メール と Campus Network System入門 2012年度 春学期 情報基礎 第3回 メール と Campus Network System入門
第3回の目次 メールの仕組みとマナー Campus Network Systemとは
メールの仕組みとマナー
手紙の場合 ①手紙の本文を書く ②封筒に入れ届け先の住所氏名を書く ③切手を貼る ④ポストに投函する ⑤郵便局は手紙を集荷し、配達する クライアント:手紙を投函する人もしくは受け取る人 サーバ:郵便局 サービスの内容:手紙を指定の送り先まで届けてもらう
メールの送受信1 SFCの送信メールサーバ t12000xx SFCの受信メールサーバ s12000yy うちの大学宛だ s12000yy@sfc.keio.ac.jp宛のメール うちの大学宛だ SFCの受信メールサーバ メールきてる? きてるよ
メールの送受信2 SFCの送信メールサーバ よそ宛だ hoge@xx.yy.ac.jp宛のメール インターネット t12000xx
メールサーバの仕事 宛先を見て、どこへ向かって通信すればいいか決める 通信が失敗したときは、再送を試みる 受信したメールを保存する(ユーザのPCは、常に電源が入っていてネットワークに接続されているとは限らないので) メールの転送やメーリングリストの処理をする
メールの構成 ヘッダ領域とボディ領域で構成 ヘッダ領域・・・差出人(From)・宛先(To)・件名(Subject)や送信時間などの情報が記録された部分⇒郵便番号や住所に当たる部分 ボディ領域・・・文章やマルチメディアデータなどを記述するための本文⇒手紙の中の文書や写真に当たる部分 ボディ領域 ヘッダ領域
転送機能 どんな時に使う? カーボンコピー(Cc)・・・転送機能 ブラインドカーボンコピー(Bcc) 同内容のメールを複数の人に出す際に、一通ずつゼロから書いて送信するのはとても効率が悪い ⇒転送すれば1回送信するだけで複数の人に送れる カーボンコピー(Cc)・・・転送機能 Ccの宛先はヘッダ領域に書きこまれて、本来の受取人に加えて、参考で情報を受け取った人が誰であるかが明示される ブラインドカーボンコピー(Bcc) Bccでメールを受け取った人以外は転送されたことが分からない
ToとCc Bさんが宛先、Cさんに参考までに送付したい To Aさん Bさん Cc Cさん
ToとBcc Bさんが宛先、BさんはCさんにBccされているこが分からない To Aさん Bさん Bcc Cさん
Ccの便利な使い方 メールでレポートなどを提出する場合 提出したメールが自分にも配送される To:提出先のアドレス Cc:自分のアドレス 安心感がある 事前に十分にチェックすべきだが、万が一提出ファイルの間違いなどがあればすぐに対応できる 完全ではないが、提出の証拠になる
メーリングリスト ひとつのメールアドレスにメールを送るだけで、複数の人に届くような仕組み 誰が入っているか分からないメーリングリストを使う場合は、個人情報を流さないなどの注意が必要 下記のような機能を提供するメーリングリスト管理ソフトを使うのが一般的 メンバーの追加、削除 サブジェクトにメーリングリスト名や一連番号を挿入 メールの保存や検索
署名(signature) 電子メールの末尾に付加される、送信者の氏名や所属、連絡先などを数行にまとめたもの =誰から送信されたメールかわかりやすい 最近の電子メールソフトは、ユーザが作成した署名を保存して、送信するメールの最後に自動的に付加する機能がある 署名
引用 差出人が書いた文章をそのまま残して、それに対して返答をつけていく方法 引用を用いる事で、メール内の文章の論旨をより明確に出来る 「これは引用の部分」ということを明示したい場合には、一般的に該当部分の前に>(半角)を用いる 引用
メールを送受信する際の注意点 容量の大きいファイルは添付しない 分かりやすい文章を心がける 添付されたファイルを無闇に実行しない 送受信に時間がかかる 分かりやすい文章を心がける 返信や引用などの機能を用いて、どういった内容についてのメールか明確にした方が良い 添付されたファイルを無闇に実行しない ウィルスが添付されている可能性があるため
質問メール(悪い例) 件名 なし 本文 課題のダウンロード方法がよくわかりません。教えていただけないでしょうか??
