環境情報学部3年 所属KG:mao ログイン名:wakutin クラシック音楽普及のためのプロジェクト 環境情報学部3年 所属KG:mao ログイン名:wakutin
目的 より多くの人がクラシック音楽に触れ、興味を持てるような環境を作る。 演奏者が自分の作品を簡単に、より多くの人に披露できる場を作る。
背景
現状 ポピュラーミュージックと比べ、CDなどの売上げが極度に低い。 メディアに出る頻度が少ない。 興味を持ってコンサートに行く人が少ない。
クラシック音楽自体が好まれないのではない。 坂本龍一“ウラBTTB”(CD販売枚数120万枚以上) CMなどで流れる“癒し系”と言われる音楽 久石譲(作曲家) 村治佳織(ギタリスト) クラシック音楽自体が原因なので はない!?
どのような問題があるか。 聴衆に関する問題 演奏者に関する問題 音楽の露出形態に関する問題
①聴衆に関する問題 歌曲を除き、クラシック音楽には歌詞がないため、曲の特徴がわかりにくい。そのため、リスナーは知識がある人に偏りがちである。
②演奏者に関する問題 録音物の配布が普及している現在、演奏者が活躍する場が少ない。 クラシック演奏者が活躍するためには、特別な環境、費用など、膨大なコストがかかる。 演奏者の中でもプロとして活躍できる人はほんの一握りであるため、音大を出た人の多くは演奏者以外の道を進まざるを得ない。
③音楽の露出形態に関する問題 コンサートが一方的で、演奏者と聴衆の距離が遠いため、聴衆にとって面白味に欠けるものが多い。 演奏者は普通一言も発することはなく、プログラム通りにただ進んでいく。 どのコンサートもだいたい同じ形式、同じような服装である。
アプローチ
新しいメディアの開発 以上のような問題を解決するために、クラシック音楽を幅広いリスナーに配布し、聴いてもらうための新しいメディアを開発することにした。 そのメディアはインターネットを利用して作る。
新しいメディアの特徴 演奏家の演奏と映像作家による映像作品をランダムに合わせて自動的にミックスする。 生成された作品をオンラインで視聴できる。 視聴者からのフィードバックや、演奏家と映像作家との間のコミュニケーションを支援する。
プロジェクトの流れ ミックス 音楽 映像 聴衆へ
現状と今後の計画
現状 Quicktime for Javaを使うことを前提として、設計を進めている。今回は必要な技術習得のために、チュートリアルを参考にして、リモートホストからのストりーミングを受けてquicktimeムービーを再生する簡単なムービープレイヤーを作った。
デモの説明 Compositorはレイヤーとレイヤーをつなぐ働きをする。 URLを指定して作品を取ってこられる。 時間的に重なり合う。 映像と音楽も恐らく重ねられるであろう。 URLを指定して作品を取ってこられる。 URLを交換することで、ランダムに配信できるだろう。
今後 今後は演奏家の演奏と映像作家の映像をランダムに合わせて自動的なミックスを行う部分のプロトタイプを開発し、その効果を評価する実験を行いたい。 システムを今後DDTVの機能として組み込み、配布したいと思っている。
結論 クラシック音楽を露出させる新しいメディアとして、演奏家の演奏と映像作家の映像をミックスし、作品として視聴者に配布するシステムを考えた。 今後はこのシステムがクラシック音楽の普及に効果があるのかを検証すべく、早くプロトタイプを開発したい。 PCの知識があまりない演奏家なども使え、視聴者のニーズにあったものを作りたい。