季節消費やセールへの意欲が高まらず、 1月としては過去最低値に v 1月の消費意欲指数 カテゴリー別 消費意向 1月のポイント

Slides:



Advertisements
Similar presentations
携帯電話・PHSのリサイクルに関する アンケート調査結果 添付資料1 電気通信事業者協会 情報通信ネットワーク産業協会 調査協力会社:株式会社マクロ ミル.
Advertisements

地方自治体による 住民意識調査の回収率の動向 山田 茂 2009 年 5 月 9 日 経済統計学会 関東支部 1.
【本件に関するお問い合わせ先】 【今月のポイント】 外食市場規模について東名阪3圏域合計では、前年同月比(以下「前年比」)で市場が202億円縮小。 特に首都圏の減少幅が大きく、週末に2週連続の降雪が影響して外食を控えた結果と考えられる。一方、
はじめに 近年、飲酒が関与する重大な交通事故が発生しており、未成 年の時からのアルコールについての正しい教育がより重要と なってきている。 タバコは学校において健康被害等の防煙教育が徹底されてき ているが、アルコールは喫煙と異なり健康を促す側面もあり全 否定できないため防酒教育導入の難しさがある。しかし、一方.
平成 15 年度エネルギー教育調査普及事業 研究活動報告 名古屋工業大学エネルギー教育研究会 高校生のエネルギー・環境についての 意識に関するアンケート調査 高校生のエネルギー・環境についての意識に関するアンケート調査.
経済予測入門Ⅰ 第2回 内容 (1)時系列データ (2)データの季節性 前年同期との比較 季節調整 (3)景気動向指数(内閣府、DI)
神奈川県理学療法士会における 自宅会員及び休会会員に対する就業に関する アンケート調査 公益社団法人 神奈川県理学療法士会 会員ライフサポート部 ○ 西山昌秀,寺尾詩子、清川恵子、大槻かおる、萩原 文子 大島奈緒美、杉山さおり,久保木あずみ.
国際ソロプチミストアメリカ 連盟理事会からの お願い クラブの声を お聞かせくださ い. SOROPTIMIST INTERNATIONAL OF THE AMERICAS 女性と女児は 私たちの支援を必要としています 取り組まなけ ればならない ことは、まだ まだありま す!
学習動機の調査 日下健 西原直人 津川眞希 吉田優駿 山下剛史.
インスリン治療費に関する 医師・患者意識調査結果
非正規雇用の現状 MR1051 アキ.
© Yukiko Abe 2015 All rights reserved.
定型調査 結果報告書 児童虐待防止啓発新聞広告 (近畿6府県4政令指定都市実施)
サボりがちなヘアケアは、見た目年齢に6歳影響!?
◆出版・印刷物へデータを転載する際には、“リクルート ブライダル総研調べ”明記いただけますようお願い申し上げます。
論文紹介 青年期における恋愛相手の選択基準とアイデンティティ発達との関係
第8章 家計部門でいま起こっていること.
自動車運転事故防止教育 九州大学大学院 システム情報科学研究院 志堂寺 和則.
ファッション産業とアパレル産業 2311395 山口 湧平.
来客者数に与える気温と降水量の影響に関する研究
4.「血液透析看護共通転院サマリーVer.2」 の説明
第6講 「人口の波」が語る日本の過去半世紀、今後半世紀
 女性支援ワーキンググループは、日本臨床検査医学会において女性が活動しやすい環境を提供するための方策を調査する目的で、学会員を対象にアンケート調査を行い(2015年2月)、265名より回答を得ました(回答率10%)。  ご協力をいただきました会員各位に深謝するとともに、本アンケートで寄せられた意見を今後の活動に生かしてまいります。
人口について考えよう!! 高島 利尚 (中小企業診断士、ITコーディネータ 地域活性化伝道師)
女性の就業機会拡大に関する調査報告書 (概要)
歴史、喫煙率の推移、世界での喫煙状況など
酒と環境 漆谷成悟 嬉野博志 三浦友来 宮本恭兵.
A班 ランダム選択に一言加えたら・・・ 成田幸弘 橋本剛 嶌村都.
上田商工会議所 御中 観光に関するウェブ調査 結果レポート 2016年7月8日.
担当者: 河田 正樹 年度 経済統計講義内容 担当者: 河田 正樹
若者はいま -新しいライフスタイルを求めて- 労働調査協議会
大阪府の将来推計人口の点検について 平成26年3月 大阪府政策企画部企画室計画課
6月14日 経営学部経営学科 Ishii Fumiya
直接金融と間接金融 ~今後日本はどうなるか~
K-POPCD販売に効果的な広告の作成.
手軽におしゃれ、ディップ式ポテトチップス
学生 12月~1月の求職者の動き ポイント② ポイント③ フリーター 中途社員
2009 堀ゼミ 香川大学生の収入と支出に関する調査
第6回日本禁煙学会学術総会 平成24年4月7日(土)~8日(日) 宮城県仙台市・仙台国際センター
5,000 KOBITとは ご利用の流れ ご利用料金 会員登録 利用したいサイトを選択 レポート発行 実際のレポートは次のページをチェック
4. 調査結果の分析.
analysis of survey data 第3回 香川大学経済学部 堀 啓造
若者の自動車離れ 2011年6月23日 MR9001佐藤洋平.
analysis of survey data 第2回 堀 啓造
離婚が出生数に与える影響 -都道府県データを用いた計量分析
お金を貯める ①どうしてお金を貯めるの?.
花粉くん 防災 減災 少子 高齢 産業 創出 花粉くん 誕生の キッカケ 花粉くん でこう 変わった!
禁煙グッズに密着 ~20代向けの禁煙グッズの開発~
緑茶の興味向上のためのキャッチフレーズの提案
© Yukiko Abe 2011 All rights reserved.
羊指数 最新情報 羊指数とは? 2017年7月 羊指数 羊指数推移(2016年7月~2017年7月)
財市場               マクロ班 Congratulations! 財市場.
「次代のリーダー」を 「本物のリーダー」にする リーダーの行動力アップ研修のご提案
平成24年度 臨床研修医 都道府県別採用実績について
携帯電話・PHS・スマートフォンの リサイクルに関する調査 結果報告書
マンション購入者アンケート 社会福祉学科  1回生 D組 .
子どもを大阪で育ててよかったと思える府民の割合(2018年3月 府民アンケート)
労働経済学 男女雇用機会均等法、育児・介護休業法
© Yukiko Abe 2015 All rights reserved
高齢者の消費者トラブル未然防止キャンペーン 効果測定結果報告書
平成24年9月近畿6府県自殺対策キャンペーン TVCM評価調査 結果報告書(概要版)
2015 年5 月下旬のインドの熱波について 報道発表資料平成27 年6 月2 日気 象 庁
メディア定点調査2017 グラフ資料データ.
NTT ADVERTISING,INC ■:全体との差が+10ポイント以上 ■:全体との差が-10ポイント以上 □:各層の最高スコア
携帯電話・PHSのリサイクルに関する アンケート調査結果
女性班発表.
メディア定点調査2017 グラフ資料データ.
大学生の私服について.
災害時の安否確認方法(例) 【災害時の安否確認ツール】 ●災害伝言ダイヤル171(NTT) ●web171(NTT)
USEDセレクトショップにおける 新規顧客獲得のための広告に関する研究
Presentation transcript:

季節消費やセールへの意欲が高まらず、 1月としては過去最低値に v 1月の消費意欲指数 カテゴリー別 消費意向 1月のポイント 2017.12.22 季節消費やセールへの意欲が高まらず、 1月としては過去最低値に  株式会社博報堂(本社・東京)のシンクタンク博報堂生活総合研究所は、20~69歳の男女1,500名を対象 に「来月の消費意欲」を点数化してもらうなど、消費の先行きに関する調査を毎月実施。その結果を「来月の消費予報」として発表しています。  1月の消費意欲指数は48.5点。前月比-8.4ポイント、前年比-2.7ポイントで、1月としては過去最低値となりました。 1月の消費意欲指数 カテゴリー別 消費意向 v 「消費意欲が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月 (1月)の消費意欲は何点くらいですか?」と質問。 「来月(1月)、特に買いたいモノ・利用したいサービスがありますか?」という質問に「ある」と回答した人に、具体的に「買いたいモノ・利用したいサービス」を選んでもらった結果を前月/前年と比較して作成。 1月のポイント Point 1:季節消費やセールなど、1月ならではの消費機会への意欲が高まらず  1月は例年、消費意欲が最も高まる月である12月よりは低下するものの、過去2年間は50点以上をキープしていました。 しかし今年は、調査開始以来の最高値(56.9点)であった前月から大幅に低下し、1月としては過去最低値となっています。  消費意欲指数の理由(自由回答)を見ると、「新年、お正月だから」「冬服が欲しい」といった年始らしい季節消費に関わる声(17年1月133件→18年1月107件)や「セール、初売り、福袋」への意欲を挙げる声(17年1月194件→18年1月151件)が前年より減少。1月ならではの消費機会への意欲は盛り上がりに欠けるようです。特に買いたいもの・利用したいサービスについても、「ファッション(前年比-41件)」「外食(前年比-23件)」においてマイナスとなっています。  背景としては、「今月まで多く使った反動でセーブ」は前年より大きく減少し(17年1月140件→18年1月95件)、「金欠、収入減、余裕がない」という声が増えています(17年1月106件→18年1月130件)。前月が意欲のピークであったことによる反動というよりも、懐事情が良くないことや、年末にしか意欲が高まらないという近年の傾向がより顕著になってきていることが要因のようです。 Point 2:前年からの意欲低下は男性で顕著  消費意欲指数を男女で比較すると、前月比はほぼ差がないのに対し、前年比では男性が-4.1ポイント、女性が-1.4ポイントと男性の低下が目立っています。前年1月は男性が女性の意欲の伸び悩みを下支えする構図でしたが、前述の「金欠、収入減、余裕がない」の増加分はほぼ男性によるものであり(男性:17年1月64件→18年1月85件、女性:17年1月42件→18年1月45件)、金銭的事情による影響は主に男性に現れているようです。 Ⓒ2017 Hakuhodo Institute of Life and Living, HAKUHODO INC. All rights reserved.

