DB天文学推進室検討報告 Japanese Virtual Observatoryの構築

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1 ニューブレクス㈱ 当社は世界唯一の超高精度誘導ブリルアン計測システムの商品化に成功した会社です。センサー部は通信用の光ファイバと同じも のをそのまま分布センサーとして利用でき、光ファイバ上に生じる変形(ひずみ)分布及び温度分布を一括測定する事ができます。 そしてこの高精度の光ファイバを用いた分布計測技術をベースに、協力会社とのコンソーシアムにて工業化に適した敷設手法の開.
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2020 年( TMT 、 SPICA 時代)の すばる望遠鏡 高見英樹 ( 国立天文台) 年の光赤外の情勢 大きな流れ TMT 稼働開始 SPICA 打ち上げ、 JWST は? LSST 稼働開始、 HSC の役割は? Keck 、 Gemini は存続だが予算は厳しい、 VLT は着実.
日本学術会議マスタープランへの提案 ガンマ線バーストを用いた初期宇宙探査計画 HiZ-GUNDAM 主査: 米徳 大輔(金沢大学) HiZ-GUNDAM WG 光赤天連シンポジウム「光赤外将来計画:将来計画のとりまとめ」( 2016/02/09 – 10 国立天文台.
Jul 7th 2012 富山大学と KAGRA グループの重力波検出 に関する合同ワークショップ 電波天文のためのマイクロ波分光 富山大学 大学院 理工学研究部 物理学専攻 電波物理学研究室 小林 かおり.
銀河物理学特論 I: 講義1:近傍宇宙の銀河の 統計的性質 遠方宇宙の銀河の理解のベースライン。 SDSS のデータベースによって近傍宇宙の 可視波長域での統計的性質の理解は飛躍的 に高精度になった。 2009/04/13.
HETE-2のバースト観測ネットワーク マウイ 副地上局 パラオ 副地上局 シンガポール 主・副地上局 赤道
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南極中口径望遠鏡計画 (AIRT) スーパーアースを持つ多惑星系のトランジット連続観測による系外惑星の大気構造の研究
『どこでも運用システム』の開発状況 (第二報) iPad版衛星状態監視システム (プロトタイプ) どこでも運用システムと他システムとの接続
望遠鏡制御関係現状報告 ナノオプトニクス・エナジー ナノオプトニクス研究所 下農 淳司.
解析サーバの現状と未来 2006/07/18 衛星データ処理勉強会 村上 弘志 現状のシステム構成など 統合解析環境としての整備
VO講習会 2015如月 (2015年2月26-27日、国立天文台三鷹)
すばる秋の学校2007 公開アーカイブ活用 (プロポーザル準備のために)
すばるの中期長期計画 国際連携 有本信雄 国立天文台・ハワイ観測所.
福盛 秀雄, 浜中 征志郎, 菅原 健一, 吉川 潤, 中山 周平 早稲田大学 村岡研究室
最新情報技術を活用した超大規模 天文データ解析機構の研究開発
Solar-B データベース およびデータ解析環境
Persistent Homologyを用いた 宇宙の大規模構造の定量化
南極からの新赤外線天文学の創成 南極内陸は、ブリザードがなく、非常に穏やかな、地球上で最も星空の美しい場所です。この場所で私たちは新しい赤外線天文学を展開します 宇宙初期の広域銀河地図を作って、私たちの銀河系の生い立ちを解明します 137億年前 100億年前 宇宙の果て 最初の星が生まれ、銀河が成長した時代.
標準空間情報の整備及び 異種データベース間のデータ交換手法 に関する研究開発
須藤 広志 高羽浩、川口則幸、 他光結合VLBIグループ
高周波観測 大田 泉 (甲南大学理工学部) 空気シャワー電波観測ワークショップ2014@甲南大
教育系サブジェクトリポジトリとしての展開
ガンマ線バースト (GRBs) ガンマ線で明るい ( keV) スパイク状の強度変動 継続時間の長いもの短いもの click
JVO (Japanese Virtual Observatory) の研究開発 V03c
GRID技術を活用した 電網天文台の構築(Virtual Observatory)
Data Grid Mini WorkShop
東京大学空間情報科学研究センターを 中心とした空間情報データベースの整備
S3: 恒星とブラックホール (上田、野上、加藤)
