ロータリー財団月間卓話 ロータリー財団の現状と今年度の目標 2018年11月 日 RI第2650地区 ロータリー財団委員会 刀根荘兵衛
ロータリー財団とは何か? なぜ財団が生まれたか? ロータリー財団のプログラム ロータリー財団への寄付 TRFおよび地区の取り組み方 まとめ 本日の話題 ロータリー財団とは何か? なぜ財団が生まれたか? ロータリー財団のプログラム ロータリー財団への寄付 TRFおよび地区の取り組み方 まとめ
ロータリー財団の概要
ロータリー財団の管理委員(株式会社の取締役に相当)はRI会長エレクトが推薦し、RI理事会が選出します。 ロータリー財団は ロータリー財団は、「国際ロータリーのロータリー 財団」The Rotary Foundation of Rotary Internationalというのが正式名称です。ロータリー財団の構成員(株式会社の株主のようなもの)は1種類とし、これは「法人会員」と指定された唯一の構成員から成るものです。 法人会員は、米国イリノイ州の 非営利法人 国際ロータリー ロータリー財団の管理委員(株式会社の取締役に相当)はRI会長エレクトが推薦し、RI理事会が選出します。 第2条 構成員 第2.1項 構成員。当法人の構成員は1種類とし、これは「法人会員」として指定された 唯一の構成員から成るものとする。初めの法人会員は、イリノイ州の非営利法人の国際 ロータリー、または、合併、商号変更によるその後継者とする。何らかの理由で、法人会 員の地位に欠員が生じた場合は、当法人の管理委員会が新たに法人会員を選ぶものと する。 第2.2項 選挙と任命。毎年、法人会員は、任期の満了した管理委員の後任委員と、欠 員が生じた場合それを埋める管理委員を任命するものとする。法人会員による、このよ うな決定は、年次会合において行われるものとする。 第2.3項 決議方法。法人会員は、本項にこれと異なる規定のある場合を除き、その理 事会の過半数の投票によって決議を行うものとする。法人会員の1名の役員により署名 された、投票事項が明記された書面を法人の委員長または事務総長に通達して行う。 第2.4項 法人会員の承認を必要とする事項。法人会員は管理委員会の次のような決定 を承認しなければならない。 (a) 財団の財産の全支出。ただし、次のものを除く。 (i) 財団の管理運営に必要な経費 (ii) 贈与または遺贈という条件で指示されている財団寄付の収益または元金の支 出、両者とも管理委員会の承認のみで十分とする。 (b) 法人設立定款または細則の改正または修正 (c) 当法人の実質上あらゆる資産の合併、解散、売却、リース、交換、抵当、質入れ (d) 設立定款に掲げた目的のため、提案された当法人のプログラム、プロジェクト、活 動のすべてについて、その発表または資金拠出前に。 第2.5項 法人会員の責務。法人会員は次の責務を負うものとする。 (a) 国際ロータリーの役員とすべてのロータリアンに、直接参加と財政的貢献を通じ て、財団のプログラム、プロジェクト、活動を支援するよう奨励すること。さらに、ク ラブ、地区、国際レベルの会合、指導力養成、教育プログラム、出版物を通じて、財 団のプログラム、プロジェクト、活動を推進すること。 (b) 財団の新プログラム、プロジェクト、活動を管理委員会に提案するこ 12-13 → 17-18 5年後 国際ロータリーの100%子会社 ロータリー財団
ロータリー財団 管理委員会 (2018-19) 4年任期で 任命される 構成メンバ-は15名 事務総長含めて16名 尹 商求 マリオ・セザール・マルティンス ・デ・カマルゴブラジル ロン D. バートン 管理委員長 ゲイリー C.K. ホァン 管理委員長エレクト ブレンダ・クリッシー 米国 オルシリク・バルカン トルコ ジョン・ジャーム 18-19 1 15-19 1 1 16-19 2 1 1 16-20 3 1 1 1 17-20 1 1 17-21 3 1 1 1 18-22 4 1 1 1 1 合計15 18 ・・・ 3 19 ・・・ 3 20 ・・・ 4 21 ・・・ 3 合計13 メアリーベス・グローニー ・セリーン 米国 パー・ホイエン デンマーク ジュリア・フェルプス 米国 ケネス M. シュパートJR 米国 北 清治 K. R. ラビンドラン 4年任期で 任命される 構成メンバ-は15名 事務総長含めて16名 グラム A. バハンバティ インド マイケル F. ウェブ 英国 尹 商求 ジョン・ヒューコ
子会社の方が大きくなった ロータリー財団は 国際ロータリーの子会社 2017年6月末 収入 1億684万ドル ロータリー財団の財務 2017年6月末 (年次報告より) 国際ロータリー 純資産 1億3,684万ドル 収入 1億684万ドル ロータリー財団 純資産 10億5,868万ドル 収入 3億9,990万ドル ロータリー財団は 国際ロータリーの子会社 子会社の方が大きくなった
② 人道的奉仕活動、病気の予防、健康の改善、 ロータリー財団100年の歩み ① ロータリアンから41億ドルの寄付 ② 人道的奉仕活動、病気の予防、健康の改善、 教育の提供、地域社会の発展、水と衛生、 平和の推進を目的とした世界中のプログラム に37億ドルに使用 ③ ロータリー財団の資産は10億ドルを突破 1985年からスタート ポリオ撲滅活動 全世界でポリオの発症数を99.9パーセント減少 1988年に35万件だった発症数も2017年22件、2018年5月22日迄で8件にまで減少(2か国)
