伊勢湾の水質変化による 生態系の変化について 伊勢湾の水質変化による 生態系の変化について C09001 石田 拓也 C09002 岩田 亮 C09012 小松 慎紘 C09021 吹ケ 竜也 C09025 百瀬 亘
Ⅰ.目的 伊勢湾を、名古屋港とセントレア という2つの視点から 水質を調べる。 生態系を調べる。 海水の汚れた原因を調べ、解決法を考える。 という2つの視点から 水質を調べる。 生態系を調べる。 海水の汚れた原因を調べ、解決法を考える。 伊勢湾を、伊勢湾の入り口であるセントレア周辺と、伊勢湾の最深部である名古屋港の水質と生態系を調べ、海水の汚れた原因を突き止める。そして、水質汚染の解決方法を考えます。
Ⅱ.調査方法 インターネットを利用した、資料収集 実際に現地に行って、現状確認
Ⅲ.伊勢湾とは 伊勢湾とは、本州中央部の太平洋岸にある大湾である。志摩、知多、渥見の3半島に囲まれ、湾奥は、木曽川、長良川、揖斐川、庄内川が、伊勢平野の沿岸には鈴鹿川、安濃川、雲出川、宮川などの大小河川が流入し、各河川の運ぶ土砂によって遠浅な海となっている。そこに名古屋、四日市、津などの港湾と、埋立て臨海工業地帯がつくられている。とくに湾奥にある名古屋、四日市両港の占める役割は大きく、伊勢湾海域は国際的に重要な海上輸送ルートとなっている。
Ⅳ.名古屋港とは 名古屋市南部、伊勢湾の最深部にある貿易港。1907年伊勢湾では四日市港に次いで2番目の開港場となった人工港湾。1951年特定重要港湾に指定された。わが国を代表する総合国際港湾の一つである。 2007年(平成19年)の総取扱貨物量は、約2億1,560万トンと6年連続、貿易額は約16兆7,500億円と7年連続日本一を記録。
Ⅴ.セントレアとは 伊勢湾の東北部に2005年に開港した空港であり、羽田・伊丹・成田・関空と並ぶ、日本で5つめとなる第一種国際空港で、24時間運行が可能。 しかし、横風に非常に弱い。 日本の空港管理者として初めて2000年12月に取得した環境マネジメントシステムの国際規格ISO14001の認証を2003年12月に更新しました。
Ⅵ.調査結果
一つで、海水中に含まれる汚濁物質を分解するために必要となる酸素の量を表していて、値が高いほど汚れが進んでいます。 COD CODというのは、水質汚濁の指標の 一つで、海水中に含まれる汚濁物質を分解するために必要となる酸素の量を表していて、値が高いほど汚れが進んでいます。 あ
生物 カレイ カサゴ アマモ
1.名古屋港 家庭排水が、川から流れ込んだのが原因 工場からの、工業排水も原因 1963年、COD平均値14mg/l 名古屋港は、周辺に臨海工業地帯が形成され、大小17本の河川や水路から生活排水が流れ込んでいる。そして、伊勢湾の最も奥に位置するため、汚れた水がよどみやすい。 しかし、実際は工業排水より、一般家庭から排出される生活排水が主な原因である。 1963年度には、COD平均値14mg/l(COD値とは、水質汚濁の指標の一つで、海水中に含まれる汚濁物質を分解するために必要となる酸素の量を表していて、値が高いほど汚れが進んでいる。)を記録したが、2007年度には3.2mg/lまで下がっている。これは、企業に対する排水基準や、下水道化が進んだことが理由である。 2007年には、3.2mg/lまで下がった。 企業に対する排水基準と、下水道化が進められたため
2.セントレア 環境への影響は、保障の範囲内。 海水の流れに配慮して、島を丸くしている。 プランクトンや魚類は、ほぼ変化がない。 建設前に伊勢湾海域の環境を大きく破壊されると懸念されていたが、護岸造設により保障の範囲内に収まるようにしている。そしてその護岸には藻場があり海藻類などを育てるためにも使用されている。(特にアマモ) セントレア建設にあたり、セントレアは海水の流れのも配慮し、島の形に丸みを帯びさせ海水の流れを妨げないようにしています。この対策は今後滑走路増設によるあせ潮の発生にも使われています。 結果 セントレアは水質や海洋生物に対して対策や配慮をしっかりしていることが分かった。 水質について 海域の水質汚濁を示す指標の科学的酸素要求量(cod)全窒素(t-n)、全燐(t-p) は一部を除き環境基準値を上回っていたが、愛知県が行った公共水域等水質調査結果より若干低い傾向になっている。 海域生物 プランクトンや魚類については、一部で種類数、個体数、優占種に変化は見られたものの、海域生物の出現状況はセントレアができる前と現在ではほぼ同様の傾向になりつつある。 護岸にある藻場については、自然変動により分布面積が拡大しています。 環境に配慮した設計がされていて素晴らしい。 と、いうことだが・・・・・
