Japan Data Storage Forum(JDSF) ファイバチャネル技術部会

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Japan Data Storage Forum(JDSF) ファイバチャネル技術部会 Data Storage Expo 2003 これから、JDSF、ジャパン・データ・ストレージ・フォーラム、ファイバチャネル技術部会のプレゼンテーションを開始します。

JDSF ファイバチャネル技術部会ブース 展示参加企業 アジレント・テクノロジー(株) システムクリエイト(株) 住友スリーエム(株) (株)テクノフォース 東京エレクトロン(株) (株)東陽テクニカ 日本ストレージ・テクノロジー(株) (株)ネットマークス (株)ネットワールド プロストレージ(株) (株)マクニカ 今年のJDSFファイバチャネル技術部会のブースには、 ご覧の各社 (必要に応じて読み上げ) アジレント・テクノロジー株式会社 システムクリエイト株式会社 住友スリーエム株式会社 株式会社テクノフォース 東京エレクトロン株式会社 株式会社東陽テクニカ 日本ストレージ・テクノロジー株式会社 株式会社ネットマークス 株式会社ネットワールド プロストレージ株式会社 株式会社マクニカ が参加しております。 また、株式会社博展様の協賛によりブースの企画、造作を行っております。 協賛:(株)博展 JDSF ファイバチャネル技術部会 Data Storage EXPO 2003

Japan Data Storage Forum(JDSF) ファイバチャネル技術部会のご紹介 まず最初にジャパン・データ・ストレージ・フォーラムとファイバチャネル技術部会を簡単にご紹介いたします。

Japan Data Storage Forum(JDSF) 民間企業主導のオープンなストレージ関連の任意団体 目的 データストレージ市場の発展、データストレージの普及、並びにデータストレージのユーザー及び会員の啓蒙 活動 基礎調査・技術セミナー データストレージの改良・相互接続等の検討 ホームページの設置、セミナー開催、雑誌への広告や投稿、及びショーへの出展等の広報活動 その他フォーラムの目的を達成するために必要な活動 部会 データバックアップソリューション部会 ファイバチャネル技術部会 JDSF,ジャパン・データ・ストレージ・フォーラムは、データストレージに関わるシステムインテグレーション技術の向上や、データストレージ業界の市場拡大を目指す趣旨に、賛同する企業からなる、民間企業主導のオープンな任意団体です。主な活動として、ストレージ専門展示会や、ストレージ専門セミナーなどの立案・後援、ならびに業界専門書の出版や、機器の相互接続性テストなどを行なっており、ストレージ市場の活性化や情報の共有化などに貢献しております。 JDSFにはデータバックアップソリューション部会とファイバチャネル技術部会の二つの部会があります。 JDSF ファイバチャネル技術部会 Data Storage EXPO 2003

ファイバチャネル技術部会 旧ファイバチャネル協議会(FCIA-J)を母体として2003年に新たに発足した部会 目的 活動 米国の The Fibre Channel Industry Association (FCIA) と協力して、ファイバチャネル技術仕様の標準化、SANの相互接続の確立、及びに日本国内における普及・振興 活動 展示会への出展 技術研究会や技術情報の発信 SANに関わるエンジニアの技術レベルのアップのためのセミナ ファイバチャネル技術部会は、ファイバチャネル協議会、FCIA-J が本年4月を持って解散したことを受け、その活動を引き継ぐ形で新たに発足した部会です。 米国の FCIA、 ファイバ・チャネル・インダストリアル・アソシエーションと協力し、ファイバチャネル技術やストレージ・エリア・ネットワーク技術の普及、振興を目的としています。今回のような展示会出展や、セミナーの開催、情報の発信等を行っていきます。 JDSF ファイバチャネル技術部会 Data Storage EXPO 2003

ファイバチャネル技術部会 部会員 専門部会員 一般部会員 アジレント・テクノロジー(株) 住友スリーエム(株) ソニー(株) (株)東陽テクニカ 日本ストレージ・テクノロジー(株) (株)ネットマークス (株)ヒューコム 富士通(株) プロストレージ(株) 一般部会員 (株)アバールデータ ファルコンストア・ジャパン(株) (株)マクニカ 松下電器産業(株) (株)スカイコム ファイバチャネル技術部会には、専門部会員と一般部会員があります。 専門部会員は、ファイバチャネル技術部会を積極的に支援していただき、また、積極的に活動していただいている会員です。 一般部会員はファイバチャネル技術部会の活動に興味を持たれ、参加されている会員です。 ファイバチャネル技術部会にはご覧の会員の皆様が参加しておられます。 JDSF ファイバチャネル技術部会 Data Storage EXPO 2003

