高度情報演習1C 実践 画像処理プログラミング

Slides:



Advertisements
Similar presentations
画像処理・実習 第十四回:パターン認識 東海大学 情報理工学部 情報メディア学科 濱本和彦. 今回の内容 5. パターン認識 5.1 マッチングの原理 5.2 テンプレートマッチング 実習 相互相関とテンプレートマッチング.
Advertisements

画像処理 05A1027 後藤航太. 研究課題は openLDAP についてでしたが 今回から画像処理に変更しました。 変更した理由 自分が持っていたイメージと実際の openLDAP が違ったので変更を決 めま した。 画像処理に興味を持ったので これからは画像処理を研究課題として やっていきます。
はじめてのパターン認識 第1章 第4グループ 平田翔暉. パターン認識 パターン認識 o 観測されたパターンを、あらかじめ定められ たクラスに分類すること クラス o 硬貨: 1 円玉、 5 円玉、 10 円玉、 50 円玉、 100 円玉、 500 円玉 o アルファベット: 26 種類 o 数字:
静脈画像を鍵とする暗号化手 法に関する研究 大山研究室 安藤のぞみ. 研究の背景、目的 近年、バイオメトリクス認証が注目されて いる 静脈は身体内部の情報 → 偽造に強い 環境に左右されることが少ない 利用者の心理的抵抗が軽減される オープンなネットワークへのバイオメトリ クス認証の適用 : Double.
生体情報を利用したオンライン認証システムに関する研 究 情報工学科 大山・山口・小尾研究室 学士課程4年田中 丈登.
高度情報演習 1A “ テーマC ” 実践 画像処理プログラミング 〜画像認識とCGによる画像生成〜 芝浦工業大学 工学部 情報工学科 青木 義満 2006/04/10.
高度情報演習 1 C 実践 画像処理プログラミング 第一回 演習課題 芝浦工業大学 工学部 情報工学科 青木 義満 2007/4/18.
新設科目:応用数学 イントロダクション 情報工学科 2 年前期 専門科目 担当:准教授 青木義満.
コンピュータビジョン特論 OpenCVについて
HOG特徴に基づく 単眼画像からの人体3次元姿勢推定
静止背景における動物体の検出と追跡 陳 謙 2004年10月19日.
高度情報演習1A “テーマC” 実践 画像処理プログラミング 〜画像認識とCGによる画像生成〜 第四回 演習課題 画像中からの物体抽出処理(背景情報を手がかりとして) 芝浦工業大学 工学部 情報工学科 青木 義満 2006/05/15.
ロボットビジョン(ロボットの視覚能力)のための デジタル画像処理
「わかりやすいパターン認識」 第1章:パターン認識とは
工学部 知能情報工学科 准教授 高 尚策 (コウ ショウサク)
Deep learningによる 読唇システム
ディスカッションの進め方 【1】 テーマの提示 (5分) 【2】 ディスカッション(20分) 【3】 発表 (5分×6グループ=30分)
ディスカッションの進め方 【1】 テーマの提示 (約5分) 【2】 ディスカッション(約30分)
感情推測システム構築のための顔表情認識の実践
顔表情認識のための顔特徴点抽出 徳島大学 大学院 工学研究科 長野 信男.
異種センサを用いた人の行動検知 研究概要 研究の独自性 isi担当 高汐グループ成果 スライド到着待ち yasu担当.
OpenCV を使った画像処理コンポーネントの作成例 田窪 朋仁(大阪大学)
有人撮影講義ビデオの閲覧・編集支援のための画像・音声切り出し手法の検討
変数のスコープの設計判断能力 を育成するプログラミング教育
高山建志 五十嵐健夫 テクスチャ合成の新たな応用と展開 k 情報処理 vol.53 No.6 June 2012 pp
画像情報を用いた交通流計測 情報工学科 藤吉研究室 EP02076 都築勇司
Yahoo! インターンシップ プレゼンテーション選考 2015/7/3(金) 10:00~ 石川智己
