第5世代移動通信における構造物の影響の解明

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エンジニアリングデザイン教育 コンクリート製体重計の作製 愛知工業大学 都市環境学科.
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第5世代移動通信における構造物の影響の解明 EX17103 (北海道大学情報基盤センター推薦課題) 課題代表者 松永 真由美 (東京工科大学工学部電気電子工学科) 3次元大規模伝搬シミュレーションによる 第5世代移動通信における構造物の影響の解明 研究組織 東京工科大学・工学部 北海道大学・大学院情報科学研究科 北海道大学・情報基盤センター 松永 真由美 日景 隆・山岸 誠知 大宮 学 研究概要 使用周波数が高周波化すると... ビルなどの建造物を構成する資材やビルの形状自体の電波的影響が変化する 波伝搬シミュレーション用モデルの新たな定義が必要 第5世代移動通信(5G)の実現へ向け あらゆる環境下に おける 電波伝搬を解析 超高速で大容量の移動通信を実現 建造物が乱立する都心部や住宅街 什器や人が複数分布するオフィスビル内部 無線通信電波が飛び交う室内 2D |E|field distribution @920MHz 2D |E|field distribution @5.2GHz 10GHz コンクリート壁への入射 微少突起が表面に有ると 透過波変化 従来 計算資源の不足や膨大な計算時間が原因 建造物を構成する材料や形状は考慮せず 平らで均質な2次元構造物として解析 本課題 建造物の詳細構造が高周波化によりもたらす影響を 3次元大規模シミュレーションにより解明する