観測システムの現状 国立天文台 光結合VLBI推進室 河野裕介
光結合ネットワーク GALAXY + VONUS(SNET3+Local) =OCTAVE SNET3 臼田64m 筑波32m 野辺山45m (2.5Gbps×1回線)(2.5Gbps×2回線) =OCTAVE Optically ConnecTed Array for Vlbi Exploration 臼田64m 筑波32m 野辺山45m 山口 32m SNET3 鹿島34m 岐阜10m
光結合観測帯域 臼田64m ○ 野辺山45m つくば32m △ 鹿嶋34m 岐阜11m 山口32m S X K Q 臼田回線と共用 備考 臼田64m ○ 野辺山45m 臼田回線と共用 つくば32m △ 筑波大学グループが22G帯受信系の以降中 鹿嶋34m 鹿嶋小金井回線はNICT 岐阜11m 22G帯に移行 山口32m
相関器配置 山口相関器の三鷹配備 ・相関器運用負担の軽減 ・フリンジサーチ時間の減少 三鷹 ファイバー スイッチ 三鷹 岐阜 XF分散相関器2台 (0.3μsec window) FX分散相関器1台 (16μsec window) 三鷹 XF分散相関器1台 (0.3μsec window) 岐阜 三鷹 ファイバー スイッチ
システム雑音温度計測系(8G) 臼田 Noise Source 自動 ~60 K 鹿島 R/SKY 手動 ~60 K
データフロー http://veraserver.mtk.nao.ac.jp/octave/
検証試験観測 臼田ーつくば基線 300秒周期で位相補償積分 3C345(REF) 50 sec SLEW 10 sec NRAO512 230 sec SLEW 10 sec 8000秒積分でSNR11,000 微弱天体検出限界が明らかになった Smin=1.77Jy*(10/11000) =1.6 mJy @ 8000sec Slewによるロスを考えると検出だけなら1000秒積分が効率的
まとめ 観測ネットワーク整備状況について 観測データフローの確立 今後の予定 SINET3へ無事移行 開発はひと段落 相関器の配置が運用の負荷を軽減 観測データフローの確立 ウェブベース 今後の予定 定常的な運用=安定運用 メンテナンス、マイナーチェンジ バンドパス特性の向上