IP-SAN デモンストレーション さて、JDSF、ファイバチャネル技術部会ブースで行われている IP-SANのデモンストレーションについて説明いたします。

Site C Site B Site A Remote Site (NetMarks) NT Disk Mirroring Fibre Channel Ethernet (iSCSI) SC-SC 171AA-13A1-xxx D178 (B) Ethernet (FC-IP) NT Disk Mirroring iSCSI NT Disk Mirroring iSCSI NT Backup(TBD) iSCSI Solaris NBU D178 (A/B) D178 (A) InServ D178 (B/A) S2A3000 S2A3000 iSCSI (D178 (A)) RamSan-220 iSCSI (S2A3000) RamSan-220 iSCSI (InServ) InServ UltraNet Edge Storage Router LC-SC 171AC-2300-xxx (Site Cへ) IFC-40 GTX SilkWorm 3800 ES4500 SANcastle SilkWorm 3200 3550 SN5428 LC-LC 171CC-2300-xxx UltraNet Edge Storage Router StorageNet 3400 SN5428 D178 この図が今回の IP-SAN デモンストレーションの全体図になります。 今回のデモンストレーションは三つのサン・アイランド、サイトA, サイトB, サイトC を IP ネットワークで接続するものです。 サイトA, サイトBは本ブース内に設置されております。サイトCは株式会社ネットマークスに設置されております。 サン・アイランドの内部はファイバチャネルで接続されており、サン・アイランド間は iSCSI と FCIP で接続されています。 L80w/LTO RamSan-220 3581 Ultrium 2 SANRAD Site B S2A3000 InServ D178 Site A JDSF ファイバチャネル技術部会 Data Storage EXPO 2003

ファイバチャネル接続 Site C Site B Site A NT Disk Mirroring NT Disk Mirroring NT Backup(TBD) iSCSI NT Disk Mirroring iSCSI NT Disk Mirroring iSCSI Solaris NBU D178 (A) D178 (A) InServ D178 (B) S2A3000 S2A3000 RamSan-220 RamSan-220 UltraNet Edge Storage Router LC-SC 171AC-2300-xxx IFC-40 GTX SilkWorm 3800 ES4500 SANcastle SilkWorm 3200 3550 SN5428 LC-LC 171CC-2300-xxx SN5428 UltraNet Edge Storage Router StorageNet 3400 D178 この図はデモンストレーションの構成のうち、ファイバチャネルによる接続を示しています。 サイトAではサーバーからES-4500, SilkWorm3800 スイッチを通して、RamSan220, S2A3000, D178, 3581 が接続されています。 サイトBではサーバーから SilkWorm3200 スイッチを通して InServ, D178, FC-SCSIブリッジ3400を通してL80に接続されています。 サイトCにはファイバチャネルでは接続しておりません。 各サーバーには IFC-40, GTX アナライザが接続されているのでファイバチャネルプロトコルの詳細をご覧いただけます。 L80w/LTO RamSan-220 3581 Ultrium 2 SANRAD Site B S2A3000 InServ D178 Site A JDSF ファイバチャネル技術部会 Data Storage EXPO 2003

iSCSI接続 Site C Site B Site A NT Disk Mirroring NT Disk Mirroring D178 (B) NT Backup(TBD) iSCSI NT Disk Mirroring iSCSI NT Disk Mirroring iSCSI Solaris NBU iSCSI (D178 (A)) iSCSI (S2A3000) iSCSI (InServ) UltraNet Edge Storage Router LC-SC 171AC-2300-xxx IFC-40 GTX SilkWorm 3800 ES4500 SANcastle SilkWorm 3200 3550 SN5428 StorageNet 3400 SN5428 UltraNet Edge Storage Router D178 iSCSI の接続を示したのがこの図になります。各サーバにはiSCSI HBA, 7211, 2000-100009, ANIC-2101 が搭載され、IP スイッチ 3550 を通してサン・アイランド間を接続しています。 サイトAのサーバはSN-5428 を通してサイトBのInServへ接続されています。 サイトBのサーバは同様に SN-5428 を通して サイトAのD178 へ、SANRAD を通して サイトAのS2A3000 へ接続されています。 L80w/LTO RamSan-220 3581 Ultrium 2 SANRAD Site B S2A3000 InServ D178 Site A JDSF ファイバチャネル技術部会 Data Storage EXPO 2003

