財団の新しい資金モデル 2015年2月28日 RID2660 財団補助金管理セミナー RID2660 地区財団委員会

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財団の新しい資金モデル 2015年2月28日 RID2660 財団補助金管理セミナー RID2660 地区財団委員会 宮里 唯子(茨木西RC)

財団の長期戦略 財団の目標は、これまでも、そして今後もプロジェクトに補助金を提供し続けることであり、不況に備えるための運営準備金を含め、堅固な財務基盤を維持することである

新資金モデルの目的 ①財団運営のための十分な資金確保 ②運営準備金 2015年:6,700万米ドル 収益の不調がプログラムや奉仕に     2015年:6,700万米ドル 収益の不調がプログラムや奉仕に 影響を与えない

現在の資金モデル 年次基金の投資収益 恒久基金の投資収益 運営費 (寄付推進と管理運営) 「寄付の100%がプログラムに使用される」 「寄付の100%がプログラムに使用される」  → 十分な投資収益がない場合、財団の運営費を賄えなくなる可能性があり、プログラムへの支出を削減する可能性     もある → 2002年ITバブルがはじけ、財団史発 投資収益がマイナスとなり、WFが枯渇 → 2008年サブプライムに端を発したリーマンショックの経済不況時、十分な投資収益がなかったため、   2009年WFから運営費を賄った 運営費 (寄付推進と管理運営)

新しい資金モデル (2015年7月〜) 運営費 年次基金の投資収益 恒久基金の投資収益 年次基金の寄付5% 企業寄付の10% GG補助金の現金拠出5% 運営費 (寄付推進と管理運営)

寄付推進費と一般管理運営費 寄付推進費 一般管理運営費 ✳ メジャードナー行事 ✳ 認証 ✳ 計画寄付や大口寄付の相談 ✳ メジャードナー行事 ✳ 認証 ✳ 計画寄付や大口寄付の相談 ✳ 寄付者との関係構築や寄付選択のサポート 一般管理運営費 コーポレート・ガバナンス = 経営の透明性向上、ステークホルダーへの説明責任、情報開示、                経営者と経営管理者の責任の明確化 CSR = Corporate Social Responsibility 企業の社会的責任、利益を優先するだけでなく、顧客、株主、      従業員(家族)、取引先、地域社会などの関係を考え、事業活動をおこなう コンプライアンス = 法令遵守(法律、社会規範、倫理) ✳ コーポレート・ガバナンス ✳ 現金を扱う際の手続き ✳ 運営に必要不可欠な諸々のコスト

新しい資金モデル 年次基金寄付の5% ・投資収益とGG補助金寄付の5%が運営費に 十分な場合 ➡ DDFに影響はない(WFから差し引かれる) ➡ 必要がない限り、運営費に充当しない ・投資収益とGG補助金寄付の5%が運営費に 十分な場合 ・運営準備金が3年分の運営費(約6,700万ドル) に達している場合 ➡ DDFに影響はない(WFから差し引かれる)

新しい資金モデル (2015年7月〜) 企業寄付の10% ➡ 企業との交渉を通じて、ケースバイケース ➡ 企業との交渉を通じて、ケースバイケース ➡ 大口寄付(500,000ドル以上)のみ ➡ ポリオ・プラス基金と恒久基金寄付、および 冠名指定寄付には適用せず

新しい資金モデル (2015年7月〜) グローバル補助金の現金寄付の5% ➡ 現金寄付の5%(事務手続き費用)を追加で支払う ➡ 現金寄付の5%(事務手続き費用)を追加で支払う          (オンライン・システムの変更) ➡ 通過寄付のため、収益を生まない ➡ プロジェクト専用口座に直接送金の場合は不要  (税制上の優遇措置や認証ポイントの対象にはならない) GGには複数の提唱者がおり、それぞれが別々に現金を送金する。 さらに、複数の国にまたがっており、通過換算も必要となる。 しかも、クラブによっては1回にまとめて送金せず、会員が別々に送金する場合もある。 

新資金モデルの仕組み Step1:投資収益が運営費をまかなうのに十分か Step2:運営準備金が3年分の運営費に達しているか 2014年: 投資収益が十分で運営費を賄う事ができ、運営準備金も十分なレベル(3年分の運営費)にまで補充することができた。 さらに、WFの蓄えは今後3年間のプログラムを賄うのに十分であり、余剰金800万ドルを恒久基金に算入した Step3:直前3年間の寄付の50%+500万ドル相当の WF残高があるか→余剰金は恒久基金へ

ご静聴、有難うございました