ポール・ハリス・ソサエティ 世界中の地域社会に持続可能な変化をもたらすために ロータリーは100年以上にわたり、世界中の地域社会で奉仕活動に取り組んできました。支援を必要とする人びとのために、これからもロータリーが「世界でよいこと」を行っていくには、皆さまからのご支援が欠かせません。

ポール・ハリス・ソサエティ（PHS）とは？ 毎年1,000ドルのご支援 年次基金 ポリオプラス基金 財団が承認した補助金 ロータリー創設者の名前にちなんだ「ポール・ハリス・ソサエティ」（PHS）は、毎年1,000ドル以上を、年次基金、ポリオプラス基金、財団が承認した補助金のいずれかに寄付することを選択してくださるロータリー会員とロータリー支援者の方々を認証するプログラムです。2013年7月にロータリー財団の正式な認証プログラムとなるまで、ポール・ハリス・ソサエティは地区によって運営されていました。ポール・ハリス・ソサエティは、年間1,000ドルという大きな支援をしてくださっている方々に感謝の気持ちを示し、また、そのような方々に対して、継続的な支援を奨励することを目的としています。 ポール・ハリス・ソサエティは、1999年、第5340地区のパストガバナー、ウェイン・キュージックさんによって創設されました。キュージックさんは、すべてのロータリアンが毎年1,000ドルを寄付することは難しいものの、奨励やお願いをすれば1,000ドル以上を毎年寄付してくれるロータリアンが増えるに違いないと考えました。そこで彼は、「ポール・ハリス・ソサエティ」を開始し、ソサエティへの入会という形で寄付者を認証することによって寄付を推進することにしました。このアイデアは、世界中の地区へと急速に広まっていきました。

「世界でよいこと」を 行うロータリー会員の活動を末永く支える ポール・ハリス・ソサエティが目指すこと 「世界でよいこと」を 行うロータリー会員の活動を末永く支える ロータリー財団を通じて、会員は、専門知識を生かして草の根レベルの活動を行いながら、人と人との触れ合いを通じて生涯続く友情を培っています。1,000ドル以上のご寄付は、各地での奉仕プロジェクトからポリオ撲滅まで、「世界でよいこと」を続けていくための大きな力となります。 毎年1,000ドルの皆さまからのご支援によって、以下のようなプロジェクトが可 能となります。 • 南アフリカで幼児教育センターを設立するため、教員を対象とする職業研修 を実施 • インドの村でフッ素中毒から住民を守るための浄水フィルターの設置と保健 指導の実施 • イタリアで、幼児の死亡率を下げるための研修奨学金を医師に提供 • ウガンダで、教師200名と生徒1300名を対象とした平和構築セミナーを開催 • マリ共和国で、マラリア予防を目的とした防虫加工の蚊帳と医療サービスを 提供 そしてもちろん、ロータリーの最優先活動、ポリオの撲滅があります。ポリオワ クチンは一人あたり約60セント（一回約20セントを3回）です。PHSレベルでの ご寄付によって、1,600人以上の子どもたちをポリオから守ることができます。

重要な資金源 ロータリアンの7％が 年次基金に1,000ドル以上 を寄付 これらの寄付者からの寄付は、年次基金への寄付の約45％を占める ポール・ハリス・ソサエティのレベルでのご寄付は、最も必要とされるプロジェクトを支える資金源となります。 質問（ウェビナー参加者に答えてもらう、またはモデレーターから参加者に促す）： 2015-16年度に年次基金に1000ドル以上を寄付したロータリアンは何人くらいいると思いますか。 　　寄付者の7％が年次基金に1000ドル以上を寄付しています。 これらの寄付者からの寄付は年次基金への寄付の何％を占めると思いますか。 これらの寄付者からの寄付は、年次基金への寄付の約45％を占めます。すべての寄付の15％がPHS会員から寄せられており、PHSが始まって以来の寄付総額は、8600万ドルに上ります。 これらの数字から分かるように、1,000ドル以上のご寄付は、財団が支援するプロジェクトを支える大きな力となっています。PHS会員の数は少ないものの、会員は積極的に寄付を行い、その額も大きくなっています。 （任意：地区におけるPSHがもたらすインパクトの例を説明）