FCIP 接続 Site C Site B Site A Remote Site (NetMarks) NT Disk Mirroring SC-SC 171AA-13A1-xxx D178 (B) NT Backup(TBD) iSCSI NT Disk Mirroring iSCSI NT Disk Mirroring iSCSI Solaris NBU D178 (B) D178 (A) UltraNet Edge Storage Router LC-SC 171AC-2300-xxx (Site Cへ) IFC-40 GTX SilkWorm 3800 ES4500 SANcastle SilkWorm 3200 3550 SN5428 UltraNet Edge Storage Router StorageNet 3400 SN5428 D178 FCIP はこの図のように接続されています。3550 を通して三つのサイトを接続しています。 サイトAのサーバは UltraNet Edge Storage Router を介してサイトBの D178 へ接続されています。 サイトBのサーバは同じく UltraNet Edge Storage Router を介してサイトAの D178 へ接続されています。 サイトCのサーバはSANcastle を介してサイトBのD178へ接続されています。 L80w/LTO RamSan-220 3581 Ultrium 2 SANRAD Site B S2A3000 InServ D178 Site A JDSF ファイバチャネル技術部会 Data Storage EXPO 2003

Site C Site B Site A Remote Site (NetMarks) NT Disk Mirroring Fibre Channel Ethernet (iSCSI) SC-SC 171AA-13A1-xxx D178 (B) Ethernet (FC-IP) NT Disk Mirroring iSCSI NT Disk Mirroring iSCSI NT Backup(TBD) iSCSI Solaris NBU D178 (A/B) D178 (A) InServ D178 (B/A) S2A3000 S2A3000 iSCSI (D178 (A)) RamSan-220 iSCSI (S2A3000) RamSan-220 iSCSI (InServ) InServ UltraNet Edge Storage Router LC-SC 171AC-2300-xxx (Site Cへ) IFC-40 GTX SilkWorm 3800 ES4500 SANcastle SilkWorm 3200 3550 SN5428 LC-LC 171CC-2300-xxx UltraNet Edge Storage Router StorageNet 3400 SN5428 D178 また、アプリケーションとして、バックアップを行っております。 (クリック) サイトA,Bのサーバーはそれぞれ対向サイトに配置されたテープ装置にバックアップを取得するような環境となっています。 これにより、ディザスタ・リカバリまでとは言いませんがリモートサイトに自動的に保管することが可能になります。 この環境では構築していませんが、実際にはローカル/リモートの双方に同一バックアップを持たせることができます。 . L80w/LTO RamSan-220 3581 Ultrium 2 SANRAD Site B S2A3000 InServ D178 Site A JDSF ファイバチャネル技術部会 Data Storage EXPO 2003

IP-SAN デモ参加企業 アジレント・テクノロジー(株) システムクリエイト(株) 住友スリーエム(株) 東京エレクトロン(株) (株)東陽テクニカ 日本ストレージ・テクノロジー(株) (株)ネットマークス (株)ネットワールド プロストレージ(株) (株)マクニカ 今回のIP-SAN デモンストレーションには ご覧の各社 (必要に応じて読み上げ) アジレント・テクノロジー株式会社 システムクリエイト株式会社 住友スリーエム株式会社 東京エレクトロン株式会社 株式会社東陽テクニカ 日本ストレージ・テクノロジー株式会社 株式会社ネットマークス 株式会社ネットワールド プロストレージ株式会社 株式会社マクニカ が参加いたしました。 JDSF ファイバチャネル技術部会 Data Storage EXPO 2003

