2011~2012年度 ロータリー財団の目標 『世界で良い事をしよう』 ~ロータリー財団と友達になろう~ 2011~2012年度 ロータリー財団の目標 『世界で良い事をしよう』 ~ロータリー財団と友達になろう~ ロータリー財団委員会委員長 第2740地区 石坂和彦(大村RC)
パクランガ・ロータリークラブ(ニュージーランド) 目標は4つ 1.ポリオ・プラス 2.未来の夢計画 3.毎年あなたも100ドルを 4.恒久基金への支援 ウィリアム ビル.ボイド パクランガ・ロータリークラブ(ニュージーランド) 2011-12年度ロータリー財団管理委員長 2006-07年度RI会長(Lead the WAYー率先しよう)
1.ポリオ撲滅が達成されるまで 引き続きこれをロータリーの 最優先事項とすること。
ゲイツ財団から3億5,500万 ドルの寄付がありました。 2007年11月にビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団 よりポリオ撲滅のために1億ドルのチャレンジ・グラン トを授与されました。チャレンジ・グラントとは、ゲイツ 財団と同じ1億ドルをロータリーが集めることです。 ロータリーは、2008年1月1日より3年間にわたり、 新しい資金で1億ドルを集めることを約束しました。 2009年1月21日の国際協議会で、ビル・アンド・ メリンダ・ゲイツ財団は、更に2億5,500万ドルの追加寄付を発表しました。同財団の合計3億5,500万ドルの寄付に対して、ロータリー財団は2012年6月30日までに2億ドルを集めることに同意しました。この結果「ロータリーの1億ドルチャレンジ」は「ロータリーの2億ドルチャレンジ」となりました。 2011年6月30日現在、1億7,470万ドルの寄付が集まっています。
2.未来の夢計画を継続させて いくために、これを受け入れ ること。
3.これまで以上に重要性を 増している年次プログラ ム基金への寄付、「毎年 あなたも100ドルを」に 力をいれること。
4.恒久基金への支援を忘れない こと。ロータリーのような規模と 範囲を持つ組織には、財政的 安定性と安全性を得るに十分 な基金が必要である。
財団の寄付目標 2012年迄2億ドル 毎年125万ドル 2015年迄9,500万ドル 2025年迄10億ドル
国際ロータリー(RI)とロータリー財団(TRF) ロータリー財団の歴史 1917年、アーチ C. クランフ国際ロータリー会長は、「世界でよいことをするために」 基金 の設置を提案しました。1928年、5,000米ドルにまで成長したこの基金は、「ロータリー財 団」と名づけられ、国際ロータリーから独立した別機関となりました。 国際ロータリー(RI)とロータリー財団(TRF) 国際ロータリー(RI)とロータリー財団(TRF)は、全く別な組織です。 ロータリー財団は、1983年に米国イリノイ州法の法令の下に登記された非営 利法人です。ロータリー財団を構成する法人会員は国際ロータリーだけです。 ロータリー財団の正式名称は、「国際ロータリーのロータリー財団」です。 ロータリー財団は、4名の元RI会長を含む15名のロータリー財団管理委員に よって運営されています。 国際ロータリーは、ロータリアンからの人頭分担金で運営されていますが、ロータリー財団 は、皆様からいただいた寄付を運用し、その運用益の中から運営費をねん出しています。 ロータリー財団の使命 ロータリー財団の使命 : 「ロータリアンが、人々の健康状態を改善し、教育への支援を高 め、貧困を救済することを通じて、世界理解、親善、平和を達成できるようにすること」 ロータリー財団の標語 : 『世界で良いことをしよう。(Doing good in the world)』
もう一度、ロータリー財団への寄付を確認してみましょう! 年次寄付 恒久基金 1,000ドル以上の寄付者をポール・ハリス・フェローと言います。3年間利殖に回し、その運用益を運営費等にあてます。 3年後に全額プロジェクトに使われます。 1,000ドル以上の寄付者をベネファクターと言います。 基金として積み上げ、元金には手をつけずにその運用益のみを使用します。 使途指定寄付 ポリオ・プラスへの寄付やマッチング・グラントへの拠出金が該当します。
もし、1,000ドルの 年次寄付をすると・・・ 3年間の利殖 寄 付 者 ロータリー日本事務局 ロータリー財団 ポール・ハリス・フェロー 寄 付 者 ロータリー日本事務局 ロータリー財団 ポール・ハリス・フェロー 3年間の利殖 世界中から申請のあるMGや3H補助金等 WF(国際財団活動資金) 500ドル 1,000ドル 運用益 3年後 クラブで行う人道的プロジェクト 500ドル and DDF(地区財団活動資金) 人件費等の一般経費、 プログラム運営費等 教育的プログラム
