基本情報技術概論(第2回) 埼玉大学 理工学研究科 堀山 貴史

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平成 27 年 10 月 21 日. 【応用課題 2-1 】 次のビット列は、ある 10 進数を 8 ビット固定小数点表示で表した時の ものです。ただし、小数点の位置は 3 ビット目と 4 ビット目の間としてお り、負数は2の補数で表しています。このとき、元の 10 進数を求めてく ださい。
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基本情報技術概論(第2回) 埼玉大学 理工学研究科 堀山 貴史 2008/4/24 基本情報技術概論 (第2回) 数の表現方法 ・ 演算 埼玉大学 理工学研究科 堀山 貴史 2008/01/23

前回の復習 単位 bit, byte n 進数 k, M, G, T / m, μ, n 2進数 0, 1, 10, 11, 100, 101, … 8進数 0, 1, 2, …, 6, 7, 10, 11, 12, … 16進数 0, 1, 2, …, 9, A, B, C, D, E, F, 10, … 基数の変換 2A . 18 (16) … 2 x 16 + 10 x 1 + 1 x 1/16 + 8 / 162 (10) 1011 . 1 (2) … 001 011 . 100 (2) = 1 3 . 4 (8) k, M, G, T / m, μ, n ________________

前回の復習 (2) 数値の表現方法 例) 整数 符号なし整数 1 9 符号付き整数 絶対値表現 1 -1 1の補数 1 -6 2の補数 1 前回の復習 (2) 例) 数値の表現方法 1 1 1 整数 符号なし整数 1 9 符号付き整数 絶対値表現 1 -1 1の補数 1 -6 2の補数 1 -7 最上位ビットを符号として使う 小数 固定小数点数 浮動小数点数

小数の表現方法 固定小数点数 小数点の位置を固定 浮動小数点数に比べて、数値表現の範囲が狭い (大きな数、小さな数が扱えない) ________________ 固定小数点数 小数点の位置を固定 浮動小数点数に比べて、数値表現の範囲が狭い    (大きな数、小さな数が扱えない) 例) 1000000 (2) は? 0.00001 (2) は? 演算が容易 最上位ビットを符号とみて、符号付きの数も扱える

小数の表現方法 浮動小数点数 - 0.1 x 2 11 固定小数点数に比べて、数値表現の範囲が広い 指数部 - 0.1 x 2 11 ________________ 浮動小数点数 固定小数点数に比べて、数値表現の範囲が広い 例) 1000000 (2) は 0.1 x 2 7 0.00001 (2) は 0.1 x 2 -4 注意: 正規化が必要      仮数部の左端から0が並んでいると、      有効数字が小さくなる。これを防ぐため、      0.1 x 2 ○ という形にする。 符号部 仮数部 符号部 指数部 仮数部

小数の表現方法 浮動小数点数 (形式その1) - 0.1 x 2 11 符号部 : 仮数部の符号 0:正 1:負 指数部 - 0.1 x 2 11 浮動小数点数 (形式その1) 符号部 : 仮数部の符号 0:正 1:負 仮数部 : 符号を取り除いた絶対値        正規化 0.1○○○ 指数部 : 正の数も負の数も、ありえる 2の補数表現 符号部 仮数部 符号部(S) 指数部(E) 仮数部(M) 1 bit 7 bit 24 bit (-1) S x 0.M x 2 E

小数の表現方法 浮動小数点数 (形式その2) - 0.1 x 2 11 符号部 : 仮数部の符号 0:正 1:負 指数部 - 0.1 x 2 11 浮動小数点数 (形式その2) 符号部 : 仮数部の符号 0:正 1:負 仮数部 : 符号を取り除いた絶対値        正規化 1.○○○ 指数部 : 正の数も負の数も、ありえる 指数部にバイアス (127) が加わっている 符号部 仮数部 符号部(S) 指数部(E) 仮数部(M) 1 bit 8 bit 23 bit バイアス127を 加える バイアス127を 引く (-1) S x 1.M x 2 E-127

小数の表現方法 IEEE 浮動小数点数 - 0.1 x 2 11 単精度 (4 バイト : 32 ビット) float 指数部 - 0.1 x 2 11 IEEE 浮動小数点数 単精度 (4 バイト : 32 ビット) 倍精度 (8 バイト : 64 ビット) 形式その2を使う (倍精度のバイアスは 1023) 符号部 仮数部 float 符号部 指数部 仮数部 1 bit 8 bit 23 bit double 符号部 指数部 仮数部 1 bit 11 bit 52 bit

四則演算 (+, -, ×, ÷)

