Women’s social advancement

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駒澤大学 経営学部経営学科 MG8007 市川綾由美 出生率と少子化 駒澤大学 経営学部経営学科 MG8007 市川綾由美.
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Women’s social advancement

Theme objective Why women work become commonplace. I have also faced problems that I have to think as a women. <テーマの目的> テーマの目的としては、なぜ女性が働くことが当たり前になったのかということと、私自身も将来の職業について考えたときに出産や子育てなどの女性だからこそ考えなければならない問題に直面したことがあるというこの二点があり、今回女性の社会進出について調べました。

Historical background of women’s social advancement Old Japan Male Work Woman Childbirth / Child raising / Housework ↓ Couple working <女性の社会進出の歴史的背景> 日本の女性が社会進出をし始めたのは60年前のことであり、そう昔の話ではありません。そこで、まず女性の社会進出の歴史的背景について見ていこうと思います。 まず昔の日本の考え方としては、男性は外で働き、女性は子供を産み、育てて、家事をして家庭を守ることが仕事であるという夫婦片働きという考え方が主流でした。 そんな中、今ではこの共働き世帯・片働き世帯の推移のグラフを見てもわかるように男性も女性も働く共働きが主流となりました。

このグラフでは薄いピンクの折れ線グラフが片働き世帯の推移を表しており、濃いピンクの折れ線グラフが共働き世帯の推移を表しています。1997年には共働き世帯数が片働き世帯数を上回り、その後も共働き世帯が増加していることがわかります。

Background to women’s advancement in society There is a purpose to raise economic growth Securing workers in the again population with a declining birthrate Accelerate social advancement with avenomics <女性の社会進出が進む背景> そこで、次に女性の社会進出が進む背景について見ていきます。 女性の社会進出が進む背景には、主に経済を維持するための働き手として、女性の需要が高まったということがあげられます。 まず一つ目に、女性の働き手が増えることは経済成長を高めることにつながるからです。厚生労働省の予測によると、女性の労働参加率が男性並みになると日本の労働人口は820万人増加するといわれています。また、労働参加率の男女格差が解消されれば、今後20年で日本のGDPの水準は20%近く増加するといわれています。 二つ目に、少子高齢化での人口減少による働き手の確保として、これからの時代、働ける若者の数が減るため、女性の社会進出がより一層必要になってきます。 三つ目は、アベノミクスによる社会進出の加速です。安倍内閣の政策である「アベノミクス」の内容の中には女性の社会進出の内容も含まれており、「女性が輝く日本」へ向けた二つの政策が掲げられています。一つ目が、2020年の25歳~44歳の女性就業率を73%にすること。二つ目が育児休業期間を子供が3歳になるまで延長するというものです。しかし実際では、日本では会社取締役に女性が就いている確率が1.4%であるのに対し、欧米諸国では10%以上のところが多いと、世界的に見ても日本がかなり遅れているので、なかなか上手く進んでいないというのが現状です。 四つ目はIT技術の発達により、場所に縛られない働きが可能になったことにあります。 2000年代に入ると、インターネットなど情報通信技術の発達によりオフィス以外の場所でも仕事をすることが可能となり、在宅勤務を導入する企業も増え始めました。さらに、インターネット上で情報共有ができるクラウドの普及が、時間・場所にとらわれない働き方を後押しし、子供がいる女性の中にはフリーランスという働き方を選ぶ人も増えてきています。