WISHによるhigh-z QSOs 探査案 WISH Science Meeting (10 Mar. 三鷹
フィールドセンシング Field Sensing Technologies
e-サイエンス推進のための 広域分散ファイルシステムの 適用と評価
すばる望遠鏡を用いた 太陽系外惑星系の観測的研究
神戸大大学院集中講義 銀河天文学:講義6 特別編 観測装置の将来計画
グリッド M1 kawai.
高まるVLBI観測における野辺山45m鏡の需要
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所 天文科学センター 伊藤洋一
JVOの研究開発 (メタデータ交換の国際対応)
COSMOSプロジェクト: z ~ 1.2 における星生成の環境依存性 急激な変化が起こっていると考えられる z ~1 に着目し、
Mareki Honma Director, Mizusawa VLBI Observatory, NAOJ
JVO の研究開発 -- バーチャル天文台に対応した データサービスの実装 --
JVO (Japanese Virtual Observatory) の研究開発
「すざく」衛星と日本のX線天文学 July 10, 2005
COSMOS天域における ライマンブレーク銀河の形態
論文紹介 Type IIn supernovae at redshift Z ≒ 2 from archival data (Cooke et al. 2009) 九州大学  坂根 悠介.
ガンマ線バースト観測用 面分光装置の紹介 岡山天体物理観測所 尾崎忍夫 共同研究者 吉田、岩田、神戸、沖田(岡山天体物理観測所)、
我が国の重力波研究の歴史と 今後の展望 (新特定領域) 全波長重力波天文学のフロンティア
CTA報告19: CTA時代におけるSNR研究
宇宙科学統合解析環境の構築とAstro-E2解析支援
小型JASMINE計画の状況       矢野太平(国立天文台)       丹羽佳人(京大).
Chandra衛星 1999年7月打ち上げ (スペースシャトル) 解像度が優れている 0”.5の位置分解能 Data archive等は
小型衛星パスファインダーによる総合的試験
X線天文衛星「すざく」 X線天文学に関する話題など
すばる望遠鏡による10GeV領域ガンマ線天体の観測
京都大学理学研究科 中村卓史 2006年2月24日 国立天文台
S5(理論宇宙物理学) 教 授 嶺重 慎 (ブラックホール)-4号館409 准教授 前田 啓一(超新星/物質循環)-4号館501
京大他、東大やアデレード大学など日豪の16機関が共同で、オーストラリアの砂漠地帯に望遠鏡4台を建設しTeVγ線を観測している。
宇宙線研究室 X線グループ 今こそ、宇宙線研究室へ! NeXT
JVOの研究開発 (プロトタイプ2の実装) 田中昌宏、白崎裕治、本田敏志、 大石雅寿、水本好彦(国立天文台)、
下降流(Downflow)の観測と磁気リコネクション
PFSについて、ハワイ観測所から Comments from Subaru Telescope
京大岡山 3.8m 新技術望遠鏡 東アジア最大の望遠鏡計画 この望遠鏡で用いられる3つの新技術
京大岡山 3.8m 新技術望遠鏡 東アジア最大の望遠鏡計画 この望遠鏡で用いられる3つの新技術
ALMAへの期待 -埋れたAGNの探査から-
白崎裕治, 田中昌宏, 本田敏志, 大石雅寿, 水本好彦 (国立天文台), 安田直樹 (東大宇宙線研), 増永良文 (お茶の水大)
すばる/HDSによる系外惑星HD209458bの精密分光観測
異種セグメント端末による 分散型仮想LAN構築機構の設計と実装
ASTE搭載用ミリ波サブミリ波帯 多色ボロメータカメラ光学系の開発 竹腰達哉 北海道大学修士課程2年 Collaborators:
JVOプロトタイプ システムの開発 DEWS2004 2004年 3月 5日 田中 昌宏、白崎 裕治、 本田 敏志、
電離圏イオン流出現象 山田学,渡部重十(北大・理) プラズマ圏・内部磁気圏研究会(2002/03/13)
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DB天文学推進室検討報告 Japanese Virtual Observatoryの構築 2018/11/9 DB天文学推進室検討報告 Japanese Virtual Observatoryの構築 水本好彦・安田直樹・大石雅寿 2018/11/9 DB推進室報告会

