株式公開成功事例002 1.経緯 ベンチャー立上から十数年経過し業績順調、もう一段上のステージを求めてIPOチャレンジ 2.結果 IPO準備プロジェクト再始動から1.5年程度でマザーズ上場内定 3.成果 ・営業利益率は年率10%伸びていたが、IPOプロジェクト始動後は20%台の伸び ・主な成功要因 財務経理プロセスを一から見直しし、経理パッケージソフトを導入。 ITインフラを刷新、ワークフロー導入により幹部社員の生産性が向上。 実地棚卸結果に対する(任意)外部会計監査に一度も合格したことがなかったが、監査法人出身者の指導により一発合格。 内部統制文書作成作業が遅延し品質も劣悪だったが、監査法人出身者の指導により短期間で完成「内部監査制度」が 存在しなかったが、監査法人出身者の指導により短期間で整備完了。 内部監査室が外部監査人・監査法人の信頼を獲得し、「会計監査手続は内部監査に全面的に依拠」することになった為、 各部署への往査は基本的に外部監査人と内部監査室が一緒に行い効率化及び品質向上を実現。 経営者及び古参幹部には経理や監査に対する知見が皆無だったことが逆に成功要因となった、完全に外部の人材や 新規採用等で対応するという決断につながった 創業者が単独で資本金を出資していたが、この機会に幅広く殆どの幹部社員に対してストックオプションを附与したことで 士気が高まった。
Vita Brevis LLC. CEO加藤 義宏 4.プロセス ・(人事、組織面)IT部門が鍵となるため予算を拡大しプロフェッショナルを新規採用、上場企業での 経理部長経験者を採用、IPO事務処理に慣れている証券会社出身者を採用 ・(重要課題対応)特に重要性の高い「コンプライアンス問題」に対しては社内に専任の担当部長を置き、 分野ごとに実績があり信頼できる法律事務所と顧問契約を締結し密接な協力体制を構築 5.難易度が高かった課題 ・社内に蓄積されていないノウハウ獲得を金銭支出で解決する方針を経営者が下してから進捗が改善 ・何度実施しても失敗続きだった実地棚卸については棚卸立ち合いのためにほぼ全従業員を一時的に 集中投入し楽しい社内イベントのように巧く扱い成功、監査法人出身者の指導により完璧なマニュア ル化と準備作業が奏功した 写真 Vita Brevis LLC. CEO加藤 義宏 【得意分野※英語対応可能】 内部監査/内部統制/株式公開IPO準備に於ける 内部監査、統制/情報セキュリティ管理、 ISO/IEC27001認証取得支援 執筆者情報