アーチ・クランフの構想 “doing good in the world” 1917年アトランタでの大会で、基金設立の提案のプランを披露した。 『我々は今年、ロータリーのために基金を作る可能性について、組織に呼びかけた。諸所の社会奉仕を今まで通りに実行していくには、慈善、教育、そのほかの社会的分野において、世界でよいことをするための(“doing good in the world”)基金を作るのが極めて適切であると思われる』 1924年 ロータリー救援資金の残金500ドルを基金に繰入 1928年 ミネアポリス大会 ロータリー財団設立 管理委員5名 5年任期 クランフが初代委員長 1929年末 5739ドル残高 1931年11月12日 信託組織となる。
ロータリー財団の使命と目標
ロータリー財団の使命 ≪財団の使命≫ ロータリアンが、人々の健康状態を改善し、教育へ の支援を高め、貧困を救済することを通じて、 世界理解、親善、平和を達成できるようにする ≪国際ロータリーの使命≫ 私たちは、他者に奉仕し、高潔性を推進し、事業と 専門職務および地域社会のリーダーの間の親睦 を通じて世界理解、親善、平和を推進する
「ワン・ロータリー」 一致団結して使命を完遂 「ワン・ロータリー」 一致団結して使命を完遂 国際ロータリーとロータリー財団は独立した法人です。しかし、理念上も、実際上も、ひとつのロータリーとして機能しています。ひとつのロータリーとして一致団結することで、ロータリーは使命を果たすための強い土台を築いています。 ロータリー財団はロータリーの使命 を達成するための手段 ロータリー会員は会費を通じて国際ロータリーを支援し、寄付を通じてロータリー財団を支援しています ミッション・ 3つの優先項目・ 6つの重点分野
世界の最も切実なニーズに応える 世界における活動範囲は国連を超える 政府などの支援が行き届かない所で活躍 ロータリー財団とは ロータリー財団は、皆様からのご寄付を世界各地での 奉仕活動に役立てています。創立以来100年間、教育 の支援や持続可能な成果を生み出すプロジェクトによ り、世界の地域社会を少しずつ変えていく事ができます ロータリアンが所有する財団 世界の最も切実なニーズに応える 世界における活動範囲は国連を超える 政府などの支援が行き届かない所で活躍 ロータリー財団は、「国際ロータリーのロータリー財団」というのが正式名称です。これはどういう事かと言 いますと、ロータリー財団の構成員(株式会社の株主のようなものです)は1種類とし、これは「法人会員」と 指定された唯一の構成員から成るものとする。初めの法人会員は、イリノイ州の非営利法人の国際ロータリー、 または、合併、商号変更によるその後継者とする。何らかの理由で、法人会員の地位に欠員が生じた場合は、当 法人の管理委員会が新たに法人会員を選ぶものとする。とロータリー財団細則に定められています。 ロータリー財団の管理委員(クラブの理事、或は株式会社の取締役に相当します)は、RI会長エレクトが推薦 し、RI理事会が選出します。ロータリー財団自体には選任する権限はありません。RIのロータリー財団であ るからです。それでは、なぜロータリー財団が必要なのでしょうか。RI自体はイリノイ州の州法によって設立 された非営利法人ですから、皆さんから、あるいは外部から寄付金を受け入れることは当然可能です。しかし、 寄付した側の会員や法人等は、税制上の優遇措置を受けることが出来ません。そこで、同じイリノイ州の州法で すが、別の規定によって設立したのがロータリー財団なのです。ロータリー財団は非営利財団として認められて いますので、寄付して頂いた方は、税制上の優遇措置を受けることができます。 公益財団法人ロータリー日本財団という法人があります。この法人は日本の法律に従って設立された公益財団 法人です。この法人を通じてロータリー財団に寄付しますと、日本の税制上の優遇措置を受けることが出来ます。 現在、ロータリー財団に対する寄付金は、公益財団法人ロータリー日本財団を総じて寄付しますと、全ての寄付 金が税制上の優遇措置を受けることが出来ます。
RI戦略的優先項目 ① クラブのサポートと強化 ② 人道的奉仕の重点化と増加 ③ 公共イメージと認知度の向上 3つの優先項目とロータリー財団 RI戦略的優先項目 ① クラブのサポートと強化 ② 人道的奉仕の重点化と増加 ③ 公共イメージと認知度の向上 財団は3つの優先項目を達成するための手段 Netzel財団管理委員長
6つの重点分野(RIとTRFの共通重点分野) 1.平和の推進 2.疾病との闘い 3.水と衛生 4.母子の健康 5.教育の支援 6.地域経済の発展 (RI ホームページより抜粋)
ロータリー財団の歴史 ~なぜロータリー財団が生まれたか?~
11/30/2018 初期の財団 世界でよいことをした100年
寝ても覚めてもロータリー“thinks Rotary, sleeps Rotary, and dreams Rotary” クリーブランドRCの4代目会長(1913-14年) としても活躍し、『寝ても覚めてもロータリー』と自 称するほどロータリー活動に打ち込み、クラブ会長 として最後の演説で『クラブが今後多くのことを できるように、緊急基金を設けよう』と提案した。 一言で言えば、 大きな活動をするためには基金(お金)が必要!