ポール・ハリス・ソサエティへの入会 入会方法 オンラインで入会フォームに入力 パンフレットについている 寄付書式に記入 地区に連絡 ポール・ハリス・ソサエティへの入会は、年次基金、ポリオプラス基金、財団が承認した補助金のいずれかに毎年1,000ドル以上を寄付することを選択することを意味します。これまで毎年1,000ドルの寄付をしたことのある方である必要はなく、また、ソサエティ入会時に、すぐに1,000ドルを寄付する必要もありません。 その年度末までに小額に分けて、ご寄付いただくこともできます。 ご入会方法 Rotary.orgのポール・ハリス・ソサエティのページにある入会フォームに入力し、送信する。 https://rotary.qualtrics.com/jfe/form/SV_eCYMZ3u8qeCZALb　 ポール・ハリス・ソサエティのパンフレットに含まれている寄付書式に記入する（出版物番号099）。 https://www.rotary.org/myrotary/ja/document/paul-harris-society-brochure　 地区に連絡する。

自動定期寄付 定期的に寄付をする 寄付先を選ぶ 金額と頻度を設定する 毎月 四半期に一度 毎年 オンラインで設定： www.rotary.org/ja/give ロータリーでは、定期的な寄付を設定できるシステムを提供しています。安全で簡単に寄付を設定できるので、ポール・ハリス・ソサエティへの近道ともなります。皆さん自身が設定した頻度と金額で、クレジットカードを利用してご寄付いただけます。 定期寄付の設定はロータリーウェブサイトから行うことができ、日本円も利用できます。日本円で定期寄付を設定した日本のロータリアンには、公益財団法人ロータリー日本財団から領収証が発行されます。 PHSメンバーとしてのご寄付の場合、年に一度1,000ドル、四半期に一度250ドル、毎月85ドルと設定していただくと、年度中に1,000ドル以上のご寄付となります。ただし、税制上の優遇措置を受けるためには、日本円でご寄付いただく必要があります。その場合、RIレートの変動によって、ドル金額が必ずしも1,000ドルに達しないこともありますので、定期的に寄付額の確認をするようお願いいたします。

ポール・ハリス・ソサエティの認証 ポール・ハリス・ソサエティ会員には、感謝の意を示すために特別な襟ピンが贈られます。この襟ピンは、ポール・ハリス・フェローやメジャードナー、遺贈友の会、アーチ ・クランフ・ソサエティといったほかのピンと一緒にご着用いただけるものです。 ポール・ハリス・ソサエティ会員に対しては、地域の文化と会員自身の意向に沿った認証行事を行うことが奨励されています。ポール・ハリス・ソサエティの認証状（My ROTARYからダウンロード可：https://my.rotary.org/ja/document/paul-harris-society-certificate-template）を地区やクラブの行事でピンと一緒にソサエティ入会者に贈呈するのも一案です。地区のポール・ハリス・ソサエティ・コーディネーターと地区リーダーは、この襟ピンをロータリー財団（Eメールアドレス： annualfund@rotary.org）または日本事務局から無料でご注文いただけます。

ポール・ハリス・ソサエティの発足 地区リーダーからの支援を得る PHSを推進するチームを作る 創設を記念するイベントを企画する 個人的に入会を勧める 地区でポール・ハリス・ソサエティを発足するために、以下の方策をご検討ください。 地区ガバナーやほかの地区リーダーからの支援を得る ガバナー補佐などを中心に、PHSを推進するチームを作り、クラブ訪問の際にPHSを紹介してもらう ポール・ハリス・ソサエティの発足イベントを開催する。招待者については、PHSレポートを参考にする。 ポール・ハリス・ソサエティへの入会をお願いするために、個人的に面会したり、書簡を送る

ポール・ハリス・ソサエティの維持 できるだけ早く認証品を贈る お礼を忘れない クラブや地区行事での 継続的な推進 毎年の寄付の奨励 ポール・ハリス・ソサエティを設立したら、維持していくために、以下を行うとよいでしょう。 新PHS会員が入会したら、できるだけ早く認証品を贈る 全会員に対する継続した感謝 入会を促す継続的な推進 柔軟に設定できる自動定期寄付の推奨 PHSへ入会したものの、ロータリー年度の終わりにまだ1,000ドルの寄付を行っていない人に対する寄付の奨励（6月30日までの寄付を奨励する。その年は1,000ドルの寄付が難しいという場合でも、会員に連絡することが重要） PHSにまつわるストーリーがある会員を探し、動機や体験談を紹介してもらう

質疑応答 ご支援に 感謝申し上げます ロータリーの活動を支える皆さまの日頃からのご支援に、心より感謝申し上げます。今後ともどうかご支援をお願いいたします。