SANの新しい技術 IP-SAN ここでは、今回のデモンストレーションでも使用している新しいストレージエリアネットワーク技術、IP-SAN 技術を簡単に紹介します。

iSCSI SCSIデータを TCP/IP フレームで送る サーバ : iSCSI 対応の NIC/HBA が必要 イニシエータ iSCSI ターゲット FC ターゲット iSCSI 技術について紹介いたします。 iSCSI は SCSI データを TCP/IP を使用して送るもので、SCSI データは iSCSI PDU (Protocol Data Unit) として、TCP/IP によって送られます。 iSCSI のサーバは iSCSI 用の ホスト・バス・アダプタあるいはネットワーク・カードをインストールする必要があります。 iSCSI のターゲット、ディスク装置は、イーサネット LAN の口を持ち、iSCSI に対応している必要があります。 iSCSI 機器は直接 IP ネットワークに接続されます。 物理層としては、高速性を考えて、ギガ・ビット・イーサネットが使用されていますが、将来的には 10 ギガ・ビット・イーサネットが使用される予定です。 iSCSI を使用することで、ファイバチャネルによるストレージ・エリア・ネットワークをそのまま IP ネットワークに置き換えることが可能です。 ただし、iSCSI に対応した HBA、ディスク装置が必要になります。 (クリック) 現在では iSCSI-ファイバチャネル・ブリッジ機器が良く使われており、これによりファイバチャネル・ディスク装置を iSCSI に接続することが容易にできるようになっています。 IP ネットワーク JDSF ファイバチャネル技術部会 Data Storage EXPO 2003

FC-IP SAN IP ネットワーク SAN ファイバチャネルフレームを IP ネットワークを通して送る 機器 SAN FC-IP はファイバ・チャネル・フレームを IP ネットワーク によって配送する技術の一つで、二つのストレージ・エリア・ネットワークを IP ネットワークにより接続します。 IP ネットワークとストレージ・エリア・ネットワークは専用の機器により接続されます。 FC-IPでは通信相手は一つしかないので、IP ネットワークは経路としての役割しかありません。 このため、トンネリング技術と呼ばれることがあります。 FC-IP を使用することで専用線によるストレージ・エリア・ネットワークの接続よりも安価に接続を行うことが可能です。 しかし、複数のストレージ・エリア・ネットワークを同時に接続することはできません。 IP ネットワーク SAN ファイバチャネル 機器 JDSF ファイバチャネル技術部会 Data Storage EXPO 2003

iFCP IP ネットワーク ファイバチャネルフレームを IP ネットワークを通して送る ファイバチャネル機器(SAN) を IP ネットワークを介して接続する IP ネットワークをファブリックとして使用する 専用の機器でファイバ・チャネル機器 と IP ネットワークをつなぐ ファイバチャネル 機器 ファイバチャネル 機器 iFCP は FC-IP と同様にファイバ・チャネル・フレームを IP ネットワーク を使用して配送する技術で、ファイバ・チャネル機器を IP ネットワークに接続するものです。IP ネットワークはファブリックとして動作するため、複数のファイバ・チャネル機器と同時に通信が行えます。 ファイバ・チャネル機器と、IP ネットワークは専用の機器で接続され、ファイバ・チャネル機器からは F-Port として認識されます。 iFCP を使用することで、ファイバ・チャネル機器を簡単に IP ネットワークに接続することが可能です。 ただし、IP ネットワーク上に ストレージ・ネーム・サーバが必要になります。 IP ネットワーク JDSF ファイバチャネル技術部会 Data Storage EXPO 2003

