~ 新型インフルエンザに“かからない・うつさない”ために ~ 新型インフルエンザ対策ガイド ~ 新型インフルエンザに“かからない・うつさない”ために ~ トヨタ紡織株式会社 新型インフルエンザ対策本部事務局 第1版 2009年12月
新型インフルエンザの流行期を乗り切るには 1.新型インフルエンザを知る 被害を最小限に抑えるため、正しい情報を入手 (P1~P4) 2.感染予防策の徹底 かからない・うつさないための予防策 (P5~P9) 3.かかってしまったら 病院受診から出勤までのポイント (P10~P14) 感染者(疑い含む)が発生したら、診療所・ 保健室または安全衛生部にご相談ください (P15~P17) 4.職場と安全衛生部署との連携 <ご参考> インフルエンザワクチンについて(P18~P19) / 基礎疾患について(P20) 1/20
1‐①.新型インフルエンザを知る 1.新型インフルエンザとは 2.新型インフルエンザの感染経路 ◆新たに人から人に伝染する能力を持ったウイルスを病原体とするインフルエンザ ◆一般に誰もが免疫を持っていないため、容易に人から人へと感染が拡がり、 急速な世界的大流行(パンデミック)を起こす危険性がある ◆09年春に発生した新型インフルエンザは、豚由来のA型インフルエンザ(H1N1型) 2.新型インフルエンザの感染経路 季節性のインフルエンザと同様です。 飛沫感染 ) 咳やくしゃみとともに放出された ウイルスを吸い込むことによる感染 接触感染 ) ウイルスが付着した手で、目・鼻・口 に触れることで、粘膜・結膜などを 通じて感染 2/20
1‐②.新型インフルエンザを知る 3.新型インフルエンザの特徴 <症状の度合い> 基礎疾患がなくても、重症化する例が報告されています。 ※基礎疾患 : 慢性呼吸器疾患、慢性心疾患、糖尿病などの代謝性疾患、腎機能障害、 疾患や治療に伴う免疫機能不全 等 (詳細はP20参照) <症状の度合い> 軽度 重度(?) 季節性インフルエンザ (H1N1型)豚由来インフルエンザ (H5N1型)鳥由来インフルエンザ 基礎疾患がなくても、重症化する例が報告されています。 過度に心配する必要はありませんが、正しい知識を得ることと、早めの対応が重要です。 3/20
1‐③.新型インフルエンザを知る 4.新型インフルエンザの情報収集 「知らない」ということが、被害拡大につながります。 正しく情報を入手し“知識のワクチン”を持ちましょう。 またご自身だけでなく、ご家族とともに情報の共有化を図りましょう。 【アクセス】 トップページお知らせ ★☆緊急告知☆★:新型インフルエンザに関する情報 ・外部機関の情報 厚生労働省 新型インフルエンザ関連対策情報 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html 国立感染症研究所 感染症情報センター http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/index.html ・イントラネット『i-Get』 4/20
2‐①.感染予防策の徹底 ★かからない、うつさないために 安全かつ安心に働くためにも、“感染は自分が止める”という気持ちで 予防策の徹底をお願いします。 ★かからない、うつさないために 1)こまめな手洗い、うがい 2)口や鼻を触るのを控える 3)人に咳やくしゃみをかけない“咳エチケット”の励行 4)不要不急の外出、人ごみを避ける(やむを得ないときはマスク着用) 5)十分な休養と栄養バランスの良い食事を心がける 6)出勤する前に必ず、体温測定を行う習慣をつける 【手洗い・うがい】 【咳エチケット】 【健康なからだづくり】 5/20
2‐②.感染予防策の徹底 正しい手洗い 正しいうがい ★洗剤と流水で15秒以上洗う ★マイタオル(ハンカチ等)で しっかり水気を拭き取る しっかり水気を拭き取る ・手がしっかり洗えても、その後しっかり 乾かさないと意味がありません ・共用タオルは汚染されやすく、感染源 になる可能性もあるため、マイタオルを 持つ習慣をつけましょう 正しいうがい ①口に水を含んで、強めにブクブクしてはき出す ②口に水を含んで上を向き、15秒くらいガラガラして はき出す ③もう1度②を繰り返す 6/20
2‐③.感染予防策の徹底 正しいマスクの付け方 正しいマスクのはずし方 ※サージカルマスク、不織布マスクと表示されているものを選びましょう プリーツ(ひだ)は下向き 鼻あてを押さえながら、 あごを包むように下まで伸ばす (必要に応じ、ゴムを結び調整) 鼻の形に合わせて 鼻あて(針金)を折り曲げる 正しいマスクのはずし方 マスク表面に触れないように ゴム部を持ち、顔からはずす 他の人が触れないようにポリ袋等 に入れ、封をして捨てる (すぐに手を洗うこと) ※サージカルマスク、不織布マスクと表示されているものを選びましょう ※マスクはご自身で用意し、捨てる際は各自ビニール袋に入れて自宅で捨てましょう 7/20
