福島第一の今
総括と改良 総括と改良無しには、同じ事故が繰り返されるだけ 飛行機事故が起きたら、事故原因を究明して、事故原因を無くして後、飛行機は飛ぶ。 原発においては、福島第一の事故原因の究明もされないまま、川内原発が再稼働された これから、福島第一の事故は繰り返されることとなった。
事故の様子の東電による推測
東電の解釈への疑問 電源喪失が冷やす機能の喪失の原因と書いてあるが、本当か? 地震により配管が壊れたことが原因でないのか? 電源喪失が冷やす機能の喪失の原因と書いてあるが、本当か? 地震により配管が壊れたことが原因でないのか? 3号機の爆発は、他の爆発と規模等がぜんぜん異なるが、本当に水素爆発なのか?
燃料はどこに?
東電の予測 燃料のうち7割は、圧力容器から外へ落ちたのではないか 落下した燃料等の塊(デブリ)は、格納容器の上にあるだろう だが、事故前に作った東電のシナリオ
quark & lepton
原子炉のミューオンによる透写
ミューオンによる透写結果 チャイナ・シンドローム進行中の可能性 デブリは、圧力容器内にない デブリは格納容器内にも無さそうだ。より詳しい調査が必要 チャイナ・シンドローム進行中の可能性
どこが汚染地域か?
野田首相の推測あるいは妄想 原発事故は収束した 原子炉が冷温停止状態に達し発電所の事故そのものは収束に至ったと判断をされる、との確認を行いました。 http://www.kantei.go.jp/jp/noda/statement/2011/1216kaiken.html
安部首相の推測もしくは妄想 Under Controle! でオリンピック招致を行う
薄めれば無害! か? 福島第一原発の放射性物質の影響は外洋でははるかに基準値を下回っているので、『状況はコントロールされている』と申し上げている 2014年10月1日・所信表明演説より
BEYOND CONTROLE (制御不能) 現実 BEYOND CONTROLE (制御不能)
H27環境放射能水準調査(上水) 原子力規制委員会 http://radioactivity. nsr. go
上水(水道蛇口の水)調査から分かること 上水の汚染度は、福島市、前橋市、東京都で同じ程度 栃木県宇都宮市の汚染が大きい
今も放射性物質放出中 チェルノブイリはメルトダウンした原子炉を覆うコンクリートの建屋(石棺)を作った。一方、福島第一は作っていない。言わばむき出しの放射性物質置き場である⇒今も放射性物質放出中 放射性物質が降り続く中で、道路の放射性物質を取り除く「除染」作業とは、雨の中で洗車をするようなもの。
大気
ベラルーシでの小児甲状腺がん 登録数経年変化
気をつけること 甲状腺がん患者数が増えるのは4-5年後。福島第一事故は、2011年3月なので2015年3月で4年目、来年3月で5年目となる。
甲状腺がんに関して 3・11前には、甲状腺がんの発生の割合は百万人に3人程度と言われていた。 チェルノブイリでは、事故後4年を経た後に、甲状腺ガンになるこどもの数が急増した 甲状腺がんの「疑い」とは、ここでは、細胞診において「甲状腺がん」と診断された人のこと。「確定」とは手術後に摘出した組織などを調べて診断した結果をいう(福島では「疑い」の99%が癌であった) 女性の発症率が高い
福島県子供の甲状腺がん
2巡目検査での発見 福島県、政府は福島県での子供の甲状腺がんが多いことの理由を、大規模な検診を行ったからだと説明する(スクリーニング効果)。 しかし、2巡目の検査で、1巡目の検査で問題無しとされた25人が、甲状腺がん又は疑いがありと判断された。わずか数年の間に、発症したことになる。これはスクリーニング効果とは言えない。
福島県以外 福島県以外での組織的なこどもの甲状腺がん検診は行われていない。福島県以外では心配ないのかとの疑問が生じる。 北茨城市が検査を行った
北茨城市検査結果 東京電力福島第1原発事故による放射線の影響を調べている北茨城市は25日、2014年度に実施した甲状腺の超音波検査で3人が甲状腺がんと診断されたと発表した。原因については「放射線の影響は考えにくい」としている。 http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20150826ddlk08040169000c.html 3593人中3人が、甲状腺がん⇒1000人に1人
注意すべきこと 甲状腺癌は、福島県以外の地域でも、これから数多く見つかる可能性がある。 甲状腺癌は、癌の中では、最も致死率が低い。早期発見早期治療で、命に別状はないが、放置すると転移する可能性もある 原因は放射性ヨウ素である。この半減期は8日間なので、福島第一爆発後、一週間に放射性ヨウ素が体内にどの程度入ったかが重要なポイントとなる。
福島での甲状腺がん検査 2015年6月~9月間の変化