FC-IP/FCF 4GFC 10GFC ファイバチャネル標準動向 ファイバ・チャネルの標準の最近の動向をお知らせします。

FC-PI / FC-FS FIBRE CHANNEL - PHYSICAL INTERFACE (FC-PI) FC-PI-2 Rev. 13 03/04/2002: INCITS 352 The InterNational Committee for Information Technology Standards 100M/200M/400M の再定義 新しいコネクタ LC, MTR-J FC-PI-2 開発中 長距離(~50Km)リンクの定義 MU, HSSDC-2 FC-FS (Fibre Channel Framing and Signaling Interface) 1st Public Review 見直しと追加 オート・スピード・ネゴシエーション ファイバ・チャネルの基本的な部分を定めた FC-PH が改定され、FC-PI、ファイバ・チャネル・フィジカル・インタフェースと、FC-FS、ファイバ・チャネル・フレーミング・アンド・シグナリング・インタフェースの二つの標準になります。 FC-PI はすでに承認され、INCTTS 352としてリリースされております。この標準では、100メガ・バイト、200 メガ・バイト、400 メガ・バイトの物理層の標準が再定義されました。また、25メガ・バイト、50メガ・バイトのものは削除されています。 また、新たに LC, MTR-J といった光コネクタが定義されています。 長距離の接続や、MU, HSSDC-2 といったコネクタは FC-PI-2 と呼ばれる標準で検討が行われています。 FC-FS では、オート・スピード・ネゴシエーションが新たに定義されていますが、この標準は、まもなく承認され、リリースされる予定です。 JDSF ファイバチャネル技術部会 Data Storage EXPO 2003

10G FC 開発中 1200M Bytes の帯域 (10.2Gbps) 物理層の仕様 コーディング 850nm 3.1875Gbps 4本 850nm/1310nm 10.51875Gbps シリアル 850nm /1310nm 3.1875Gbps WDM カッパ 3.1875Gbps 4 本 コーディング XAUI: 3.1875Gbps : 8B/10B Serial: 10.51875Gbps : 64B/66B 10ギガ・ファイバ・チャネルの標準ですが、10.2Gbps, 1200 メガ・バイトの帯域を持ちます。 物理層としては、光リンクでは5種類が定義され、カッパ・リンクでは1つが定義されています。 基本的には 3.1875 Gbps を4つ使用した方法と、10.51875Gbps 1つを使用した方法の2つの方法があります。 3.1875Gbps においては、今までどおりの 8B/10B コーディングが行われますが、10.51875 Gbps では64B/66B のコーディングが行われます。 これらの物理層の標準は 10ギガ・ビット・イーサネットと同じになっていますがコネクタ等については FC-PI-2 によって定義されることになっています。 JDSF ファイバチャネル技術部会 Data Storage EXPO 2003

4GFC 現在のストレージ・システム 1GFC/2GFC 接続 2GFC 接続 RAID コントローラ CDR フロントエンド バックエンド RAID コントローラ A B 2GFC 接続 今年の春に急に話題になったのが 4Gbps のファイバチャネルです。標準としては FC-PI で定義をされていますが、そのアプリケーションの方向性について大きな議論がありました。 この図は現在のストレージシステムを示しています。サーバ、スイッチとの接続は 1Gbps あるいは 2Gbps のファイバチャネルが使われています。 ストレージシステム内部のハードディスクとのインタフェースは現在では 2Gbps が主流になっています。 では、将来のストレージシステムはどうなるのでしょうか? JDSF ファイバチャネル技術部会 Data Storage EXPO 2003

4GFC 将来のストレージ・システム 1GFC/2GFC /4GFC 10GFC 1GFC/2GFC 接続 接続 4GFC 4GFC 接続 CDR フロントエンド FC インタフェース バックエンド RAID コントローラ A B 1GFC/2GFC 接続 4GFC 10GFC CDR フロントエンド FC インタフェース バックエンド RAID コントローラ A B 4GFC 接続 ストレージシステム内部のハードディスクとの接続は 4Gbps のファイバチャネルが使用されます。ハードディスク・ベンダも 4Gbps のハードディスクを開発しており、4Gbps になるのは間違いないでしょう。 (クリック) 実はホスト、スイッチの接続が問題で、今までは 1Gbps、2Gbps のポートと、10Gbps のポートが用意されるという考え方が主流でした。 ところが実際に 10Gbps の技術的ハードルの高さ、また市場の要求等から、 10Gbps ではなく、4Gbps なのではないか、という疑問が投げかけられました。 4Gbps では技術的なハードルも高くなく、オートネゴシエーションにより1Gbps, 2Gbps, 4Gbps のどのビット速度にも対応ができます。 ただ、イーサネットが 10Gbps へ移行するなか、ファイバチャネルが 4Gbps で留まって良いのか、ストレージシステムのバランスを考えると 10Gbps が最適、などという意見もあり、 どちらを取るか決め兼ねる状態が続いていました。 JDSF ファイバチャネル技術部会 Data Storage EXPO 2003

