マイクロリアクターグループ マイクロリアクター 期待効果 の特長 ◆迅速かつ精密な温度制御 ◆反応器容積が極小 ◆不均一反応効率の向上

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マイクロリアクターグループ マイクロリアクター 期待効果 の特長 ◆迅速かつ精密な温度制御 ◆反応器容積が極小 ◆不均一反応効率の向上     表面積効果(m2/m3)が大        熱交換が効率的 ◆Reynolds数が小さい粘性力   層流領域での反応が支配的 ◆拡散による混合が支配的 拡散反応時間 t ~ L2 / D ( D: 拡散係数 L : 代表長さ ) マイクロリアクター    の特長 期待効果 ◆迅速かつ精密な温度制御 ・急激な発熱反応 爆発性反応  への適用が可能 ・熱的に不安定な物質・毒性の高い物質  の合成に有効 ◆不均一反応効率の向上 ・温度や流速の迅速かつ精密な制御が  可能なため気‐液、気‐固、固‐液反応  の効率が向上 ◆反応時間の短縮 ・流路サイズが超小型なためRe数が500  以下となり、拡散混合が支配的であり拡 散時間がリアクタサイズの二乗に比例す るため反応時間が極端に短縮される。

マイクロリアクターと 従来型反応器の比較 マイクロリアクターを用いた 従来型充填層 触媒反応器 触媒反応器 100倍以上も実現可能 L     従来型反応器の比較 マイクロリアクターを用いた     触媒反応器 従来型充填層 触媒反応器 D L 触媒比表面積 ( m2 / m3 ) 6( 1- ε)/ Dp Dp : 球状粒子径 数mm以上 ε : 空間率(-) 触媒比表面積 ( m2 / m3 )      4DL / D2L   D = 100μm とすると 比表面積=40000 m-1 Dp= 5mm ε= 0.5 とすると 比表面積=600 m-1 マイクロリアクターの 比表面積は50倍以上 100倍以上も実現可能

アルマイト触媒のマイクロリアクター 基盤部への応用 アルマイト触媒 リアクター性能が更に向上 多孔質高表面積 優れた伝熱性 数十~数千μm アルマイト触媒 多孔質高表面積 断面図 優れた伝熱性 触媒担持部 反応器基盤概念図 基板母材として応用 リアクター性能が更に向上 流路幅500μm 流路長500mm Cu,Zu触媒 反応器基盤完成図