今 あらためて赤十字とは 国際救援・国際協力において活動する 赤十字看護師の活動から 今 あらためて赤十字とは 国際救援・国際協力において活動する 赤十字看護師の活動から アフガニスタン・イスラム共和国 ~カンダハール ミルワイズ病院支援活動~ 名古屋第二赤十字病院 伊藤 明子
カンダハールへ医師、薬剤師、看護師、助産師、 日本赤十字社のアフガニスタン支援 1989-1996 アフガン難民支援 パキスタンのペシャワール、クエッタの 戦傷外科病院へ延べ37名を派遣 1998 アフガン地震被災者救援 ファイザバードで発生した地震の救援に 医療チーム計4名を派遣 1998-2002 紛争犠牲者救援 カンダハール、タロカン、バ-ミヤンへ医師、看護師、事業管理要員、広報要員、延べ12名派遣 2001-2002 アフガン難民・避難民救援 紛争が激化した南部での避難民救援及びパキスタン側国境での医療支援、延べ7名派遣 2002 北部バグランで3ヵ月に亘り仮設診療所を設置・ 運営、計9名を派遣 2002-2004 医療復興支援 タリバン政権崩壊後の北部のタロカン、クンヅスの 2病院への復興支援、延べ19名派遣 2003- 青少年教育等支援事業 学校の衛生環境改善、健康教育、青少年赤十字の活動支援、文房具支援 2008- ミルワイズ地域基幹病院 支援事業 カンダハールへ医師、薬剤師、看護師、助産師、 延べ5名派遣
紛争時、災害時、平時において、 互いに協力しながら、 赤十字のネットワーク 紛争時、災害時、平時において、 互いに協力しながら、 世界中で人道活動を展開しています。
武力紛争時 紛争地域ではICRCが中心となり、必要に応じて 援助国の赤十字社・赤新月社が協力して活動します。
アフガニスタン・イスラム共和国
アフガニスタンにおけるICRC事務所 1980年から 紛争犠牲者救援を開始 ICRCの外国人要員 133人(2010年4月) 支援事業における 保健医療要員の 75%はカンダハール ミルワイズ病院
ICRCのミルワイズ病院支援の歴史 1996年~2001年 外科系部門の支援(教育と物的支援)を実施 2001年~2005年** 最小限の人材派遣により、物的支援を継続 2006年~病院の全診療部門を支援開始 2003年3月 トリンコット地域で ICRC WatHabの要員が殺害 2010年3月トリンコットに ICRCの事務所設立
赤十字国際委員会(ICRC)の活動 紛争犠牲者への支援 保護活動 国際人道方の普及 救援物資の配付や衛生的な水の提供、医療などの支援活動 © British Red Cross/Ash Sweeting/af-e-01379 保護活動 抑留者の訪問や離れ離れになった家族を探す © British Red Cross/Ash Sweeting/af-e-01414 国際人道方の普及 兵士や一般の人々へ対する国際人道法の普及活動 ©ICRC/K.-H. Moder/IQ-E-00737
カンダハール ICRC事務所で活動する 外国人スタッフ 国籍:21カ国
Mirwais Hospital ミルワイズ地域基幹病院
ミルワイズ病院の概要 アフガニスタン南部おける 唯一の公衆衛生省の病院 アフガニスタン南部5県における唯一の総合病院 カンダハール県、ニムルーズ県、ザブール県、 ヘルマンド県、ウルスガン県 対象地域の人口 400万人 (名古屋市の人口約226万人) 365 床(今後425床予定) 病床稼働率: 90%~150% 1975年 中国政府により建設
ミルワイズ病院の概要 病院職員総数 約300名~320名 病床数 365床(425床予定) 医師 20名 (専門医を含む) 研修医 39名 看護師 70名 (女性看護師13名を含む) 助産師 18名 清掃担当及び警備 117名 事務職 68名
ミルワイズ病院を支援するICRCスタッフ 1. プロジェクト マネジャー 2. シニア・メディカル オフィサー 4. 病院事務担当 8. 麻酔・救急医師 7. 婦人科医師 6. 産科医師 *12. 理学療法士 3. ヘッドナース 10. 小児科医師 9. 内科・感染症 担当医師 11. 検査専門家 13.男性病棟 ICU・外科病棟看護師 14. 手術室看護師 15. 女性病棟 16. 小児科看護師 17. 病棟担当助産師 18. 妊産婦外来 担当助産師 19. 栄養士 20. 薬剤師 *21. 医療機器 技術士 22. WatHab 23. WatHab 5. シニア 外科医 フィールド オフィサー 国籍:16カ国
ミルワイズ病院における医療 医師・看護師の教育・訓練 MoPH病院としての経営・予算