アーチ・クランフの構想 “doing good in the world” 理事会で会長として、基金設立の提案をしたが、全く支持を得ることは出来なかった。 そこで、1917年アトランタでの大会で、このプランを大勢の前で披露した。 『我々は今年、ロータリーのために基金を作る可能性について、組織に呼びかけた。諸所の社会奉仕を今まで通りに実行していくには、慈善、教育、そのほかの社会的分野において、世界でよいことをするための(“doing good in the world”)基金を作るのが極めて適切であると思われる』
始まりは26ドル50セント しかし、このクランフの呼びかけに対する周囲の反応は、全くの無関心であったと言われている。 当時、退任するRI会長に、功労に対する感謝の品をプレゼントする習わしがクラブにあった。 クランフ会長への贈答品の購入代金に余剰が出たカンザスシティーRCは26.5ドルをロータリー本部に送り、クランフ会長が提案した基金に入れるように要請した。(1917年7月理事会決定) 1918年の国際大会はカンザスシティー。 こうして最初の種がまかれ、ロータリー基金が誕生した。
しかし、6年たっても基金の残高はやっと700 ドルに達したに過ぎなかった。(約140万円) 11年後の1928年ロータリー財団が設立された 財団創成期の状況 今の貨幣価値に換算すると 536ドル 日本円に換算すると 58,960円 しかし、6年たっても基金の残高はやっと700 ドルに達したに過ぎなかった。(約140万円) 11年後の1928年ロータリー財団が設立された しかし、元会長のうち誰一人として、財団のために力を貸そうという人はいなかった。とはいえ、断固反対する人もいなかった。
『財団はクランフのたわいない夢だ』と述べる、心なく、 不当で、不誠実なロータリアンが時々いることは残念 財団はクランフのたわいない夢? 『財団はクランフのたわいない夢だ』と述べる、心なく、 不当で、不誠実なロータリアンが時々いることは残念 (1934年のアーチ・クランフの書簡) それくらい無視された存在。 8年間事実上、クランフの個人的プロジェクト 1924年 ロータリー救援資金の残金500ドルを基金に繰入 1928年 ミネアポリス大会 ロータリー財団設立 管理委員5名 5年任期 クランフが初代委員長 1929年末 5739ドル残高 2000万円程度 5739 ドルHあ 2000万円程度
11/30/2018 プログラム 世界でよいことをした100年
はじめての補助金支給 1930年 エドガー・アレン『オハイオ州、エリリアRC』 の設立した障害児協会に初の補助金を送る 1930年 エドガー・アレン『オハイオ州、エリリアRC』 の設立した障害児協会に初の補助金を送る 平和と親善を推進する国際奉仕への認識を高めるための小論文コンテスト(ウィーンの高校生対象)500ドルの賞金 マサチューセッツ州 ボストンでも同様のコンテスト 1932年 アンダーソン会長 ロータリー財団推進員会設置 シカゴで、ペリーを会ってRI本部に財団の事務室を希望が 拒否され、自分のクリーブランドの事務所で自費で賄う
初の補助金(1930年) 国際身体障害児協会(後のイースター・シールズ)に授与 ポール・ハリス エドガー・アレン 11/30/2018 1930年、財団は初の補助金を国際身体障害児協会(後のイースター・シールズ)に授与しました。 この身体障害児協会は、ロータリアンのエドガー・アレンが1919年に創設したもので、ロータリー創設者のポール・ハリスは同協会の理事を務めていました。 この写真は1922年に同協会の創立会員を撮影したものです。前列の左から3番目にいるのがエドガー・アレンで、その右側にいるのがポール・ハリスです。 ポール・ハリス エドガー・アレン
11/30/2018 初期の財団活動(1930年代) 財団は、その初期において、当時、ロータリーの目的の第6項目であった「国際理解、親善、平和を推進する」ための方法を模索していました。 1930年代初め、財団は、高校生を対象に、平和関連の事柄を主題とする小論文コンテストを実施し、その受賞者を1931年と1933年のロータリー大会で表彰しました。 国際理解研究会も、初期の活動の一つでした。財団は、著名なゲストを招いて世界の問題について話し合うプログラムを実施することをクラブに奨励し、クラブがゲストの招待にかかる費用を支払えない場合は、財団がその資金を提供しました。 この写真に写っている若者は、ミシガン州で開催された国際理解研究会に出席した高校生たちです。
国際奉仕を行う為の補助金 クラブが国際奉仕を行うための手段として財団が注目されるようになる。 1936年 国際理解の推進のために、国際理解研究所を設立。著名な作家、経済学者、政治家、コメンテーターを招聘し、一般市民と市民会合を実施。 マニラRCには2,000ドル 戦火に苦しむベルギー、フィンランド、オランダの国民に 寝具や食料を送りための資金 1945年 国際連合設立のためのサンフランシスコ会議にロータリーは招致された。
高等教育のためのロータリー財団奨学制度の拡充 未開催国への国際理解研究 会の拡大 1946年 ロータリー財団の目的が変更 高等教育のためのロータリー財団奨学制度の拡充 未開催国への国際理解研究 会の拡大 各国と国民の間に国際理解と友好関係を進めることを目的とした、確実で効果的なプロジェクトの育成 戦争や災害により破壊や損害を被ったロータリアンと家族のための救済方法の準備
