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「賞与」の取扱いがより明確化されます 平成31年1月4日から 従来より、賞与に関しては 日本金型工業健康保険組合 平成31年1月4日から  「賞与」の取扱いがより明確化されます 従来より、賞与に関しては ・年3回以下の支給回数であれば「賞与」として「賞与支払届」 ・年4回以上の支給回数であれば「賞与に係る報酬」として「算定基礎届」等 によりお届けいただいていました。 今回、厚生労働省から、取扱いをより明確化し徹底することについて通知(裏面)がありましたので、改めて適正な取扱いについてお知らせします。 ●【年4回以上支払われる賞与の取扱い】 毎年7月1日現在において、賃金等で毎月支給されるもの(通常の報酬)以外のもの(賞与)の支給実態がつぎのいずれかに該当する場合は、その賞与は「賞与に係る報酬」として報酬に該当します(1年間の合計額を12で割った額を各月にプラス)  ア 賞与の支給が、給与規程、賃金協約等の諸規程によって年間を通じ    4回以上の支給につき客観的に定められているとき  イ 賞与の支給が7月1日前の1年間を通じ4回以上行われているとき なお、賞与の支給回数が、その年の7月2日以降に新たに年間を通じて4回以上又は4回未満に変更された場合においても、次期の定時決定(7月、8月又は9月の随時改定を含む。)までの間は、その賞与の取扱いは変わりません ●【年4回以上の判定】 年間を通じ4回以上支給されるものは「賞与に係る報酬」、3回以下のものは「賞与」に該当します。このため、支給間隔によらず、年間の支給回数が3回以下であれば、「賞与」に該当します。 また、「4回以上の支給が客観的に定められている」とは、諸手当等の支給の可能性が諸規程に定められているだけでなく、基本的に諸手当等が支給されることが想定される場合を意味します。このため、諸規程に「支給することができる」あるいは「勤務成績の上位の者のみに支給する」といった事由が定められるなど、必ずしも支給されることが想定されない場合には、定時決定等の際、支給実績が4回以上であるかどうかで「賞与に係る報酬」又は「賞与」のいずれに該当するかを判断することになります。

厚労省通知により明確化された2つの事項 今回は、従来の取扱いを変更又は廃止するものではなく、従来の取り扱いをより明確化し徹底を図るものです。 厚労省通知により明確化された2つの事項  今回は、従来の取扱いを変更又は廃止するものではなく、従来の取り扱いをより明確化し徹底を図るものです。 事業主への周知や改正後の事務の周知徹底に要する期間を十分に確保するため、準備期間を設けた上で実施することとされました。(平成31年1月4日適用) なお、諸手当等が規定されたタイミングに関わらず、本通知の適用日以降に受付けた届書から、本通知による取扱いを適用することとされています。 ① 諸手当等の名称の如何に関わらず、諸規程又は賃金台帳等から、同一の性質を有すると認め られるもの毎に判別します  ア 給与規程上、賃金台帳上のいずれかにおいて「手当A」とまとめて規定、記載されていても、 給与規程上、賃金台帳上のいずれかにおいて「手当A1」「手当A2」に区分して規定、記載さ れていれば、「手当A1」を「通常の報酬」、「手当A2」を「賞与」として取り扱います  イ 支給額から「手当A1」「手当A2」が一体で支給されていると考えられる場合であって、 給与規程及び賃金台帳のいずれにおいても「手当A」として手当が区分されておらず、客観的 に区分できない場合は、「手当A」は一か月を超える期間にわたる事由によって算定される賃 金等が分割して支給されるものとして、「賞与に係る報酬」として取り扱います 例: 「手当A1」(毎月支給)と「手当A2」(半年毎支給)について ◎ 給与規程上「手当A」と規定、賃金台帳上で「手当A1」「手当A2」に区分 が賞与 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 手当A1 10,000 手当A2 100,000 計 110,000 ◎ 給与規程上「手当A1」と「手当A2」に区分して規定、賃金台帳上は「手当A」としてまとめ   て記載。 = 手当A1+手当A2 ⇒ 手当A2が賞与 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 手当A 10,000 110,000 ② 諸手当等を新設した場合のような支給実績のないときには、次期の決定・改定までの間は  「賞与」として取り扱います 新たに諸手当等の支給が諸規程に定められた場合、仮に年間を通じ4回以上の支給が客観的に定められている場合であっても、次期の定時決定等による標準報酬月額が適用されるまでの間は、「賞与」として取り扱い、賞与支払届を都度提出する必要があります。 次期の定時決定等の際には、諸規程や支給実績を元に、定時決定等の対象となる「賞与に係る報酬」となるか年3回以下の「賞与」となるかを判断し、「賞与に係る報酬」となった場合は、前年の7月1日から既に新たな諸規程による諸手当等の支給条件であったとすれば7月1日前1年間に受けたであろう賞与の額を、支給実績より推計し、その額を12で除して得た額が「賞与に係る報酬額」となります。  【お問い合わせ先 当組合業務部業務第二課 TEL03-3255-7674】