2‐④.感染予防策の徹底 咳エチケット 正しい体温測定 咳やくしゃみが出る場合、下記事項に注意して 他の人にうつさないようにしましょう。 ◆とっさの咳やくしゃみでは、周囲の人からなるべく離れる(約2m) ◆他の人から顔をそらせ、ティッシュなどで口と鼻を覆う ◆咳やくしゃみを手で覆ったら、すぐに手を洗う ◆咳などが出続ける場合、マスクを着用する 咳エチケット 正しい体温測定 体温測定時は、下記事項に注意しましょう。 ◆測定前に、わきの下の汗を十分拭き取る ◆体温計の先端がわきの中央にあたるように差し込む ◆測定のタイミング 望ましい時期 : 起床直後の動く前/動き出してから30分以上後 避けたい時期 : 運動・入浴・飲食の直後(30分以上空けること) 【出典】オムロン 体温計は下から上に向かって差し込む 8/20
各自、体温計を準備し“体温測定”を習慣にしましょう! 2‐⑤.感染予防策の徹底 日々の健康チェックにご活用ください 各自、体温計を準備し“体温測定”を習慣にしましょう! 【I-Get】お知らせ★☆緊急告知☆★:新型インフルエンザに関する情報 > 1.-1)-b.健康状態チェック票 9/20
3-①.かかってしまったら 1.病院受診時 早めの受診・相談が重要です ◆いずれの場合もまずは電話相談 ◆受診の際はマスクを着用 下記で通院の方はご注意ください ○慢性呼吸器疾患(ぜんそく、肺気腫など) ○慢性心疾患 ○慢性腎疾患 ○慢性肝疾患 ○神経疾患・神経筋疾患 ○血液疾患 ○糖尿病 ○疾病や治療に伴う免疫抑制状態 ○妊娠中 37.5℃以上の発熱、咳、のどの痛みなど インフルエンザ症状がある かかりつけ医がある No Yes 一般医療機関 かかりつけ医 基礎疾患の詳細はP20参照 ◆いずれの場合もまずは電話相談 ◆受診の際はマスクを着用 インフルエンザに感染すると・・・ ・インフルエンザの症状が重症化しやすい ・もともとの持病が一時的に重症になりやすい 早めの受診・相談が重要です 10/20
3-②.かかってしまったら 受診時に慌てないよう、事前に調べて記入しておきましょう かかりつけ医 ( ) ℡: 発症した場合の かかりつけ医 ( ) ℡: 発症した場合の かかりつけ医の診療時間外や休診の際に ℡: 受診方法 受診する医療機関 ( ) 新型インフルエンザ相談窓口 ※ ℡: 所属長連絡先 ℡: 職場連絡先 所属長不在時の連絡先 ℡: 安全衛生事務局 ℡: ①ご自身や家族が医療機関に伝えるべきこと ・持病は何か ( ) ・受けている治療内容や薬の名前 ( ) 受診時の注意点 ・いつからどのような症状があるのか ( ) ・事前に主治医から言われていること ( ) ②マスクを着用していくこと ※受診先がわからない場合は、保健所に設置されている『新型インフルエンザ相談窓口』にご相談ください。 【相談窓口:厚生労働省HPより】http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/inful_consult.html 11/20
3-③.かかってしまったら 2.診察時 <休務した証明として診断書が必要となります> 医師への確認事項 ・新型インフルエンザ等の感染の有無 (診断名) ・指示事項 ※必ず診断書の発行を依頼してください。 【新型インフルエンザ等と診断された場合】 上司に診断された日のうちに上記確認事項を 連絡してください <休務した証明として診断書が必要となります> 12/20
3-④.かかってしまったら 3.療養時 発症した方へ 看病をする方へ ①外出を控える(熱が下がっても3日間は控える) ②療養期間中(7日間)は『健康状態チェック票』を記入(出勤時に必要) ③処方薬がある場合、主治医の指示どおり最後まで飲みきる ④水分補給と十分な睡眠を心がける ⑤室内でもマスクの着用、こまめな手洗い・うがいを心がける 「自宅待機」と言われた人も 守ってください! 看病をする方へ ①患者と接するときには、なるべくマスクを着用する ②患者の看護をした後など、こまめな手洗い・うがいを心がける ③患者の様子を注意深く観察する ※下記の症状が見られた場合は、早急な対応をお願いします ・けいれんが続く ・意識障害 ・意味不明な言動 ・急激に呼吸が苦しそうになる ④窓を開けて、換気をこまめに行う ⑤可能な限り、発症した者と別の部屋で過ごし、外出も控える ⑥発症した者と接触してから7日間は『健康状態チェック票』を記入 ※患者の使用した食器類や衣類は、通常の洗濯・洗浄および乾燥で消毒できます インフルエンザの合併症で怖いのは インフルエンザ脳症や肺炎です。 これらの症状が見られた場合は 上記合併症が疑われます。 13/20
