SUKUMO断熱塗料要旨 【概要】 ㈱パワーコンサルティング(松阪市)が販売権を持つ断熱塗料である。 製品特許は㈱サードニックス(東京都)が保有(特4565079)しており、NETIS(国交省)にも登録(熱抵抗機能型塗料:CB-120022A)されている。 現時点で競合する製品はセラミック粒子を混入した遮熱塗料のみであり、当該製品の特徴である低熱伝導性効果および赤外線吸収効果は建材だけでなく、素材市場に於いても潜在的需要の可能性は非常に高い。 【特徴】 水酸化カルシウムCa(OH)2を塗料機材に混入した塗料である。 粒子均一化の難易度が高く、技術特許として登録されている。 現時点で競合商品はセラミック粒子製品のみである。 【優位性】 セラミック粒子混入製品は、遮熱材としては優れているものの、低温に於ける断熱効果は低い。 一方当該製品は、熱伝導性の低い水酸化カルシウムを混入しており、断熱及び保温効果に優れる。 特許により保護されており独占性が高い。 【市場】 建築資材(住宅・倉庫・工場・畜産) 物流資材 電池素材(EV等のLiイオン電池) 自動車産業 土木業界(公園歩道の塗装) 【将来展望】 透明化を進めることにより、対象マーケットは格段に拡大する。現時点では、不透明度100%の白色のため展開できる業界は限られているが、透明化の実現によりカラーバリエーションは拡大し、各種の素材にも対応できるようになる。 塗装するだけで夏は直射日光などによる熱の伝導を防ぎ、冬場は対象の内部温度を外に逃がさず画期的な省エネルギー商材と成り得る。
SUKUMOとは① 新発想の断熱素材 拡がる多彩な用途 熱抵抗塗料Sukumo ベストコートは、今までには無い、全く新しい原理で熱を 遮断する断熱塗料です。熱に対する抵抗力が極めて高く、塗料自身が熱を帯 びにくい性質を備えた、熱に抵抗する塗料です。 建物の屋根や壁面、床などに塗装するだけで夏は直射日光による赤外線や 外気温による熱の伝導を防ぎ、室内温度の上昇を抑えます。また、冬場には 室内の温度を外に逃がさないため、暖房効率の高い快適な空間を保ちます。 拡がる多彩な用途 冷凍倉庫・冷凍車・冷蔵車・工場・オフィスビル・学校・体育館・病院駐車場・住宅・道路の塗装鉄道・遊具・商店街・自動車など熱温度管理に伴って電力を消費する分野から一般家庭まで応用可能。熱抵抗だから広がる多彩な用途に対応できます。
SUKUMOとは② 反射塗料よりもっと強力な熱抵抗機能 断熱塗料は塗料膜中に無機中空材やガラス、樹脂などによる断熱層を設け熱伝導を防ぎます。また、遮熱塗料は反射率の高い顔料などを配合し、太陽光の中の赤外線を反射しやすくする仕組みとなっています。 対してSukumoベストコートは塗料に含まれる熱抵抗成分の働きで周囲の温度に影響されず塗料自身が温度変化を抑えます。輻射熱も放出しないので周辺に熱をばらまくことがないため、反射塗料よりもっと強力な熱抵抗機能を持ちながら自由な景観デザインや永続する効果があります。 また、反射塗料のような環境に負荷を掛ける技術ではなく、もっと10年先の未来まで考えた環境対応製品であり、今後は様々な産業の環境改善の対策に自信を以ってお応えできる製品です。
SUKUMOとは③ 熱を帯びない塗料。秘密は性質 ランプ試験による温度変化測定 独自開発した物質の完全液体化を実現し塗料に配合することにより熱抵抗効果を発揮するという新しい発想から誕生した塗料です。ダブル効果の熱抵抗性は0.3㎜から発揮することが可能になり、様々な産業分野での製品などへの応用の用途が拡がりました。 ランプ試験による温度変化測定 厚み1.5ミリの鉄板の片面に一般塗料・一般断熱塗料・Sukumoベストコートを塗装し、24時間乾燥させて熱さ0.3ミリの皮膜を形成。100Wの自熱球を照射して熱源を与え、鉄板裏面の温度変化を比較した。 (室内温度21℃の屋内にて実施。使用した自熱球は100Wのレフランプ。ランプと躯体の間隔は27.3ミリ)