ヒューマンインタフェース 電子機械工学専攻 第2学年 後期 開講
高度情報演習1A “テーマC” 実践 画像処理プログラミング 〜画像認識とCGによる画像生成〜 第三回 演習課題 画像中からの物体抽出処理(色情報を手がかりとして) 芝浦工業大学 工学部 情報工学科 青木 義満 2006/05/08.
クリッカブル三次元地図の制作 情報工学科 服部 真和 (指導教員: 金子 教授) 研究背景 目的
2007年度 長岡技術科学大学オープンハウス 半透明人間
プログラム実行履歴を用いたトランザクションファンクション抽出手法
MIRS Generation 3 (第3世代MIRS)2年目
長岡技科大オープンハウス 岐阜高専4年電子制御工学科 森 永二郎.
顔部品の検出システムの構築 指導教員 廉田浩 教授 1DS04188W  田中 甲太郎.
相川研究室 ~信号処理は世界を変える~.
フィールドセンシング Field Sensing Technologies
Computer Graphics 第3回 座標変換 芝浦工業大学情報工学科 青木 義満
Bottom-UpとTop-Down アプローチの統合による 単眼画像からの人体3次元姿勢推定
第11回   ディジタル画像(2) ディジタル画像処理(2)
WIP中間発表 画像解析を用いた メイドの為の 無許可撮影通知システム
ステレオカメラを用いた歩行者の行動解析.
ステレオカメラを用いた人の行動解析.
米山研究室紹介 -システム制御工学研究室-
高度情報演習1A “テーマC” 実践 画像処理プログラミング 〜画像認識とCGによる画像生成〜 第二回 演習課題
高度情報演習1C 実践 画像処理プログラミング 第二回 演習課題
巡回冗長検査CRC32の ハード/ソフト最適分割の検討
1 目的 子供の学ぶ姿とそれを支える教師の 手立てを関連付けて分析することを 通して、主体的・対話的で深い学び の視点からの授業改善に向けて明日 からできることを考察する.
情報検索(6) メディア検索の仕組み 教員 岩村 雅一
深層学習を用いた音声認識システム 工学部 電気電子工学科 白井研究室 T213069 林健吉.
高度情報演習1A “テーマC” 実践 画像処理プログラミング 第六回 最終課題 画像処理による動物体自動抽出、モーションキャプチャ
中京大学 工学部 電気電子工学科 白井研究室 4年 T 為房直人
岩村雅一 知能情報工学演習I 第13回(後半第7回) 岩村雅一
東京農業大学 東京情報大学 附属第一高等学校・中等部 附属第二高等学校 附属第三高等学校・中等部
数量分析 第2回 データ解析技法とソフトウェア
3.阪神高速のITS (1)日本のITS 国土交通省ホームページより.
中京大学 電気電子工学科 白井研究室 T 久保田直樹
物体検出による視覚補助システム T215085 若松大仁 白井研究室.
背景 課題 目的 手法 作業 期待 成果 有限体積法による汎用CFDにおける 流体構造連成解析ソルバーの計算効率の検証
ロボット工学 第10回 力制御と作業座標系PD制御
明星大学 情報学科 2012年度前期     情報技術Ⅰ   第1回
2006年度 オープンハウス 画像からの顔領域の摘出
ETPB: Extraction of Context from Pedestrians' Behavior
ステレオカメラを用いた歩行者の行動解析.
センサの基礎知識 メカトロニクス機械を作り上げるには,センサについての幅広い知識と経験が必要!.
2018年度ビジョン研究室 ゼミナール・卒研紹介 指導教員:張善俊 6月20日(水) 6-209.
ディープラーニング顔画像解析基盤 システムによる顔解析へ向けて
明星大学 情報学科 2014年度前期     情報技術Ⅰ   第1回
人物再識別システムの 試作と評価 飯塚 敦志.
情報スキル活用 第1週    ガイダンス.
Presentation transcript:

