エアコンで使われるヒートポンプ ＜ヒートポンプのなぞ＞ ［Last Update 2012/02/29］ 建築環境工学・建築設備工学入門 ＜基礎編＞ 1-4-1 エアコンで使われるヒートポンプ ＜ヒートポンプのなぞ＞ 基礎編１－４では、空調設備（エアコン）のヒートポンプシステムについて、基本的な仕組みを説明する。 １－４－１「エアコンで使われるヒートポンプ ＜ヒートポンプのなぞ＞」
ヒートポンプとは、一言でいうと‥ である。 ヒートポンプとは、一言で言うと、「温度の高いところと低いところを作って、必要な温度を取り出す」装置である。 である。
室内機から出る空気の温度は室外温度よりも高い 暖房時のエアコン 室内機から出る空気の温度は室外温度よりも高い 暖房時、エアコンで室内を暖める際、室内機から出る空気は室外温度よりも高い。
ヒートポンプが室外の熱をくみ上げて、室内へ運んでいる 暖房時のエアコン ヒートポンプが室外の熱をくみ上げて、室内へ運んでいる 暖房時のエアコンでは、ヒートポンプが室外の熱をくみ上げて、室内へ運んでいる。
COP６のエアコンは１の電気エネルギーで６の熱を出力 暖房時のエアコン COP６のエアコンは１の電気エネルギーで６の熱を出力 「５」は、 どこから 持ってくるのか？ 1 COP６のエアコンは「１」の電気エネルギーで「６」の熱を出力。 COPは一般的に「冷暖房平均エネルギー消費効率」と言われる。[Coefficient Of Performance]の略で、日本語では「成績係数」と呼ばれる。 エアコンでは、電力を1kW使って、どれだけの冷房・暖房効果が得られるかを示す指標として利用されている。 一般消費者がCOPを求めるには、製品のパンフレットに記されているエアコン「冷房能力」「暖房能力」を、エアコンの定格消費電力で割るという計算方法がよく案内される。 6 COP＝ 冷房能力または冷暖房能力 消費エネルギー
ヒートポンプが５の熱を室外からくみ上げている 暖房時、ヒートポンプの働き ヒートポンプが５の熱を室外からくみ上げている 1 「１」の電気エネルギーで、「６」の暖房効果。 この時、ヒートポンプが「５」の熱を室外からくみ上げている。 5 6
ヒートポンプ（HEAT：熱、PUMP：くみ上げる） 基礎編1-4ではヒートポンプが熱をくみ上げる仕組みの基礎を学ぶ。
発 行 社団法人 空気調和・衛生工学会 （SHASE: The Society of Heating, Air Conditioning and Sanitary Engineers of Japan）