補足資料① 消費意欲指数 ■ 時系列グラフ 【全体】 【男性】 【女性】 ■ 時系列グラフ  Q.消費意欲(モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求)が最高に高まった状態を100点とすると、    あなたの来月(1月)の消費意欲は何点くらいですか。(自由回答) 【全体】 【男性】 【女性】 Ⓒ2017 Hakuhodo Institute of Life and Living, HAKUHODO INC. All rights reserved.

補足資料② 特に買いたいモノ・利用したいサービス ■ 消費意欲指数の理由(抜粋) ■ 特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合 ■ 消費意欲指数の理由(抜粋)  Q.(消費意欲の点数について)あなたがその点数をつけた理由をお答えください。(自由回答) <生活者の声 ~消費意欲指数の理由~ 【金欠、収入減、余裕がない】> ・今はあまりお金を持っていないので、無駄遣いができないから(10点・男性22歳・愛知県) ・給与の伸び悩み、将来の不安のため(30点・男性39歳・東京都) ・先立つお金がないので、欲しいものはあるが買いたい欲求は低いです(30点・男性45歳・大阪府) ・会社の業績が悪くボーナスがないので(10点・男性57歳・大阪府) ・収入が少ないのであまり買いたいと思わない(30点・男性69歳・愛知県)   ・冬用の衣類がダメになってきたので新しく買いたいと考えているが、資金ぐりが微妙であるから(30点・女性24歳・神奈川県) ・収入が減っており、節約月間だから(20点・女性31歳・大阪府) ・ボーナスが無いから(30点・女性43歳・岐阜県) ・特に収入が増えているわけではないから(40点・女性51歳・大阪府) ・現状で特に欲しいものがないし、さほど余裕がないから(10点・女性66歳・東京都) ( )内点数:消費意欲指数 特に買いたいモノ・利用したいサービス  ■ 特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合    Q.あなたが来月(1月)、特に買いたいモノ・利用したいサービスはありますか。(単一回答:ある/ない)  ■ 買いたいモノ・利用したいサービス    (特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人ベース)    Q.特に買いたいモノ・利用したいサービスとは何ですか。(複数回答) 【全体】 (439人) 参考:男性 (199人) 参考:女性 (240人) ※男女別ランキングは、母数が少ないため参考値 <全体にのみ下記基準で色付け> :前月比/前年比で20人以上増加 :前月比/前年比で20人以上減少 Ⓒ2017 Hakuhodo Institute of Life and Living, HAKUHODO INC. All rights reserved.

調査概要 ■ 質問項目(質問文) [消費意欲指数] ■ 質問項目(質問文) [消費意欲指数] 消費意欲(モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求)が最高に高まった状態を100点とすると、 あなたの来月(1月)の消費意欲は何点くらいですか。(自由回答) また、あなたがその点数をつけた理由をお答えください。(自由回答) [特に買いたいモノ・利用したいサービス] あなたが来月(1月)、特に買いたいモノ・利用したいサービスはありますか。(単一回答:ある/ない) 特に買いたいモノ・利用したいサービスとは何ですか。(複数回答) 調査概要 調査地域    ①首都40km圏 ②名古屋40km圏 ③阪神30km圏 調査対象者  20~69歳の男女 対象者割付  調査地域①~③各500人を各地域の人口構成比(性年代)に合わせ割付 サンプル数   調査方法    インターネット調査 調査時期    2017年12月1日(金)~4日(月)(2012年4月から調査開始/毎月上旬に実査) 調査機関    株式会社 東京サーベイ・リサーチ 生活総研が、生活者の気持ちの変化を読み解くために、 生活に関する意識を指数(100点満点評価)で回答してもらうものです。 合計1,500人 20代 30代 40代 50代 60代 合計 男性 124 150 189 140 148 751 女性 121 147 185 138 158 749 245 297 374 278 306 1,500 <備考> 「来月の消費予報」は、毎月下旬に翌月の消費意欲指数を発表いたします。 問い合わせ先 株式会社博報堂 博報堂生活総合研究所(十河・酒井) TEL.03-6441-6450 株式会社博報堂 広報室(西尾・大足) TEL.03-6441-6161 データ公開 本調査のデータは、生活総研のホームページ(http://seikatsusoken.jp/shohiyoho/2017-12/)から ダウンロードしていただけます Ⓒ2017 Hakuhodo Institute of Life and Living, HAKUHODO INC. All rights reserved.