FCIA 投票 4G 2003年5月に FCIA において投票が行われた 60 % の賛成と38%の反対 結果は、60% 対38% ということで (クリック) 4Gbps をホスト、スイッチのインタフェースとして用いる方向となりました。 4GFC はネットワーク・インタフェースとして認知された JDSF ファイバチャネル技術部会 Data Storage EXPO 2003

4GFC 将来のストレージ・システム 1GFC/2GFC/4GFC 10GFC 1GFC/2GFC/4GFC 接続 接続 4GFC 4GFC CDR フロントエンド FC インタフェース バックエンド RAID コントローラ A B 1GFC/2GFC/4GFC 接続 4GFC 1GFC/2GFC/4GFC 接続 CDR フロントエンド FC インタフェース バックエンド RAID コントローラ A B 4GFC 10GFC この結果、将来のストレージシステムは、1Gbps, 2Gbps, 4Gbps の接続ができる製品が市場に出てくると思われます。 (クリック) その後、10Gbps を持った製品が市場に投入されていきます。 JDSF ファイバチャネル技術部会 Data Storage EXPO 2003

URL ファイバ・チャネル標準化委員会 Fibre Channel Industry Association(FCIA) www.t11.org Fibre Channel Industry Association(FCIA) www.fibrechannel.org Japan Data Storage Forum(JDSF) www.jdsf.gr.jp 標準化委員会、JDSF はご覧の URL からアクセスしてください。 JDSF ファイバチャネル技術部会 Data Storage EXPO 2003

ファイバチャネル技術解説書 II SEのためのバックアップ&リストア 最後に JDSF 監修のストレージ関連の本をご紹介します。データ・ストレージ・エキスポ開催中は、本ブースにて格安なお値段で予約を受け付けておりますので、ご希望の方は受付までおいでください。

「ファイバチャネル技術解説書II」 2000年発行の「ファイバチャネル技術解説書」を大幅に新装改訂 より詳細な解説 10GFC、IP-SAN(iSCIS, FC-IP, iFCP) 及び最新のストレージアプリケーションを網羅 ストレージ・ネットワークに関する本格的な技術解説書としてSAN技術者必携の書 JDSFファイバチャネル技術部会によるベンダ・インデペンデントな解説 2000年発行のファイバチャネル技術解説書が大幅に改訂され、8月に刊行されます。 より詳細な解説、 10GFC, iSCSI, FC-IP, iFCP 等の新技術 最新のストレージアプリケーション を網羅し、ストレージ・ネットワークに関する本格的な技術解説書になっています。 データストレージエキスポ開催中は定価 8800 円のところ消費税、送料込みで 8000 円にて予約を受け付けております。 JDSF ファイバチャネル技術部会 Data Storage EXPO 2003

「 SEのためのバックアップ&リストア」 JDSFデータバックアップソリューション部会監修・執筆 日本初!エンタープライズバックアップの専門書 JDSFによるインデペンデントな解説 SAN,NAS,サーバレスバックアップなどの最新のテクノロジーを網羅 書泉グランデ調べ コンピュータ関連書籍部門で 7位ランキング =目次= 1. あなたの提案/企画しているバックアップは    間違っていませんか? 2. バックアップ概論 3. バックアップ導入時に検討する基本的な要件 4. バックアップポリシー作成に影響する特別な要件 5. バックアップの運用 6. リストア 7. バックアップコンフィグレーション 8. バックアップソフトウェア 9. バックアップ ストレージ管理者、ストレージ関係の SE に大好評の「SEのためのバックアップ&リストア」。 こちらはすでに発刊されておりますので、全国の主要書店でお求めいただけますが、データストレージエキスポ開催中は定価3600 円を消費税込みで3402 円で予約を受け付けております。 コンピュータ関連図書部門で7位にランキングするほど、バックアップに携わるエンジニア には無くてはならない本になっています。 バックアップのポリシーから実際の運用まで幅広く、かつ詳細に解説しておりますので、バックアップのどの過程においても活用いただけます。 本の予約に関しましては受付にてお受けしております。 JDSF ファイバチャネル技術部会 Data Storage EXPO 2003

Japan Data Storage Forum(JDSF) ファイバチャネル技術部会 Data Storage Expo 2003 ご静聴ありがとうございました。