6.総合討論 ユーザー会と共同研究網構想 佐藤 徹(東京大学大学院工学系研究科).

Slides:



Advertisements
Similar presentations
Web-GIS の開発と地盤情報の 高度利用に関する共同研究について -具体的な共同研究テーマ ( 案 ) - 「地質・地盤情報協議会」・ 「 Web-GIS コンソーシアム」説明会資料 全国地質調査業会連合会・情報化委員会.
Advertisements

熊野灘海流予測システム開発 進捗状況報告 (株)三菱総合研究所. 熊野灘海流予測システム 内容 – 熊野灘で作業中である、地球深部探査船「ち きゅう」のために海流予測を行う 黒潮の変動を数キロメートルのオーダーで予測 –JCOPE をネスティング » 日本近海 1/36 度モデル(同化あり)
Computational Fluid Dynamics(CFD) 岡永 博夫
提案書フォーマット(1/4) 革新的研究開発推進プログラム(ImPACT) 「脳情報の可視化と制御による活力溢れる生活の実現」
交通バリアフリー法 -戦略と注意点-   近畿大学理工学部土木工学科 三星昭宏.
仙台防災枠組の実施に向けて 海外の災害・東日本大震災から生まれた広域復興トークライブ 仙台防災未来フォーラム
ボランティア情報を提供する為の 情報システムの開発 ~佐鳴湖ボランティアを例として~
認証実用化実験協議会 平成10年度第1回定例研究会 ICAT 認証実用化実験協議会(ICAT) の広域認証実験
数値気象モデルCReSSの計算結果と 観測結果の比較および検討
場所:学士会館2階210号室(〒 東京都千代田区神田錦町3-28)TEL
2012年度の主な活動.
Building Research Institute
電子行政オープンデータ推進のためのロードマップ(工程表)
地質地盤情報協議会案 仮称・地質地盤情報協議会の提案
リスク評価 ・管理技術開発 有害性評価手法 暴露評価手法 リスク評価手法 リスク管理手法 化学物質総合管理分野のロードマップ(1) (目標)
大和市役所都市施設部土木管理課 別館第2会議室 平成21年4月23日9:00-11:00
大阪工業大学 情報科学部 情報システム学科 宇宙物理研究室 B 木村悠哉
ブロック線図によるシミュレーション ブロック線図の作成と編集 ブロック線図の保存と読込み ブロック線図の印刷 グラフの印刷
独自3次元ツール 3D-Master SEA創研.
岐阜圏域 精神障がい者 就労支援セミナー ~障がいのある方の「働きたい」を実現するために~
~-スパコンが切り拓く創薬・医療の新時代-~
MECモデルの趣旨及び 現状・今後の計画 戸田保幸(大阪大学大学院工学研究科)
アジア恊働大学院(AUI)構想 AUI推進機構/設立趣意書
標準空間情報の整備及び 異種データベース間のデータ交換手法 に関する研究開発
International Open Data Dayの結果について
「次世代モビリティパワーソース研究センター」 研究内容紹介
Magicのサブフォーム上に ガントチャート表示を実現
永井晴康、都築克紀(原研)、植田洋匡(京大防災研)
聴覚障害学生高等教育支援ネットワークの構築に向けて
北九州市の情報化政策 北九州市 情報政策室.
高山建志 五十嵐健夫 テクスチャ合成の新たな応用と展開 k 情報処理 vol.53 No.6 June 2012 pp
人と環境にやさしい交通を目指す全国大会 in 京都
(研究期間 平成13年~平成17年) 領域代表者 東京大学大学院理学系研究科・教授・坪野公夫
物性研究所の共同利用 — 移転と法人化を経て — 物性研究所の2本柱 (1)先端的研究推進 (2)全国共同利用 共同利用の2原則
東京大学空間情報科学研究センターを 中心とした空間情報データベースの整備
デジタルビジョンソリューション株式会社 大阪開発センター 技術3部 立石 壮平
「経理・財務サービス スキルスタンダード」の作成について - ダイジェスト版 -
第9章 組織全体の方向付けと働く個人 振り返り.
日本学術会議の 新しいビジョンと変革 日本学術会議
数値計算ゼミの進行に 関する提案 ~実りある春にするために           新しい形のゼミを求めて~ 清水慎吾、野村光春.
シンポジウム 「フッ素の現在と未来」 2004年度フッ化物洗口の全国調査
第14章 モデルの結合 修士2年 山川佳洋.
潮流によって形成される海底境界層の不安定とその混合効果
国際海運における温室効果ガス削減技術に関する研究開発
火山災害シナリオ シュミレーションの開発と試行
The Road to “New Public Commons” (ネットワークとコア機能の考察)
3.ヴァリアブルバージョンの応用例 3.1 五ヶ所湾の海域浄化装置の効果に関する 数値シミュレーション
居住環境計画学第2回シンポジウム 2050年の地域性
東北大学川内北キャンパス A棟A202教室で開催! ~宇宙/土木分野の連携・相乗的発展に向けて~
第15回放送授業.
地方公共団体オープンデータ推進ガイドラインの概要
竜巻状渦を伴う準定常的なスーパーセルの再現に成功
潮流によって形成される海底境界層の不安定とその混合効果
6月制定の横浜市市民協働条例をめぐるラウンドテーブル
気候環境問題の新しい情報発信に向けて 領域創成プロジェクト (気候・環境問題に関わる高度複合系モデリングの基盤整備に関するプロジェクト)
電子行政オープンデータ推進のためのロードマップの概要
対象:せん断補強筋があるRCはり(約75万要素)
1. API機能による統計データの高度利用環境の構築
常設チャット トピック フィードを作成してアクティビティをフォローする Lync 2013 クイック リファレンス
提案書フォーマット(1/4) 革新的研究開発推進プログラム(ImPACT) 「脳情報の可視化と制御による活力溢れる生活の実現」
iCDユーザー会・情報交換会などのコミュニティ活動への参加
JACICにおけるCALS/ECの推進及びICT導入に係る取り組みについて
オ ー プ ン デ ー タ を 地 域 課 題 解 決 に 活 用 し よ う ! ワークショップ開催
政府機関におけるセキュリティ・IT人材育成総合強化方針(案) 【概要】
北大MMCセミナー 第23回 Date:2014年3月6日(木) 16:30~18:00 ※通常と曜日が異なります
北大MMCセミナー 第17回 Date:2013年12月16日(月) 16:30~18:00 ※通常とは曜日が異なります
共生2-3相関チャート ※共生2のグループ分け 炭素循環 陸域(炭素循環、 植生動態) 海洋 大気組成 大気化学 エアロゾル 寒冷圏モデル
大規模粒子法による大型クルーズ船の浸水解析
北大MMCセミナー 第94回 附属社会創造数学センター主催 Date: 2019年1月25日(金) 16:30~18:00
企業と大学の さらなる連携を目指して 平成26年度第3回光テクノロジー応用懇談会 平成27年2月6日(金) 15:30~
Presentation transcript:

