活力があり、魅力あふれる大阪をめざして 《 大阪を取り巻く現状 》 《 めざす姿 》 府市一体となった成長の実現 市民サービスの拡充

Slides:



Advertisements
Similar presentations
三笠市の 特色ある教育の主な内容. 人口 10,355 人 学校の状況(平成 23 年 4 月) 小学校 2 校・中学校 2 校 児 童 304 人・ 22 学級 生 徒 189 人・ 10 学級.
Advertisements

今さら聞けない 2015 報酬改定の見方 (受講者用メモ) 沖縄フォーラム 2015 分科会. 経営実態調査 基本報酬の増減に大きな影響 費用対効果の甘い事業は減額 ポイン ト1.
発達障害等支援・特別支援教育総合推進事業(新規) 発達障害を含む全ての障害のある幼児児童生徒の支援のため、各種教員研修、外部専門家の巡回・派遣、厚労省との連携による 一貫した支援を行うモデル地域の指定などを実施することにより、学校(幼小中高特)の特別支援教育を総合的に推進する。 文 部 科 学 省 厚生労働省.
熱海市教育振興基本計画 1.子どもの力を伸ばす教育の推進 2.学校・教職員の力を高め、安全・安心な 教育環境の整備 3.子どもの未来を応援する教育環境の整備 2.学校・教職員の力を高めます 3.みんなで子どもの未来を応援します 4.生涯学習を支えます 4.循環型生涯学習社会の整備 1.子どもの力を伸ばします.
佐賀市中期財政計画 総務部財政課 平成26年12 月 平成27年度 ~ 平成33年度 1. 佐賀市を取り巻く状況 ○ 生産年齢人口(15~64歳)の減少 ⇒ 税収等の減少 ○ 高齢者人口(65歳以上)の増加 ⇒ 扶助費や医療費等の増加 ○ 合併特例措置 ⇒ 普通交付税の段階的縮減 (27年度から32年度まで)
教育の情報化に関する手引のポイント 平成21年6月 平成21年度情報教育担当者研修
周南市公共施設白書 耐震改修が完了した周南第3住宅第11棟 平成25年11月 周 南 市.
徳島の子どもの学力向上及び 生活習慣・学習習慣等の改善をめざして
資料5 こどもの生活に関する 実態調査について(案) 平成28年2月2日.
ノーマライゼーションかしわプラン策定に向けた基礎調査について
子ども子育て支援新制度への移行に伴う 寄付行為変更に関するご案内
市町村による精神障がい者の地域移行を進めるための支援策について(案)
後期高齢者医療制度に関するQ&A Q1 後期高齢者医療制度は、なぜ創設されるのですか? ○ ○
自治体の窓口のワンストップ化の推進 こどもすくすくスクエア ひとり親家庭 (支援相談窓口)
課題整理表 資料10 次期狛江市障害者計画・ 障害福祉計画策定に向けた この課題整理表は、 ①国が示した障害福祉計画に係る基本指針
後期高齢者医療制度では、生活を支える医療を目指します。
後期高齢者は、どのような医療が受けられるのですか?医療の内容が制限されるようなことはありませんか?
平成26年度 鶴ヶ島市立新町小学校グランドデザイン めざす学校像 一人ひとりが輝き、確かな学力が獲得できる学校
豊四季台地域高齢社会総合研究会について 高齢化率40%を超える豊四季台団地の課題解決を通じて,
大分県立宇佐支援学校 グランドデザイン (平成28年度版)
現金給付 現物給付 「子育て基金(仮称)」のイメージ 出産一時金(医療保険適用) 国 各 世 帯 子育て基金 地方公共団体 事業主
『大阪府人口ビジョン(案)』の概要 ■はじめに ■人口の将来見通し(シミュレーション) ■大阪府の人口の潮流 c ■基本的な視点
塩竈市子ども・子育て支援事業計画 塩竈市子ども・子育て支援事業計画(案) のびのび塩竈っ子プラン ・・・削除 ・・・追加 資料 2
重症心身障害児者等 支援者育成研修テキスト 5 ライフステージにおける支援① 各ライフステージにおける 相談支援に必要な視点
活力があり、魅力あふれる大阪をめざして 《 大阪を取り巻く現状 》 《 めざす姿 》 府市一体となった成長の実現 市民サービスの拡充
3.豊かな大阪をめざした政策推進 12.