3-⑤.かかってしまったら 4.治ゆ後出勤時 【治ゆ後出勤時に必要なもの】 ・発病時の診断書 (任意で「治ゆ証明書」を取得したときは一緒に提出) ・健康状態チェック票 診断書に療養期間が記入されているときの注意事項 ・療養期間、出勤可能日が発症した日の翌日から7日間未満とされた場合 ⇒「7日間」‐「療養期間」=残日数が自宅待機(特別休暇)となります。 ただし、療養期間内に 熱が下がった日の翌日から3日間経過していること (37℃以下) (『健康状態チェック票』にて確認) 【出勤前の準備】 上司に出社する旨と現在の体調を報告する 健康状態チェック票に記入もれはないか確認する 14/20
4-①.職場と安全衛生部署との連携 1.ご自身が新型インフルエンザ等で休務する場合 ◆上司へ報告 ◆7日間の休務 ・休務内容 (診断名、主治医の指示事項) ・『健康状態チェック票』が手元にあるか否か ◆7日間の休務 ◆『健康状態チェック票』を7日間記入 出勤時に必要 ※受診時の注意事項はP10参照 詳細の対応は 『新型インフルエンザ等の感染が 心配される人への対応について』 を参照ください 【情報掲載】1-③参照(P4) 上司の方は、診断結果の報告を受けたら 『新型インフルエンザ等感染者報告書 兼 接触者報告書』に必要事項を記入して下記 配布先にメールで報告する 配布先: 総務部 春日井主査 健康管理室 松岡室長 各工場安全衛生事務局 診療室・保健室 15/20
4-②.職場と安全衛生部署との連携 2.ご家族が新型インフルエンザ等と診断された場合 ◆本人から上司へ報告 ◆『健康状態チェック票』を7日間記入 【ご家族が新型インフルエンザ等と確定された場合】 ・特別な休務指示はなし ・『健康状態チェック票』の提出 ・7日間マスクを着用して勤務してください (ただし、保健所や産業医より特別な指示があったときには自宅待機となる場合があります。) ◆上司の方は、報告を受けましたら 『新型インフルエンザ等感染者報告書 兼 接触者報告書』に 必要事項を記入して下記配布先にメールで報告する。 配布先: 総務部 春日井主査 健康管理室 松岡室長 各工場安全衛生事務局 診療室・保健室 16/20
4-③.職場と安全衛生部署との連携 3.工場安全衛生事務局および診療所・保健室一覧 17/20
<ご参考>ワクチン接種について 1.ワクチン接種の効果 2.季節性インフルエンザワクチンについて ワクチン接種(季節性・新型インフルエンザ)は下記をご理解のうえ、 ご自身の判断でお受けください。(感染予防の基本は、セルフディフェンスです) ◆必要と思われる方は、お早めにかかりつけ医もしくは保健所にご相談ください 1.ワクチン接種の効果 ※季節性インフルエンザワクチンは、新型インフルエンザには効果がありません 2.季節性インフルエンザワクチンについて 毎年流行する季節性インフルエンザは12月下旬から3月上旬が中心となるため 12月中旬までに接種を済まされることをお勧めします。 ・インフルエンザ予防接種費用補助等の情報は健康保険組合のホームページをご覧ください。 I-Get: 各部への道 > 健康保険組合 > 健康づくり >インフルエンザ予防接種費用補助 18/20
<ご参考>ワクチン接種について 3.新型インフルエンザワクチンについて 新型インフルエンザワクチンは、当面、提供量に限りがあるため、厚生労働省より 接種順位が提示されています。 2009年11月4日更新版 19/20
<ご参考>基礎疾患について 詳細はかかりつけ医にご相談ください。 新型インフルエンザにかかると、他の人よりも症状がひどくなる可能性がある疾患に ついて、厚生労働省より以下の9項目が指定されました。 詳細はかかりつけ医にご相談ください。 かかりつけ医をお持ちでない方で健診データに異常があると言われた方などは 産業医にご相談ください。 20/20
MEMO
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【問合せ先】 全社事務局 全般 :総務部 総務室 勤務取扱い :人材開発部 労務厚生室 海外関連 :グローバル事業部 企画室 感染予防 :安全衛生部 健康管理室 外線 内線 0566-23-0300 811-3037 0566-26-0303 811-1850 0565-43-0460 812-5618 0565-52-3775 821-2305