スーパーグローバル大学創成事業担当常任理事 世界における慶應義塾の役割 國領二郎 スーパーグローバル大学創成事業担当常任理事 1
ランキング…大学としての使命再考の機会 1858-1945 日本の近代化の先導 1945-2001 産業人材の輩出 2015- これからどうする?
THE世界大学ランキング 400位 圏外 延世大学 190位 45.1pt 早 稲 田 大 学 29.4pt 慶應義塾大学 28.0pt ・ 400位 圏外 早 稲 田 大 学 29.4pt 慶應義塾大学 28.0pt 出典:http://www.topuniversities.com
何が起こっているのか? サイエンス(特に理系)に必要なコスト増大 研究大学の理系重視|文系や教育は 私立がやり、国立のみが研究をする? 政府による研究大学と教育大学の選別 研究大学の理系重視|文系や教育は 私立がやり、国立のみが研究をする? そうなったら私立には研究予算はこなくなる 行間をとる 研究教育の国際化 国際プロジェクトに入らないと認知されない 見出しをつくる 研究大学としての評価が教育・ 受験者などにも影響し始めている 今や、トップ学生は東大ではなく、ハーバードを目指す
文理融合型の研究大学としてアイデンティティを確立。あくまでも研究大学として発展させる 慶應義塾の選択肢 教育大学化 研究は(少なくとも理系は)諦める。大多数の私立はその道へ・・・ 文理融合型の研究大学としてアイデンティティを確立。あくまでも研究大学として発展させる
何をしなければならないか? レピュテーション サイテー その他 ション 国際的評価基準は比較的明示的に存在する 教育プログラムの国際化 広報強化 国際的評価基準は比較的明示的に存在する サイテー ション その他 国際的に引用される論文の増大 国際共著論文の増加 産学連携強化など
THE大学ランキング内訳の比較 (2013)
評価から逃げる唯我独尊では、もはや立ちいかない現実を直視する必要・・・ ランキングに振り回されずに、目指す方向をしっかり見据える必要
実証的に真理を解明する科学的な姿勢 ⇒人材育成・課題解決 慶應義塾の過去・現在・未来を通して一貫した建学理念 スーパーグローバル大学創成事業への取り組み 実学(サイエンス)による社会貢献 本塾の主義は和漢の古学流に反し、仮令ひ文を談ずるにも 世事を語るにも西洋の実学(サイヤンス)を根拠とするものなれば、 常に学問の虚に走らんことを恐る。 (福澤諭吉全集第十九巻 慶應義塾記事より) 福澤の実学精神 実証的に真理を解明する科学的な姿勢 ⇒人材育成・課題解決 慶應義塾の過去・現在・未来を通して一貫した建学理念
今日われわれが解決すべき課題 地球社会の持続可能性を高める 地球社会の持続可能性を問う課題 慶應義塾の強みを活かした研究によって 人口の少子高齢化 生活・経済・地政学的な リスク増大 持続的成長のための 創造性向上の必要 課題「先進国」日本 高齢化・危機対応・付加価値生産 ⇒ 日本発解決策 慶應義塾大学の得意分野 自然科学・人文社会科学の 研究成果の発展と融合 慶應義塾の強みを活かした研究によって 地球社会の持続可能性を高める
長寿・安全・創造の分野で 慶應義塾大学の強みを活かし世界に貢献 3つの文理融合クラスターを作り推進 長寿(Longevity) 自然科学系 研究科 3つの文理融合クラスターを作り推進 人文社会科学系 研究科 長寿(Longevity) 安全(Security) 創造(Creativity) 高いレベル の研究 学際的な応用で 課題解決 フィードバックで 研究をさらに深化
国際研究発信力を高める制度 着実に高める 教育研究制度 人 事 制 度 教育(レピュテーション) 研究(サイテーション) 国際性 長寿(Longevity) 安全(Security) クラスター 創造(Creativity) 教育研究制度 人 事 制 度 ・海外副指導教授制度拡充 ・英語による学位取得コース拡充 ・産学連携強化 ・国内外特許取得増大 ・クロスアポイントメント制度拡充 ・テニュアトラック制度拡充 ・年俸制度拡充 ・クラスターベースの人事枠創設