初期の財団プログラム:大学院奨学金(1947年) 11/30/2018 初期の財団プログラム:大学院奨学金(1947年) 1947年、財団は「高等教育のためのロータリー財団フェローシップ」というプログラムを開始しました。写真は「ザ・ロータリアン」誌に掲載されたもので、1947-48年度に奨学金を受けた最初の奨学生グループです。 奨学金の受領条件は、その後の70年間に更新を重ね、その名称も、「ポール・ハリス・フェローシップ」 「国際親善奨学金」 「ロータリー奨学金」と変更されました。しかし、将来有望な学生に海外留学の機会を与えるという概念は当初から変わっていません。 ロータリーの奨学生には後に著名人となる多くの人がおり、日本人では宇宙飛行士の山崎直子さんや、元国連難民高等弁務官の緒方貞子さんなどがおられます。 関連情報 映画評論家としてピューリッツァー賞を受賞した元ロータリー奨学生、ロジャー・イーバート氏が、ロータリー奨学生としての経験を語ったビデオ: https://vimeo.com/63594762
ポール・ハリス逝去 1947.1.27 享年 78 歳 長年病気に苦しんでいたハリスは、没後記念碑などを建てずに、葬儀に花を手向けることも遠慮してほしいと遺言し、その代わりに、国際理解を進めるための寄附をしてほしいと頼んだ。 1947年末までに130万ドル以上の寄付。(50億円) 参考として1949年当時の物価に関するデータをいくつか挙げておきます。 新築の家の平均価格 7,450ドル 平均年収 2,490ドル ガソリン1ガロン 17セント 360円として 4億6千8百万円 今の価値で、36倍 として、168億円 つまり1950年の100ドルは農産物価格として日本円に直すと1996年の時点で約21万円となる。 100ドル 365000円 とすると、130万ドルは 47億5千万円
日本からの親善奨学生の誕生 その後の40年間、奨学金はもっともよく知られた財団のプログラムとなり、国際理解と親善というロータリーの目的を推進する学生のネットワークを築いていった。 そして、ロータリー財団奨学生の多くが、商業、外交科学、教育、ジャーナリズムなどの分野で著名な リーダーとなった。 緒方貞子さん 1951年 ワシントンDC ジョージタウン大学 1956-57年には、30か国の116名が23か国へ留学
ロータリー財団学友 ロータリーは、現在もまだ続けているコースに私を 乗せてくれました。 もし私が国際親善奨学生とし 乗せてくれました。 もし私が国際親善奨学生とし てアメリカの大学に行かなかったならば、国際理解 の研究に従事しようとは思わなかったでしょう。 緒方貞子 元国連難民高等弁務官 ロータリー財団奨学生 (1951~52)2期生 日本女性ではじめての奨学生
3Hプログラム(Health , Hunger and Humanity)の開始 1978年 レヌーフ会長エレクト(当時) 3Hプログラム提唱 保健、飢餓、人間尊重 1979年 ロータリー誕生74年目 ポリオ予防接種 76万ドル 630万人接種 3Hプログラムの第1号 1980年 3Hプログラムの目標設定 ・保健 ・・・・・第1優先はポリオ、第2は基本医療と保健教育、 第3はリハビリ ・飢餓追放・・・第1優先は水資源、第2は農業 ・人間尊重・・・第1優先は識字率、第2は職業訓練、 第3は緊急援助
1985年 全世界でポリオの撲滅をめざす「ポリオプラス・ 3Hからポリオプラスプログラムがスタート 3Hプログラムの目的は国際間の理解、親善平和を 推進するための方法として、人々の健康状態を改善し 飢餓を救済し、人間的社会的向上発展を図ること。 1985年 全世界でポリオの撲滅をめざす「ポリオプラス・ プログラム」がスタート。 2000年 WHO西太平洋地域37の国と地域をポリオフリー 2002年 大西洋から中央アジアに及び欧州地域もポリオフリー ・3H(保健、飢餓、人間尊重)プログラム 1985年来、20億人の子供にポリオ接種
1987~88年 初めての平和フォーラムが開催され、これが 「ロータリー平和フェローシップ」創設のきっかけ (2002~2003年度) ポリオプラスの推進と新しい補助金モデル 1987~88年 初めての平和フォーラムが開催され、これが 「ロータリー平和フェローシップ」創設のきっかけ (2002~2003年度) 2013年 未来の夢計画がスタート 世界中のロータリアンがグローバルなニーズに応えられるよう、新しい補助金モデル(地区補助金、グローバル補助金、パッケージ・グラント)を導入
なぜ別組織の財団を設立したか?
なぜ財団を設立したか 国際ロータリーはイリノイ州の州法によって設立された非営利法人ですから、ロータリアンから、あるいは外部から寄付金を受け入れることは当然可能です。 しかし、寄付した側の会員や法人等は、税制上の優遇措置を受けることが出来ません。そこで、同じイリノイ州の州法ですが、別の規定によって設立したのがロータリー財団なのです。 ① 多額の資金管理を行うため ② 税制上の優遇措置を得るため 法人運用益の免税 寄付者の所得控除 二重の免税待遇
財団の協力財団組織(財団の下部組織) 1.カナダ 1948年 2.ドイツ 1987年 3.インド 1988年 4.イギリス 1990年 5.オーストラリア 1994年 6.ブラジル 2003年 7.ドイツ(2つ目) 2009年 8.日本 2010年 協力財団を通じてロータリアンが税制上の優遇措置を受けることのできる国々に、限定された数の協力財団が存在する
現在、ロータリー財団に対する寄付金は、公益財団法人ロータリー日本財団を総じて寄付しますと、全ての寄付金が税制上の優遇措置が受けられます 公益財団法人ロータリー日本財団は、国際ロータリーのロータリー財団の協力財団です。この法人は日本の法律に従って設立された公益財団法人です。この法人を通じてロータリー財団に寄付しますと、日本の税制上の優遇措置を受けることが出来ます。 現在、ロータリー財団に対する寄付金は、公益財団法人ロータリー日本財団を総じて寄付しますと、全ての寄付金が税制上の優遇措置が受けられます ≪目的≫ 個人が海外留学するため、もしくは海外から日本へ留学するための奨学金(グローバル補助金における奨学金)および ロータリー平和フェローシップの付与 非営利財団法人である国際ロータリーのロータリー財団の活動を支援するための寄付金の提供
