3 みやぎの農業普及現場 ダイジェスト版 JAみどりの直播栽培技術研修会を開催

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3 みやぎの農業普及現場 ダイジェスト版 JAみどりの直播栽培技術研修会を開催 みやぎの農業普及現場 ダイジェスト版 発行・編集:宮城県農林水産部農業振興課 普及支援班情報チーム 宮城県仙台市青葉区本町三丁目8―1 TEL:022―211―-2837 FAX:022―211―2839 E-mail:gbfs@pref.miyagi.jp 普及ブログhttp://blog.goo.ne.jp/miyagifukyu 2016.03 第3号 JAみどりの直播栽培技術研修会を開催 今月のみやぎの農業普及現場より その1  管内では,稲作の省力・低コスト化を狙って,直播栽培への取組みが年々増加しています。平成27年度.管内の直播栽培面積は約300haとなって,次年度もさらに面積が拡大することが予想されています。JAみどりのでは,昨年度から直播栽培現地検討会を開催し,生産者間の情報交換の場を積極的に設けてきました。1月30日には,直播栽培技術研修会を開催し,今年度の直播栽培の作柄総括と次年度に向けた栽培管理のポイントについて研修しました。当日は,生産者約70名が参加し,全農みやぎ農業機械課から直播栽培の作業体系について,古川農業試験場から栽培の留意点について講演後,生産者から倒伏対策や肥培管理についての質問が挙げられました。全農みやぎ農業機械課によると,直播生産者が抱える課題の多くは水管理や雑草対策ということで.今後もこうした課題への対応が求められていることが窺えました。生産者から,直播栽培に適した品種選定の要望も挙がり、技術向上に向けた積極的な姿勢もみられます。  次年度も定期的に現地検討会の開催が予定されており,検討会を通して生産者間のコミュニケーションが活発化し,管内全体の栽培技術が向上することが期待されます。普及センターでは,検討会において有用な情報提供等を行い,直播栽培技術の向上と普及拡大に向けて支援を継続していきます。 (美里農業改良普及センター) 第2回登米農業改良普及センター普及活動検討会を開催しました。             今月のみやぎの農業普及現場より その2  登米農業改良普及センターでは,平成27年度の活動実績及び平成28年度の方針・計画を検討していただくため,第2回普及活動検討会を2月1日に開催しました。 各委員からは,完了課題について「なす+レタスの体系が示された。今度はそれらを拡大してほしい。」,「飼料用米は作って売ってしまえば良いが,WCSは地域の利用者と連携しなければならない難しさがある。」などの意見がありました。また新規課題については,「新規就農者のために遊休施設の有効利用を進めるすることは,難しいと思うが大変良いことなので頑張ってほしい。」「Iターンを促進する取組みも必要。」,「WCSの良さを数値化してもっと利用するようにPRしてほしい。」などの意見がありました。 今年度完了するプロジェクト課題のうち「なすを中心とした施設園芸の安定的経営モデルの構築」,「稲発酵粗飼料の利用拡大による肉牛経営の安定化」の2課題,新規課題「登米地域を担う多様な新規就農者の確保・育成」,「良質粗飼料生産による自給率の向上」の2課題を中心に検討しました。  普及センターでは,今回出された意見や要望を活かしながら,今後も普及活動に取り組んでいきます。 (登米農業改良普及センター) 各普及センターからの記事が満載「みやぎの農業普及現場」http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/nosin/gennba.html     農業革新支援専門員チームでは,モデル経営体3法人に対してICTを活用したほ場管理システムの導入実証を行っています。システムの活用により,重複して作業を行うミスを防ぐ,ノウハウを社員や後継者に伝えられるなど様々な効果が期待されます。  モデル経営体では1年間の記録が終了し,GAP導入や次年度の計画への活用など,徐々に効果が現れてきています。  また,1年間の導入実証により,事前に導入の目的を明確にしないと効果がわからず 農業革新支援専門員の紹介         【酒井 博幸(土地利用型)】 ICTを活用した農業のススメ                      酒井専門員は土地利用型の革新支援専門員                  として配置されていますが昨年まで試験場で                                    作業機械に携わるなど,多分野にわたる経歴                     から,この1年多方面に活躍しています。                      現場や各種検討会へ飛び回る毎日のため,                     あまり事務所で姿を見る事が出来ません。こ                    の写真は,水稲直播の検討会の様子で,中頃でマイクを持っているのが酒井専門員です。  そんな酒井専門員は,若手普及指導員の育成に関して,特に専門項目の強化を図るための体系整理を行っています。10年・20年の長期スパンで,農業や普及支援の姿を思い描きながら,明日の研修内容を練っています。  いつも沈着冷静に課題に取り組む印象のある酒井専門員ですが,若手普及指導員からは,「情に厚いんです」といった声もあがっています。28年度も冷静に熱く燃える姿が見られるはずです。 モチベーションが下がりやすい,記録のための機器(パソコン,タブレット,スマートフォン等)の整備が必須など,現場に普及させるための注意点がわかってきました。  今後,これらのノウハウを,普及指導員がICTシステム導入を支援するためのマニュアルにまとめていきます。  経営体の大規模化,法人化が進み,管理や記録が複雑化しています。近年,充実してきている農業向けICTシステムを便利に活用していきたいものです。