概 要 近年の半導体技術,望遠鏡技術の進展により大規模なサーベイデータを取得し,研究できる時代になった。 概 要 近年の半導体技術,望遠鏡技術の進展により大規模なサーベイデータを取得し,研究できる時代になった。 これを可能とするために,天文学に情報学や計算機科学の成果を結合したVirtual Observatoryを構築し,ネットワーク上の観測データをいつでも観測できる研究環境を整える。 2018/11/9 DB推進室報告会

天文データベースの現状 世界の天文データベース 日本の天文データベース 2018/11/9 DB推進室報告会

世界の天文データベース(1) NASA National Space Science Data Center – COBE, IUEデータの公開 NASA Goddard Space Flight Center – h高エネルギー天文衛星データの公開 Infrared Processing and Analysis Center – IRASデータの公開 Space Telescope Science Institute – HSTデータの公開 2018/11/9 DB推進室報告会

世界の天文データベース(2) Canadian Astronomy Data Center Rutherford Appleton Laboratory -- STARLINK, IRAS, ROSAT, IUE, ISO 地上観測のデータベース DPOSS SDSS Green Bank Survey (HI 21cm) AFGL catalog @ 2μm 2018/11/9 DB推進室報告会

世界の天文データベース(3) 文献データベース - ADS CDS (Centre de Donnes Astronomique de Strasbourg) ー 天体カタログの頒布,SIMBADの運営     1972年~ 2018/11/9 DB推進室報告会

日本の天文データベース 国立天文台 宇宙科学研究所 MOKA,SMOKA ー木曽・岡山 &すばる Nrodb for Nobeyama Radio Obs. HST, DSS, SDSS, IUE等のミラー カタロDB,文献DB 宇宙科学研究所 PLAINセンター(ASCA, Yohkoh, Geotail, Akebono, BeppoSAX, ROSAT, etc,.) 2018/11/9 DB推進室報告会

すばる望遠鏡 2018/11/9 DB推進室報告会

2018/11/9 DB推進室報告会

45m大型電波望遠鏡 2018/11/9 DB推進室報告会

ミリ波干渉計 2018/11/9 DB推進室報告会

2018/11/9 DB推進室報告会

Archiveを用いた天文学研究 large fraction of astro-papers based on archives HST archive use growing faster than archive Already more retrieval than ingest! graphics from US NVO project 2018/11/9 DB推進室報告会

既存DBの分析 衛星DB - 衛星運用チームのにより作 成・運用されており,コミュニティによる 利用を前提(打ち上げ費用が莫大)。 2018/11/9 DB推進室報告会

既存DBの問題点 URLを知らないとアクセスできない FITSヘッダの内容が統一されていない 各波長に対応した様々な解析ソフト   →他波長のデータへのアクセスの障壁 較正済みデータとは限らない   →較正には観測装置の癖を知らなくてはならない 2018/11/9 DB推進室報告会

現代天文学の要請 宇宙開闢後の物理 銀河形成の謎 大規模構造形成の謎 宇宙の平均密度の決定 etc. → 均質なサーベイデータを用いた統計的処理が必須 2018/11/9 DB推進室報告会

mystery outliers graphics from US NVO project 2018/11/9 DB推進室報告会

天文学者の欲求 感度を上げたい! たくさんのデータを取りたい! 広い領域を見たい! 新しい波長で見たらどんな宇宙が? 2018/11/9 DB推進室報告会

2018/11/9 DB推進室報告会

2018/11/9 DB推進室報告会

Brown dwarfs in SDSS/2MASS discoveries like this much easier if databases jointly queryable 2018/11/9 DB推進室報告会

半導体技術の進歩 大量の観測データを容易に取得できる時代になった 2018/11/9 DB推進室報告会

2年毎に集積度は倍になる 2018/11/9 DB推進室報告会

data growth observatory archives growing as detectors grow world area of telescopes over 3m (m2) observatory archives growing as detectors grow largest detector (Mpix) 2018/11/9 DB推進室報告会

大型望遠鏡による観測データ 野辺山電波望遠鏡:~1TB/yr すばる望遠鏡 :~20TB/yr ALMA(予定) :~PB/yr 良質なデータ(特にサーベイデータ)の洪水 ディジタル化・アーカイブ化されている 2018/11/9 DB推進室報告会

データ処理する人間の意識 それほどは変わらない 従来の方法では処理しきれないデータ →なんとかならないか 2018/11/9 DB推進室報告会

計算機環境の激変 計算機の高性能化 CPU,memory,I/O性能 Data Storageの大型化 PBクラスのデータは格納可能 SAN Networkの高速化   SuperSINET 10Gbps 2018/11/9 DB推進室報告会

CPUの時代から Networkの時代へ 2018/11/9 DB推進室報告会

計算機環境の激変により・・・ 高性能計算機資源が高速ネットワークで接続  →遠隔地の計算機資源をあたかもローカ ル計算機のように利用することが可能  →単細胞生物から多細胞生物への進化に 対応 2018/11/9 DB推進室報告会