もし、1,000ドルの 恒久基金をすると・・・ 基金に蓄積され利殖 運 用 益 寄 付 者 ロータリー日本事務局 ロータリー財団 寄 付 者 ロータリー日本事務局 ロータリー財団 ベネファクター 基金に蓄積され利殖 一部を基金に組入れ 人道的プログラム、教育的プログラム、ポリオ・プラスプログラムに使用 運 用 益 WF(国際財団活動資金) DDF(地区財団活動資金) 一部を利用 年次寄付と同様に一部を プログラムに使用 人件費等の一般経費、 プログラム運営費等
ロータリー財団への寄付 ~ロバート・バース元RI会長~ いつでも水がまけるように用意してる貯水池』 ・年次寄付 ・恒久基金 『年次寄付は 今日の財団プログラムの運営に ・恒久基金 明日へのプログラムの安定化に ~ロバート・バース元RI会長~ 『年次寄付は 毎日水をまき、花々に水分を供給』 『恒久基金は いつでも水がまけるように用意してる貯水池』
<良い時の例> 2006-07年度決算報告 (米貨100万ドル単位) <良い時の例> 2006-07年度決算報告 (米貨100万ドル単位) 収入 支出 $238.9 (約253億円) $137.8 (約146億円) 純益 $101.1 (約107億円) 投資収益 $105.8 (約112億円) 一般管理運営 $6.3 寄付増進 $12.6 寄付 $133.1 (約141億円) こんなに 良い時も ありました! プログラム運営 $18.7 プログラム 補助金 $100.2 (約106億円) (1ドル=106円で計算)
<悪い時の例> 2007-08年度決算報告 (米貨100万ドル単位) <悪い時の例> 2007-08年度決算報告 (米貨100万ドル単位) 収入 支出 $201.4 (約197億3700万円) $247.7 (約242億7500万円) 損失 ▲$46.3 (約45億3700万円) 一般管理運営 、その他 $6.6 寄付 $245.7 (約240億7900万円) 投資収益 ▲$44.3 (約43億4100万円) 寄付増進 $13.6 プログラム運営 $19.5 プログラム 補助金 $208.0 (約203億8400万円) マイナスになる時も あります。 (1ドル=98円で計算)
シェア・システムによって、 年次寄付は配分されます。 DDF(District Designated Fund) 地区財団活動資金 WF(World Fund) 国際財団活動資金 50:50 シェア マッチング・グラント(MG) 3H補助金 GSE(旅費の部分) 他 地区補助金(DSG) マッチング・グラントの地区負担分 国際親善奨学金 世界平和フェローシップ 他 年次寄付は、この2つの活動資金にシュアされ、寄付年度の3年後にいろいろなプロジェクトに使われます。 世界中のロータリークラブで使われています。 地区内のロータリークラブで使われています。 すべての寄付が、世界中で使われています。
ロータリー財団には、現在14のプログラムが あります。それを大別すると、基本的なプログ ラムは、次の3つに分類されます。 ロータリー財団には、現在14のプログラムが あります。それを大別すると、基本的なプログ ラムは、次の3つに分類されます。 人道的プログラム 地区補助金(DDFの20%上限) マッチング・グラントの地区負担分、他 教育的プログラム ロータリー財団国際親善奨学金、GSE 世界平和フェローシップ、他 ポリオ・プラス・プログラム 17
教育的プログラムについて ・財団国際親善奨学生総数 日本 7,500人 財団奨学学友 ⇒ 緒方 貞子さん 元国連難民高等弁務官 全世界 40,000人 日本 7,500人 財団奨学学友 ⇒ 緒方 貞子さん 元国連難民高等弁務官 ⇒ 山崎 直子さん スペースシャトル ディスカバリー搭乗
当地区の国際親善奨学生と候補者 2011-12年度派遣国際親善奨学生 2012-13年度国際親善奨学生候補者 熊本 加奈子さん イギリス リーズ大学 (カウンセラー 山下 雄司 佐賀RC) 池田 加奈さん オランダ ライデン大学 (カウンセラー 榎本 延光 長崎西RC) 澤部 涼子さん イギリス リーズ大学 (カウンセラー 梅田 裕一 諌早多良見RC) 2012-13年度国際親善奨学生候補者 高橋 直子さん アメリカ (カウンセラー 俣野 正仁 大村RC) 久原 由莉さん イタリア (カウンセラー 島富 士夫 神崎RC)
