将来変化2
DS3 ~Down-Scaling Simulation System
竜巻状渦を伴う準定常的なスーパーセルの再現に成功
博士論文研究の概要 Outline of doctoral thesis research
MIROC5による将来のヤマセの再現性について(2)
地球環境気候学研究室 513M230 松本直也 指導教員 立花義裕
地球温暖化実験におけるヤマセ海域のSST変化- CMIP3データの解析(序報)
東北地域のヤマセと冬季モンスーンの 先進的ダウンスケール研究 1.気候研究 地球温暖化時代の東北の気候
アンサンブルハインドキャスト実験結果を 用いた葉いもち発生確率予報の精度検証
Chiba campaign MAX-DOAS(2D) day /12/04
400MHz帯ウィンドプロファイラとCOBRAで観測された台風0418号の鉛直構造
全球気候モデルMIROC5によるヤマセ型気圧配置の再現性 (3:風の再現性について)
雲解像モデルCReSSを用いた ヤマセ時の低層雲の構造解析
地球環境気候学研究室 谷口 佳於里 指導教員:立花義裕 教授
A④_05 (チーム名:雲解像モデリング) 「雲解像モデルの高度化と その全球モデル高精度化への利用」
1km格子で再現された2003年7月の気温の誤差評価
K2地球システム統合モデル 成層圏拡張の進捗について
CMIP3マルチ気候モデルにおける 夏季東アジアのトレンド
従来研究 本研究 結果 南極大型大気レーダーPANSYで観測された大気重力波の数値モデル再現実験による力学特性の解明
Presentation transcript:

2.WWRP北京オリンピック予報実証研究開発実験 (B08FDP/RDP)について 予報研究部コロキウム 2006.1.24 2.WWRP北京オリンピック予報実証研究開発実験 (B08FDP/RDP)について ・2008年8月の北京オリンピックに合わせて、会場の天気を 対象に各国気象機関が短期予報に関する国際比較実験を行う ・2000年にシドニーオリンピックに合わせて行われた国際予報実証実験 (Sydney 2000FDP) に引き続くWWRPの研究計画 FDPコンポーネント:ナウキャストを中心とした0-6時間までの予報実証 RDPコンポーネント:メソアンサンブル予報による6-36時間についての研究開発 2005年3月第1回ワークショップ開催 FDP: 中国(CMA, CAMS)、米国(NSSL)、カナダ(AES)、英国(UKMO)、香港(HKO)、オーストラリア(BMRC) RDP: 中国(CMA,CAMS)、米国(NCEP, NCAR)、カナダ(MSC)、英国(UKMO)、日本(MRI)

Beijing 2008 Olympics: 8 to 24 August

Position: 39.6 ° N, 116.7 °E Population: 16 Millions Area: 16800 km2 Beijing Position: 39.6 ° N, 116.7 °E Population: 16 Millions Area: 16800 km2

Topography Mountains located to the northeast, north and west. The southeast is a smooth plain sloping to the Bohai Bay

Venues The locations and areas of competition for Beijing 2008 Olympics Games

Climate (August 8-24, 1980—2001) Precipitation probability(%) 49.2 Elements Value Average Temperature(℃) 25.2 Average Maximum. temperature (℃) 29.9 Extreme Maximum. temperature (℃) 35.7 Average Minimum. temperature(℃) 21.1 Extreme Minimum. temperature (℃) 14.3 Average Relative humidity(%) 75 Maximum Relative Humidity(%) 99 Minimum Relative Humidity(%) 13 Average wind speed (m/s) 1.8 Precipitation probability(%) 49.2 Thunderstorm probability(%) 25.9

Torrential rain hits Beijing 2004/07/10 Torrential rain hits Beijing

・tier1領域アンサンブル 水平解像度 15 km、領域: 3500km × 3000km、(113E, 39Nを中心)、36時間10メンバー程度。 レベル1データ (2m気温、相対湿度、10m風、降水量、海面気圧、500hPa高度など) レベル2データ(250, 500, 700, 850hPaの高度、風、気温、相対湿度等のアンサンブル平均とスプレッド) レベル3データ(各機関ごとの裁量によるその他のデータ) 0.15 度の105~125E and 30~45N (133 x 100)の共通グリッドに格納 特別観測データ GPSデータ, ウインドプロファイラ、ドップラーレーダーデータ ・tier2メソアンサンブル 水平解像度 2-4 km、領域: 1320km × 1100km、36時間先まで、メンバー数: 自由(1以上) 研究組織図 WMO WWRP SSC (科学運営委員会) WMO WWRP SSC委員/B08プロジェクト事務局(CMA) B08RDP ISSC (国際科学運営委員会) 斉藤 B08FDP ISSC (国際科学運営委員会) B08RDP ITeST (国際技術サポートチーム) 瀬古 データ、ネットワーク 参加機関運営委員会、サポートチーム  参加機関運営委員会、サポートチーム 参加機関運営委員会、サポートチーム

Current observational network in Beijing area (2004)

Observational network in Beijing area by 2008

2005年4月 予報研究部長室にて関係者で打ち合わせ ・研究所の研究開発の一環として研究所が主体となって可能な範囲で取り組む ・同化実験を予報2研が中心に行い、アンサンブル実験、システム構築、アンサンブル検証について、下記のような実施体制を検討する。 同化実験 予報2研+台風1研 全球SV計算と全球モデルラン、台風メソアンサンブル開発 台風1研 メソSV計算 予報3研 +台風1研 teir2雲解像実験の検討 予報1研 システム構築、アンサンブル検証 予報2研+予報1研、3研 所内融合型研究「非静力学モデル(NHM)の高度化と同化技術の改善に関する研究」の「サブ課題3非静力学モデル(NHM)を用いたシビア現象の予測・再現に関する研究」③メソアンサンブル予報の基盤的研究の研究計画には、18年度計画から反映させる 本庁技術協力体制 全球SV計算と台風アンサンブル開発 全球G 同化実験 解析G NHM-SV開発 解析G システム構築、 メソG アンサンブル検証 メソG+台風G GriB2デコード、エンコード プログラム班

今後のスケジュール 1-6月 7-9月 10-12月 2004 第7回WWRP科学運営委員会での了承 2005 第1回ワークショップ 技術開発 データ転送試験 2006 初期設定 モデルランとデータ転送の予備的試験 第2回ワークショップ データベース構築 2007 システム改良 モデルランとデータ転送の並行試験 検証、ユーザーズガイド 2008 システム最終改良 オペレーション 評価の開始 2009 第3回B08FDP/RDPワークショップ

Tier 1 105~125E and 30~45N (133 x 100)の共通グリッドの領域 数値予報課からのmfboundaryがぎりぎりカバー 青はメソ解析の領域(361*289) 緑は当面のテスト領(241*241) 瀬古さん作成 國井さん作成

FT=0 FT=1 FT=2 FT=3 FT=4 FT=5 FT=6 FT=7 FT=8 FT=9 瀬古さんラン、 mfboundaryによるテスト 0.15度 等経緯度格子点 (137*103) 若月さん、原さんのツール利用