情報学・計算機科学の発展 Web技術 分散・結合技術:CORBA,GRID OODB(Object Oriented Data Base) Data Mining etc. 2018/11/9 DB推進室報告会

計算機利用パラダイムの転換 高度化した計算機環境+情報処理技術 を組み合わせることによって可能になる 新たな天文研究スタイルを確立しよう   を組み合わせることによって可能になる   新たな天文研究スタイルを確立しよう 2018/11/9 DB推進室報告会

我々の目標 分散DBによるDigital Universeの構築 多波長データを統合したDB基盤を開発 大量データに対する統計的処理による新しいスタイルの天文学研究環境の確立 2018/11/9 DB推進室報告会

Digital Universe Dec. λ/Freq. 数値宇宙 R.A. + Time 実宇宙 Data Cube 2018/11/9 望遠鏡による観測データ 実宇宙 2018/11/9 DB推進室報告会

Virtual Telescope/Observatory Digital Universeを観測し,そのデータを 解析・処理することにより天文学的知見を生み出す抽象化された観測装置 いつでも,どこからでも,天候などに左右されずに観測することができる 2018/11/9 DB推進室報告会

アイデア 観 測 検 索 データ 解 析 研究発表 実望遠鏡での 観測 仮想望遠鏡での 2018/11/9 DB推進室報告会

検索でデータが見つからない → VOが,「観測手順書」を作成し,実望遠鏡の制御システムに渡す → 「手順書」が承認されれば,実観測 → 「手順書」が承認されれば,実観測 → 観測データを取得 → VOに登録   VOは,成長する観測装置! 2018/11/9 DB推進室報告会

世界の動向(VO) National Virtual Observatory (USA) funded AstroVirtel (ESO), funded Astrophysical Virtual Observatory (ESO) funded Australian Virtual Observatory (Oz) 2018/11/9 DB推進室報告会

これまでの開発成果を基盤に 望遠鏡制御システムの構築 天文データベースの構築 DASH - CORBAを用いたLAN内の分散解析環境 NEWSTAR - 電波天文用解析ソフトウエア(サーバー・クライアント型) 天文データに対するデータマイニング 2018/11/9 DB推進室報告会

JVOの必要機能(1) (内部)データフォーマットの共通化 異なるDBを統一的に扱う 論理的数値宇宙の構築機能ーOODB 柔軟なキー項目追加 ポインティングデータの容易な追加 数値宇宙に対する検索 2018/11/9 DB推進室報告会

JVOの必要機能(2) 大量データの解析機能 多様な画像処理,天体自動認識, パラメータ抽出とカタログ作成,    空間分解能を考慮したマッチング,等 多次元データの可視化機能 人間の空間認識能力を活用 2018/11/9 DB推進室報告会

JVOの必要機能(3) より高度な解析機能 マイニング:多次元パラメータ空間の 特徴抽出,クラスタリング,相関ルール 作成→未知天体の探査を容易に 実望遠鏡との連携機能 VO内データの品質保証のために必須 2018/11/9 DB推進室報告会

JVOの基盤技術(1) GRID-分散した計算機資源を利用する ためのミドルウエア 電力網とのanalogy 2018/11/9 DB推進室報告会

Virtual Services, Network, File System, Security, CPU Services, 。。。。 Grid の概念図 Userは,実際の計算機資源がどこにあるかを意識する必要はない アプリケーション・レイヤー GRID インフラ Virtual Services, Network, File System, Security, CPU Services, 。。。。 Virtual Local Local Security Local Security Campus Server/Gbit Ether Linux Solaris UXP‐V 2018/11/9 DB推進室報告会

Data Grids for High Energy Physics Tier2 Centre ~1 TIPS Online System Offline Processor Farm ~20 TIPS CERN Computer Centre FermiLab ~4 TIPS France Regional Centre Italy Regional Centre Germany Regional Centre Institute Institute ~0.25TIPS Pentium II 300 MHz Physicist workstations ~100 MBytes/sec ~622 Mbits/sec ~1 MBytes/sec HPSS There is a “bunch crossing” every 25 nsecs. There are 100 “triggers” per second Each triggered event is ~1 MByte in size Physicists work on analysis “channels”. Each institute will have ~10 physicists working on one or more channels; data for these channels should be cached by the institute server Physics data cache ~PBytes/sec ~622 Mbits/sec or Air Freight (deprecated) Caltech ~1 TIPS Tier 0 Tier 1 Tier 2 Tier 4 1 TIPS is approximately 25,000 SpecInt95 equivalents 2018/11/9 DB推進室報告会 Image courtesy Harvey Newman, Caltech

