Click 技術研究発表会 ロ ド ー テ ィ ン グ 制 御 の 調 整 ヒ 小谷受変電設備工事 あきら.

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Click 技術研究発表会 ロ ド ー テ ィ ン グ 制 御 の 調 整 ヒ 小谷受変電設備工事 あきら

発表内容 1.はじめに 2.工事概要 3.制御方式 4.測定及び調整 5.まとめ Click 1.はじめに 2.工事概要 3.制御方式 4.測定及び調整 5.まとめ

1.はじめに 国道148号線 小谷道路 ロードヒーティング 安 全 電熱線 積もらない 安 全 Click ロードヒーティングとは 道路下に埋設した電熱線の発熱により、 路面の凍結・圧雪状態を防ぐ設備です。

1.はじめに 研究の目的 ロードヒーティング運転状況の調査 「安全性」 「経済性」 路面の状態を 良好に維持 路面の状態を 良好に維持 Click 研究の目的 ロードヒーティング運転状況の調査 「安全性」 「経済性」 路面の状態を 良好に維持 路面の状態を 良好に維持 運転抑制での 維持費縮減 運転抑制での 維持費縮減 両者の均衡

2.工事概要 高圧キュービクル 電熱線に電気を供給 6kVの高圧電力を受電 400Vに降圧後、送電 制御装置 各種検知器から信号入力した Click 高圧キュービクル 電熱線に電気を供給 6kVの高圧電力を受電 400Vに降圧後、送電 制御装置 各種検知器から信号入力した 気象条件により 自動でON・OFFを切り替える

3.制御方式 "四要素制御方式" 外気温検知器 降雪検知器 路面温度検知器 路面水分検知器 Click "四要素制御方式" 外気温検知器 降雪検知器 気象状況や路面状態に応じて制御 路面温度検知器 路面水分検知器

フル稼働で雪を融かす「融雪運転」では、大幅なコスト削減は望めませんので、降雪前の「予熱運転」部分で設定調整を行い、経済性向上を図ります。 3.制御方式 Click 降 雪 水 分 フル稼働で雪を融かす「融雪運転」では、大幅なコスト削減は望めませんので、降雪前の「予熱運転」部分で設定調整を行い、経済性向上を図ります。 8種類の 運転モード 予熱 1 (2×2×2) 予熱 2 気 温 予熱運転 凍結防止 1 凍結防止 2 融雪弱 1 融雪弱 2 融雪運転 融雪 1 融雪 2

4.測定及び調整 設定調整方法① 統合グラフ カメラ画像 (外沢気象観測装置) 外気温度を記録 10分単位の路面温度を記録 運転時間を記録 Click 設定調整方法① 統合グラフ カメラ画像 (外沢気象観測装置) 外気温度を記録 10分単位の路面温度を記録 運転時間を記録 時間あたり降雪量を記録

4.測定及び調整 設定調整方法② 運転状況 記 録 記 録 変 更 値 設 定 値 決 定 調 整 決 定 調 整 Click 設定調整方法② 運転状況 記 録 記 録 効率的・効果的な運転状態を 求めて繰り返す 効率的・効果的な運転状態を 求めて繰り返す 効率的・効果的な運転状態を 求めて繰り返す 変 更 値 設 定 値 決 定 調 整 決 定 調 整

付近で横ばいになっているため、路面上に雪が残って 4.測定及び調整 Click 路面温度 凍結運転2 融雪運転2 外気温度 降  雪 測定結果の考察 (2012/1/9) 統合グラフ - 1 ℃ cm/h 時刻 (路面・外気温度) (降雪) 路面温度を1℃~3℃に保持 路面温度が0.2℃付近で横ばいに 良好な路面状態を維持 2cm/h程度の連続降雪 時は、路面温度が0.2℃ 付近で横ばいになっているため、路面上に雪が残って いることが想定されます。 連続した降雪 予熱運転 融雪運転 降雪 融雪運転

4.測定及び調整 測定結果の考察 13hで47cm降った事例でも… ロードヒーティング部分 小康状態になれば、 良好な路面状態が復活 Click 測定結果の考察 13hで47cm降った事例でも… ロードヒーティング部分 設計時間降雪を超える大雪が降り続い ている間は、圧雪・凍結状態にはなら ないまでも、溶け残りが存在します。 小康状態になれば、 良好な路面状態が復活

4.測定及び調整 Click 路面温度低下の要因 降雪量 緩 急 路面温度 低 高 降雪前の路面温度にかかわらず 降雪量が  影響 強く

4.測定及び調整 予熱運転の調整 過剰な予熱運転で 予熱運転を抑え 高い路面温度を維持 凍結しない程度に維持 不経済! 省エネ! 予熱 Click 予熱運転の調整  過剰な予熱運転で  予熱運転を抑え  高い路面温度を維持  凍結しない程度に維持 不経済! 省エネ! 予熱 氷くん 予熱 予熱 氷 氷 氷 氷 水 水 2012/02/23

予熱運転を減らし、路面温度を最適化することで 4.測定及び調整 Click 調整結果の比較 路面温度 凍結運転2 外気温度 2011/12/28時点 2012/2/6時点 統合グラフ - 2 ℃ cm/h 時刻 (降雪) (路面・外気温度) 2011/12/28 統合グラフ - 3 ℃ cm/h 時刻 (降雪) (路面・外気温度) 2012/02/06 予熱運転を減らし、路面温度を最適化することで 路面温度を2℃から4℃に保持 運転回数 ほぼ同等の気象条件における運転データで比較 1回減少 路面温度を0℃から2℃に保持 降雪がなく 運転回数は4回 運転回数は3回 運転時間 1時間10分短縮 外気温度の推移が類似 総運転時間 総運転時間 今回比較した12時間で 5時間10分 4時間 約4,600円 ランニングコストを削減

5.まとめ 困難だった点 困難だった点 記録 繰り返し検証 変更設定値の決定 全く同じ気象条件が存在しない 決定 調整 Click 困難だった点 困難だった点 記録 繰り返し検証 変更設定値の決定 全く同じ気象条件が存在しない 決定 調整 単純に比較することが不可能 結果 2つの関係を 気象条件 路面温度 変 化 良好な路面の 維持 良好な路面の 維持 維持管理費の 縮減 維持管理費の 縮減 明確化 両 立 予熱時間 予熱時間 短縮

⑧維持管理 ご清覧ありがとうございました ご清覧ありがとうございました あきら