世界平和と国際理解のために ・世界平和フェローシップ ポールハリス没後50周年を記念(1868~1947) 国際的で高度な教育の機会の提供 ・世界平和フェローシップ 世界平和と国際理解のために ポールハリス没後50周年を記念(1868~1947) 国際的で高度な教育の機会の提供 世界8大学(6ロータリー平和センター提携大学) 日本 国際基督教大学(ICU) 大学院修士課程あるいは専門能力開発過程で学ぶ学生を支援する奨学制度 (例)ジュネーブで、国連難民高等弁務官事務所での勤務 アフリカ ルワンダにおける紛争の解決 イラクでのNGOによる人道支援 東ティモール日本大使館勤務等々 2004年~05年度より、ロータリアンが、人頭分担金として、1人15円/年拠出
地区補助金について 1. 3年前の年次寄付額の50%が、DDF(地区財団活動資金)として地区に返ってきます。 2. そしてその20%上限の金額が、地区補助金として、地区内の事業に使われます。 身近な人道的事業に有効活用されています。 3. 2009~10年度 17クラブより申請 決定額 1,430,000円 2010~11年度 17クラブより申請 決定額 1,290,000円 2011~12年度 14クラブより申請 決定額 1,189,600円 ($16,730 ) 4. 地区補助金に係る事業は、2ヶ年に渡る事業です。 初年度 計画年度⇒申請書を出す(基本、3月31日まで) 2年度 実施年度⇒補助金を受け取り、事業を遂行する。 5. 地区財団委員会が、ロータリー財団との橋渡しを、財団日本事務局を通じて致します。
ロータリー財団 2011-12年度 地区補助金プログラム申請書 国際ロータリー第2740地区 2011-12年度地区補助金 ロータリー財団 2011-12年度 地区補助金プログラム申請書 $16730ドル=1,371860円(1ドル82円) RC プロジェクト 補助金決定額 1 神埼 親からの虐待や性犯罪被害等を抱える 少年に規範意識の向上 50,000 2 佐世保南 介護老人支援プログラム 150,000 3 佐世保北 心の健康づくりフェスティバル 80,000 4 大村 講演及び大村市民病院への車椅子寄贈 140,000 5 諫早 ネパール小学校訪問し寄贈 100,000 6 諫早北 幼児図書寄贈 7 諫早多良見 児童養護施設の子供一日旅行 8 長崎 長崎県立鶴南特別支援学校への支援 9 長崎北東 老人福祉センターで怪我予防運動等 70,000 10 福江中央 就労継続支援事業所への寄贈 11 長崎西 ふれあいナイター野球大会 49,600 12 長崎琴海 カンボジアにソーラーパネルを寄贈 40,000 13 長崎北 車椅子とDVDレコーダーの寄贈 110,000 14 長崎中央 ホースセラピー(馬とふれあう) 計 1,189,600
マッチング・グラント(MG)の 地区負担分って何? マッチング・グラント(MG)の 地区負担分って何? プロジェクトを実施する国のロータリークラブと一緒に世界奉仕プロジェクトを実施する際に、地区のDDFからもその資金の一部が補助されるものです。WFからのマッチング・グラントと合わせて、上手に資金計画をすると、より充実したプロジェクトを行うことができます。 (第2750地区の例) DDFの中からMGの地区負担分の予算をあらかじめ組んでおきます。クラブより申請のあったプロジェクトに対して、補助金委員会で内容を確認して、補助金を承認します。 MGは、クラブからの拠出金と地区のDDFからの補助金の両方に対して、WFよりMG補助金が支給されます。本年度の当地区のDDFからのMGの予算額は、130,000ドルです。 この金額の中には、東日本大震災被災地への復興支援のための資金も含まれています。 WFからの補助金は、クラブ拠出金に対しては1:0.5の割合で、また、DDFからの補助金に対しては、1:1の割合で支給されます。 <参考例> クラブ拠出金 5,000ドル→WF補助金 2,500ドル DDF補助金 5,000ドル→WF補助金 5,000ドル 23
ロータリー財団の 6つの重点項目とは? 平和と紛争予防/紛争解決 疾病予防と治療 母子の保健 水と衛生設備 基礎教育と識字率向上 経済開発と地域開発
