(GAmma-ray burst Polarimeter : GAP)

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(GAmma-ray burst Polarimeter : GAP)  ガンマ線バースト  偏光検出器 – GAP – の開発 (GAmma-ray burst Polarimeter : GAP) 米徳大輔 (金沢大学) 村上敏夫、 児玉芳樹、 江村尚美、 藤本大史 (金沢大) 郡司修一、 岸本佑二、東海林礼之 、 田中佑磨(山形大) 三原建弘 (理研) 久保信 (クリアパルス) ガンマ線バーストで読み解く太古の宇宙   第2回領域シンポジウム(2008/11/27-29 )

プロンプトの放射メカニズム ガンマ線偏光が鍵 どのように 1052 erg ものエネルギーを 一瞬にしてガンマ線放射で解放するのか? プロンプトの放射メカニズム  ガンマ線偏光が鍵 どのように 1052 erg ものエネルギーを 一瞬にしてガンマ線放射で解放するのか? ■ シンクロトロンか、ジッターか? ■ 磁場は揃っているか、ランダムか? ■ ユニフォームジェットか、パッチ―か? 0.0 100 case1 case2

PHENEX 気球観測 イカロス GAP PolariS 小型衛星 2014 年以降か? TSUBAME 金沢、山形、理研 既に2回の気球フライトを実施。 来年5月に3回目(Full Config.) 郡司(山形)、林田(阪大)、 三原(理研)ほか PHENEX 気球観測 イカロス GAP PolariS 小型衛星 金沢、山形、理研 2014 年以降か? 阪大、金沢、山形、理研、 京都、JAXA、名大、東工大、 立教、広島 TSUBAME 東工大

POET PoGo Lite AXP HXMT 5000cm2 GRAPE LEP 930cm2 1600cm2 中国 Phase-B ? 本格的なGRB偏光観測衛星 打ち上げ時期は未定 > 2013 2010年に気球(61 Units) スタンフォード、ハワイ、 ストックホルム、東工大、 広島大、山形大など PoGo Lite GRAPE LEP 930cm2 1600cm2 NASA イタリア核物理研究所) AXP HXMT 中国 Phase-B ? うやむや? 5000cm2

小型ソーラーセイル実証機IKAROS (イカロス) 太陽電池パドル 太陽面 反太陽面 スラスタ用 燃料タンク ■ 反太陽面のパネルに取り付け ■ 前方には障害物は無い ■ 偏光観測範囲:70 – 300 keV ■ スペクトル測定範囲:30 – 300 keV ■ 時間分解能1秒で偏光観測 ■ 2エネルギーバンドで偏光観測 小型ソーラーセイル実証機IKAROS (イカロス) 140 高圧電源 プラスチック シンチレータ CsI R1840-12s R7400p analog FPGA CPU 60 mm 100 mm 20m ■ 宇宙で直径 20m の帆を展開 ■ 太陽からの輻射圧を受け、 光子の運動量を推進力に ■ 2010年5月に H2A ロケットで 打ち上げ予定

PM-GAP 組み上げ

振動試験 温度サイクル試験 プロトン・ガンマ線照射試験 PM-GAP 石川県工業試験場 Gain(%) 温度(℃) 出力変化 温度変化   温度変化 -30℃~+40℃ 時間 (hours) 要求レベル (QT) 試験レベル x, y 10Grms 10Grms z 17Grms 16Grms プロトン・ガンマ線照射試験 若狭湾エネルギー研究センター 放射線医学総合研究所 都立産業技術研究センター 高集積回路素子の SEL, SEU は見られない CsI の放射化レベルの調査

KEK 高偏光X線実験 ■ 美しいモジュレーションが得られた 100 200 300 回転角 イベント数 1000 2000 ■ 美しいモジュレーションが得られた ■ EGS5 や GEANT4 のシミュレーションと   比較して3% 程度で一致していそう ■ 実験データとシミュレータを比較して   システマティックを抑える努力が必要

4 2 偏光検出期待値 GRB/yr (3σ) 検出効率 22% @ 100 keV M-factor 35% @ 100 keV 前方πステラジアンで発生したGRB 前方30度以内で発生したGRB 4 2 偏光検出期待値 GRB/yr (3σ) 偏光観測範囲:70 – 300 keV スペクトル測定範囲:30 – 300 keV 時間分解能1秒で偏光観測 2エネルギーバンドで偏光観測 検出効率 22% @ 100 keV M-factor 35% @ 100 keV MDP (GRB の偏光度)

GRB以外の観測対象 - 「かに星雲」「マグネター」 - MDP 赤:理想的BGD 緑:BGD ×3倍 青:光軸から10度 1 10 100 1000 積分時間 (hrs)  かに星雲  18% 2日 6日 12日 検出可能な偏光度(%)

おおまかなスケジュール 2008 2009 2010 打ち上げまで1年5ヶ月 FM完成まで6ヶ月 現在 1 2 3 4 5 6 7 8 9 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 PM の完成 5月 回路部品のガンマ線照射試験 回路部品のプロトン照射試験(2回) PM 単体試験 5月 打ち上げ予定 衛星インターフェース試験 KEK 高偏光X線試験 10月 FM の製作 FM 単体試験 総合試験

まとめ ■ 2010 年 5 月打ち上げ予定の小型ソーラーセイル実証機に GRB 偏光観測装置(GAP) を搭載する ■ フライトモデルの製作開始。PM を用いた性能評価を実施中。 ■ ミッション期間中に、GRB から数例、かに星雲、SGR (マグネター) の偏光観測が可能