VBで始めるプログラミング こんにちは、世界。 2004 04/28 Makihata@team NARC
この講義について 対象:プログラミングを全く知らない人 目標:ゲームを自分で考えて、自分で実現させようする意欲を持ってもらう。
目次 第1章 プログラムの基礎の基礎
コンピュータの仕組み この手順を「プログラム」という! たとえば、コンピュータに コンピュータ:ある手順にしたがって、計算・もしくは制御をしてくれるもの この手順を「プログラム」という! ※↓とりあえず、仕組みを理解してもらう上でここでは、算術的な計算のみを取り扱う たとえば、コンピュータに を計算してもらいたいとする。しかし、コンピュータはこの数式をそのまま渡されただけでは、理解ができない。 数式をコンピュータが分かる形式に書き換える必要性 その書き換えがつまりプログラミングなのである!
計算の手順 現在のIBMコンピュータは二項演算(dyadic operation )といって一度に二つの数字しか計算できません。そこで、「二項演算」にしたがってプログラミングしてみましょう。 を計算してみましょう。 5の3乗を計算して、記憶する(記憶1) 5の6乗を計算して、記憶する(記憶2) 記憶1と記憶2を足して、記憶する(記憶3) 記憶3が答え。 ※5の3乗は二項演算では「5 ^ 3」と書き、二つの数字をコンピュータは利用する(つまり二項演算にしたがっている)。また、「記憶する」のは演算を行うと自動的に記憶される。
X ← Y : Xという場所にYの数字を記憶(代入)しておく X θ Y : XとYの演算(θ={+、-、÷、×、^、・・・・}) 先ほどのプログラムをもう少し形式的に。 ここで記述方法を次のように定義する X ← Y : Xという場所にYの数字を記憶(代入)しておく X θ Y : XとYの演算(θ={+、-、÷、×、^、・・・・}) これを利用すれば先ほどのプログラムは 記憶1 ← 5 ^ 3 記憶2 ← 5 ^ 6 記憶3 ← 記憶1 + 記憶2 と書ける。 ※一般にプログラムは上から順に実行していくように書かれる。
変数(variable) 先ほどの偽プログラミングで、つかった「記憶1」とか「記憶2」を、広い意味で変数(variable)という。名前の通り「変わる数」、つまりさまざまな値をとりうる場所(のようなもの)と理解すると良い。 そして、その記憶先を区別する意味で プログラマーは変数に名前をつける場合がある。それを変数名という。 例) A ← 10 B ← 6 TOTAL ← A + B A ← C ÷ 2 これを実行すると、結果は 変数“A”は8、変数“B”は6、変数“TOTAL”は16 となる。
分岐(branch) ここでは、重要な概念、分岐(branch )について述べる。今までのプログラムは、直線的(上から下まで)であった。しかし、分岐を混ぜるとより複雑なプログラムが組めるようになる。 例えば、 「計算した値が、マイナスになっていたら、その値を0にする」 という処理をさせたいとき等に使う。図示してみよう。 図1.フローチャート 図2.簡略な流れ 変数Xに関する計算 Xはマイナスか? NO YES X ← 0
繰り返し(iteration ) これはコンピュータがもっとも得意とする計算方法である。たとえば、 図3.フローチャート 図4.簡単な流れ i ← 0 i ← i + 1 ANSWER ← ANSWER + Xi i>100か? NO YES
まとめ プログラミング コンピュータにやらせたいことをコンピュータに分かる言葉 で、その手順を記述する事 プログラムの流れ * 直進 コンピュータにやらせたいことをコンピュータに分かる言葉 で、その手順を記述する事 プログラムの流れ * 直進 * 分岐 * 繰り返し