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リンゲルマン 効果 ちょっと一休み(30)Rev.-1 040510 今回の「ちょっと一休み」は、 です。 045010 ちょっと一休み(30) ちょっと一休み(30)Rev.-1 040510 今回の「ちょっと一休み」は、 リンゲルマン 効果 です。 本ホームページのゲストブック訪問があり、ある一部上場企業の技術系専務さんと銀座でお会いしました。
一部上場企業、技術系の専務さん 講師:國井 1. 銀座にて システム工学・・・ 045010 ちょっと一休み(30) 1. 銀座にて システム工学・・・ 私も自己啓発で学んでみました。軍事は知りませんが、企業では主に、開発の効率化で導入するものなのですね。 一部上場企業、技術系の専務さん よく勘違いされるのですが・・・ 導入と言っても、システム工学は、機械工学、電気工学同様、大学にその学部が設置されているように「学問」です。 「○質工学」などのトレンド手法とは異なり、「導入」というのは学問ゆえ、おかしいと思いますよ。 「当社では、本年度より○質工学を導入しました!」と言えても、 「当社では、本年度より流体力学を導入しました!」と宣言しますか? 講師:國井 ごもっともです。
開発の効率化 システム工学 【アポロ計画での成果】 開発要員:60万人 40万人 開発期間:6年 4年 045010 ちょっと一休み(30) システム工学が花形の学問として脚光を浴びたのが1960年代のアポロ宇宙計画のときでした。 アポロ計画とは・・・ 1961年5月25日に、J.F.Kennedy(ケネディ)大統領が人類に月面着陸を宣言してから、1969年7月24日に無事に生還するまでの9年間に渡る計画でした。 開発の効率化 システム工学 【アポロ計画での成果】 開発要員:60万人 40万人 開発期間:6年 4年 この間の主なる開発で6年かかるものを4年で、かつ、60万人の開発要員がかかるものを40万人で成し遂げるのに必要だったのがこのシステム工学だったのです。 ちなみに本ホームページのメインテーマですが、「設計審査」という言葉ができたのも、1960年代後半から1970年代前半と言われています。
2. 開発整員数 設計講師の立場で、各企業の方々とお会いして必ず質問されるのが、 ① 開発・設計の効率化対策 ② 人材育成、OJTの方法 045010 ちょっと一休み(30) 2. 開発整員数 設計講師の立場で、各企業の方々とお会いして必ず質問されるのが、 ① 開発・設計の効率化対策 ② 人材育成、OJTの方法 ③ 開発・設計整員数の最適化 です。 今回は、③ の「開発・設計整員数の最適化」を特集してみました。
開発・設計整員の増員は逆効果! 40年前の対策手段である。 3. リンゲルマン効果 文科系エンジニアは・・・ 045010 ちょっと一休み(30) 3. リンゲルマン効果 文科系エンジニアは・・・ 担当するプロダクトの遅延状況を判断して、「開発・設計整員」を即、増員します。 もちろん、昔はこれで良かったのですが、近年の全員設計(チームデザイン)の形態を採る開発・設計手法では逆効果となります。 簡単に言えば、対策が時代遅れで、40年前の手法なのです。 開発・設計整員の増員は逆効果! 40年前の対策手段である。 エッ!そうなんですか? 聞いたことがありません。 「井の中の蛙」になってしまったのでしょうか? 実は、「リンゲルマン効果」が発生してしまうのです。
綱引きで二人で引くと一人の時の93%、三人では85%、八人ではわずか49%しか力を出さない現象です。 (Ringelmann Effect) 045010 ちょっと一休み(30) パワー指数 1人当り 半分! リンゲルマン効果とは・・・ 綱引きで二人で引くと一人の時の93%、三人では85%、八人ではわずか49%しか力を出さない現象です。 (Ringelmann Effect) 拍手や絶叫では約六人で行う場合に、1/2~1/3しか声や拍手をしない現象です。 この原因は・・・ 集団になることによって個人個人の責任が分散してしまうためと、考えられてます。 【引用文献・参考文献】 http://www.geocities.co.jp/Berkeley/9356/magmag/No21.html
この大きな総合技術力の差を、全く理解していない、全く気が付いていない上層部や設計集団がいることが問題なのです。 【この違いに注目!】 045010 ちょっと一休み(30) 4. 最悪ケース 綱引きの例が出ましたが、最悪なケースでは・・・ 下図のような状態です。 4. 最悪ケース 【B社の電子機器】 開発整員:160名 綱引きの例が出ましたが、最悪なケースでは・・・ 下図のような状態です。 【何が問題なのか!】 この大きな総合技術力の差を、全く理解していない、全く気が付いていない上層部や設計集団がいることが問題なのです。 【この違いに注目!】 一般顧客から見れば、全く同じ商品を開発しているA社、B社があります。(実存) この開発整員数を調査しますと、ご覧の数値です。 なるほど・・・ すごい ショック を受けました。 この具体例は、開発中にタスクチームとか、トラブル検討会などという、枝派や分科会を作ってしまう場合が良く当て嵌ります。 A社はスカラー量なのに、B社は、折角のパワーがベクトル変換されてしまうのです。 パワーが分散してしまうのですよ。 【A社の電子機器】 開発整員:Max 40名
5. 最適化設計(設計バランス) 要するに、開発・設計整員数にも「最適化」があるのです。 045010 ちょっと一休み(30) 5. 最適化設計(設計バランス) 要するに、開発・設計整員数にも「最適化」があるのです。 下図は、本ホームページで良く登場する「コスト-信頼性の最適化グラフ」です。
終わり 6. 開発整員の最適化 要するに、開発・設計整員数にも 最適化 があるのです。 045010 ちょっと一休み(30) 6. 開発整員の最適化 要するに、開発・設計整員数にも 最適化 があるのです。 これを知って初めて、「真のリーダ」「プロジェクトマネージャー」「プロフェショナルマネージャー」と言えます。 開発効率 開発整員数 最大効率 最適整員 実は・・・ 開発整員数を増員投入することに酔っていました。 すごい ショックです。 顰蹙(ひんしゅく)ものですが・・・ 今の時代、この方法(最適化)を採らないと近代戦争に負けてしまうのですよ。馬に乗って、旗を持って、兵力10万人などという「数」で兵力(=設計力)を競う時代はもう終わったのです。 早くこの状況に気が付いてもらいたいものです・・・ 終わり