先行検査と本格検査 先行検査は、2011年の福島原発事故当時…福島県に住んでいた『18歳以下だった子供達』約36万人を対象に2011年度、2012年度、2013年度の3年をかけ実施されました。 2011年の福島原発事故当時…福島県に住んでいた『18歳以下だった子供達』に加え原発事故後の約1年間の間に福島県内で生まれた子供達も対象となるので検査対象者は約38万人
福島県での甲状腺ガン検査 先行検査 本格検査 実施年度 2011~2013年度 2014年度~ 検査期間 対象人数 36万7000人 3年で福島県内を一周 2年で福島県内を一周 対象人数 36万7000人 38万5000人
赤 1人/280人~986人 橙 1人/1110人~1977人 黄 1人/2139人~2730人 緑 1人/3020人~3618人 市町村名 患者数 患者は何人に1人いる? 川内村 1人 280人に1人 湯川村 515人に1人 大玉村 2人 686人に1人 下郷町 710人に1人 浪江町 4人 812人に1人 平田村 873人に1人 大熊町 986人に1人 川俣町 1110人に1人 泉崎村 1157人に1人 田村市 5人 1265人に1人 本宮市 1308人に1人 伊達市 8人 1325人に1人 二本松市 6人 1476人に1人 北茨城市 3人 1592人に1人 白河市 1801人に1人 桑折町 1874人に1人 猪苗代町 1945人に1人 いわき市 24人 2059人に1人 郡山市 26人 2079人に1人 会津坂下町 2139人に1人 石川町 2163人に1人 会津若松市 7人 2176人に1人 富岡町 2302人に1人 棚倉町 2322人に1人 福島市 20人 2365人に1人 南相馬市 2697人に1人 三春町 2730人に1人 須賀川市 3020人に1人 西郷村 3618人に1人 合計 140人 2180人に1人 赤 1人/280人~986人 橙 1人/1110人~1977人 黄 1人/2139人~2730人 緑 1人/3020人~3618人
増加する患者数 市町村名 2015年6月30日→ 2015年9月30日 増加人数 本宮市 4人→ 5人 +1人 伊達市 8人→ 9人 白河市 6人→ 7人 郡山市 26人→ 35人 +9人 いわき市 24人→ 25人 南相馬市 合計 +14人
市町村名 患者数 患者は何人に1人いる? 川内村 1人 280人に1人 湯川村 515人に1人 大玉村 2人 686人に1人 下郷町 710人に1人 浪江町 4人 812人に1人 平田村 873人に1人 大熊町 986人に1人 本宮市 5人 1046人に1人 川俣町 1110人に1人 泉崎村 1157人に1人 伊達市 9人 1178人に1人 田村市 1265人に1人 二本松市 6人 1476人に1人 郡山市 35人 1544人に1人 白河市 7人 桑折町 1874人に1人 猪苗代町 1945人に1人 いわき市 25人 1977人に1人 会津坂下町 2139人に1人 南相馬市 2157人に1人 石川町 2163人に1人 会津若松市 2176人に1人 富岡町 2302人に1人 棚倉町 2322人に1人 福島市 20人 2365人に1人 三春町 2730人に1人 須賀川市 3020人に1人 西郷村 3618人に1人 合計 151人 1989人に1人
2015年6月~9月の3ヶ月間の変化 2015年6月30日 患者数 137*人 発生率 2180人に1人 2015年9月30日 患者数 137*人 発生率 2180人に1人 2015年9月30日 患者数 151人 発生率 1989人に1人 *ただし、北茨城(茨城県)の3名を除く
患者が出るのは福島県からだけなのだろうか?
放射性ヨウ素 ヨウ素 I 同位体 131I 核分裂で生成 半減期は8.0日(大部分(89%)がベータ崩壊およびガンマ崩壊でキセノン131へ変わる) 127I 通常のヨウ素で放射性ではない。海水中に存在 福島第一の爆発事故のあと、が飛散。この131I が甲状腺がんを引き起こしている。ただし、半減期が8日と短いため爆発後1月後には、影響はほぼ無くなった。
核分裂で生まれる核分裂生成物
核分裂生成物の例と半減期 セシウム133 ヨウ素135 ジルコニウム93 セシウム137 30.17y テクネチウム99 ストロンチウム89 ストロンチウム90 ヨウ素131 8.02d ヨウ素129 15.7My キセノン133
半減期6時間の図
甲状腺がんにならないために チェルノブイリや福島第一の事故の後には、大量の放射性ヨウ素が飛散した。 人がそれを吸収すると、ヨウ素は甲状腺に集まる性質があるので、放射性ヨウ素も甲状腺に集まる。その後、β線やγ線を甲状腺に照射するが、これが甲状腺がんを引き起こす。 これを防ぐには、吸収を防ぐために汚染された水、食物を取らない。ヨウ素剤を取るなどの対策が必要である。
全国の放射性ヨウ素濃度
これから 現在、福島の子供のみ検査を行っている。茨城県北茨城市は独自に調査を行ったが、他の自治体はまだである。 地図の赤の自治体は、検査をすれば、福島県と同様の患者が出る可能性が高い。
甲状腺がんだけではない