1.労働安全衛生マネジメント システム(OSHMS)の概要 2014年 安全衛生管理者 課長級研修 1.労働安全衛生マネジメント システム(OSHMS)の概要 (1)OSHMSとは (2)導入の背景 (3)トヨタの安全活動とOSHMS 1/12
Occupational (職業、産業) Safety and Health Management System (1)OSHMSとは? 安全文化構築 (1)OSHMSとは? Occupational (職業、産業) Safety and Health Management System 労働安全衛生マネジメントシステムの 頭文字を取ってるよ!! 2/12
(1)OSHMSとは? 「計画→実施→評価→改善」(PDCA)という 一連の流れを定めて、 ▼連続的、継続的な安全衛生管理 を自主的に行うこと。 ▼事業所における安全衛生水準の 向上を図る仕組み。(後戻りしない仕組み) ①潜在的危険性の低減 ②健康増進、快適な職場環境形成の促進 年度方針や 計画を基に 進めるやり方です 3/12
(2)OSHMS導入の背景 1.安全衛生ノウハウの継承困難 2.行政の動き 3.自主的な活動の推進 ①ベテランの異動、定年などによる安全衛生に関する知識・ ノウハウの伝承が不十分 ②安全パトロール、ヒヤリ提案など様々な安全活動を 実施しているが、組織的かつ継続的に維持・改善していく 部分で不十分な面があった 2.行政の動き 03年夏ごろから大企業による爆発、事故の多発し、社会的問題化 ・苫小牧コンビナート火災、タイヤメーカー火災、ガス器具事故など ⇒点検の結果、組織的活動の展開している会社の 事故、災害が少ないことがわかった 3.自主的な活動の推進 5/12
(3)トヨタの安全活動とOSHMS トヨタの安全活動は、 OSHMSで設定された項目や内容と 同じ取り組みを既に実施している。 安全衛生方針の表明 (第5条) 安全衛生目標の設定 (第11条) 実施事項の決定 (第10条) 体制の整備 (第7条) 緊急事態への対応(第14条) 日常的な点検、改善 (第15条) 災害発生時の調査 (第16条) 安全衛生計画の実施 (第13条) 安全衛生計画の 作成 (第12条) 労働者の意見の 反映 (第6条) 明文化 (第8条) 記録 (第9条) システム監査(第17条) 改善(第17条) 危険性、有害性の調査 (第10条) システムの見直し (第18条) PDCAサイクル 基本要素 トヨタの安全活動は、 OSHMSで設定された項目や内容と 同じ取り組みを既に実施している。 ⇒新たな活動ではない 6/12
(3)トヨタの安全活動とOSHMS 職場にあるしくみ、ルール、情報 『OSHMS』の基本実施事項 1.安全衛生管理体制 休日工事予定表 安否確認システム 部方針 設備計画マニュアル 設備リスクアセスシート 作業リスクアセスシート リスク評価基準 残業管理表 作業主任者 1.安全衛生管理体制 2.安全衛生活動の計画 3.安全衛生活動の実施 4.階層別・資格教育 5.緊急事態の措置 6.社外者管理 7.OSHMS監査 8.OSHMSの見直し 設備検査員教育 作業要領書整備状況一覧 労働安全衛生法 各種法令 自己監査計画 職層別研修 工場方針 工場内規 統括安全衛生管理者 ほめる活動 MSDS 指名業務教育 職場防災隊組織図 安全衛生指導要領 避難訓練 産業医 業務計画表 連休工事安全パトロール 職場体操 新任課長研修 見直し計画 監査マニュアル 工場安全衛生委員会 部・課安全衛生会議 設備立会いチェックシート 個人記録表 異常処置作業 社外戦力活用マニュアル 7/12
(3)トヨタの安全活動とOSHMS OSHMS基本実施事項 1.安全衛生管理体制 2.安全衛生活動の計画 3.安全衛生活動の実施 安全衛生管理組織 安全衛生会議体 OSHMS基本実施事項 安全衛生の目標設定と活動計画 安全衛生理念と方針 1.安全衛生管理体制 工程のリスクアセスメント リスク管理活動 2.安全衛生活動の計画 設備の機能維持 健康管理・就業制限 3.安全衛生活動の実施 階層別教育 危険有害業務教育 4.階層別・資格教育 事故等発生時の対応 感染症等発生時の対応 5.緊急事態の措置 6.社外者管理 派遣社員への対応 場内請負会社への 対応 7.OSHMS監査 構内工事への対応 8.OSHMSの見直し OSHMSの見直し OSHMS監査 規程類の整備 8/12
これ以降のカリキュラムの位置づけ トヨタの設備安全衛生活動 製造事業者 ★一般的な場合 情報提供 OSHMSの活動 機械メーカ ★トヨタの場合 設備計画部署 製造部署 OSHMSの活動 機械メーカ 機械リスクアセスメント リスク低減 トヨタの設備安全衛生活動 9/12
これ以降のカリキュラムの位置づけ ①機械の安全化 ①機械の安全化 ③作業の安全化 ②作業の安全化 機械のRA リスク低減 活動計画 活動計画 P P C C A A 機械のRA 活動計画 活動計画 活動評価 活動評価 点 検 点 検 D 作業のRA 危険源の洗い出し 危険源の洗い出し リスク管理活動 安全衛生 機能の保証 レベルアップ活動 作業の RA リスク 評価 リスク 評価 リスク低減 改善計画の設定 改善計画の設定 改 善 実 施 改 善 実 施 確認・フォロー 確認・フォロー D ・残存リスク の提示 ・コンプラ の周知 ・残存リスク の提示 ・コンプラ の周知 計画部署へのフィードバック 計画部署へのフィードバック 作業把握(洗出し) 作業把握(洗出し) 本質安全化 本質安全化 届 出 届 出 リスク評価 リスク評価 ・法規格等 への適合 ・許認可/ 届出 保護 方策 保護 方策 維持・定着活動 作業管理 要領書の作成・整備 要領書の作成 教育 ・ 訓練 教育 ・ 訓練 観察・フォロー 観察・フォロー リスク低減 工程・作業場の維持・管理 緊急事態の措置 社外者管理 CSR コンプラ 号口情報のフィードバック 10/12
計画部署、製造部署、お互いの活動について理解する これ以降のカリキュラムの位置づけ ①機械の安全化 ①機械の安全化 ③作業の安全化 ②作業の安全化 P P C C A A 機械のRA 活動計画 活動計画 活動評価 活動評価 点 検 点 検 作業のRA 危険源の洗い出し 危険源の洗い出し D リスク管理活動 安全衛生 機能の保証 計画部署、製造部署、お互いの活動について理解する レベルアップ活動 作業の RA リスク 評価 リスク 評価 リスク低減 改善計画の設定 改善計画の設定 改 善 実 施 改 善 実 施 確認・フォロー 確認・フォロー D ・残存リスク の提示 ・コンプラ の周知 ・残存リスク の提示 ・コンプラ の周知 計画部署へのフィードバック 計画部署へのフィードバック 作業把握(洗出し) 作業把握(洗出し) 本質安全化 本質安全化 届 出 届 出 リスク評価 リスク評価 ・法規格等 への適合 ・許認可/ 届出 保護 方策 保護 方策 維持・定着活動 作業管理 要領書の作成・整備 要領書の作成 教育 ・ 訓練 教育 ・ 訓練 観察・フォロー 観察・フォロー リスク低減 工程・作業場の維持・管理 緊急事態の措置 社外者管理 CSR コンプラ 号口情報のフィードバック 11/12