長崎県の概要① 長崎県の位置 長崎県の歴史 長崎県の風土 長崎県の観光 (社)長崎県観光連盟 長崎県は日本の最西端、九州の西北部に位置しています。 特に朝鮮半島や中国大陸に近く、日本における中国を始めとする アジア諸国との窓口的存在になっています。 また、交通網も整備されており、東京から飛行機で約1時間40分、大阪から飛行機で約55分、福岡からはJRで約1時間50分となっています。 607年から派遣が始まった、当時の中国へ外交使節「遣隋使」そして後の「遣唐使」は、長崎の海域に浮かぶ壱岐、対馬、五島を通り、大陸へと渡っていきました。このように長崎は、中国、朝鮮半島へ最も近いというその地理的条件から、常に外交や通商の玄関口としての役割を果たしてきました。 1550年、県北部に位置する平戸にポルトガル船が初めて来航。と共に、キリスト教の布教が長崎でも活発に行われる事となりました。 1571年には、現在の長崎港がポルトガル貿易港として開港され、以来、長崎には大量の西洋の文化が流れ込んできたのです。 以降、オランダや中国の商人も長崎を訪れては貿易を行っていましたが、幕府(当時の日本政府)が鎖国政策を敢行し、外国との通商は、長崎だけで許されるという状態が鎖国が解かれるまでの200年余りの間、続きました。 この間長崎が受けてきた海外文化は、今でも県内のあちこちでその名残を見る事ができます。 長崎県の風土 陸地は平地に乏しく起伏に富んでいます。海岸線は複雑で半島・岬・湾・入江から形成されており、その延長は約4,175kmで全国1位を誇っています。 湾や入江が多いため、豊かな自然と美しい景観に恵まれ、二つの国立公園と二つの国定公園、六つの県立自然公園があります。 島の数も588と多く、海域面積が陸地面積の約25倍と九州本土の面積とほぼ同じ広さです。 長崎県は県域の広さと海に囲まれた地形であるため、壱岐と対馬、長崎市と五島、雲仙周辺やその他の山地の三つの異なった型の気候が特徴ですが、山岳地帯を除けば全体的に温暖で雨の多い海洋性気候です。 気温は暖流の影響をうけ1年間の最高・最低の温度差は少なく平均摂氏16.6度です。 長崎県の観光 長崎県は古くから海外に門戸を開いた街。その歴史的文化遺産はいまも県内に多く点在し、小道にまでも多くの歴史を発見する興味深い街として、内外に知られています。 ヨーロッパや中国文化などの影響を受けた異国情緒豊かな街並みが、エキゾチックな雰囲気を醸し出しています。 さらに食などそのバラエティ豊かな文化が、長い歴史の中で培われ、長崎独特の個性を作っています。 また、九十九島、五島をはじめ美しい自然に恵まれた多くの島々を有し、その海の景観は、目を見張るとさえいわれています。国立公園を含む10ヵ所の自然公園も各地にあり、長崎の温暖な気候の中でのどかな風情を見せています。 (社)長崎県観光連盟
長崎県の概要② 海外からもたらされた文化は、長崎から日本中へと広まり、人々の生活の中へと浸透していきました。 長崎が発祥の地となったもの。 (社)長崎県観光連盟