RIのウェブサイトでもご覧頂けますので、この報告書を是非ご覧になってください 財団の財務報告 国際ロータリーとロータリー財団は、毎年『年次報告書』を全世界のすべてのクラブ宛に送付しています。皆様のクラブにも、当然ながら送付されています。 しかし、受け取ったクラブでは、幹事報告として「RIと財団の年次報告書が届いていますので回覧します。」と言って回覧するだけですから、一般の会員はほとんど中身を見ることなく回覧しているのが実情のようです。この報告書には、活動報告と財務報告が掲載されています。 国際ロータリーやロータリー財団の資金がどのように使われているか分からないとか、ロータリー財団の役員 が財団の資金を流用している等の話しを聞くことがあります。この頃は少なくなりましたが、未だにそう思っておられる方がおられるようです。 RIのウェブサイトでもご覧頂けますので、この報告書を是非ご覧になってください
2016ー17年度RIおよびTRF収支報告
バイアウト バイアウト 広く投資家から集めた資金を用いて、成長が期待できる未公開企業や業績不振に陥った上場企業を買収し、 バイアウト 広く投資家から集めた資金を用いて、成長が期待できる未公開企業や業績不振に陥った上場企業を買収し、 経営に積極的に関与して企業価値を高めた上で、株式の公開(上場)や売却によって利益を上げることを 目的とした投資ファンドを「バイアウト・ファンド(Buyout fund)」
目標 2025年までに 20億2500万ドル 現在 約11億ドル 恒久基金時価額 現金 4億2,100万ドル 誓約 7億6,700万ドル 約11億ドル 現金 4億2,100万ドル 誓約 7億6,700万ドル 2025年までに20億2500万ドルという目標を掲げる恒久基金 への寄付推進、(現在11億ドル 内訳誓約 7.67億ドル)
外部団体等の評価 世界的な大手ニュース放送局であるCNBCは、ロータリー財団を「世界を変えている慈善団体トップ10」 の第3位に選び、ポリオ撲滅における私たちの多大 な貢献を紹介しました。 Charity Navigator、 American Institute of Philanthropy などがありますが、何れの団体共に、ロータリー財団を最高ランクの評価としています。ロータリー財団は非常に健全な財団であると言えます。
財団寄付と補助金活用 が車の両輪 財団に寄付をして、3年後に補助金として 有意義に活用し、クラブの発展につなげる。 地域社会への奉仕活動 ロータリー財団とは 財団寄付と補助金活用 が車の両輪 財団に寄付をして、3年後に補助金として 有意義に活用し、クラブの発展につなげる。 地域社会への奉仕活動 国際的な人道的奉仕プロジェクト 地域や国際社会で活躍する人材育成
ロータリー財団のプログラム
財団のプログラム 補助金 (DG・GG) ポリオプラス・プログラム ロータリー平和フェローシップ ロータリーの最優先項目。 ポリオ常在国、ウィルス流入国、 高リスク国を中心とした世界の ポリオ撲滅のための取り組み。 ロータリー平和フェローシップ 補助金 (DG・GG) 世界に6つあるロータリー平和 センターの1つで、国際関係、 平和、紛争解決とその関連分野で学ぶ学生への奨学金。 人びとによりよい生活をもたらし、地域 社会に貢献するロータリアンの活動を 支えている活動。(人道的奉仕プロジェクト、奨学金、職業研修チーム) 補助金の種類 ロータリー財団は、人道的プロジェクト、奨学金、職業研修チーム(VTT)を支援する各種補助金を提供しています。 グローバル補助金 は、ロータリー重点分野のいずれかに該当し、持続可能な成果をもたらす規模の大きい長期の国際的プロジェクトを支援します。支給額は15,000~200,000ドルです。 地区補助金 は、地元や海外で今すぐ支援を必要とするニーズに取り組む、比較的小規模で短期間のプロジェクトに利用できます。
ポリオプラス・プログラム ずか37件となりましたが、撲滅活動はまだ終わっていません。 活動資金の不足によって、ポリオ感染の危険が高い国で ロータリーは、1979年にフィリピンの子どもたちにポリオ予防 接種をはじめて以来、パートナー団体とともに懸命に活動を続 け、全世界でポリオの発症数を99.9パーセント減らすことに成 功しました。1988年に35万件だった発症数も2016年にはわ ずか37件となりましたが、撲滅活動はまだ終わっていません。 活動資金の不足によって、ポリオ感染の危険が高い国で 予防接種率が低くなる可能性があります。 再流行が起きた場合、今後10年間に、毎年20万人以上の子ど もがポリオによる身体まひの犠牲になると推定されています。 撲滅に必要な15億ドルの資金を確保することが現在の課 題とされています。
野生株によるポリオ発症数 2018年6月19日現在、 パキスタン3、アフガニスタン8 合計11
マッチングと寄付合計年間4億5000万ドルが向こう3年間提供 24,000人近い観衆を前に、ゲイツ氏は、ロータリーのポリオ撲滅寄付に対してゲイツ財団が倍額を上乗せしてきたマッチングを継続し、7月1日から向こう3年間、年間5000万ドルまでをマッチング対象とすることを約束しました。ロータリーには、マッチングと寄付を合わせて年間4億5000万ドルが向こう3年間提供され、その分、撲滅活動への資金をより多く確保できることとなります。 ロータリーのポリオ撲滅寄付に対してゲイツ財団が倍額を上乗せしてきたマッチングを継続し、7月1日から向こう3年間、年間5000万ドルまでをマッチング対象とすることを約束しました。ロータリーには、マッチングと寄付を合わせて年間4億5000万ドルが向こう3年間提供されます。
