メモリとHDD.

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メモリとHDD

目次 メモリとは? HDDとは? その他

メモリとは? 日本語で表わすと主記憶装置または一次記憶装置のこと CPUが直接アクセスできる唯一の記憶装置 主記憶装置には大きく分けて、読み書き自由なRAMと読み取り専用のROMがあるが、おもにRAMを指す場合が多い

メモリの変遷 コンピュータ初期のころは、水銀遅延線、ブラウン管記憶装置、磁気ドラムメモリ、あるいは磁気コアメモリなどを利用していたが、現在は一般的に半導体メモリを使用している 磁気コアメモリを用いた主記憶装置は、電源の供給が無くなっても内容を保持できていたが、半導体メモリは電源の供給が無くなると内容を保持できない

DRAMとSRAM RAMには、一定時間経つとデータが消失してしまうダイナミックRAMと、電気を供給し続ける限り内容を保持するスティックRAMがある SRAMはDRAMより高速なアクセスが可能であるが、構造上、DRAMの方が集積度を高められるため、現在のコンピュータではDRAMを多く採用している 最近のCPUは、CPU自体の処理速度が極めて高速化しているにも関わらず、主記憶装置を構成するDRAMのアクセス速度の向上が追いつかないため、主記憶装置とCPUとの処理速度のアンバランスが生じている(ノイマンズ・ボトルネック参照)。そのために、両者のギャップを埋め、より高速にデータを得るため、DRAMで構成された主記憶装置へのアクセスを直接行わず、高速動作が可能なSRAMで構成されたキャッシュメモリを経由してアクセスすることが多い。「Pentium 4」や「Athlon」など、おおよそ2000年以降に出回ったCPUでは、2段階及びそれ以上の段階のキャッシュメモリを経由して主記憶装置へアクセスする構造となっている。

メモリの使われ方 主記憶装置は、CPUのアドレス空間に対応して、物理的にはリニアに配置される そのため、主記憶装置の空間を一定の単位に区切って管理しつつ利用するメモリ管理機能が利用されている 近年のパーソナルコンピュータ向けCPUでは、メモリ管理機能がCPU内に組み込まれている 要は、データを電気的・一時的に保存しておく場所

メモリの種類 SDRAM―かつて最も一般的だった DDR―以前のものからデータ送受信量が2倍に。DDR2の登場により旧式化 DRDRAM―Pentium4のためのメモリ。高価なため普及せず マザーボードによって乗せられるメモリは決まっている

メモリの性能 メモリは機械ではなく部品そのものである 第一に使えるか使えないか 第二に容量 価格は半導体の相場で決まる

デュアルチャンネル メモリの性能ではなくマザーボードやCPUの性能のこと メモリを2枚1組で使って、データの処理をさらに高速化する技術 デュアルチャンネルでメモリを使う場合には同じ性能のメモリを2枚、決められたスロットに付けなければならない

HDDとは? Hard disk driveの略称 磁性体を塗布した円盤に磁気ヘッドを用いて、情報を記録または読み出す記憶装置の一種 軟らかい素材に磁性体が塗布されたフロッピーディスクに対して、ディスクがアルミニウムやガラス等の硬い素材で作られていることからハードディスクドライブと呼ばれる

HDDの構造 基本構造はレコードプレーヤーに類似しており、レコード盤に該当するディスク、針に該当するヘッド、およびヘッドを駆動するアーム等から成り立つ 構造上、耐久性に問題点が多い Googleによると、ハードディスクは温度や使用頻度に関係なく故障する

HDDのサイズ 大きいものでは8インチ、小さいもので0.85インチのものがあるが、大きいものは現在生産されておらず、3.5インチのものがデスクトップ用の主流となっている 現在ではほとんど意識する必要はないが、少し前までは厚さによる差異も存在した

HDDの性能 記憶容量、回転速度、バッファ(キャッシュ)容量などによって決められる。回転速度以外は大きいほうが性能が高いとされるが、回転速度は速いほどデータ読み込みも早くなるが、エラーも起こりやすくなる。しかし、基本的には速いほうがよい 現在、年率40パーセントの割合で記録密度は上昇しており、それに伴い大容量低価格化が進んでいる

ATAとシリアルATA パソコン本体とハードディスクがデータをやり取りする規格のこと ATAは既に古い規格となっており、シリアルATA(主にシリアルATAⅡ)が現在の主流 シリアルATA対応のHDDはATAのマザーボードに取り付けられない

SSDとは? Solid State Driveの略称 2008年から一般にも普及し始めた、新世代のデータ保存用パーツ データの記録容量が少ない、高価 データの書き込み回数に限界がある データの読み込みは速いが、書き込みはそれほど速くない

まとめ PCを自作する際はマザーボードの規格をよく見てメモリやHDDを購入しましょう