マーケティング戦略の立案: 新製品開発戦略
「新製品」とは まったく新たな製品 改良製品 一部変更製品 新ブランド
新製品の導入方法 革新的な新製品 新製品ライン 既存製品ラインへの追加 既存製品見直し・改良 再位置づけ コスト低減
新製品に関する組織体制 プロダクト・マネジャー 新製品マネジャー 新製品委員会 新製品開発部 新製品開発チーム
新製品開発プロセス アイデア創出 アイデアのスクリーニング 製品コンセプトの開発とテスト マーケティング戦略の開発 事業収益性分析 製品開発 マーケットテスト 事業化
アイデア創出
新製品アイデアの供給 顧客 科学者、技術者、デザイナー、従業員 競争企業 自社営業担当者と販売店 トップ・マネジメント その他の情報
アイデア創出法 属性列挙法 強制関連法 形態学的分析 ニーズ/問題分析 ブレーン・ストーミング シネクティクス
アイデアのスクリーニング
製品アイデア選択の誤り よいアイデアを削除してしまう誤り。 よくないアイデアを採用してしまう誤り。
製品アイデアの評価法 アイデア 1.利益目標 1.自社の資金力 2.販売量目標 2.製造、マーケティング力 3.売上伸張目標 3.販売能力 4.顧客好意目標 1.自社の資金力 2.製造、マーケティング力 3.販売能力 自社の経営資源 自社の目的 Yes 次の段階へ 進む アイデアを ドロップせよ Yes No No
製品アイデアの評価法 評価基準: 0.0~0.40 下: 0.41~0.75 中: 0.76~1.00 上. 最低合格点: 0.70 (B)当社能力水準 製品成功要素 (A)ウェート 0 .1 .2 .3 .4 .5 .6 .7 .8 .9 1.0 (A×B)評点 企業の性格とイメージ マーケティング 研究・開発 人事 財務 製造 施設と地域的配置 購買 0.20 0.15 0.10 0.05 0.120 0.180 0.140 0.090 0.040 0.015 0.045 合計 1.00 0.720 評価基準: 0.0~0.40 下: 0.41~0.75 中: 0.76~1.00 上. 最低合格点: 0.70
製品コンセプトの開発とテスト
製品コンセプトの開発 アイデア:ミルクに入れると栄養も増し味もよくなるパウダー。 誰がこの商品をつかうのか 幼児、子ども、若者、中年の成人 何を製品の主要なベネフィットにするのか 味か栄養か、さわやかさか活力か これはどのようなときにのむのか 朝食、昼食、午後の休憩時、夕食
製品コンセプトの開発 ひとつアイデアから次の製品コンセプトが考えられる。 朝食をつくらずに、かつ手早く栄養をとりたいと思う大人向きのインスタント朝食飲料。 子供のための日中の飲料用に味のよいスナック飲料。 高年齢者向けで、夜分の飲み物として出す栄養補給剤。
製品コンセプトのテスト コンジョイント分析による製品コンセプトのテスト
マーケティング戦略の開発
マーケティング戦略の開発 ターゲット市場の規模、市場における新製品の位置づけ、最初の二~三年の目標売上額、マーケットシェア、利益額。 製品の目標価格、流通戦略、初年度の販売経費予算の概略。 長期的売上げ・利益目標と長期間にわたるマーケティングミックスの戦略。
事業収益性分析
売上高と費用の推定 初回購入需要に基づく推定 買い替え需要に基づく推定 反復購入に基づく推定
製品開発
製品開発 製品コンセプトの具体化(研究開発部門、技術部門) プロトタイプの開発 機能テスト 消費者テスト 製品在宅設置テスト
マーケットテスト
マーケット・テスト 目的 マーケット・テストの量を決める要因 消費者や販売業者の製品に対する反応 継続購入 市場の大きさ 投下資本とリスク 時間的切迫度 調査費
マーケット・テストの方法 セールス・ウェーブ調査 模擬販売店技法 コントロールされたテスト・マーケティング テスト・マーケット
テスト・マーケット テスト・マーケットに関する意思決定 テスト実施都市数 どのような都市を選定するか テスト期間 収集情報 その結果とるべき行動
事業化
事業化に関する意思決定 タイミングに関する意思決定 地域に関する意思決定 ターゲットに関する意思決定 導入方法に関する意思決定 最初に市場に参入する 同時に市場に参入する 遅れて市場に参入する 地域に関する意思決定 単一地域 複数地域 海外市場 ターゲットに関する意思決定 前期少数採用作用者、購入量・購入頻度の高い顧客、影響力のある顧客、少ない経費で販売できる顧客。 導入方法に関する意思決定 マーケティング・ミックスへの予算の分配
コンジョイント分析による製品コンセプトのテスト コンジョイント分析とは、ある製品カテゴリーにおいて、「消費者がどのような属性(価格、色、形)を重視して製品選択を行うか」そしてそれぞれの属性において「どのような属性水準(価格であれば5000円、1万円、1万5000円など。色ならば赤、青、黄色など)の場合に消費者はどのくらいの効用を得るのか」を知ること目的とした分析手法である。
属性及び属性水準 価格:15万円,17万5千円,20万円 CPU:1.7GHz, 2.2GHz, 3.06GHz ハードディスク:20GB, 40GB, 60GB メモリ:128MB, 256MB ディスプレイ:15インチ, 17インチ
属性の組み合わせからなる製品コンセプト
プロファイルに対する選好データ
推定結果 Averaged Importance Utility Factor öòòòòòòòø PRICE 価格 ó32.29 ó .9667 ó--- 150000 õòòòòòòò÷ .3833 ó-- 175000 ó .1833 ó- 200000 ó öòòòòòòòòòø CPU cpu ó41.15 ó .6958 ó- 1.7GHz õòòòòòòòòò÷ .8792 ó--- 2.2GHz ó 1.2167 ó---- 3.06GHz öòø HD hard disk 8.85 ó ó -.2667 -ó 20GB õò÷ .1083 ó 40GB ó .1583 ó 60GB öø MEMORY memory 4.17 óó -.1000 ó 128MB õ÷ .1000 ó 256MB öòòø DISPLAY display 13.54 ó ó -.3250 -ó 15inch õòò÷ .3250 ó- 17inch 8.9625 CONSTANT Pearson's R = .726 Significance = .0007 Kendall's tau = .538 Significance = .0019
シミュレーション U(150000円,3.06Hz,60GB,256MB, 17inch) = 87.500