一 / 二次救命:BLS / ACLS BLS / ACLS概説 2012 / 06 / 04 名寄市立総合病院 循環器内科 八巻 多
93D17:心肺蘇生法の順序で 正しいのはどれか. A:心マッサージ B:人工呼吸 C:気道確保 D:呼吸停止の確認 E:循環停止の確認 a:A→B→C→D→E b:C→E→A→D→B c:E→D→C→B→A d:C→D→B→E→A e:B→D→C→A→E
2nd:そして、 モニター装着、酸素、静脈ライン 1st:まずは、バイタルサインの確認 95E24 : バイタルサインでないのはどれか. a 呼吸数 b 尿量 c 体温 d 血圧 e 脈拍数 2nd:そして、 モニター装着、酸素、静脈ライン Shockable or not? 電気ショックが適応の場合はすぐにショック!
98E29 路上で心肺機能停止成人が発見された場合, 「一次救命処置」よりも「119番通報」が優先される 理由はどれか. a 除細動 b 気道確保 c 酸素投与 d 静脈路確保 e 心電図伝送
87A89 3 shock→1 shock 55歳の男性.体重62kg.救命処置を受けながら 来院した.心電図は心室細動である.電気的除細動 で最初に用いるエネルギーレベルはどれか. a 10ジュール b 50ジュール c 100ジュール d 200ジュール e 600ジュール f 解なし 3 shock→1 shock
83A17 92D14 電気的除細動が有効なのはどれか.3つ選べ. a 心室細動 b 多源性心室性期外収縮 c 心房細動 d 上室性頻拍 e 心動停止 92D14 正常体温で,心停止後回復不能な脳の損傷が 起こる時点どれか. a 30秒以内 b 1~2分 c 5~7分 d 10~20分 e 15~20分
91F48 :適切な治療薬はどれか. 61歳の女性.6ヵ月前に歯の痛みに対して近医でセフェム 系抗菌薬を処方された.5日後から瘙痒感を伴う発疹と眼 球の充血とを生じたが自然に軽快した。本日,抜歯後にセ フェム系抗菌薬を服用した直後から瘙痒感を伴う発疹とと もに,悪心,嘔吐および発汗が出現し,急速に増悪したた め救急車で来院した. 体温38.6℃.呼吸数26/分. 脈拍120/分,整,微弱.血圧70/40mmHg. (1)アトロピン (2)インドメタシン (3)エピネフリン (4)クロルフェニラミン (5)ジアゼパム
処置としてまず行うのはどれか。 56歳の男性。30分前からの胸部圧迫感を主訴に来院した。 モニター心電図とパルスオキシメーターを装着し仰臥位で 診察を始めた直後に意識を消失し、いびきをかきはじめ不 規則な呼吸となった。頸動脈拍動は触知せず、心電図上 の心拍数は36/分である。パルスオキシメーターはエラー を表示している。 a 上半身を起こす。 b 胸骨圧迫を開始。 c 酸素マスクを装着。 d アトロピンを静注。 e ニトログリセリン貼付薬をはる。
95A116 :正しい措置はどれか. 冬の夜,中年男性が雪の中に倒れていたのを搬入された. 意識なし,脈拍触知せず,心停止の状態であった.直腸温 は23℃であった.外傷はなさそうである. a 死体の検索を行い検案書を作成する. b 直ちに,気管内挿管を行い,エピネフリンを投与する. c 警察に通報する. d PCPS(経皮的心肺補助装置) e 外傷がないので異状死体ではない.
94D27 :まず行うべきことはどれか. 65歳の男性.狭心症で治療中.乗用車を運転中に,高速 道路の側壁に衝突した.20分後に大破した乗用車の運転 席から救出され,搬送されてきた. 来院時,呼吸数25/分.脈拍130/分,整.血圧70/40mmHg. 呼吸音は正常.腹部は膨隆し,激しい腹痛を訴えている. 心電図では虚血所見はない. a ノルエピネフリン投与 b ニトログリセリン投与 c 乳酸化リンゲル液投与点滴静注 d 胃管挿入 e 膀胱カテーテル挿入
アドレナリン投与の経路として 最も適切なのはどれか。 人が倒れているとの通報で救急隊が出動した。救急隊の 報告では、患者は60歳代の男性で、目立った外傷はなく、 救急隊の到着時には既に心肺停止状態であった。救急救 命士がバックバルブマスクによる換気と胸骨圧迫とを行い ながら搬入した。救急外来で気管挿管を行った。腹部が膨 満していたため胃管を挿入したが、末梢静脈路を確保でき なかった。心電図上心静止状態のため、アドレナリン投与 が必要と考えられた。 a 皮下注射 b 筋肉注射 c 気管内投与 d 胃管内投与 e 心腔内投与
96D53 :この疾患について正しいものはどれか. 12歳男児.遠足の山道でハチに刺されて来院した.体温 37.2℃,脈拍86/分,整,血圧96/46mmHg.右腕に刺傷部 が2ヵ所あり,右腕全体に発赤,疼痛,腫脹および熱感を認 める. ハチ毒ではスズメバチによるものが最も多い. 気道狭窄を起こすことがある. 減感作療法は無効である. 刺傷回数が重なるごとに軽症となる. RAST〈Radio allegro sorbent test〉が診断に有用である.