シソーラスとは? ①文章作成用の類義語辞典 → 普通に書店に売っている。 『日本語大シソーラス』 (大修館書店) など。 → 普通に書店に売っている。 『日本語大シソーラス』 (大修館書店) など。 ②情報検索用の用語リスト → 書店ではあまり売っていない。
シソーラスとは? ①文章作成用の類義語辞典 → 普通に書店に売っている。 『日本語大シソーラス』 (大修館書店) など。 → 普通に書店に売っている。 『日本語大シソーラス』 (大修館書店) など。 ②情報検索用の用語リスト → 書店ではあまり売っていない。
シソーラスとは? ①文章作成用の類義語辞典 → 普通に書店に売っている。 文章を書いている時,例えば: → 普通に書店に売っている。 文章を書いている時,例えば: 「良い」という意味の語を使いたいのだが,もう何回 も「良い」という語は使ってしまったので何か別の言 い方をしたい → 類義語辞典で「良い」という見出し語を探すと, 「良好」「優れた」「優秀」「高い」...など,似た ような意味の語(=類義語)が挙げられている
シソーラスとは? ①文章作成用の類義語辞典 → 普通に書店に売っている。 文章を書いている時,例えば: → 普通に書店に売っている。 文章を書いている時,例えば: 「良い」という意味の語を使いたいのだが,もう何回 も「良い」という語は使ってしまったので何か別の言 い方をしたい → 類義語辞典で「良い」という見出し語を探すと, 「良好」「優れた」「優秀」「高い」...など,似た ような意味の語(=類義語)が挙げられている
シソーラスとは? ①文章作成用の類義語辞典 → 普通に書店に売っている。 文章を書いている時,例えば: → 普通に書店に売っている。 文章を書いている時,例えば: 「良い」という意味の語を使いたいのだが,もう何回 も「良い」という語は使ってしまったので何か別の言 い方をしたい → 類義語辞典で「良い」という見出し語を探すと, 「良好」「優れた」「優秀」「高い」...など,似た ような意味の語(=類義語)が挙げられている
シソーラスとは? ①文章作成用の類義語辞典 → 普通に書店に売っている。 ②情報検索用の用語リスト → 書店ではあまり売っていない。 → 普通に書店に売っている。 ②情報検索用の用語リスト → 書店ではあまり売っていない。 実はそもそも情報検索の分野でもあまり用いられて いない(存在しない)。 作ったり改訂したりするのが大変というのもあるが, これに沿ってデータベースに索引語を付与するの が大変というのもある。 ただ,情報検索における語の重要性や位置づけが分かるので,今回特に取り上げる。
シソーラスとは? ①文章作成用の類義語辞典 → 普通に書店に売っている。 ②情報検索用の用語リスト → 書店ではあまり売っていない。 → 普通に書店に売っている。 ②情報検索用の用語リスト → 書店ではあまり売っていない。 実はそもそも情報検索の分野でもあまり用いられて いない(存在しない)。 作ったり改訂したりするのが大変というのもあるが, これに沿ってデータベースに索引語を付与するの が大変というのもある。 ただ,情報検索における語の重要性や位置づけが分かるので,今回特に取り上げる。
シソーラスとは? ①文章作成用の類義語辞典 → 普通に書店に売っている。 ②情報検索用の用語リスト → 書店ではあまり売っていない。 → 普通に書店に売っている。 ②情報検索用の用語リスト → 書店ではあまり売っていない。 実はそもそも情報検索の分野でもあまり用いられて いない(存在しない)。 作ったり改訂したりするのが大変というのもあるが, これに沿ってデータベースに索引語を付与するの が大変というのもある。 ただ,情報検索における語の重要性や位置づけが分かるので,今回特に取り上げる。
ただ,情報検索における語の重要性や位置づけが分かるので,今回特に取り上げる。 シソーラスとは? ①文章作成用の類義語辞典 → 普通に書店に売っている。 ②情報検索用の用語リスト → 書店ではあまり売っていない。 実はそもそも情報検索の分野でもあまり用いられて いない(存在しない)。 ただ,情報検索における語の重要性や位置づけが分かるので,今回特に取り上げる。
「あまり存在しない」と言ったが,テキスト p 「あまり存在しない」と言ったが,テキスト p.45 に挙げたようなものはある。MeSH と JST (JICST) 科学技術用語シソーラスは有名なので覚えておくこと。 今日の授業では,次の構成で話していく: 1. シソーラスの使用目的 2. シソーラスの内部構造 3. シソーラスと件名標目表