加算 10進数の加算と同様に、下位の桁からの 桁上がり ( キャリー ) を足していく 注意: オーバーフロー 10進数の加算と同様に、下位の桁からの     桁上がり ( キャリー ) を足していく ________________ 例)4 bit 符号なし整数 1 1 1 1 1   0100 + 0110   1111 + 0001 1 0 1 0 1 0 0 0 0 ________________ 注意: オーバーフロー   演算結果が、表現できる数値の範囲より外側に   超えてしまうことがある

減算 10進数の加算と同様に、下位の桁からの 桁借り ( ボロー ) を引いていく 注意: オーバーフロー 10進数の加算と同様に、下位の桁からの     桁借り ( ボロー ) を引いていく ________________ 例)4 bit 符号なし整数 1 1 1 1 1   1010 - 0110   0000 - 0001 0 1 0 0 ? 1 1 1 1 注意: オーバーフロー   演算結果が、表現できる数値の範囲より外側に   超えてしまうことがある

減算 (方法2) 2の補数表現を使って、加算 2の補数表現では無視する 例) 4 - 1 = 4 + (-1) 1 1 0100 減算 (方法2) 2の補数表現を使って、加算 例) 4 - 1 = 4 + (-1) 1 1   0100 + 1111 … 4 … -1 1 0 0 1 1 … 3 2の補数表現では無視する

2の補数表現の加算 2の補数表現を使って、加算 注意: オーバーフロー 演算結果が、表現できる数値の範囲より外側に 超えてしまうことがある 例) 4 + 4 1   0100 + 0100 … 4 … +4 1 0 0 0 …  8? 正+正=負 負+負=正 注意: オーバーフロー   演算結果が、表現できる数値の範囲より外側に   超えてしまうことがある

シフト演算 論理シフト ビット列を左や右に移動させる あふれた値は捨てる 空いたところには 0 を入れる 例) 左シフト 右シフト 1 1 x 0 1 x

シフト演算 算術シフト 符号ビットを保持する 2の補数表現で、 2倍(左シフト)や 1/2倍(右シフト)に対応 例) 左シフト 0 0 0   2倍(左シフト)や 1/2倍(右シフト)に対応 例) 左シフト 0 0 0 1 … 1 1 0 x … -6 … -3 x 0 0 1 0 … 2

シフト演算 算術シフト 符号ビットを保持する 2の補数表現で、 2倍(左シフト)や 1/2倍(右シフト)に対応 例) 右シフト 0 1   2倍(左シフト)や 1/2倍(右シフト)に対応 例) 右シフト 0 1 … 1 … 2 x 1 0 … -3 … -6 x

乗除算 シフトと加減算を組み合わせて実現する 0101 … 5 1101 … 13 … 1101 1000011 … 67 x 0101   1111   1101     10 0101 … 5 … 2 … 1101 1000011 … 67   1101 x 0101 … 13 … 5    1101   0000  1101 0000 1000001 … 65

オーバーフロー アンダーフロー 用語: 誤差 ________________ 演算結果が、表現できる数値の範囲より 外側に超えること 用語: 誤差 ________________ オーバーフロー 演算結果が、表現できる数値の範囲より 外側に超えること アンダーフロー 浮動小数点演算では、オーバーフローの他に    アンダーフローも起こりえる 演算結果が、表現できる数値の範囲より       細かな数になること ________________ 数値範囲 数直線 0 オーバーフロー アンダーフロー オーバーフロー

情報落ち 桁落ち 用語: 誤差 ________________ 浮動小数点演算において、 用語: 誤差 ________________ 情報落ち 浮動小数点演算において、 絶対値の大きな数 と 絶対値の小さな数 の 加減算で、絶対値の小さな数の有効桁数の一部または全部が 演算結果に反映されないことで生じる 例) 0.10100(2) x 24 – 0.10001(2) x 2-8 桁落ち 値がほぼ等しい数同士の加減算で、 有効桁数が大幅に減ってしまう 例) 0.10000011 x 24 - 0.10000010 x 24 = 0.10000000 x 2-3 ________________ 意味があるのはこの桁のみ

打切り誤差 丸め誤差 用語: 誤差 ________________ 演算を途中で打ち切ったことで発生する誤差 用語: 誤差 ________________ 打切り誤差 演算を途中で打ち切ったことで発生する誤差 例) sin x を x – x3/3 ! で計算 (本当は、 x – x3/3 ! + x5/5 ! – x7/7 ! + ・・・ と続く) 丸め誤差 最下位桁より小さい部分について、 丸め(四捨五入や切り上げ、切捨て)を 行うことによって生じる誤差 例) 10/3 = 3.333… → 3.3 ________________