6つの重点分野におけるロータリー財団補助金の 過去5年間の概要(2004-09年度) 527件 母子の健康の分野における補助金授与額 7,172,184ドル 2436件 水と衛生設備の分野における補助金授与額 30,484,779ドル 2718件 疾病予防と治療の分野における補助金授与額 34,189,400ドル 2664件 基本的教育と識字率向上の分野における補助金授与額 28,008,087ドル 1625件 経済と地域社会の発展の分野における補助金授与額 24,498,464ドル 434件 平和と紛争予防/紛争解決の分野における補助金授与額 20,460,000ドル 計)10,404件 計)144,812,914ドル
第2740地区 ロータリー財団寄付額推移 ◎2004-05年度 298,534,95 ◎2005-06年度 223,433,84 ◎2006-07年度 201,216,85 ◎2007-08年度 150,943,74 ◎2008-09年度 204,457,17 ◎2009-10年度 222,247,24 ◎2010-11年度 244,641,40
さて、ロータリー財団の 未来の夢計画をご存知ですか? 2013-14年度より、ロータリー財団の補助金の システムが、全く新しいシステムに変わります。 それが、 「ロータリー財団の夢計画」 です。 ここで、「ロータリー財団の未来の夢計画」について、 復習をしておきましょう。
ロータリー財団未来の夢計画 なぜ未来の夢計画なのか 2017年のロータリー財団の100周年に備える ①膨大な成長 ②今後とも発展していく組織であり続けるように ③ロータリアン等からの1万人を超える意見 ④継続性・重要性・簡素化 多くの人々に認められ、利用しやすい財団へと発展するために“変化” ・ある100年続いた会社の『本業の三原則』 ─本業を離れず ─本業の中身を変える ─本業を大きく捉える ・日野原重明先生新年の言葉 ダイナミックなパラダイムシフト(時代に合わせた大胆な発想の転換)
新しい補助金について、 ちょっとお話ししましょう! ここで新しい補助金について、ちょっと簡単にご紹介をしま しょう。DDFとWFのシェアは今まで通り50:50で変わりはあ りませんが、DDFの中身が次の2つの補助金に分かれます。 1.新地区補助金(最大でDDFの50%) 1)ロータリークラブのある国でも使うことができます。 2)グローバル補助金の対象となる6つの重点事項を除く プロジェクトに使用できます。 3)地区の裁量で補助金額等を決めることができます。 2.グローバル補助金(最小でDDFの50%) 1)6つの重点項目が対象になります。 2)WFからのマッチングが受けられます。 3)従来通り、ロータリー財団で管理されます。
財団過去の累計(2009年6月現在) 日本事務局問合せ 財団過去の累計(2009年6月現在) 日本事務局問合せ 為替レートと貨幣価値が大きく変動していますが、 1917年財団創設以来の寄付額の累計 ↓ 25億6640万米ドル うち日本における財団への寄付額累計 4億2131万米ドル ご参考までに
寄付をするという事は、 世界中の奉仕活動に 参加していると言う事です。 ロータリアン一人一人からの寄付は、世界中で有効に使われています。 ロータリー財団は、他の奉仕団体とは異なり、全ての寄付を奉仕活動に使 っています。 そして、貴重な寄付を使って、色々なプロジェクトを実行していくのは、皆さん ロータリアンであり、皆さんの所属するロータリークラブです。 是非、有意義なプロジェクトをお考えいただき、「寄付をする。」だけではなく、 「有効に使う。」ことも考えてください。
ロータリー財団はなぜ必要か? ・ロータリーは国際的な組織です。そして、私たちロータリアンはその一員です。 ・私たちの身近な地域で行なうプロジェクトも、発展途上国や低開発国で行なう プロジェクトも、どちらも同じロータリーのプロジェクトです。 ・人種、宗教、地域性、貧富の差等には全く関係なく、援助を必要としている人々 へ手を差しのべて行くことが、ロータリーにとって、また、ロータリーアンにとって、 大切なことだと考えます。 ・私たちの寄付は、ロータリーを通じて世界中人々に対するいろいろなプロジェクト に使われています。つまり、私たちは、寄付をすることを通じて、世界中の恵まれ ない人々に手を差し伸べていることになります。 ・ロータリーは、その組織では実現できなかったこういったプロジェクトを実行する ためにロータリー財団を創設しました。 ・「ロータリー財団はなぜ必要なのか?」。それは、世界中にたくさんの助けを求める 人々がいるからではないでしょうか。
ロータリーの夢を形にすることができるのは、 ロータリー財団です。 皆様のご協力をお願い申し上げます。 ロータリーの夢を形にすることができるのは、 ロータリー財団です。 皆様のご協力をお願い申し上げます。 ありがとうございました。