1. シソーラスの使用目的 復習だが,先述のように「シソーラス」には以下の 2種類がある。 (1) 人間の文章作成支援ツール: 類義語辞典と呼ばれることもある。 Peter M. Rogetが1852年に刊行した Thesaurus of English Words and Phrasesが 初めとされる(“thesaurus”という語は元々「宝庫」 という意味)。 以下の情報検索用シソーラスは,この類義語 辞典としてのシソーラスを参考に生まれた。 (2) 情報検索支援ツール:
1. シソーラスの使用目的 復習だが,先述のように「シソーラス」には以下の 2種類がある。 (1) 人間の文章作成支援ツール: 類義語辞典と呼ばれることもある。 Peter M. Rogetが1852年に刊行した Thesaurus of English Words and Phrasesが 初めとされる(“thesaurus”という語は元々「宝庫」 という意味)。 以下の情報検索用シソーラスは,この類義語 辞典としてのシソーラスを参考に生まれた。 (2) 情報検索支援ツール:
1. シソーラスの使用目的 復習だが,先述のように「シソーラス」には以下の 2種類がある。 (1) 人間の文章作成支援ツール: 類義語辞典と呼ばれることもある。 Peter M. Rogetが1852年に刊行した Thesaurus of English Words and Phrasesが 初めとされる(“thesaurus”という語は元々「宝庫」 という意味)。 以下の情報検索用シソーラスは,この類義語 辞典としてのシソーラスを参考に生まれた。 (2) 情報検索支援ツール:
(2) 情報検索支援ツールとしてのシソーラス 索引付けに用いる語を概念ごとに決めておき,検索にもその語を用いることを,索引者と検索者の間で約束しておくもの。 文献A → 語「ディジタルライブラリー」を用いている 文献B → 語「デジタルライブラリー」を用いている これらは共に「デジタルライブラリー」で索引付けし (即ち,「ディジタルライブラリー」では索引付けしない), 検索者はこれらの文献を検索する場合は, 語「デジタルライブラリー」を用いるなどと約束しておく。 この場合,シソーラスは索引付け・検索双方で用いられる語を取り決めた約束集として,参照・使用されることになる。
(2) 情報検索支援ツールとしてのシソーラス 索引付けに用いる語を概念ごとに決めておき,検索にもその語を用いることを,索引者と検索者の間で約束しておくもの。 文献A → 語「ディジタルライブラリー」を用いている 文献B → 語「デジタルライブラリー」を用いている これらは共に「デジタルライブラリー」で索引付けし (即ち,「ディジタルライブラリー」では索引付けしない), 検索者はこれらの文献を検索する場合は, 語「デジタルライブラリー」を用いるなどと約束しておく。 この場合,シソーラスは索引付け・検索双方で用いられる語を取り決めた約束集として,参照・使用されることになる。
(2) 情報検索支援ツールとしてのシソーラス 索引付けに用いる語を概念ごとに決めておき,検索にもその語を用いることを,索引者と検索者の間で約束しておくもの。 文献A → 語「ディジタルライブラリー」を用いている 文献B → 語「デジタルライブラリー」を用いている これらは共に「デジタルライブラリー」で索引付けし (即ち,「ディジタルライブラリー」では索引付けしない), 検索者はこれらの文献を検索する場合は, 語「デジタルライブラリー」を用いるなどと約束しておく。 この場合,シソーラスは索引付け・検索双方で用いられる語を取り決めた約束集として,参照・使用されることになる。
(2) 情報検索支援ツールとしてのシソーラス 索引付けに用いる語を概念ごとに決めておき,検索にもその語を用いることを,索引者と検索者の間で約束しておくもの。 文献A → 語「ディジタルライブラリー」を用いている 文献B → 語「デジタルライブラリー」を用いている これらは共に「デジタルライブラリー」で索引付けし (即ち,「ディジタルライブラリー」では索引付けしない), 検索者はこれらの文献を検索する場合は, 語「デジタルライブラリー」を用いるなどと約束しておく。 この場合,シソーラスは索引付け・検索双方で用いられる語を取り決めた約束集として,参照・使用されることになる。