3歳から5歳までの子供たちの幼稚園、保育所、認定こども 園などの利用料が無償化されます。
「運営協議会」の設置及び施策の推進のための要請
アスッペンくん 奈良市立飛鳥中学校.
新たな自治の仕組みの構築 副首都・大阪の確立に向けた取組みの推進 51
参考資料2 こどもの生活に関する 実態調査について(案) 平成28年2月2日 「大阪府子ども施策審議会子どもの貧困対策部会」資料5.
学校評価と事務職員の役割 学校評価に対する 事務職員の 視点を養おう! 平成26年7月29日 夏季学習会.
4.新たな価値を生み出す市政改革 52.
「大阪の成長戦略」の実現による大阪経済の活性化
最先端ICT都市の実現に向け、「ICTの徹底活用」と「ICTの適正利用」を基本に取組をすすめます
幼稚園、保育所、認定こども園等の無償化について
平成29年度 埼玉県立熊谷特別支援学校グランドデザイン
計 画 支 援 要 請 支 援 平成21年度の研修支援 「『大阪の教育力』向上プラン」に基づく府内全公立小中学校への訪問
我が国の自殺死亡の推移 率を実数で見ると: 出典:警察庁「自殺の概要」
今後めざすべき基本目標 ―「ケアの流れ」を変える―
平成30年度グランドデザイン 学校の教育目標 生きる力 佐伯市立宇目緑豊小学校 ふるさとを愛し、 豊かな心と自ら学ぶ意欲をもち、
働くママ応援し隊 防災 減災 少子 高齢 産業 創出 働くママ応援し隊 誕生の キッカケ 働くママ応援し隊 でこう 変わった!
大阪府子どもの未来応援ネットワークモデル事業 <取組のポイントと成果>
資料4 (高知県少子対策課) 基本指針の概要について 平成25年8月12日.
(沖縄県子ども・子育て支援事業支援計画)
平成29年度予算について ~豊かな大阪の実現に向けて~ 平成29年3月 大阪市長 吉村 洋文 【3月28日修正議決】
時間外保育事業 一時預かり事業 病児保育事業
「子どもの教育・医療 無償都市大阪」をめざした取組み
資料3 誰もが親しめる 市民スポーツの充実 佐賀市教育委員会 スポーツ振興課.
大阪府子どもの生活に関する実態調査 今後の集計・分析について
地方創生に向けた自治体SDGs推進事業 平成30年度予算案5億円(平成30年度からの新規事業) 実施期間:平成30年度~(新規)
平成30年度子どもの貧困対策にかかる主な取組
〜平成31年度の主な取り組み・予算(案)〜 (平成30年度からの変更項目を主に抜粋)
在宅医療施策の取組状況と今後の展開(案)
発 達 障 が い 児 者 支 援 に 関 す る 主 な 取 組 平成30年度当初予算 218,554千円
発 達 障 が い 児 者 総 合 支 援 事 業 平成29年度予算 218,128千円
介護保険サービス基準設定の基本的考え方について
自殺対策基本法(振り返り) 資料4 基本理念(第2条)
厚生白書 人口減少社会の到来と少子化への対応 971221 波多野宏美.
おおむた 子育てお役立ち情報 子ども未来室 保育所 幼稚園 認定こども園 学童保育所・学童クラブ ★保育料等の軽減を市独自で行っています。
あいサポート条例(愛称)素案の概要 1 制定の目的 2 条例案の内容
幼児教育・保育の無償化の概要 1.総論 2.対象者・対象範囲等
~妊娠・出産・子育て期までの切れ目ない支援~
<国に先駆け実施した大阪市の幼児教育の無償化>
3歳から5歳までの障害のある子どもたちのための 無償化にあたり、新たな手続きは必要ありません。
緊急スクールカウンセラー等派遣事業 被災地域等 心のケアの対応 進路指導・就職支援 障害のある子どもの支援 心のケア・助言・援助等
特別支援教育総合推進事業 特別支援教育 推進員 高等学校 1(新)特別支援教育総合推進事業【4,752千円】 県教育委員会 特別支援学校
小諸市子ども・子育て支援事業計画について
+ + 幼児教育・保育の無償化の主な例 幼稚園、 保育所、 無償 認定こども園、 就学前障害児の発達支援 3歳~5歳 幼稚園の預かり保育
3歳から5歳までの障害のある子どもたちのための 無償化にあたり、新たな手続きは必要ありません。
Presentation transcript:

