ETC 関ゼミナール交通班
渋滞発生箇所
データの比較 総通行台数 総渋滞回数 総渋滞時間 総渋滞長(km) ETC利用率(%) 2001年8月度 1,935,773 15 15.09 67.53 2005年8月度 1,918,617 2 1.19 2.04 54
ETCの普及率と意識調査に関するアンケート
ETC搭載率
ETCの搭載理由
ETC未搭載の理由
車載機の希望購入額
今後のETCの搭載予定の有無
周辺国のETC導入 アメリカ (NY周辺) イタリア ドイツ カナダ (トロント407号線) 車載器導入価格 20$の保証金で公社貸与 カナダ (トロント407号線) 車載器導入価格 20$の保証金で公社貸与 銀行カード、口座の証明で貸与 無料貸与、しかし工賃2万の自己負担 20C$の保証金と2C$の使用料で貸与 対象車 全車対象 12t以上のトラック 取り付け方法 フロントガラスへの貼り付け 現在の日本のような形態 その他 クレジット会社加入で、無料貸与 月額200円の使用料の支払い 無料貸与の車載器価格は3万円 ナンバー撮影による後の請求可
ドイツETCのガントリー 監視カメラ、赤外線通信アンテナ搭載
トロントのガントリー
次世代ETC技術がもたらすメリット 1.ドライブスルーなどでの料金決済 2.駐車場の精算がスムーズ 3.イベント情報や事故情報の入手 通常の音声案内ではなく人を介さず、ナビゲーション画面に配信された表示画像に従って自動決済による商品購入。 2.駐車場の精算がスムーズ ETCと同様に、駐車場出口でも精算手続きを経ることなく、ノンストップで出庫できるようになる。 3.イベント情報や事故情報の入手 サービスエリア周辺の観光情報を提供したり、さまざまなイベントを行うときのクルマの誘導などにも役立てることができる。 引用 モーターマガジン社による 次世代ETC技術がもたらすメリット
環境ロードプライシング 有料道路の料金に格差を設けることによって住宅地域に集中していた交通を湾岸部に転換し、 住宅地域の沿道環境を改善すること。 浮遊粒子状物質(SPM)や二酸化窒素(NO2)等の排出量が多い大型ディーゼル車が 湾岸線へと路線転換することで、環境負荷の低減が期待されています。 現在行われている区間 (首都高速道路) 大黒JCT~川崎浮島及び殿町~川崎浮島JCTの改善を目指し、 東京湾アクアライン・湾岸線で実施。 (阪神高速道路) 阪神高速3号神戸線の沿線の改善を目的とし、5号湾岸線で実施。
首都高速道路(大黒JCT~川崎浮島及び 殿町~川崎浮島JCT)の料金表 (2005年4月1日~2005年9月30日) 普通車 大型車 通常料金(ETC未搭載車) 600 1,200 ETC利用時 570 1,140 ETC利用時(夜間) 420 840 環境ロードプライシング (適用なし) 900 環境ロードプライシング(夜間) 660 旧日本道路公団発表の料金表より引用
引用(旧日本道路公団より
シンガポール ロンドン ノルウェー 目的 料金方法 効果 その他 中心業務地区での自動車交通量の削減と渋滞の解消 セントラルロンドンでの自動車交通量削減と渋滞の解消 交通インフラ整備(主に道路整備)の財源確保 料金方法 ・自動料金徴収システム(ERP)車載器、ガントリー間のDSRC(電波)により料金を自動的に徴収する仕組み。 ・事前支払い(電話・郵便・インターネット) ・コイン投入方式 ・手渡し(マニュアル)方式 ・自動料金徴収(AVIタグ)方式 効果 ERP導入時に、朝のピーク時間帯のゲート通過車両の15%が減少。 エリア内の交通量の10~15%が減少すると予想されている。 市内流入車両自動車交通量のおおむね5~10%が減少。 その他 ・収入金は、国の一般財源に組み込まれる。 ・収入金は、公共交通機関の改善と運賃引き下げ、歩行者や自転車利用者のための環境整備などに充てられる。 ・収入金は、主に道路財源に充てられる。 ・他に、ベルゲン(1986年~)、トロンハイム(1988年~)でも実施されている。 引用 www2.kankyo.metro.tokyo.jp
まとめ ETCの普及は料金所付近の渋滞の解消だけで はなく、料金支払いの為に繰り返す停車・発進 がなくなり、アイドリングや発進時での排気ガス 排出の軽減をする事ができます。その結果、エ ネルギー効率のロスが緩和され、燃費の向上、 さらにはCO2の排出量軽減につながります。周 辺環境の改善に貢献すると共に、地球温暖化 の抑止にも効果をもたらします。