文献で用いられている語をそのまま索引に使うと: ・ 「ディジタルライブラリー」という検索語では 文献Bはヒットしない。 ・ 「デジタルライブラリー」という検索語では 文献Aはヒットしない。 → 両方ヒットさせるには,検索者は2つの語を検索に 使わねばならない。使い忘れると検索漏れという ことになる。 シソーラスを介して先述のように約束しておくと,検索者は「デジタルライブラリー」1語だけで,文献ABをヒットさせることができる。
文献で用いられている語をそのまま索引に使うと: ・ 「ディジタルライブラリー」という検索語では 文献Bはヒットしない。 ・ 「デジタルライブラリー」という検索語では 文献Aはヒットしない。 → 両方ヒットさせるには,検索者は2つの語を検索に 使わねばならない。使い忘れると検索漏れという ことになる。 シソーラスを介して先述のように約束しておくと,検索者は「デジタルライブラリー」1語だけで,文献ABをヒットさせることができる。
文献で用いられている語をそのまま索引に使うと: ・ 「ディジタルライブラリー」という検索語では 文献Bはヒットしない。 ・ 「デジタルライブラリー」という検索語では 文献Aはヒットしない。 → 両方ヒットさせるには,検索者は2つの語を検索に 使わねばならない。使い忘れると検索漏れという ことになる。 シソーラスを介して先述のように約束しておくと,検索者は「デジタルライブラリー」1語だけで,文献ABをヒットさせることができる。
シソーラスを介して先述のように約束しておくと,検索者は「デジタルライブラリー」1語だけで,文献ABをヒットさせることができる。 文献で用いられている語をそのまま索引に使うと: ・ 「ディジタルライブラリー」という検索語では 文献Bはヒットしない。 ・ 「デジタルライブラリー」という検索語では 文献Aはヒットしない。 → 両方ヒットさせるには,検索者は2つの語を検索に 使わねばならない。使い忘れると検索漏れという ことになる。 シソーラスを介して先述のように約束しておくと,検索者は「デジタルライブラリー」1語だけで,文献ABをヒットさせることができる。
・ デジタルライブラリー ・ ディジタルライブラリー ・ 電子図書館 ・ エレクトロニックライブラリー ・ ヴァーチャルライブラリー ・ バーチャルライブラリー 等々,(ほとんど)同じ概念を表すものの表記は異なるという語は多い。 → シソーラスに基づいたデータベースなら検索しやすい
ここのように効率的な検索を目的として取り決めた語の集合を統制語彙という。統制語彙としてのシソーラスは: Thesaurus of ASTIA Descriptors に萌芽を見ることができる。 これは先ほどの Roget のシソーラスをヒントに Hans Luhn が1957年に提案し,米国の Armed Services Technical Information Agency によって実現された。
2. シソーラスの内部構造 現代の情報検索用シソーラスには,同義関係と階層関係,関連関係の3つがある: 同義関係:基本的に意味が同じ語同士の関係。 階層関係:属関係 (「公立図書館」と「町立図書館」) 部分全体関係 (「腸」と「小腸」) 事例関係 (「山脈」と「アルプス」) 関連関係:同義・階層関係には当たらないものの何らかの 関連があり,かつそれを明示した方が良い語 同士に結ばれる関係。
2. シソーラスの内部構造 現代の情報検索用シソーラスには,同義関係と階層関係,関連関係の3つがある: 同義関係:基本的に意味が同じ語同士の関係。 階層関係:属関係 (「公立図書館」と「町立図書館」) 部分全体関係 (「腸」と「小腸」) 事例関係 (「山脈」と「アルプス」) 関連関係:同義・階層関係には当たらないものの何らかの 関連があり,かつそれを明示した方が良い語 同士に結ばれる関係。
2. シソーラスの内部構造 同義関係:基本的に意味が同じ語同士の関係。 階層関係:属関係 (「公立図書館」と「町立図書館」) 部分全体関係 (「腸」と「小腸」) 事例関係 (「山脈」と「アルプス」) 関連関係:同義・階層関係には当たらないものの何らかの 関連があり,かつそれを明示した方が良い語 同士に結ばれる関係。