質問メールの注意点 何クラスの誰なのかをきちんと名乗る 経過と問題点を丁寧に報告する 情報基礎 ●●クラスのXXです 経過と問題点を丁寧に報告する ××まではできたのですが、○○から先が分かりません △△はしてみたのですが、□□と表示され、うまくいきません ソフトに関する質問の場合は自分の環境を分かる限り報告するとよい PCは?(特別教室 or 自宅のパソコン) OSは?(Mac or Windows XP or Windows Vista) Webブラウザは?(Firefox or Internet Explorer)
【演習】 署名を作ってみよう1 自分の署名を作ってみましょう 名前 学部・学年 メールアドレス その他あれば(サークルなど) 例: ++++++++++++++++++++++++++++ 慶應 太郎(t12472ms@sfc.keio.ac.jp) 慶應義塾大学 環境情報学部 1年 諭吉同好会(http://yukichi-love.sfc.keio.ac.jp)
【演習】 署名を作ってみよう2 Thunderbirdに署名を設定する方法 「署名編集」の欄に署名を書く
【演習】 署名を作ってみよう3 3人1組でグループを作ってください 各自で署名をつけた自己紹介メールを書き、1人にToを用いて、もう1人にはCcを用いて送信してください メールを受け取った人は、返信するようにしてください
学校以外でCNSのメールを見る方法 方法1:設定不要で手軽なWebメール 方法2:手持ちのPCにメールソフトを設定する http://imap.sfc.keio.ac.jp 利点:設定不要でどこでも手軽に使える 欠点:操作性はメールソフトの方がよい 方法2:手持ちのPCにメールソフトを設定する 利点:操作性がよく、高機能 欠点:最初に設定が必要 各種ソフトの設定方法はhttp://www.sfc.itc.keio.ac.jpを参照 左メニューの「コンピュータ>電子メール関連>電子メールの利用について>各種メーラーの設定方法」に方法の一覧がある
Campus Network Systemとは
Campus Network System (=CNS)って何だろう? そもそもネットワークって何だろう コンピュータ同士を接続し、互いに情報を共有・&交換できる環境 CNS=学術目的のネットワーク 教育/研究活動支援のためのネットワーク 営利目的には利用してはならない SFCの学生や教職員、卒業生等が利用可能
CNSを利用するためには何が必要? アカウント ログイン名 パスワード コンピュータやネットワーク上の資源を利用できる権利のこと、または利用する際に必要なIDのこと ログイン名 各ユーザに一意に割り振られる名前で、CNSのコンピュータを利用する際に用いる ログイン名はt12000xxのように表し、はじめのアルファベットが学部(tは環境情報学部、sは総合政策学部)、次の2桁の数字が入学年度(2012年度入学なら12)、その後ろの3桁が学籍番号から計算された値、最後のアルファベット2文字が氏名のイニシャルとなる パスワード ユーザが本当にそのアカウントの持ち主であるかを確認するために用いられる
施設案内 CNSが利用できるコンピュータの設置場所 各施設に入る為には学生証が必要 利用時間などについては 特別教室 メディアセンター (κ18,ε17,ι18,ο17,λ11,λ18,λ21) メディアセンター 各研究室等 各施設に入る為には学生証が必要 利用時間などについては http://cnscon.sfc.keio.ac.jp/ を参照
CNS利用上の注意点1 パスワード更新 何故更新しないとダメなのか 更新期限は90日 パスワードを更新しないとCNSを利用できなくなる パスワードの漏洩防止のため 不正にログインされて自分のファイルを消去・変更されたりするだけでなく、 CNSのシステム全体の破壊につながる危険性がある
CNS利用上の注意点2 施設内での飲食は厳禁 ログインした状態で長時間席を立たない 知的財産権を侵害してはならない こぼした場合、機器類の故障に繋がる ログインした状態で長時間席を立たない 誰かに不正な操作をされるかもしれない 利用したい他のユーザの迷惑にもなる 知的財産権を侵害してはならない P2Pファイル共有ソフトなどは、知的財産権を侵害するような目的で利用してはならない セキュリティや知的財産権に関しては、授業の後半で解説する
CNSに関するサポート CNSを利用する上で何か不明な点や問題が発生した場合、湘南藤沢インフォメーションテクノロジーセンター(ITC)、またはCNSコンサルタントまで質問すること ITC・・・ http://www.sfc.itc.keio.ac.jp CNSC・・・http://cnscon.sfc.keio.ac.jp
ネットワークドライブの活用
ファイルサーバって何? あるユーザが所持している情報を、ファイルサーバというコンピュータに保存することで、ネットワークを介して他のユーザと共有・利用できる ファイルサーバ上にあるファイルは(許可されていれば)誰でも他のコンピュータから読みこんだり書きこんだりできるため、データの一括管理が可能になる
ファイルサーバの概念図 端末A 端末B 端末C 端末D ファイルサーバに保存したファイルは、ネットワークに接続したどの端末からでも利用することができる 端末A 端末B 端末C 端末D
サーバ(server)と クライアント(client) クライアント・・・ネットワークにおいて、サー バの提供する機能やデータを利用する コンピュータやソフトウェア サーバ・・・ネットワーク上において、クライ アントコンピュータに対し自身の持って いる機能やデータを提供するコンピュー タ 前半に説明したメールだと、サーバ=メールサーバ、メールソフト=クライアントという関係になる
ネットワークドライブの概念 リモート(遠隔操作)ドライブともいう ネットワークで接続された別の コンピュータ内の情報を、自分 のコンピュータ上で扱える
テキストエディタって何? 文字のみのファイル(テキストファイル)を作成・編集するためのソフトウェア テキストの入力やコピー、置換などの機能を持ち、ワープロソフトに比べて高速に動作する ただし、レイアウトや文字飾りなどの機能は持たない
テキストエディタの種類 Windowsに付属する「メモ帳」やUNIX系OSで利用可能なEmacs、Mac OSに付属する「テキストエディット」などがテキストエディタ 次回はmiというテキストエディタの使い方を紹介する
【演習】 テキストエディタを使ってみよう テキストエディット(Mac OSに付属するエディタ)を使用してみましょう 何か打ち込んだら、ファイル に名前をつけて、デスクトップ 保存してみよう
【演習】 ネットワークドライブの活用 今使っている端末からログアウトする 隣の人と席(端末)を交替してログインする 演習で作ったファイル(デスクトップにあるはず)が異なる端末でログインしても見れることを確認しよう デスクトップや書類、ピクチャ、ミュージックなど、CNSiMacで表示されているフォルダはネットワークドライブに保存される Workはネットワークドライブではない