各国・団体からのポリオ寄付の誓約(今後3年間) ポリオ寄付誓約額 ビル&メリンダ・ゲイツ財団 4億5000万ドル パキスタン 1億5470万ドル 国際ロータリー 1億5000万ドル ナイジェリア 1億3460万ドル 英国 1億3000万ドル カナダ 7500万ドル 欧州連合(EU) 6140万ドル 日本 5500万ドル アラブ首長国連邦 3000万ドル Dalio Foundation Bloomberg Philanthropies 2500万ドル 匿名寄付者 1500万ドル ドイツ 1120万ドル 米国ユニセフ協会 51万4000ドル ポリオ撲滅のため10億ドル以上の寄付を誓約。 全世界でポリオをゼロにするには、15億ドルの活動資金が不足していると言われていましたが、この歴史的な公約により新たな寄付が世界ポリオ撲滅推進活動(GPEI)に回され、不足額を大きく補うこととなります。
ロータリー平和フェローシップ 平和は「人」から始まると考えるロータリーは、平和フェローシップ(奨学金)を通じて、世界平和と紛争予防の担い手となる人材を育て、平和推進者の世界的ネットワークを築いています。 毎年、世界中から選ばれる最高100人のフェローが、ロータリー平和センター提携大学で学びます。フェローシップには、授業料・入学金の全額、滞在費(宿舎・食費)、往復航空券、インターンシップと実地体験の費用が含まれます。 創設から10年あまり、ロータリー平和センターは、平和構築の分野のキャリアを志す1,083人の人材を輩出してきました。その多くは、国連や世界銀行といった国際機関や草の根のNGOでリーダーシップを発揮し、より平和な世界を築くために活躍しています。 2004-06 第3期生 2650 京都 Japan 恩田 牧 Maki Onda (Mizukai) ブラッドフォード 2015-16 第14期生 2650"なし(kyoto otokuni)" Japan 小川 昴子 Ogawa, Akiko チュラロンコーン 日本の地区からでは、わずかに33名のフェロー
地区補助金とグローバル補助金 地区補助金 (DG) グローバル補助金 (GG) ▶小規模、短期のプロジェクト ▶地元または海外での活動 ▶小規模、短期のプロジェクト ▶地元または海外での活動 ▶ロータリー財団の使命を支える活動 ▶年に一度、地区に一括支給 グローバル補助金 (GG) ▶大規模(合計予算30,000ドル以上)・長期のプロジェクト ▶持続可能・測定可能な成果をもたらす ▶重点分野に該当する活動 ▶海外のクラブや地区と協力 ▶WF(World Fund:国際財団活動資金)からの上乗せ
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財団のシェアシステム 詳細:シェアシステムはどのように機能しているでしょうか。年次基金は3年間投資されます。この3年間に資金は地区の資金と国際的な資金に50対50に分けられます。この基金の地区の部分は、『地区財団活動資金』(DDF)と呼ばれます。地区補助金を通じて、地区はクラブと地区のプロジェクトのために、そのDDFの50%までを使うことができます。残りのDDFは、グローバル補助金やポリオプラス、ロータリー平和センター、あるいは、他地区への寄付として使われます。 もし、DDFが支給された年度に使われなければ、地区の残高に累積され、その後は、グローバル補助金にしか利用できません。国際財団活動資金寄付は、グローバル補助金とのマッチングに使われます。そして、以前はパッケージグラントの資金供給のためにも使われました。* 国際財団活動基金はDDFとは1対1でマッチングされ、現金とは0.5:1となります。地区補助金は、どのような額でもかまいませんが、グローバル補助金は3万ドル以上でなければなりません。2015年7月1日からは資金モデルに数々の変更が生じますが、これらの変更はDDFには影響を及ぼしません。これらの変更の下では、財団運営費や運営準備金のために、国際財団活動資金(WF)は、年次寄付の5%、グローバル補助金への資金給付のための現金拠出の5%、そして一定企業からの寄付の10%が削減されます。ただし、余剰が出る場合は、その余剰金は、毎年、恒久基金(WF)へ回されます。
平和フェロー ・・・・・・・・ WFの活用 1000ドル 寄付 DDF 500ドル WF 500ドル 地区補助金 250ドル 寄付金はどれだけ活用できるか? 1000ドル 寄付 DDF 500ドル WF 500ドル 地区補助金 250ドル グローバル補助金 250ドル + WF 250ドル 現金寄付 100ドル + WF 50ドル 合計 600ドル + WF 300ドル = 900ドル 平和フェロー ・・・・・・・・ WFの活用
ロータリー財団の寄付
財団への寄付金 ①年次基金寄付は、 3年間資金を運用して、その運用益は財団の運営費に使われます。元金は3年後に全額を地区と財団で使います。 ②恒久基金寄付は、元金は使いません。 運用益のみを地区と財団で使います。 ③ポリオプラスに指定して寄付した寄付金は、ポリオ撲滅のために全額が使われます。 ④グローバル補助金のクラブで拠出する部分の寄付金は指定されたグローバル補助金プロジェクトに使います。この場合の現金寄付には、国際財団活動資金から50%上乗せがあります。 ⑤ロータリー平和センターに対する寄付金は、全額がロータリー平和センターのフェローシップのために使われます。
