電池推進船 建造・運行計画 東京海洋大学 想定諸元 東京海洋大学の越中島キャンパスと品川キャンパス、船の科学館の海路をバッテリ駆動船で結ぶ。 港湾内を航行する小型船舶が電化時代の到来可能性を予測・検証する建造・運行実験。 両キャンパスのポンドに急速充電器を設置し、双方で充電可能。 燃料電池の将来的な実用性が高まったときには燃料電池への転換も見据えた検討。 100kW前後の小型超伝導モータの開発進展に合わせた拡張性。 オープンウォータを定期運航する電池推進船は他に例がほとんどない。 想定諸元 モータ定格:45~110 kW バッテリ容量:33~66 kWh 航行距離:15~20 km 全長:9~17 m 定員:10~30名 越中島 キャンパス 品川 キャンパス 船の科学館
電池推進船の環境インパクト 東京海洋大学 船舶起源の大気汚染物質は東京湾周辺地域に広範に拡散している 大気汚染物質SO2に対する船舶寄与率が40%を超える地域も多数 出典:船舶排ガスの環境への影響と排出抑制に関する総合的調査報告書、S&O財団、平成14年4月 (NOxはNOとNO2の総和) 海の駅 海の駅はマリンレジャー振興を目的としてマリーナに整備され、現在は全国に100カ所、東京湾内には8カ所ある。 1ヶ月間に海の駅で舟艇に対して供給される燃料油は約30,000キロリットル。 エネルギー換算で約30万MWh。 全ての舟艇が電池推進になると、全体で20万MWhの燃料油消費削減につながる。 また舟艇から排出される CO2は約1/3、NOx、SO2、PMはゼロとなる。