2010 R&D for LCGT.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
LCGT Cryo Meeting ICRR 内山, NAO 高橋竜, KEK 齊藤・木村・鈴木 議事メモ(抜粋) ・後から中身をクライオストタッに換える作業は,それ ほど簡単にできるとは思えない. ・クライオスタット周りが作業場になるので,それなり の広さと高さのクリーンブースを備えたい.その場所の.
Advertisements

帯域可変型干渉計開発の現状 (計画研究カ)
LCGT f2f meeting 干渉計制御作業部会の現状報告 LCGT f2f meeting 東大理 麻生洋一.
低温レーザー干渉計CLIOへのWFSの導入
低温レーザー干渉計CLIO(28) デジタルシステムの導入III
5/23 富士ビームラインユーザ会Agenda 最近のビームライン建設などの状況・ニュース 利用希望・スケジュール モニターについて
2006年2月22日 宇宙重力波干渉計検討会 - 小型衛星とDECIGO - 川村静児 国立天文台
 授業を設計する(その4) 情報科教育法 後期5回 2004/11/6 太田 剛.
情報の整理+DECIGOの仕様で検討してもらいたいこと
LCGTの文書管理のための 新しいシステム
(新エネルギー等の導入・普及に当たっての評価方法や基準への適合性評価の課題)
第5章 要約 イノベーション・プロセスを設計する
課題演習 B6 量子エレクトロニクス 物理第一教室・量子光学研究室 教授 高橋義朗
LCGT Collaboration Meeting (2010年2月15日)
佐藤修一A ,高橋竜太郎A ,阿久津智忠B ,
計画研究ク 重力波天文台用高性能光源の開発
DECIGO pathfinder のための 静電センサーの開発
重力波検出の将来計画 文責:川村静児(国立天文台) 2004年9月14日.
低周波重力波探査のための ねじれ振り子型重力波検出器
2010 年度 TAMA 開発研究計画 国立天文台 辰巳大輔 ICRR, Univ. of Tokyo.
BEFORE 日吉町森林組合の 間伐システムから 見えてくること 京都大学大学院 藤野正也 AFTER(間伐作業中)
LCGT詳細設計とR&D 大橋 正健 東大宇宙線研.
レーザー干渉計型重力波検出器TAMA300のパワーリサイクリングⅣ
道村唯太 東京大学 大学院理学系研究科 物理学専攻
坪野公夫1、安東正樹1、高森昭光3、麻生洋一1、飯田幸美1、 高橋竜太郎2、他 1東京理、 2国立天文台、3東大地震研
大型低温重力波望遠鏡(KAGRA)の低温懸架系の研究 平成30年度東京大学宇宙線研究所共同利用研究成果発表会
平成19年度青年部会「第2回~第4回研修会」(人材育成研修会)実施計画書
LCGT and QND experiment at NAOJ
Kinjo Gakuin Univ. © 2007 Motohiro HASEGAWA
東大宇宙線研・産総研A ・天文台B ・KEK C・JST D 斎藤陽紀(D1・主実験者)・寺田聡一A ・内山隆・三代木伸二D(発表者)
本フォーマットに従い、提案する研究開発の説明資料を作成してください。
(大型重力波検出器のための低周波防振装置に関する研究)
我が国の重力波研究の歴史と 今後の展望 (新特定領域) 全波長重力波天文学のフロンティア
小型衛星パスファインダーによる総合的試験