2. シソーラスの内部構造 同義関係:基本的に意味が同じ語同士の関係。 同義関係にある語のうち,索引付けや検索に 用いられる語をディスクリプタ,用いない語を 非ディスクリプタと呼ぶ。 先ほどの例では「デジタルライブラリー」が ディスクリプタ,「ディジタルライブラリー」が 非ディスクリプタである。
2. シソーラスの内部構造 同義関係:基本的に意味が同じ語同士の関係。 同義関係にある語のうち,索引付けや検索に 用いられる語をディスクリプタ,用いない語を 非ディスクリプタと呼ぶ。 先ほどの例では「デジタルライブラリー」が ディスクリプタ,「ディジタルライブラリー」が 非ディスクリプタである。
2. シソーラスの内部構造 同義関係:基本的に意味が同じ語同士の関係。 階層関係:属関係 (「公立図書館」と「町立図書館」) 部分全体関係 (「腸」と「小腸」) 事例関係 (「山脈」と「アルプス」) ここで挙げた例では,左側の語が「上位語」, 右側の語が「下位語」と言われる。
2. シソーラスの内部構造 同義関係:基本的に意味が同じ語同士の関係。 階層関係:属関係 (「公立図書館」と「町立図書館」) 部分全体関係 (「腸」と「小腸」) 事例関係 (「山脈」と「アルプス」) ここで挙げた例では,左側の語が「上位語」, 右側の語が「下位語」と言われる。
2. シソーラスの内部構造 同義関係:基本的に意味が同じ語同士の関係。 階層関係:属関係 (「公立図書館」と「町立図書館」) 部分全体関係 (「腸」と「小腸」) 事例関係 (「山脈」と「アルプス」) ここで挙げた例では,左側の語が「上位語」, 右側の語が「下位語」と言われる。
2. シソーラスの内部構造 同義関係:基本的に意味が同じ語同士の関係。 階層関係:属関係 (「公立図書館」と「町立図書館」) 部分全体関係 (「腸」と「小腸」) 事例関係 (「山脈」と「アルプス」) 関連関係:同義・階層関係には当たらないものの何らかの 関連があり,かつそれを明示した方が良い語 同士に結ばれる関係。
シソーラス中では,これらの関係(同義・階層・関連関係)は以下の記号で表されることが多い: UF: Used For (あるいは Use For) の略。 「~の代わりに使われるディスクリプタ」という意味。 「を見よあり参照」ともいう。 USE: 「これの代わりにあちらのディスクリプタを使え」 という意味。 非ディスクリプタからディスクリプタを指示する。 普通の辞書でいう「→」のイメージ。 NT: Narrower Termの略。下位語を表す。「~の一種」 「~の一部」といった語。 BT: Broader Termの略。 上位語を表す。 RT: Related Termの略。 関連関係を表す。
シソーラス中では,これらの関係(同義・階層・関連関係)は以下の記号で表されることが多い: UF: Used For (あるいは Use For) の略。 「~の代わりに使われるディスクリプタ」という意味。 「を見よあり参照」ともいう。 USE: 「これの代わりにあちらのディスクリプタを使え」 という意味。 非ディスクリプタからディスクリプタを指示する。 普通の辞書でいう「→」のイメージ。 NT: Narrower Termの略。下位語を表す。「~の一種」 「~の一部」といった語。 BT: Broader Termの略。 上位語を表す。 RT: Related Termの略。 関連関係を表す。
シソーラス中では,これらの関係(同義・階層・関連関係)は以下の記号で表されることが多い: UF: Used For (あるいは Use For) の略。 「~の代わりに使われるディスクリプタ」という意味。 「を見よあり参照」ともいう。 USE: 「これの代わりにあちらのディスクリプタを使え」 という意味。 非ディスクリプタからディスクリプタを指示する。 普通の辞書でいう「→」のイメージ。 NT: Narrower Termの略。下位語を表す。「~の一種」 「~の一部」といった語。 BT: Broader Termの略。 上位語を表す。 RT: Related Termの略。 関連関係を表す。
シソーラス中では,これらの関係(同義・階層・関連関係)は以下の記号で表されることが多い: UF: Used For (あるいは Use For) の略。 「~の代わりに使われるディスクリプタ」という意味。 「を見よあり参照」ともいう。 USE: 「これの代わりにあちらのディスクリプタを使え」 という意味。 非ディスクリプタからディスクリプタを指示する。 普通の辞書でいう「→」のイメージ。 NT: Narrower Termの略。下位語を表す。「~の一種」 「~の一部」といった語。 BT: Broader Termの略。 上位語を表す。 RT: Related Termの略。 関連関係を表す。