年次寄付は 3位 ポリオ寄付は 2位 恒久基金は 4位 財団寄付額上位5カ国 2016-17年度 合計 順位 国 年次基金 1 アメリカ 2 財団寄付額上位5カ国 2016-17年度 順位 国 年次基金 一人当 年次基金 ポリオプラス 基金 その他基金 恒久基金 合計 1 アメリカ $47,870,746 $147.09 $88,224,872 $4,960,707 $12,496,574 $153,554,472 2 インド $10,267,903 $75.60 $1,923,479 $5,454,914 $2,368,171 $20,014,617 3 日本 $13,229,246 $151.31 $2,168,072 $288,678 $2,002,602 $17,688,598 4 韓国 $13,940,297 $231.25 $328,318 $461,774 $1,788,433 $16,518,822 5 台湾 $6,779,564 $209.54 $931,691 $854,840 $2,031,426 $10,597,521 AKS (アーチ・クランフ・ソサエティ) 1 Major Donor (メジャードナー) 211 PHF (ポール・ハリス・フェロー) 2,554 MPHF(マルチプルPHF) 5,708 Benefactor (ベネファクター) 618 年次寄付は 3位 ポリオ寄付は 2位 恒久基金は 4位 日本は世界の寄付額の 5.8% アメリカは 50.46% 日本は世界の寄付額の 5.8% アメリカは世界の 50.46%
100周年を記念する特別寄付3億ドル達成 100周年度の募金目標が達成されました 皆さまからの多大なご支援のおかげで、歴史的な節目となる100周年度に、募金目標3億ドルを超えるご寄付が寄せられました。年次基金、恒久基金、ポリオプラス基金への皆さまからの多大なご支援により、疾病との闘い、貧困の緩和、きれいな水の提供、平和の推進、経済の発展など、世界中でのロータリアンの活動が可能となります(募金合計額は監査前の数字となります。監査後の合計額は9月に発表されます)。 「世界でよいことをしよう」をモットーとして掲げるロータリー財団の100年間を祝った昨年度、ロータリアンと支援者の皆さまからのロータリー財団へのご寄付は3億430万ドル(監査前)となり、募金目標3億ドルを上回る結果となりました。
世界の国別会員数(2018年6月20日現在 My Rotaryより) 順位 国名 会員数 クラブ数 会員/クラブ 1 United States(アメリカ) 321,654 7,619 42.2 2 India(インド) 146,445 3,673 39.9 3 Japan(日本) 90,136 2,266 39.8 4 Korea, Republic of(韓国) 65,969 1,634 40.4 5 Germany(ドイツ) 55,899 1,080 51.8 6 Brazil(ブラジル) 53,984 2,400 22.5 7 Italy(イタリア) 40,023 893 44.8 8 England(イギリス) 36,650 1,367 26.8 9 Taiwan(台湾) 34,441 821 42.0 10 France(フランス) 30,929 1,084 28.5 日本12,657万人、 韓国 5,029万人、 台湾2,354万人 7.12人/万人 13.12人/万人 14.63人/万人
全クラブの80% が年次寄付 ・日本は2年連続寄付ゼロクラブがゼロ 2015-16年度 寄付ゼロクラブ47クラブ 世界の寄付状況 全クラブの80% が年次寄付 ・日本は2年連続寄付ゼロクラブがゼロ 2015-16年度 寄付ゼロクラブ47クラブ 2016-17年度 寄付ゼロクラブがゼロ 2017-18年度 寄付ゼロクラブがゼロ 世界のロータリアンの35%が年次寄付 65%の会員は全く寄付をしがない
2018-19年度 ロータリー財団の方針
2018-19年度TRF優先目標 ロン・バートン管理委員長 End Polio Now:歴史をつくるカウントダウン ゲイツ財団からの寄付額については、DDFも含め、ロータ リアンが毎年5000万ドルを集めることが条件。 2. 地区補助金とグローバル補助金の使用を通じ、6つの重点分野の奉仕活動における持続可能性を高める 地区財団活動資金(DDF)の全額使用を奨励する (昨年度 DDF残高 5400万ドル 内日本は約800万ドル) 4. ロータリー恒久基金内に冠名基金を設置する寄付ならびに誓約を奨励する 2025年までに20億2500万ドルという目標を掲げる恒久基金 への寄付推進、(現在約12億ドル 内訳誓約 8億ドル) 昨年度 DDF残高 5400万ドル 日本は 800万ドル程度 恒久基金 12億ドル 4億ドル 現金 残りは誓約 平和フェロー学友会を設置
ロータリーの世界構想[global initiative]の基準と工程 2018年1月理事会 1.2018年6月30日までに理事会と管理委員会はプロセスと基準を完成する。 2.1年以上ポリオの発症が報告されなくなるまで、ロータリアンとロータリー家族の調査は行われない。この調査に含まれる項目は、別の構想に対する興味に関する質問および好ましい目標に関する質問であるべきです。 3.ポリオ発症例がなくなって1年が経過した後: a. 現在のポリオ撲滅パートナーと協議する b. 機会を評価し、他の組織/新たな潜在的パートナーによる 構想を再検討する 4. ポリオ発症例が報告されずに2年が経過した前後に、世界中のロータリアンに何を行うべきかを尋ねる。
ロータリーの世界構想[global initiative]の基準(ポストポリオ) 1.明確に規定された目標:合理的な期間の内に達成できる最終目標と出口戦略を明確に定義しなければならない。 2.持続可能性:永続する変化を創り出すプログラム、国連の持続可能な開発目標(SDGs)のは二に含まれるプログラム、そして環境にマイナスの影響を与えないプログラムであるべきである。 3.求心力のある範囲:草の根的なロータリアンの活動から現れるものでなければならない。 できる限り多くのロータリアンや非ロータリアンを巻き込み、影響を及ぼす事でなければならない。 4.パートナーと資金調達に関する関心: 現在の私たちのパートナーや新しいパートナーにアピールし、プラスの公共イメージを提供し、ロータリアンの寄贈支援に敵うものでなければならない。 5.リソースの活用:地域、全国的あるいは国際的に提唱できる私たちの能力の含めて、私たちのリソースを活用するものでなければならない。