被害1 アマモ 海底の砂の上に海水が停滞することによる ヘドロの増加により、アマモが減少 あ
被害2 貝類 貝類の種数・個体数ともに減少 水質汚濁指標が増加 ★は、汚染指標生物 ホトトギスガイ 増加 ホトトギスガイ 増加 被害2 貝類 ★は、汚染指標生物 ホトトギスガイ 増加 ホトトギスガイ 増加 貝類の種数・個体数ともに減少 ヒメシラトリ・ / マテガイ 出現 あ 水質汚濁指標が増加
湾全体1 干潟の減少 埋め立てによって、干潟・藻場が減少 平成12年 昭和30年 1,800ha 4,900ha 湾全体1 干潟の減少 埋め立てによって、干潟・藻場が減少 平成12年 1,800ha 昭和30年 4,900ha 汚濁や富栄養化の問題に加えて、最近、中部国際空港が開港され、また四日市地域で埋め立てが行われ、干潟や藻場もなかなか回復せず、これらの開発行為に伴う環境変化がどのように湾内の海況に影響するかも今後検討が必要とされることは言うまでもない。 ちなみに伊勢湾では、昭和30年から平成12年までに干潟が4,900haから1,800haまで減少しており、水質浄化機能の多くが失われた。 水質浄化機能の多くが失われた。
湾全体2 赤潮 赤潮が発生することにより、その海水に生息していた生物がいなくなるのは、魚介類のえらをつまらせたり、その海水の中の酸素が減少するためによるもので、漁業などにも多大な影響がある赤潮の年間発生件数とは平成11~13年に一旦低くなったが、現在ではまた増加の傾向にあり、まだ水質環境の改善は進んでいない
考察 セントレアによる、 海流の変化 干潟の埋め立て 伊勢湾の生態系は、水質の変化ではなく、 主に埋め立てによって変化している。 伊勢湾は、家庭排水と工業排水に よって汚されている。 セントレアによる、 海流の変化 干潟の埋め立て 伊勢湾の生態系は、水質の変化ではなく、 主に埋め立てによって変化している。 あ
行政での対策 Etc… 「伊勢湾再生推進会議」を設立。 下水道整備の推進などの、排水施設の整備 河川・湖沼事業 (浄化施設整備、河口干潟の保全・再生など) Etc…
~人と森・川・海の連携により健全で活力ある伊勢湾を再生し、次世代に継承する~ 伊勢湾再生行動計画 伊勢湾再生行動計画とは ~人と森・川・海の連携により健全で活力ある伊勢湾を再生し、次世代に継承する~ この理念の下、より良い水循環のもと、多様な生物が生息・生育できる“健全な伊勢湾”、産業物流拠点としての優れた機能を活かしながら、人々が集まり、安全で憩いや安らぎを感じられる“活力ある伊勢湾”を再生するため、沿岸域だけでなく、広く流域圏の“人と森・川・海”が連携して伊勢湾再生に取り組んでいくとともに、これらの取り組みを継続していく計画のことである。
5班なりの対策 ヘドロ除去する。(アクアリフト、EM団子) 家庭や工場からの排水を減らす。 これ以上埋め立てをしない。
Ⅴ.参考文献 『伊勢湾データーベース』 名古屋港湾空港技術調査事務所 『伊勢湾データーベース』 名古屋港湾空港技術調査事務所 http://www.isewan-db.go.jp/index.asp 『セントレア(中部国際空港)建設による周辺海域の環境変化』 川瀬 基弘 http://amc.mizuho-c.ac.jp/hp/image/pdf/kiyo/no02/amckiyo-no02-10.pdf 『伊勢湾の海況』 四日市大学環境情報学部 学部長 武本 行正 http://www.pref.mie.jp/KIKAKUK/HP/isewan/home/e- ああああああああああああ forum/pdf/isewan_takemoto.pdf 『浅海域生態系調査(藻場調査)報告書』 p152-153 向井 宏http://www.biodic.go.jp/reports2/6th/6_moba19/6_moba19_1.pdf