スケールモデルサイトにおける「風の道」の野外実験 ~街路形状が街路内部の風に及ぼす影響~ 1063238 齋藤 直樹 1063349 丹羽 健次郎
研究背景・目的 これまでの「風の道」 郊外から風を誘導 平面的な考え方 郊外からの風 郊外 熱 都市部
実際の街区で実験することは難しいので、 スケールモデルサイトにて実験を行った 上 空 風 最近では 上空の風を街路内に取り込み街路内を換気する 立体的な考え方 熱 実際の街区で実験することは難しいので、 スケールモデルサイトにて実験を行った
実験モデル 実験1 単純ボイドモデル 実験2 街区モデル L W H W H
3H 実験1 単純ボイドモデル 160H 40H 助走エリア 80H 20H 80H 建ぺい率25% 千鳥配置 超音波風速計 実験1 単純ボイドモデル 160H ロガーボックス 40H 助走エリア 建ぺい率25% 千鳥配置 80H 20H 80H 3H 超音波風速計 上空風をとらえるため設置
街路形状、測定点の配置について W W W 街路幅のパターン ・W=H/3 ・W=H/2 L=5H L=10H L=20H ・W=H 風速計:2台 風速計:3台 無指向性熱式風速計 高さH/3 風速計:4台
実験2 街区モデル ・街路幅の大きさ ・交差点の広さで が変わることで 風速にどのような変化があるのか H×H×H ブロック 実験2 街区モデル ・街路幅の大きさ ・交差点の広さで が変わることで 風速にどのような変化があるのか H×H×H ブロック 主風向に直交する街路幅は 一律でHとした H×H×H/2 ブロック 測定エリア W=H/2街路 W=H街路 超音波風速計
測定点の配置について 1 街区モデルの実験において以下4ケースを順番に配置した。 測定ケース1 交差点を含む街路周辺に測定点をおいた場合 測定点の配置について 1 街区モデルの実験において以下4ケースを順番に配置した。 測定ケース1 交差点を含む街路周辺に測定点をおいた場合 W=H/2街路 W=H街路 測定ケース2 交差点周辺に測定点を絞った場合 W=H/2街路 W=H街路
測定点の配置について 2 測定ケース3 主風向に平行な街路に測定点を絞った場合 測定ケース4 主風向に直交な街路に測定点を絞った場合 測定点の配置について 2 測定ケース3 主風向に平行な街路に測定点を絞った場合 W=H/2街路 W=H街路 測定ケース4 主風向に直交な街路に測定点を絞った場合 W=H/2街路 W=H街路
測定期間と取得データ数
データの解析について 風向の分類
風向の分類 ±15度 度 +15~+45度 -15~-45度 -45~-135度 +45~+135度 180~+135度 180~-135度
上 空 街 風 路 内 風 3H 風速比算出について y=0.776x H/3 街路内風速(高さH/3)[m/s]
単純ボイドモデルについての考察 長さ方向Lについての比較 W W W L=5H L=10H L=20H 風向(度)
長さ方向Lについての比較 弱→強 強→弱 0度 弱
長さ方向Lについての比較 街路幅を変化させると、ボイドの風下端で風が詰まり風速比が小さくなる領域の大きさも変化する。 W=H/3 L=10H
長さ方向Lについての比較 街路幅W=H/3 街路幅W=H/2 街路幅W=H 街路幅W=2H L=5H L=5H L=5H L=5H 風速比0.1~0.2 風速比0.2~0.3 風速比0.3~0.4 風速比0.4~0.5 風速比0.5~0.6 風速比0.7~0.8 17
街路幅 W を広くする効果 あまり変化しない
街路幅 W を広くする効果 あまり変化しない 急上昇
街路幅 W を広くする効果 変化が激しい 風速比低下
風向についての比較 L=20H 風向(度)
風向についての比較 0度 ±45度以外の風では、ウェイクが形成されない ±45度の風では、風上の測定点でウェイクに入る
街区モデルについての考察 風向(度)
主風向に平行方向の街路について 単純ボイドモデル W=H/2 L=20H 単純ボイドモデル W=H L=20H Wind 0度 Wind
主風向に平行方向の街路について W=H 1.5倍 W=H/2 25
主風向に平行方向の街路について 縦街路幅W=H/2 縦街路幅W=H ほぼ同じ値 最大値 最大peak値 最小値 最小peak値 Wind 0度 縦街路幅W=H/2 ほぼ同じ値 最大値 最大peak値 Wind 0度 縦街路幅W=H 最小値 最小peak値 26
上 空 風 L W まとめ 単純ボイドモデル 1.街路内に風を取り込む方法 街路長さを大きくする 街路の幅を大きくする 横風も取り入れることができる 2.四方を壁で囲まれた街路は風下に風速が弱くなる領域が発生する 街路幅に依存する
街区モデル 主風向に平行な街路について 1. 2つのケースの比較 幅WがH/2→H 風速比が1.5倍になる 2. 街路内の風速分布 1. 2つのケースの比較 幅WがH/2→H 交差点から入ってきた 点が最小値 風速比が1.5倍になる 交差点間の中間から上昇 2. 街路内の風速分布 交差点の手前で最大値
街区モデル 主風向に直交な街路について 1.2つのケースの比較 幅WがH/2→H 風速比に変化は少ない 2.街路内の風速分布 交差点付近で最小になる 最小peak値 最大値 最大peak値 減少 上昇