シソーラス中では,これらの関係(同義・階層・関連関係)は以下の記号で表されることが多い: UF: Used For (あるいは Use For) の略。 「~の代わりに使われるディスクリプタ」という意味。 「を見よあり参照」ともいう。 USE: 「これの代わりにあちらのディスクリプタを使え」 という意味。 非ディスクリプタからディスクリプタを指示する。 普通の辞書でいう「→」のイメージ。 NT: Narrower Termの略。下位語を表す。「~の一種」 「~の一部」といった語。 BT: Broader Termの略。 上位語を表す。 RT: Related Termの略。 関連関係を表す。
シソーラス中では,これらの関係(同義・階層・関連関係)は以下の記号で表されることが多い: UF: Used For (あるいは Use For) の略。 「~の代わりに使われるディスクリプタ」という意味。 「を見よあり参照」ともいう。 USE: 「これの代わりにあちらのディスクリプタを使え」 という意味。 非ディスクリプタからディスクリプタを指示する。 普通の辞書でいう「→」のイメージ。 NT: Narrower Termの略。下位語を表す。「~の一種」 「~の一部」といった語。 BT: Broader Termの略。 上位語を表す。 RT: Related Termの略。 関連関係を表す。
SN: Scope Note の略。その語の意味と範囲に関する 簡単な説明。 普通の辞書は,見出し語があって,その定義が挙げられている。 それに対して,語の定義は明示せず,語同士の関係(同義・階層・関連関係など)からその語の定義や意味,位置づけを示すのがシソーラスの特徴である。 従って,Scope Note はあまり挙げられない。どうしても必要な時だけ付与される。
SN: Scope Note の略。その語の意味と範囲に関する 簡単な説明。 普通の辞書は,見出し語があって,その定義が挙げられている。 それに対して,語の定義は明示せず,語同士の関係(同義・階層・関連関係など)からその語の定義や意味,位置づけを示すのがシソーラスの特徴である。 従って,Scope Note はあまり挙げられない。どうしても必要な時だけ付与される。
SN: Scope Note の略。その語の意味と範囲に関する 簡単な説明。 普通の辞書は,見出し語があって,その定義が挙げられている。 それに対して,語の定義は明示せず,語同士の関係(同義・階層・関連関係など)からその語の定義や意味,位置づけを示すのがシソーラスの特徴である。 従って,Scope Note はあまり挙げられない。どうしても必要な時だけ付与される。
SN: Scope Note の略。その語の意味と範囲に関する 簡単な説明。 普通の辞書は,見出し語があって,その定義が挙げられている。 それに対して,語の定義は明示せず,語同士の関係(同義・階層・関連関係など)からその語の定義や意味,位置づけを示すのがシソーラスの特徴である。 従って,Scope Note はあまり挙げられない。どうしても必要な時だけ付与される。
3. シソーラスと件名標目表 件名標目表とは,件名目録に用いられるべき語をリストアップしたもの。 シソーラスと同じく統制語彙の一種。 日本における標準的な件名標目表としては: ・ 日本図書館協会の『基本件名標目表』 ・ 国会図書館の『国立国会図書館件名標目表』
3. シソーラスと件名標目表 件名標目表とは,件名目録に用いられるべき語をリストアップしたもの。 シソーラスと同じく統制語彙の一種。 日本における標準的な件名標目表としては: ・ 日本図書館協会の『基本件名標目表』 ・ 国会図書館の『国立国会図書館件名標目表』
3. シソーラスと件名標目表 件名標目表とは,件名目録に用いられるべき語をリストアップしたもの。 シソーラスと同じく統制語彙の一種。 日本における標準的な件名標目表としては: ・ 日本図書館協会の『基本件名標目表』 ・ 国会図書館の『国立国会図書館件名標目表』
3. シソーラスと件名標目表 件名標目表とは,件名目録に用いられるべき語をリストアップしたもの。 シソーラスと同じく統制語彙の一種。 日本における標準的な件名標目表としては: ・ 日本図書館協会の『基本件名標目表』 ・ 国会図書館の『国立国会図書館件名標目表』