高度情報演習1C 実践 画像処理プログラミング 芝浦工業大学 工学部 情報工学科 青木 義満 2006/04/10

講義説明の前に・・・ 画像処理技術の発展 カメラの小型化,高性能化 :携帯カメラから計測用カメラまで 計算機性能の向上,画像処理研究の成果 カメラの小型化,高性能化 :携帯カメラから計測用カメラまで 計算機性能の向上,画像処理研究の成果 → 画像処理の適用範囲,適用場面の拡大! 屋内 固定環境 半動的環境 屋外・家庭 完全動的環境 場所→ 工場 固定環境 環境→ ヒューマンインタフェース セキュリティ ロボット ヒューマンインタフェース ITS,セキュリティ, ロボット,エンターテイメント その他 分野→ 自動外観検査

最先端画像処理システムの例 ITS(安全運転支援) ヒューマノイドロボット 監視・セキュリティ 画像計測 + ミリ波レーダー計測 画像計測 + ミリ波レーダー計測 → 様々な環境下での前方車両検知 ヒューマノイドロボット 視覚 + 聴覚 + 触覚センサ  → マルチチャンネル情報を統合した コミュニケーション 監視・セキュリティ 顔画像認証,バイオメトリクス(生体情報)認証

画像処理の研究分野 ・画像計測,認識,生成 → 様々な応用 セキュリティ Image Sensing 画像計測・認識・生成 医療支援  ・画像計測,認識,生成 → 様々な応用 カメラ・ビデオ  外観検査 交 通 医療支援 画像計測・認識・生成 Image Sensing ロボット セキュリティ 顔、生体 Measurement & Control Physics Artificial Intelligence Information Engineering Electrical Engineering

画像処理とは? 画像計測・認識 画像生成 画像中から特定の対象物の情報を抽出し,計測,認識 ステレオカメラによる3次元計測,顔検出・認識など コンピュータグラフィックス(CG)の技術を駆使し,意義のある画像(2D, 3D)を生成 画像提示による情報理解支援 顔検出 ステレオビジョンによる3次元計測

必要に応じて処理結果を画像生成により提示! 基本的な画像処理の流れ 画像入力 前処理 空間フィルタリング 2値画像処理 領域分割処理 特徴抽出 計測・検出・分類 パターンと図形の検出 パターン認識 必要に応じて処理結果を画像生成により提示!

画像処理の基本的手順(具体例:顔の検出) 画像入力 前処理 ノイズ除去処理など 特徴抽出 肌色特徴抽出 検出 顔検出

画像認識の具体例(動画中からの顔検出) 検出の手がかり ・肌の色特徴 ・顔パターン特徴  (顔部品の空間配置)

講義(演習)のねらい 本講義・演習を通して・・・・ 画像処理システムに対する興味を高めたい! 画像処理(画像計測・認識・生成)の一連の流れを把握すると共に,プログラミングにより画像処理の楽しさ,難しさ,可能性を知る 画像処理の基本的プログラミング技法を習得する 画像処理システムに対する興味を高めたい!

講義内容(青木担当) タイトル 内容 「2Dモーションキャプチャシステムを作ろう!」 画像計測・認識 時系列の撮影画像から特定の物体,マーカを自動抽出,位置を計測,記録する(モーションキャプチャ)

講義内容(6回) 画像処理とは? 画像データの構成,画像の入出力演習 簡単な画像処理プログラミング(フィルタの設計と実装) 画像処理とは? 画像データの構成,画像の入出力演習 簡単な画像処理プログラミング(フィルタの設計と実装) 物体抽出及び2値化処理 ラベリングと重心算出(物体位置計測) 総合演習課題

講義の進め方 講義+演習 評価 スタッフ 毎回演習開始前に,その回の「ポイント」を解説 解説終了後,演習実施 グループワークでなく,個人で行う 評価 毎回の演習課題,最後の挑戦課題による スタッフ 青木,TA(中澤 M2, 平中 M1)

講義情報 他 青木研Web site → 講義情報より,講義関連資料のダウンロード可能 青木研の場所 http://www.aoki-medialab.org/ 青木研の場所 研究棟14F K-32