(大型重力波検出器のための低周波防振装置に関する研究)
入出射光学系デザインミーティング - 主旨 -
道村唯太 東京大学 大学院理学系研究科 物理学専攻 小森健太郎、榎本雄太郎、長野晃士、宗宮健太郎、 灰野禎一、端山和大、西澤篤志、武田紘樹
レーザー干渉計制御のデジタル化 中川憲保,新井宏二A,佐藤修一A,高橋竜太郎A,
低温懸架装置ミーティング 山元 一広 東京大学 宇宙線研究所 重力波推進室
PLUSのための 現状把握 (2010・2月).
道村唯太 東京大学 大学院理学系研究科 物理学専攻 小森健太郎、榎本雄太郎、長野晃士、宗宮健太郎、 灰野禎一、端山和大、西澤篤志、武田紘樹
光天連シンポジウム「2020年に向けてのロードマップ」
次期「東通村まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定に向けて
(新エネルギー等の導入・普及に当たっての評価方法や基準への適合性評価の課題)
第7回 高エネルギー宇宙物理連絡会研究会 「高エネルギー宇宙物理学の将来計画」
(大型重力波検出器のための低周波防振装置に関する研究)
KAGRAにおける腕共振器鏡の大型防振装置の開発
演習1に関する講評 ~ 業務仕様を書く難しさ ~
何のための組織変更か? KEKが益々巨大化し、一方で国立大学法人の予算の削減が厳しい中で、   いかにして多様なロードマップを実現し、世界を先導する研究拠点を実現す   るのか?  日本の(世界の)基礎科学研究の基盤が崩れようとしている時に、これまで   の運営で乗り切れるのか?新しいKEKの側面を展開する必要あり。
LCGT and QND experiment at NAOJ
理学部ガイダンス 2019/5/15 進学ガイダンス 2010.
LCGT用防振装置の開発 (5) 防振系の配置と構成 各防振系の構造 計算によるミラー変位スペクトル 設計と試験状況
神岡での重力波観測 大橋正健 and the LCGT collaboration
道村唯太 東京大学 大学院理学系研究科 物理学専攻 小森健太郎、榎本雄太郎、長野晃士、宗宮健太郎、 灰野禎一、端山和大、西澤篤志、武田紘樹
CLIO 現状報告 (感度向上実験).
LCGTの制御法について 宗宮 健太郎 @本郷 2005年1月14日 K.Somiya.
Broadband RSEの制御法について
KAGRA用防振装置 プレアイソレータの性能測定 III
TOBAの現状と今後の計画 坪野研輪講 2012年2月22日 岡田健志.
DECIGOの光学設計の検討 第17回DECIGOワークショップ 2018.11.1 川村静児(名古屋大学)
目標と行動計画 会員No.0038 ㈱中村組.
輻射伝搬効果の検証(中) 都丸隆行.
(大型重力波検出器のための低周波防振装置に関する研究)
低温懸架装置設計ミーティング 山元 一広 東京大学 宇宙線研究所 重力波推進室
KAGRA用防振装置のプレアイソレータの性能測定
宇宙重力波干渉計検討会 -小型衛星とDECIGO- (2006年02月24日 国立天文台, 東京)
第2回実務者会議の議論を受けた検討(データWG関係)
MACFT3 Review Meeting CONTENTS 進捗状況報告.
クライオ バッフル 山元 一広 東京大学 宇宙線研究所 重力波推進室
LCGT Design meeting (2004年4月9日 東京大学 山上会館, 東京)
Presentation transcript:

2010 R&D for LCGT

2010の前後の状態(1) 2009 の重点項目 CLIO:低温感度向上実験 LIGOとデジタル制御共同開発開始(主にCLIOベースの開発) 2009 の重点項目 CLIO:低温感度向上実験 LIGOとデジタル制御共同開発開始(主にCLIOベースの開発) 新クライオスタット設計:開始(主に、常温段階での高真空維持が目的) サファイア懸架:作成方法に関し試行錯誤中 サファイア基材:メーカー検索中。複屈折、熱吸収性能試験装置稼働 TAMA:RSEアライメント制御検証実験の準備。(2010は注力) 帯域・RSE:基本設計決定 SAS:各要素技術開発・検証 開始 SPI:採用しない。他の部分の設計の見直しなどで対応 すべて、一歩づつ以上に進展している。 しかし、肝心のCLIOのベスト感度向上(=サファイア鏡の熱雑音低減)がまだ見えてない(アルミのワイヤーでの振り子の熱雑音系は低温化による低減効果は確認)。 CLIOを利用するという意味で、他のR&D計画に影響。 所長の基本方針:R&Dで検証されてないものは、LCGTに入れない。 (どこまでを検証というかは、議論しなければならないと思います(三代木))

2010の前後の状態(2) LCGT5年目の形 案 5年目の干渉計設計は当面保守的(=3km R&Dの位置づけ) R&Dが済んでいればその項目(SAS, RSE)は入れる余地はある サイエンスができる感度をできるだけ設定したい 7年目にLCGTの最終形(低温, RSE, SAS)にする

2010の方針 明確に、LCGTのデザインやそこで起こりうる事を意識したR&Dを行っていく。 LCGT独自の部分(低温・サファイア in CLIO, KEK)の開発 (現状の人員) 内山・三代木・宮川・麻生・寺田・(大石)・齊藤・宗宮 鈴木・齊藤・高橋(竜)・黒田先生M1学生1人? LCGT独自の部分(地下環境)をさらに生かす部分の開発(防振Workingグループ) 高橋(竜)・黒田先生M1学生1人? ・(高森)・・・ 日本のグループが特に得意な世界共通領域の戦略(RSE in TAMA)    辰巳・(新井)・宮川・麻生・宗宮・(安東)・(川添)・佐藤・(川村)・・・ デジタル関係は、全部にかかわってくる技術。 に分割して3重点+デジタルで進める。 防振関係が手薄なので、サポートが必要。人員の柔軟な往来が必要。 ここにない、サファイア基材や加工に関する部分は、メーカー次第のところもあるので、 金銭的サポートを受け持つようお願いする。

2010の方針 次回までの作業 川村さんに今年度 RSE実験に関して。 SAS実験に関して。 低温懸架・クライオスタット実験に関して 実働人員増員の上、TAMAでRSEのアライメント実験を行うが、それで2010は精いっぱい。制御の実態は、LCGTそのものではない。CLIOもまだ低温実験以外ができる状態にない。 一方LCGT最終案まで至ってない。 作業部会で、LCGT案を細部まで検討してもらい、その最終案をみてRSEの進め方(場所、方式など)を決定したい。 SAS実験に関して。 実働人員増員の上、お金のかからない(準備済みの)センサー、アクチュエーター系のR&D実験を中心に開発していく。 低温懸架・クライオスタット実験に関して 実働人員増員の上、懸架・超高真空対応シールドに関するR&Dを行っていく。 デジタルに関して CLIOベースの開発を行う。内容は宮川君資料。 次回までの作業 年度内スケジュールを立てる。

CLIO in 2010 案 「鏡の熱雑音」低減を見る デジタルシステム(CLIOベースでの基礎開発期間)によるスピードアップ 3月末までは、工事の影響で、土日しか150Hz付近の感度改善作業ができない。(土日がだめな場合も多い) しかし、それにとにかく集中する。 デジタルシステム(CLIOベースでの基礎開発期間)によるスピードアップ (制御系)Mass Lockを行い、感度を出せる。 (問題解決)長期的データ取得と分析をやりやすくしたい。 (スピードアップ)初期設定・干渉計設定変更における最適状態復帰。 ヒートリンク防振R&D(SPIの変更によるデザイン変更R&D) LSPI導入SASの中段制御への応用 サファイアファイバー懸架(振り子の熱雑音低減)? 4枚鏡冷却 感度を追求するのは、達成できれば+評価(「鏡の熱雑音低減」が達成できていれば必須ではない?) 今の懸架方法は、LCGTと違うので、あまりR&Dにならない所があるが冷却や、熱接触抵抗などを確認するには1度はやっといた方がよい。 低温実験から一端離れるか? これは、2011年以降の計画・状態にかなり依存する Per Endに別アクセストンネルを作り、巨大化させ、LCGT SAS相当を投入するとか。