(1) シソーラスと件名標目表の共通点: ・ 検索の効率化を目指し,表現や表記のゆれを 吸収する。 ・ 索引作成と検索の時点で同じ語彙を用いること により主題表現のずれを調整する。 (2) シソーラスと件名標目表の相違点:
(1) シソーラスと件名標目表の共通点: ・ 検索の効率化を目指し,表現や表記のゆれを 吸収する。 ・ 索引作成と検索の時点で同じ語彙を用いること により主題表現のずれを調整する。 (2) シソーラスと件名標目表の相違点:
(1) シソーラスと件名標目表の共通点: ・ 検索の効率化を目指し,表現や表記のゆれを 吸収する。 ・ 索引作成と検索の時点で同じ語彙を用いること により主題表現のずれを調整する。 (2) シソーラスと件名標目表の相違点:
(2) シソーラスと件名標目表の相違点: シソーラスは事後結合方式 (ある概念をいくつかの言葉の組合せで表現する) 件名標目表は事前結合方式 (ある概念を1つの言葉で表現する) シソーラスは階層構造を持っている 件名標目表は階層構造はなくフラットである (=上位語・下位語などの表示がない)。
(2) シソーラスと件名標目表の相違点: シソーラスは事後結合方式 (ある概念をいくつかの言葉の組合せで表現する) 件名標目表は事前結合方式 (ある概念を1つの言葉で表現する) シソーラスは階層構造を持っている 件名標目表は階層構造はなくフラットである (=上位語・下位語などの表示がない)。
(2) シソーラスと件名標目表の相違点: シソーラスは事後結合方式 (基本的な言葉だけを用意しておき,索引付け する時は,それらを組合せて概念を表現する) 「日本」 「文学」 「中世」 「近世」 「現代」 件名標目表は事前結合方式 (概念ごとに1つの言葉を事前に用意しておき, それを用いて索引付けする) 「日本-文学-中世」 「日本-文学-近世」
(2) シソーラスと件名標目表の相違点: シソーラスは事後結合方式 (基本的な言葉だけを用意しておき,索引付け する時は,それらを組合せて概念を表現する) 「日本」 「文学」 「中世」 「近世」 「現代」 件名標目表は事前結合方式 (概念ごとに1つの言葉を事前に用意しておき, それを用いて索引付けする) 「日本-文学-中世」 「日本-文学-近世」
シソーラスでは 「日本」「文学」「中世」はバラバラ。 (2) シソーラスと件名標目表の相違点: シソーラスや件名標目表を作成する。 シソーラスでは 「日本」「文学」「中世」はバラバラ。 件名標目表では「日本-文学-中世」と結合している。 事 それに基づいて索引付けする。 シソーラスではこのとき 「日本」「文学」「中世」を結合 させて索引付けする。 時間の流れ
シソーラスでは 「日本」「文学」「中世」はバラバラ。 (2) シソーラスと件名標目表の相違点: シソーラスや件名標目表を作成する。 シソーラスでは 「日本」「文学」「中世」はバラバラ。 件名標目表では「日本-文学-中世」と結合している。 事 それに基づいて索引付けする。 シソーラスではこのとき 「日本」「文学」「中世」を結合 させて索引付けする。 時間の流れ
シソーラスでは 「日本」「文学」「中世」はバラバラ。 (2) シソーラスと件名標目表の相違点: シソーラスや件名標目表を作成する。 シソーラスでは 「日本」「文学」「中世」はバラバラ。 件名標目表では「日本-文学-中世」と結合している。 事 それに基づいて索引付けする。 シソーラスではこのとき 「日本」「文学」「中世」を結合 させて索引付けする。 時間の流れ 事前結合方式
シソーラスでは 「日本」「文学」「中世」はバラバラ。 (2) シソーラスと件名標目表の相違点: シソーラスや件名標目表を作成する。 シソーラスでは 「日本」「文学」「中世」はバラバラ。 件名標目表では「日本-文学-中世」と結合している。 事 それに基づいて索引付けする。 シソーラスではこのとき 「日本」「文学」「中世」を結合 させて索引付けする。 時間の流れ 事前結合方式 事後結合方式
(2) シソーラスと件名標目表の相違点: シソーラスは事後結合方式 (ある概念をいくつかの言葉の組合せで表現する) 件名標目表は事前結合方式 (ある概念を1つの言葉で表現する) シソーラスは階層構造を持っている 件名標目表は階層構造はなくフラットである (=上位語・下位語などの表示がない)。