圧力発展格子ボルツマン法による大規模気液二相流GPUコードの開発 ならびに多孔体浸潤液滴シミュレーション

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熊野灘海流予測システム開発 進捗状況報告 (株)三菱総合研究所. 熊野灘海流予測システム 内容 – 熊野灘で作業中である、地球深部探査船「ち きゅう」のために海流予測を行う 黒潮の変動を数キロメートルのオーダーで予測 –JCOPE をネスティング » 日本近海 1/36 度モデル(同化あり)
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Chapter 26 Steady-State Molecular Diffusion
円柱座標系の基底関数系を用いたSCF法による 円盤銀河のシミュレーション
バリオン音響振動で探る ダークエネルギー ~非線形成長と赤方偏移歪みの影響~
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流動を伴う物質移動(p.483) y x 壁を伝わって流れ落ちる 薄い液膜にA成分が拡散 δ NA,y 速度分布:p.96.
潮流によって形成される海底境界層の不安定とその混合効果
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Marco Ruggieri 、大西 明(京大基研)
教師が真の教師のまわりを まわる場合のオンライン学習
ベイズ音声合成における 事前分布とモデル構造の話者間共有
複雑流動場における物質移行過程の解明を目指した大規模数値計算 :実験計測データとの比較による数値モデルの構築
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■ 背景 ■ 目的と作業内容 分子動力学法とフェーズフィールド法の融合による 粒成長の高精度解析法の構築 jh NAH
東京都心1m解像度10km四方気流計算の可視化
大型ヘリカル装置における実座標を用いた 粒子軌道追跡モンテカルロコードの開発
ジオシンセティクスを用いた埋立地キャッピング層における水分移動数値シミュレーション
豪雨災害の被害予測に向けた土粒子‐流体‐構造の大規模連成解析の 国際標準V&V例題の確立
力覚インタラクションのための 物理ベースモデリング
格子ボルツマン法によるリアルタイム物質拡散シミュレーション手法の開発
背景 粒子法(SPH・MPSなど)は大規模流体シミュレーションなどで幅広く利用.一方で,手法の数学的正当化(数値解析)が不十分
? リー・ヤンの零点 これまでの格子QCD計算の結果 今年度の計画 リー・ヤンの零点分布から探る有限密度QCDにおける相構造の研究
核融合プラズマ研究のための超並列粒子シミュレーションコード開発と その可視化
大規模粒子法による大型クルーズ船の浸水解析
熱伝導方程式の導出 熱伝導:物質の移動を伴わずに高温側から低温側へ熱が伝わる現象 対流、輻射 フーリエの法則Fourier’s law:
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圧力発展格子ボルツマン法による大規模気液二相流GPUコードの開発 ならびに多孔体浸潤液滴シミュレーション jh180044-NAJ 金田 昌之(大阪府立大学) 圧力発展格子ボルツマン法による大規模気液二相流GPUコードの開発 ならびに多孔体浸潤液滴シミュレーション 研究背景 濡れ性境界条件 Cubic Boundary Condition[2] 多孔体内における気液二相流 任意の接触角に応じて秩序変数 の壁面法線方向勾配を決定 燃料電池ガス拡散層 熱交換器凝縮水 インクジェット液滴 珪藻土内の水の蒸散,土壌への雨水の浸透  など 接触線以外       では 課題と解決の糸口 多孔体,液水の物性に依存した液水挙動・デバイス性能予測が困難  数値解析(格子ボルツマン法=複雑流れ場に効果的) 二相流解析の困難さ(高密度比解析において圧力計算が不安定[1])  圧力発展方程式の導入 大規模・高精度解析の必要性  大規模並列解析,格子解像度高精度化 流体近傍の固相ノードに濡れを考慮 解析条件 Δ:格子間隔 研究目的 50Δ 密度比ρL/ρG 100 (ρL=1) 粘性比μL/μG 1 (μL=1.67×10-3) 接触角θc[deg] 90 重力加速度g 5×10-7 表面張力係数σ 1×10-4 界面厚さW 4Δ モビリティM 0.01 高精度かつ高密度比二相流解析手法の確立 多孔体へ滴下した液水の浸潤挙動解析を実施 解析手法 圧力発展格子ボルツマン法[2,3] 秩序変数 によって二相を区別 密度 ,粘度 を秩序変数で線形補間 物体境界:Half-way Bounce-back 濡れ性境界:Cubic Boundary Condition 圧力分布関数の時間発展方程式 解析結果 秩序変数(密度)分布関数の時間発展方程式 外力項 巨視的変数 モデル多孔体 参考文献 発泡多孔体を模擬 [1] 稲室隆二, J. HTSJ, 55 233 8-13(2016). [2] Fakhari, A. and Bolster, D., J. Comput. Phys. 334 620-638(2017). [3] Fakhari, A. et al., J. Comput. Phys. 341 22-43(2017). [4] Thomson, W., Acta Math. 11 121-134(1887). [5] Weaire, D. and Phelan, R., Phil. Mag. Lett. 69 107-110(1994). Kelvinセル[4,5] Kelvinセル多孔体 発泡多孔体