世界の動向(GRID) AstroGrid (UK) GriPhyn (USA) : exp. Physics funded Data Grid (EU): CERN, high energy -------- Grid Computing 2018/11/9 DB推進室報告会

Grid上で動くものは・・・ データは原則として移動させない(負荷が高すぎる) 必要なモジュールを移動させる 結果を手元に持ってくる 結果をうまく可視化することが重要 2018/11/9 DB推進室報告会

2018/11/9 DB推進室報告会

DBの配置 観測データは,望遠鏡(観測所)におかれることが望ましい 多波長データを利用するためには,必然的に,分散データベースとなる Header items ? 2018/11/9 DB推進室報告会

JVOの基盤技術(2) 実望遠鏡との連携 解析モジュールの組み込み機能 →自作が容易になるよう,雛型を用意 可視化 Data Cave   →自作が容易になるよう,雛型を用意 可視化 Data Cave 2018/11/9 DB推進室報告会

統合解析環境のイメージ 2018/11/9 DB推進室報告会

2018/11/9 DB推進室報告会

プロトタイプで対象とする 観測データ Sloan Digital Sky Survey (SDSS) 2μm All Sky Survey (2MASS) これらを用いて構想した枠組みの実効性を示す → その後対象データを拡大する 2018/11/9 DB推進室報告会

2018/11/9 DB推進室報告会

2018/11/9 DB推進室報告会

開発体制(1) DB推進室スタッフ 水本・大石・安田 研究員(新規) VOの標準データモデル,関連ツール   水本・大石・安田 研究員(新規) VOの標準データモデル,関連ツール GRID上の計算機資源管理機能,データ解析ツール等 大規模データに適したDB,DB連携 2018/11/9 DB推進室報告会

開発体制(2) 各観測所との協力 すばるー小笠原,高田,・・・ 野辺山ー砂田,中西,宮崎,河村,・・・ ALMA-森田,立松,長谷川,・・・   すばるー小笠原,高田,・・・   野辺山ー砂田,中西,宮崎,河村,・・・   ALMA-森田,立松,長谷川,・・・ 2018/11/9 DB推進室報告会

開発体制(3) DB関連—H14年度客員教授に 増永良文氏(お茶大教授) DB業界のボス的存在 松尾教授,竹田助教授(九州大)          増永良文氏(お茶大教授)           DB業界のボス的存在  松尾教授,竹田助教授(九州大)           分散DB構築で協力 Grid関連—H13~H15の科学研究費獲得          松岡氏(東工大教授) 情報科学研究者との連携を深めつつある 2018/11/9 DB推進室報告会

開発予算 Phase A:科研費(特定領域研究)有り 計算センター資源を利用可能 Phase B:台内計算機資源上にGRID環境 を実装         計算センター資源を利用可能 Phase B:台内計算機資源上にGRID環境 を実装 → 当面は特段の費用はかからない 人員体制の強化は必要 2018/11/9 DB推進室報告会

何ができるようになるの? 銀河研究での例: 銀河の「客観的分類」を行って,原始銀河 の特徴をあぶり出す銀河誕生の理解   銀河の「客観的分類」を行って,原始銀河  の特徴をあぶり出す銀河誕生の理解 Cosmic stringによる空間のひずみを広域サーベイデータからあぶり出す宇宙初期の理解 微弱スペクトルから「アミノ酸」を探す宇宙における生命誕生?の理解 ・・・・・・・ 2018/11/9 DB推進室報告会

何ができるようになる?(続き) ガンマ線バースト天体の同定 Quasarの時間変化 太陽系近傍天体(EKBO等)の探査 Brown dwarfの探査 etc. 2018/11/9 DB推進室報告会

波及効果 大学・大学院教育の支援 初等・中等教育の支援 Public outreach 2018/11/9 DB推進室報告会

今後の展開 制御システムとの接続 すばる,野辺山の制御系は分散WS GRIDインターフェースを付けてVOに 接続 世界のVOとの接続    接続 世界のVOとの接続 JVOに他のVOデータの変換ツールを    用意すれば接続可能 2018/11/9 DB推進室報告会

DB天文学 光学赤外線電波天文学/電波X線天文学 大量データの統計処理 →物理量を精度よく決定 →天文学は精密科学へと変貌する 未知天体の発見ラッシュ 2018/11/9 DB推進室報告会