Japanese women’s social advancement is late compared to the world <日本での女性の社会進出は世界と比べて遅れている> このグラフは女性の年齢階級別労働力率の国際比較を表しています。上から順に、黄緑がスウェーデン、青がドイツ、茶色がアメリカ合衆国、赤が日本、ピンクが韓国となっています。 このグラフを見てもわかるように、海外の先進国と比較した場合、日本における女性の社会進出率はあまり高くないことがわかります。また、中でもスウェーデンが特に女性の社会進出率が高くなっています。その理由としては、ここ30年余りの改革で子育てや高齢者福祉のシステムが整い、一日6時間労働を導入している企業もあり、短時間で仕事をしながら育児にも積極的に取り組むことが出来るようになりました。ですから、女性はキャリアや仕事を諦める必要がなくなり、定年退職まで働くことができるようになりました。そして、いまでは共働きが当たり前となり、専業主婦の割合はわずか2%となっています。他にもスウェーデンの育児休暇について見てみると、父親・母親の二人合わせて480日の有給育児休暇を取得できたり、休暇中の390日間は休業前の80%の給与が払われたりするなど、子育てに対しての制度がしっかりとなされていることがわかります。その他にも父親は最低3ヶ月の育児休暇を取得しなければならないという法律が設けられています。また、有給でなければ子供が8歳になるまで育児休暇を取得することができ、新しく子供が生まれれば育児休暇が増えるという仕組みになっています。 またこの図を見てわかるように、ドイツ、スウェーデン、アメリカなどのほかの先進国では逆U字カーブという曲線を描いており、年齢層によって労働力率が低下するということが見られませんが、日本の折れ線グラフは35歳~39歳のところで一度深くへこんでいるのがわかります。これはM字曲線と呼ばれており、この労働力率の推移は、学校卒業の20代でピークとなったのちに、出産・子育てを迎える30代で底を打ち、子育てがひと段落した40代で上昇するという、日本女性の働き方を象徴しているといえます。ちなみに韓国がM字曲線になっているのは先進国になったのが日本よりも遅かったため、経済発展に力を入れており女性の社会進出にまで手が回らなかったことが理由です。

Current situation of women’s advancement in society Work environment hard to utilize the system The number of standby children increases due to lack of nursery school <女性の社会進出の現状> 女性の社会進出が進まない背景としては、女性の社会進出の現状に原因があるといえます。 その原因としては、まず制度を活用しづらい職場環境にあります。会社での人手不足による忙しさで、「育休休暇を取り、自分一人だけが休むことは出来ない」という日本人ならではの考え方が、育休や産休を取得しにくい空気を作っているといえます。また、現状としては一度育児のために休んだ女性の復帰を歓迎しない職場もまだまだ多く、女性は育児休暇からの職場復帰に不安を持っていることが原因としてあります。そして、今の時代日本では全員が出世の段階を一緒に上る仕組みであるため、途中で育児などを理由に会社を休めば出世の階段から脱落してしまうという厳しい状況にあります。それに対して、出世の階段から脱落してしまった脱落者用のコース設定が今の日本の社会には未整備であり、それが結局出世の階段から降りる決断を女性に委ねている、つまり女性はキャリアを諦めなければならないということに繋がっています。そのことから、社会ではまだまだ女性の社会進出が認められておらず、育児休暇を利用せずに退職してしまう女性が多いのが現状です。 次に、今ニュースでも問題になっている、保育園の不足で待機児童が増えていることが原因となっています。出産後の女性が職場復帰する上で抱えている問題であり、働く女性の増加と共に保育園が大幅に不足しています。そして、そのことが原因で子供を産みたくても産めない女性が増えて晩婚化となるなど、出産後に働けない不安が少子化をどんどん加速させています。 またその他にも原因として、男性の子育てに対する意識が低いという問題があります。残念なことに男性の育児休暇取得率はいまだに1%台に留まっています。また、育児休暇だけでなく、日常生活における日本人男性の家事負担率も欧米と比べて非常に低いです。「男は仕事、女は家庭」という価値観も以前と比べると減ってはいるものの、諸外国と比べると日本はまだ根強いです。それから日本では「男女共同参画」ではなく、「育児女性も働ける」という形で女性の就業支援が進んでいるという点が欧米と異なっています。そのことから就労を続ける女性は、家事・育児・仕事の三役を担わざるを得ない状況にあります。

Summary Women’s social advancement is changing with the change of society in JAPAN. And women’s labor is needed. However, there is a workplace environment where it is difficult to utilize the childcare leave system. For that reason, women who do not want to give birth are increasing. Acceleration of declining birthrate is regarded as a problem. From now on it is important to create a work environment where women can work comfortably. <まとめ> 女性の社会進出は日本の社会の移り変わりとともに変化し、少子高齢化社会の今では女性の労働力が必要とされています。しかしながら、育児休業制度を活用しにくい職場環境により、子供を産みたくても産めない女性が増え、少子化の加速が問題視されています。 これからは社会が、女性が働きやすい職場環境を作ることが必要になってくると思いました。