夏の夜の風物詩
花火は火薬と金属の粉末を混ぜて包んだもので、多くの場合は火薬が爆発・燃焼した時に飛び散る火の粉の色や形を楽しみますが、ロケット花火やヘビ花火、パラシュート花火のように、火薬の燃焼以外を楽しむものもあります。
たまや~、かぎや~という掛け声を知っていますか? これは江戸時代の 「玉屋」「鍵屋」という花火師の屋号に由来しています。 現在の隅田川花火大会の 原型である「両国の川開き」が1733年に行われ、 この時に花火師を務めたのが6代目「鍵屋弥兵衛」 この時の花火が江戸中で大評判となり「鍵屋」の名前が広まりました。 両国の川開きは上流を玉屋、下流を鍵屋が受け持っていた。. 鍵屋は第二次世界大戦の時に花火製造を取りやめ、現在は打ち上げ専門業者となっている。
消えた玉屋… しかし… 鍵屋の7代目「清七」という花火師が鍵屋から分家し「玉屋」という花火業者を始めました。 消えた玉屋… 鍵屋の7代目「清七」という花火師が鍵屋から分家し「玉屋」という花火業者を始めました。 2大花火師が技を競い合い民衆が「たまや~、かぎや~」と声を掛け花火を鑑賞し玉屋の人気は鍵屋を凌ぐものでした。 しかし… 1843年に大火事をおこしてしまい江戸を追放されてしまいました。 そして、玉屋は1代限りで家名断絶してしまったのです。 1843年の4月17日玉屋から失火。 店のみならず約1500坪ほどの町並みまで広がった。 当時失火は重罪と定められていて、 玉屋は財産没収と追放となってしまった。 結局玉屋と鍵屋の時代は32年間で幕を閉じた。 が…初代の直系ではないが暖簾だけは次々引き継がれて守られている。
「菊物」 割物とは… 「ボタン物」 打ち上げ花火 一般的な丸い打ち上げ花火のこと 尾を引かないものを 破裂した時に星が菊の花のように尾を引いて広がるものを 尾を引かないものを 割物・牡丹 割物・芯入り菊
打ち上げ花火 ポカ物とは… 星が飛散しないもの 「柳」 「蜂」 蜂がブンブン飛び回るように動き回る
打ち上げ花火 「割物」の変形で土星などの形に星が飛散する 型物とは… 花火で図形や文字などを描き出す 「土星」 「スマイル」
仕掛け花火 仕掛け花火とは… 複数の花火を利用して作為的に仕掛けを施した花火。 「ナイアガラ」
仕掛け花火 いくつもの花火を組み合わせて連続的に打ち上げ、ひとつのテーマを描き出す花火。 「スターマイン」
仕掛け花火 水の中に割物を打ち込み、水上に扇形の華を咲かせる花火。 「水中花火」
「枠仕掛け」 仕掛け花火 蚊取り線香のCMでおなじみ あらかじめ組み立てた木枠に、構図通りに火薬をつめた「ランス」という細い筒を導火線につないでセットしたもの 蚊取り線香のCMでおなじみ 「枠仕掛け」
「打ち上げ花火」 「吹き出し花火」 「ロケット花火」 おもちゃ花火 三色ドラゴンetc. 連発で打ち上げられたり、音と星を出したりします。 花火大会さながらの 迫力が楽しめます。 「ロケット花火」 地面に置いた花火が噴水のように火花を吹き出します。 ヒューと笛音をたてながら、 最大50m程まで上昇し上空で「バン」と音がします。 三色ドラゴンetc.
「手持ち花火」 おもちゃ花火 手持ち花火には2種類、バチッと火が出るスパーク、帯状に火が出るススキ 火を着けると火の玉が出来、 細かい火花を散らす線香花火
東西の線香花火 300年変わらない線香花火の原形です。 昔なつかしい線香花火です。 西の線香花火 スボ手牡丹 東の線香花火 長手牡丹 西の線香花火 スボ手牡丹 東の線香花火 長手牡丹 西の線香花火はワラスボの先に火薬を付け、それを香炉に立てて火をつけて遊んでいたことが、始まりだと言われています。 米作りが盛んな関西地方には、ワラが豊富にあったため、このスボ手牡丹は関西地方を中心に親しまれてきました。 現在国内でこの花火を製造しているのは1カ所のみとなっています。 東の線香花火は、関西から伝わる際、関東地方では米作りが少なく紙すきが盛んだったため、ワラの代用品として紙で火薬を包んで作られました。 そのためこの長手牡丹は関東地方を中心に親しまれ、その後スタンダードな線香花火として全国に広がっていきました。 スボ手牡丹に比べて燃焼時間がながいのが特徴です。 300年変わらない線香花火の原形です。 昔なつかしい線香花火です。
花火の日は2日ある!? 戦後、花火が解禁された1948年8月1日の記念。 東京本所厩橋でおもちゃ花火問屋が爆発事故(死者18名)の起きた1955年8月1日の追悼を兼ね、花火の日が8月1日に制定された。 このほか両国川開きが旧暦5月28日であったことから、5月28日も花火の日となっている。
花火師… 華やかな花火大会の裏舞台で活躍する花火師 火薬を扱うので常に危険と隣り合わせの作業 一年の大半は工場で花火玉作りに時間を費やし 夏が近づくと大会の準備に追われます。 ある花火師は言った 「沸き起こる観客の歓声と笑顔が忘れられないから花火を上げ続ける。」 花火師の晴れ舞台は、花火が上がるほんのわずかな時間… その一瞬のために花火師達は努力と情熱を玉に注ぎ続けます。
最後に… おもちゃ花火は皆さんが花火師となって楽しめますが扱い方によっては大きな事故につながる恐れもあります。 毎年何件かの事故が起きており、時には失明してしまったケースもあります。 こういった事故を防ぐためにも、注意事項を必ず守るようにしましょう。
福岡県の今後の花火大会予定 8/1(木) 第51回 西日本大濠花火大会 8/2(金) 第92回 飯塚納涼花火大会 8/1(木) 第51回 西日本大濠花火大会 8/2(金) 第92回 飯塚納涼花火大会 8/4(日) わっしょい百万夏まつり花火 8/5(月) 第354回 筑後川花火大会 8/13(火) 第26回 関門海峡花火大会 8/24(土) 第41回 祭りなかがわ 8/25(日) 第15回 有明海花火フェスタ 9/7(土) 第23回 Fukuoka東区花火大会