6.総合討論 ユーザー会と共同研究網構想 佐藤 徹(東京大学大学院工学系研究科)

昨年度の計画 プログラム プログラム 追加機能 達成目標年度 全体共通 接合部の水平渦動粘性(拡散)モデルの改造 平成13年 昨年度の計画 プログラム プログラム 追加機能 達成目標年度 全体共通 接合部の水平渦動粘性(拡散)モデルの改造 平成13年 水質・生態系モデルの導入 平成15年 Full-3Dモデル ポロシティーによる海洋構造物と海底起伏の表現 適合格子系による海洋構造物と海底起伏の表現 成層乱流モデルの導入 平成16年 静水圧モデル 対流項の高精度化 渦動粘性(拡散)モデルの高度化 Variable Mesh Version Full-3D領域の複数化 Full-3D領域の鉛直方向任意配置 平成14年 Nesting Mesh Version Full-3D領域の鉛直方向分割数アップ 移動するFull-3D領域 プリプロセス 水深・水路幅が不連続に変化する複雑な境界形状,多重連結領域への対応等 ポストプロセス 他可視化ソフトへの対応(AVSやGnuplot等) ポスト処理内容の拡充(実験データ断面内で計算結果を表示、潮流楕円を描く等)

昨年度の計画 ユーザー会 (1)ホームページの開設 質問コーナー バグ情報・アップデート情報 MECモデルのソースコード配布 昨年度の計画 ユーザー会 (1)ホームページの開設 質問コーナー MECモデルの使用に関する質問の受け付け バグ情報・アップデート情報 開発者サイドやユーザーから寄せられたバグ情報 アップデート情報 MECモデルのソースコード配布 MECモデルのソースコードをftpにて無料公開 ユーザー会登録 コンサルティングコーナー 海洋・湖沼などの環境問題に関するコンサルティングを受け付け MECモデル進展のニーズを知る 開発者サイドの参加機関との共同研究 http://mee.k.u-tokyo.ac.jp/mec/ 大いなる反省

(2)ユーザー連絡会の開催 年一回のユーザー連絡会 (広く情報交換の場) ワークショップとして(開発者サイドからの使用法説明、アップデート説明) シンポジウムとして(ユーザーによる応用例紹介、新規付加機能の紹介) ビジネスチャンスの場として、大学・メーカー・自治体水産関係者・漁協の意見交換の場

新しい状況 科学技術事業団計算科学技術活用型特定研究開発推進事業「マルチスケール海洋環境シミュレータの開発と実用化」代表:経塚雄策(九州大学) H13年から3ヵ年で約1億円  研究実施計画 3次元モデルと静水圧近似モデルの結合によるハイブリッド計算法の実用化 バリアブル格子,ネスティング格子および曲線格子モデルによるマルチスケールシミュレータの実用化 気象・海象データとリンクした実時間シミュレータの開発 生態系モデルとの結合による水質シミュレーションの開発 海洋環境シミュレータの高精度化 水深データの自動作成プログラムの作成と整備(プリ処理) シミュレーション結果の可視化用ポスト処理の整備

新しい役割-新展開 「マルチスケール海洋環境シミュレータの開発と実用化」で雇用するポスドク MECモデル開発はボランティア活動からプロ化へ モデルの追加機能部分の開発 質問の受け付け アップデート、バグ情報 簡単なコンサルティング 旧MECモデル開発チーム(4大学5研究室) ユーザーと共同研究ネットワーク化 研究成果の直接的社会貢献 プライオリティーの高いニーズの発掘 研究費の創出 ユーザーのモデル開発への積極的参加

共同研究ネットワーク構想 ユーザーD:大学 ユーザーA:水産試験所 ユーザーF:環境NGO ユーザーB:海洋コンサルタント MECモデル委員会 ポスドク 4大学5研究室 ユーザーE:独立行政法人研究所 ユーザーC:メーカー