文字の表現方法 文字コード    文字集合(扱う文字の集合)の    符号化方式(どのように2進数を対応させるか)を    定めたもの

ASC I I コード ANS I (American National Standards Institute) で ________________ ANS I (American National Standards Institute) で   制定された7ビットのコード 英数字、記号、   制御コードからなる 例) A の文字コード 1 0 0 0 0 0 1

より多くの文字を取り扱うために ... J I S コード シフト J I S ________________ J I S コード ISO-2022 を符号化方式とした 7ビット 1~2バイトのコード 電子メールのやりとりには、ISO-2022-JP の 符号化方式を用いるのが主流 シフト J I S J I S コードと同じ文字集合 (8ビット 1~2バイト) 以前の Windows や MacOS では、 内部処理用のコードとして主に利用された (現在でも、ユーザはファイル保存時に使える) ________________

より多くの文字を取り扱うために ... EUC (EUC-JP) : 拡張 Unix コード Unicode ________________ EUC (EUC-JP) : 拡張 Unix コード J I S コードと同じ文字集合 (8ビット 1~2バイト) 主に Unix で用いられる Unicode 世界中の言語で使う文字を 1つのコード体系に納め(ようとしてい)るコード Window,Mac OS X,Unix 等の最近の OS で 標準的に扱える 符号化方式には、UTF-8 や UTF-16 が用いられる ________________

論理演算

論理演算 2進数の四則演算 (+, -, ×, ÷) は、 0, 1 を操作すれば実現できる 与えられた 0, 1 (入力) から、   0, 1 を操作すれば実現できる 与えられた 0, 1 (入力) から、   計算結果の 0, 1 (出力) を得る仕組みを作ろう!

論理演算 回路記号 真理値表 論理式 NOT (否定) AND (論理積) OR (論理和) XOR (排他的 f = A f = ¬ A A  f 0  1 1  0 f = A f = ¬ A A f f = A ・ B f = A ∧ B A B  f 0 0  0 0 1  0 1 0  0 1 1  1 A B f AND (論理積) A B  f 0 0  0 0 1  1 1 0  1 1 1  1 f = A + B f = A ∨ B A B f OR (論理和) A B f A B  f 0 0  0 0 1  1 1 0  1 1 1  0 f = A + B XOR (排他的 論理和)

論理演算: NAND 論理演算 回路記号 真理値表 論理式 NOT (否定) AND (論理積) NAND f = A f = ¬ A A 論理演算: NAND 論理演算 回路記号 真理値表 論理式 NOT (否定) A  f 0  1 1  0 f = A f = ¬ A A f A B  f 0 0  0 0 1  0 1 0  0 1 1  1 AND (論理積) A B f f = A ・ B f = A ∧ B A B  f 0 0  1 0 1  1 1 0  1 1 1  0 f = A ・ B f = A ∧ B A NAND f B

論理演算: NOR 論理演算 回路記号 真理値表 論理式 NOT (否定) OR (論理和) NOR f = A f = ¬ A A f 論理演算: NOR 論理演算 回路記号 真理値表 論理式 NOT (否定) A  f 0  1 1  0 f = A f = ¬ A A f A B  f 0 0  0 0 1  1 1 0  1 1 1  1 OR (論理和) f = A + B f = A ∨ B A B f A B  f 0 0  1 0 1  0 1 0  0 1 1  0 f = A + B f = A ∨ B A B f NOR

論理演算: 否定 (NOT) 入力の否定 (0, 1 を反転させる) 入力 出力 真理値表 回路記号 論理式 A f A f 0 1 1 0 入力の否定 (0, 1 を反転させる) 入力 出力 A f 真理値表 回路記号 論理式 A  f 0  1 1  0 f = A f = ¬ A

論理演算: 論理積 (AND) A と B どちらも 1 なら、 f も 1 真理値表 回路記号 論理式 A f B A B f 0 0 0 A B  f 0 0  0 0 1  0 1 0  0 1 1  1 f = A ・ B f = A ∧ B

論理演算: 論理和 (OR) A または B が 1 なら、 f も 1 真理値表 回路記号 論理式 A f B A B f 0 0 0 A B  f 0 0  0 0 1  1 1 0  1 1 1  1 f = A + B f = A ∨ B

論理演算: 排他的論理和 (XOR, EOR, EXOR) A または B 一方のみが 1 なら、 f も 1 A f B 真理値表 回路記号 論理式 A B  f 0 0  0 0 1  1 1 0  1 1 1  0 f = A + B

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