カルビンーベンソン回路 CO23分子が回路を一回りすると 1分子のC3ができ、9分子のATPと 6分子の(NADH+H+)消費される.

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1)解糖系はほとんどすべての生物に共通に存在する糖の代謝経路である。 2)反応は細胞質で行われる。
栄養と栄養素 三大栄養素 炭水化物(糖質・繊維) 脂質 たんぱく質 プラス五大栄養素 ビタミン 無機質.
好気呼吸 解糖系 クエン酸回路 水素伝達系.
代謝経路の有機化学 細胞内で行われている反応→代謝 大きな分子を小さな分子に分解→異化作用 第一段階 消化→加水分解
緩衝作用.
解糖系 グルコース グルコキナーゼ(肝) ヘキソキナーゼ(肝以外) *キナーゼ=リン酸化酵素 グルコース6-P グルコースリン酸イソメラーゼ
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何が遺伝子か ● ウイルスの構成要素: タンパク質と核酸だけ; どちらが遺伝子か?
ATP合成酵素の分子進化と活性制御 久堀 徹 博士 (東京工業大学資源化学研究所附属資源循環研究施設)
アミノ酸の分解とアンモニアの代謝 タンパク質やアミノ酸はどこにでもあるありふれた食材ですが、実は分解されるとアンモニアという、体に非常に有害な物質を産生します。これは、普段われわれが何も気にせずに飲んでいる水が、実はH+(酸)とOH-(アルカリ)で出来ているのと似ているように感じます。今回、アミノ酸の分解に伴って産生されるアンモニアを、生体はどのようにして無毒化しているかを考えましょう。
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学習目標 1.細胞の構造と機能の理解 2.核,細胞膜,細胞内小器官の構造と機能の理解 3.細胞の機能,物質輸送の理解 4.細胞分裂過程の理解
物質とエネルギーの変換 代謝 生物体を中心とした物質の変化      物質の合成、物質の分解 同化  複雑な物質を合成する反応 異化  物質を分解する反応 
好気呼吸 解糖系 クエン酸回路 電子伝達系.
特論B 細胞の生物学 第6回 エネルギーはどこから 和田 勝 東京医科歯科大学教養部.
細胞の構造と機能.
好気呼吸 解糖系 クエン酸回路 電子伝達系.
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カルビンーベンソン回路 CO23分子が回路を一回りすると 1分子のC3ができ、9分子のATPと 6分子の(NADH+H+)消費される

明反応 暗反応 細 胞 質 葉 緑 体 チラコイド膜上の電子伝達系により光合成 ストロマでの 炭酸ガス固定 光合成は真核細胞では、葉緑体内で 反応が進む、 光合成細菌では、細胞内に発達した 膜系で反応が進む 糖、アミノ酸、脂肪酸

エネルギーは爆発により熱エネルギーとして一気に放出される 燃 焼 生物の酸化 脱水素による酸化でHは プロトンと電子に分離 エネルギーは 有用な形で 蓄えられる エネルギーは爆発により熱エネルギーとして一気に放出される

高分子 化合物の 分解 蛋 白 質 多 糖 類 脂 肪 脂肪酸 グリセロール アミノ酸 単 純 糖 ブドウ糖

解糖 細胞質 少量のATPと NADHが出来る ミトコンドリア クエン酸回路と 酸化的リン酸化 による完全酸化

マトリックス 内 膜 外 膜 膜間スペース ミトコンドリアは、2重の膜でできている

膜間スペース 内 膜 マトリックス ミトコンドリア内膜にある電子伝達系

ATP 合成 ATP 分解

膜間スペース 内 膜 マトリックス ミトコンドリア内膜にある ATP 合成酵素

外 膜 内 膜 ATP 合成酵素 ミトコンドリア ピルビン酸 脂肪酸 ピルビン酸 脂肪酸 細胞質から来る食物分子

細胞内の酸化によりH+濃度が上昇(PHが下がる)する事を防ぐため膜系にH+をくみ出すポンプができた. このポンプは現在のATP合成酵素の祖先型と考えられる。

基質レベルのリン酸化 酸素がない場合、 ミトコンドリアがない場合 には、発酵により 有機酸やアルコールが作られる この時、解糖で得られた 乳酸発酵                基質レベルのリン酸化 酸素がない場合、 ミトコンドリアがない場合 には、発酵により 有機酸やアルコールが作られる 解糖 ピルビン酸 この時、解糖で得られた 還元力(エネルギー)が 使われる 乳酸 アルコール発酵              ミトコンドリアを持たない 微生物などは発酵により エネルギーを得ている アセトアルデヒド ピルビン酸 エチルアルコール

グルコース 解 糖 クエン酸回路 ヌクレオチド 糖脂質 アミノ糖 糖タンパク 脂 質 セリン アミノ酸 ピリミジン アラニン 解 糖 脂 質 セリン アミノ酸 ピリミジン アラニン コレステロール 脂肪酸 アミノ酸 プリン ピリミジン クエン酸回路 ヘム クロロフィル アミノ酸 プリン

酸化的リン酸化 電子の移動に伴って プロトン(H+)が プロトン(H+) の勾配により 膜を通過する プロトンが元に戻る力を利用して ATP が合成される 酸化的リン酸化

葉 緑 体 グ ラ ナ 葉の断面 グラナ チラコ イド膜

電子を受け渡す分子 H2O e— + H+ + 1/2O2 電子は 電子伝達系へ 受け渡される キノン クロロフィル 分子の アンテナ複合体 チラコイド膜 電子は 電子伝達系へ 受け渡される キノン クロロフィル 分子の アンテナ複合体 光化学反応中心

光エネルギーを受け取り 励起状態となる クロロフィル分子

励 起

膜間スペース 内 膜 マトリックス ミトコンドリア内膜にある電子伝達系

ミトコンドリア 酸化的リン酸化 光リン酸化 = ATP合成酵素 葉 緑 体