ロータリー平和センターの増設 (2030年までに) ロータリー平和センターの増設 (2030年までに) 2030年までに4つの新しい平和センターを設置 アジア 1つ 中東・北アフリカ 1つ サハラ以南のアフリカ 1つ 中南米 1つ 現在、6つのロータリー平和センター デューク大学およびノースカロライナ大学チャペルヒル校(米国) 国際基督教大学(日本、東京) ブラッドフォード大学(英国、ブラッドフォード) クイーンズランド大学(オーストラリア、ブリズベーン) ウプサラ大学(スウェーデン、ウプサラ) チュラロンコーン大学(タイ、バンコク) 3カ月の集中研究プログラム、平和分野の専門能力開発修了証 ロータリー平和センター デューク大学およびノースカロライナ大学チャペルヒル校(米国、ノースカロライナ州) (概要資料) デューク大学では国際開発政策の修士課程、ノースカロライナ大学チャペルヒル校では国際平和と紛争解決の卒業証書コースが提供されています。 国際基督教大学(日本、東京) (概要資料) 公共政策・社会研究専攻科では、社会科学の研究とともに、新しい分野を含む学際的な研究が行われています。 チュラロンコーン大学の平和センターで学ぶタイ出身の候補者を除き、フェローシップの受給者は母国のロータリー平和センターで学ぶことはできません。 ブラッドフォード大学(英国、ブラッドフォード) (概要資料) 同大学の平和研究学部は世界最大を誇り、複数の修士号プログラムを提供しています。 クイーンズランド大学(オーストラリア、ブリズベーン) (概要資料) 平和フェローは、国際研究、平和、紛争解決分野の修士号取得をめざします。 ウプサラ大学(スウェーデン、ウプサラ) (概要資料) 同大学の平和・紛争研究学部では、社会科学の修士号を取得できます。同学部は、全世界で無償利用できる紛争関連のデータ収集プログラムで知られています。 チュラロンコーン大学(タイ、バンコク) (概要資料) 3カ月の集中研究プログラムを提供しており、フェローは平和分野の専門能力開発修了証の取得をめざします。 平和フェロー学友会を設置する
地区ロータリー財団委員会 各プログラムと寄付の目標
地区補助金は地区に裁量権がゆだねられた資金 であり、より多くのクラブが公正に利用できる。 上限一杯活用 100%使用を目標 地区補助金の方針 地区補助金は地区に裁量権がゆだねられた資金 であり、より多くのクラブが公正に利用できる。 上限一杯活用 100%使用を目標 RIの授与と受諾の条件を遵守 締め切り日前に余裕をもって申請をお願いする 事前の相談に親切に対応する
全クラブの25%がグローバル補助金(GG) に関与する。 年度支給額を100%使用目標 国際奉仕委員会との連携・アドバイス グローバル補助金の方針 全クラブの25%がグローバル補助金(GG) に関与する。 年度支給額を100%使用目標 国際奉仕委員会との連携・アドバイス 事前の相談窓口を開設 複数クラブでのGG事業推進 GG奨学生の積極的募集
地区補助金による奨学生(芸術・スポーツ含む) グローバル補助金奨学生 (6つの重点分野) 毎年5名程度を目指す 奨学生の募集推進 地区補助金による奨学生(芸術・スポーツ含む) グローバル補助金奨学生 (6つの重点分野) 毎年5名程度を目指す 学友会の充実 ⇒ ロータリー会員 平和フェロー WFの活用 世界の平和に貢献 公共イメージ向上
積極的な奉仕活動による公共イメージの向上 公正で、公平な補助金の使用の推進 クラブ目線での財団委員会の親切な対応 地区財団委員会の方針まとめ 補助金は最大限利用し、クラブを活性化 プロジェクトの資金源の寄付増進を図る 積極的な奉仕活動による公共イメージの向上 公正で、公平な補助金の使用の推進 クラブ目線での財団委員会の親切な対応 教育支援・学友会支援の推進(人を育てる)
寄付ゼロクラブを次年度も継続 年次寄付 1人当り $180以上を!! 恒久基金への寄付 ポリオプラス 1人当り 30ドル以上 2018~19年度の2650地区目標 年次寄付 1人当り $180以上を!! 恒久基金への寄付 各クラブで1人以上のベネファクターを! ポリオプラス 1人当り 30ドル以上 大口寄付の推進にご支援を もう少しで メジャードナー 97名 メジャードナー 195名 日本1990名 2650地区 寄付ゼロクラブを次年度も継続
恒久基金: 6,150万ドル(誓約3,500万ドル) 2025年までに20億2,500万ドル (2025by2025) 目標(世界) 2018-19年度 全体:3億8,000ドル 年次基金:1億3,700万ドル ポリオプラス基金:5,000万ドル 恒久基金: 6,150万ドル(誓約3,500万ドル) 2025年までに20億2,500万ドル (2025by2025) 2017年7月1日より、7500万ドルを目標とした 平和のための大口寄付推進計画を開始
ロータリー財団は他の団体に寄付をするためではない ロータリーの活動のために、自分たちで基金を貯めて有効に使う 改めてロータリー財団とは、、、 ロータリー財団は他の団体に寄付をするためではない ロータリーの活動のために、自分たちで基金を貯めて有効に使う 基金を補助金として地区やクラブが活用する 活用目的は人道的奉仕と人材育成 世界的な規模で影響力のある活動を行う (たとえば、ポリオ撲滅) 結果的に、ロータリーの公共イメージ向上や 会員増強に繋がる 個人的見解です
ご清聴ありがとうございました