活力があり、魅力あふれる大阪をめざして 《 大阪を取り巻く現状 》 《 めざす姿 》 府市一体となった成長の実現 市民サービスの拡充 人口減少 高齢化 現役世代の負担増 大阪経済の 長期低落傾向 低所得者層の増加 《 めざす姿 》 将来も活気があり続ける大阪 国内外からヒト・モノ・カネ・情報が集まる魅力があふれる大阪 府市一体となった成長の実現  市民サービスの拡充 ・将来のまちを担う子どもに対し、しっかりと生き  抜く力を身に着けられるよう支援 ・現役世代が力を十分発揮できるよう  支援することで、活力を生み出し、  その活力を高齢者にも還元 ・真に支援を必要とする高齢者等  には徹底して支援 ・成長を通じた市民の安全・安心を守る取組みを  充実すると同時に、都市インフラの充実や防災  力の向上など、未来への投資を行い、それをまた  成長につなげる ・統合型リゾート(IR)の誘致  とともに「2025日本万国博覧  会」の誘致を実現し、大阪の  成長の起爆剤とする

子育て・教育環境の充実 『すべてのこどもが等しく教育を受けられる環境づくり』 市民サービスの拡充 市民サービスの拡充  ・すべてのこどもが等しく教育・医療が受けられる「子どもの教育・医療 無償都市大阪」をめざします。 ・そのため、幼児教育の無償化に向けた取組みや、こども医療費助成の対象年齢拡充、多子世帯支援等を推進すると  ともに、子育て家庭のさまざまなニーズにきめ細かく対応し、保育を必要とするすべての児童の保育所等入所枠の  確保や病児・病後児保育の充実などに取り組みます。 〇 「子どもの教育・医療 無償都市大阪」をめざした取組み 大阪市のめざすべき将来像 すべてのこどもが等しく教育・医療が受けられる「子どもの教育・医療 無償都市」 こどもの教育 未来への投資 ◯ こども本人の能力に資することは当然として、   将来を担うこどもたちが、社会を支える人材   となるよう、教育を受けることが必要 幼児期における教育   特に、道徳心・社会性、知性や体力の基礎を培う重要な時期であり、   質の高い教育を受けることが必要 海外の状況 ・イギリスやフランスなど、海外では  重要性を鑑み、幼児教育を無償化 国の状況 ・重要性を認識し、取組みを進めているが、  無償化は実現していない 質の高い教育とあわせて、社会全体でこどもの成長を支える環境を構築 『すべてのこどもが等しく教育を受けられる環境づくり』 幼児教育と小学校教育(義務教育)との円滑な接続を進めるため、 国に先駆けて、4歳児・5歳児の幼児教育無償化を実施

■ 幼児教育の無償化 ■ 幼児教育・保育の充実 集約 ■ こども医療費助成 ■ 幼児教育の無償化 平成28年4月に開始した5歳児に加え、平成29年度から4歳児も対象に拡大 ・一定の条件を満たす認可外保育施設を利用している4・5歳児も新たに対象 幼稚園等保育料(1号認定) 〇 世帯の所得等に関係なく、保育料は無料 保育所等保育料(2号認定) 〇 世帯の所得等に応じた教育費相当額を無料 新制度に移行していない私立幼稚園等 〇 世帯の所得等に関係なく、308,000円を上限に、 支払った保育料等に対して、就園奨励費を助成 児童発達支援事業所 〇 世帯の所得等に関係なく、利用者負担は無料 認可外保育施設 〇 308,000円を上限に支払った保育料の半額   (教育相当額)を補助   幼稚園を対象 ■ 幼児教育・保育の充実 集約 研修 研究 保育・幼児教育センターの設置(平成29年4月開設) ・乳幼児期における教育・保育の質の向上にむけた取組み    幼児教育・保育に関する調査研究    就学前教育カリキュラムの普及啓発及び改訂    就学前施設(幼稚園・保育所等)の教職員を対象とする研修 など   保育所を対象 研修 研究 など ■ こども医療費助成 0歳~小学校6年生 ~15歳 (中学校修了) ~18歳 (18歳に達した日以後に おける最初の3月31日) 所得制限外 所得制限内 (所得698万円未満) 現在の対象範囲 平成29年11月診療分から 対象年齢を拡充 ※所得は、扶養人員2人の場合の制限額です。

保育所等利用児童数及び待機児童数(各年4月1日) 〇 市民の多様な保育ニーズに、きめ細かに対応するための取組み 目標 ■ 待機児童の解消をはじめとした、   保育を必要とする全ての入所枠の確保に向けた取組み 保育ニーズ 約5.5万人分に 対応する 必要入所枠を確保 (平成30年4月) ・民間保育所の新設、認定こども園、地域型保育などの整備 ・従来の手法にとらわれない特別対策の取組み   区役所庁舎及び市役所庁舎に保育施設を開設   保育送迎バス事業の実施   保育所用に土地を提供した土地所有者に対する補助   (固定資産税等相当額の10年間分を一括補助)   大規模マンションの建設計画前に保育所設置の事前協議を義務化 など 待機児童を含む 利用保留児童の解消 H29予算 約116億円 保育所等利用児童数及び待機児童数(各年4月1日) 約3倍の増 (人) 入所枠の拡大 利用児童数(人) 待機児童数(人) ■ 多様な保育ニーズへの対応 ・病児・病後児保育事業の充実 病児保育施設の拡充(平成29年度拡充:14か所→16か所) 西区・淀川区で訪問型病児保育(共済型)推進事業の実施

■ こどもの貧困の実態を踏まえて対策を推進 ・こどもたちの未来が生まれ育った環境によって左右されることなく、自らの可能性を追求できる社会の実現に向け  た、こどもの貧困に対する取組みを推進します。 ■ こどもの貧困の実態を踏まえて対策を推進 子どもの生活に関する実態調査報告 主な項目(平成29年4月公表) 子どもを医療機関に受診させることができなかった 毎日またはほとんど毎日朝食を食べる 子どもの進路を 変更した 子どもを学習塾に通わすことが できなかった 学校の勉強が よくわかる 中央値以上 0.4% 90.8% 1.0% 4.5% 28.8%  困窮度Ⅲ 1.5% 86.0% 2.1% 14.7% 20.3%  困窮度Ⅱ 2.2% 82.9% 3.9% 21.0% 17.9%  困窮度Ⅰ 3.4% 78.8% 24.3% 16.4% 見えてきた課題 ・世帯の経済状況が、子どもの生活や学習環境、  学習理解度にも影響を与えている ・ひとり親(主に母子世帯)の厳しさ   ・若年で親になっている世帯の厳しさ  等 ◆世帯構成別に見た、困窮度(小5・中2保護者回答) 区分 基準 中央値以上 等価可処分所得中央値(本調査では238万円)以上 困窮度Ⅲ 等価可処分所得中央値未満で、中央値の60%以上 困窮度Ⅱ 等価可処分所得中央値の50%以上60%未満 困窮度Ⅰ 等価可処分所得中央値の50%未満 ◆初めて親となった年齢別に見た、困窮度(小5・中2保護者回答)※母親が回答者 ・等価可処分所得:    世帯の収入から税金・社会保険料等を除いた世帯の所得    (手取収入)を世帯人員の平方根で割って調整した所得 ・困窮度:    「等価可処分所得」を試算し、    困窮の程度を4つの区分に分類     例 世帯の所得(手取収入)が412万円で3人世帯の場合      の等価可処分所得       412万円 ÷ √3 ≒ 238万円

〇 こどもたちに学校外教育を受ける機会を提供し、学びたい意欲と子育て世帯を応援 ■ スケジュール 4~8月 本格実施に向けて 方針検討 9~2月 速報値(平成28年9月公表)により見えてきた 課題に対し、平成29年度先行実施 平成30年度より 本格実施 学習習慣の定着 居場所づくり その他顕著な課題 有効な手法の 検討 具体的取組み の検討            ・小学校への指導員配置 ・居場所への支援員派遣 ・不登校防止対策(登校支援) など ・こどもの居場所(こども食堂) が設置できるように、補助金交 付や区役所にアドバイザー配置                ・養育費の確保を確実にする  ための情報提供や弁護士に  よる無料相談を実施  など               先行実施事業の 効果検証 ■ 経済団体・企業や大学等教育機関と連携、協働により、社会全体で支えるしくみづくり 平成30年度からの本格実施に向けて、こどもを社会全体で支えるしくみをつくるために経済団体・企業や大学等教育機関と連携、協働を図る 社会全体でこどもを支えるための協働・連携 社会の 持続的な発展 未来への 投資 大阪市 大学等教育機関 地域 経済団体・企業 ・多様な経験や学習ができる機会を提供し、子どもたちの学びたい意欲と子育て世帯を応援します。 〇 こどもたちに学校外教育を受ける機会を提供し、学びたい意欲と子育て世帯を応援 ■ 塾代助成事業 ・学校外教育に利用できる「塾代助成カード」を交付  (市内在住の中学生の約5割が助成対象(約30,000人)) (%) カード利用率の推移 目標 塾代助成カード利用率 50% 市内登録事業者数 2,000事業者 (平成29年度) 学習塾や家庭教師、文化・スポーツ教室、オンライン学習塾 などの利用にかかる費用を月額1万円を上限に助成 ◆平成28年12月現在 市内登録事業者数:1,913事業者 ■ 民間事業者及び有償ボランティア等の活用 ・放課後の学校施設や区役所附設会館・地域集会所等に課外学習の場を設置(全区で事業展開)