環境触媒グループ ガソリン車と比べて ディーゼル車の利点 現在ディーゼル車の走行台数が増加している ディーゼル車排ガス中での汚染物質 危害

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環境表面科学講義 村松淳司
内燃機関と外燃機関.
π電子自由自在 -C≡C- ポリジアセチレン ナノワイヤー FET素子 結晶工学 ナノ複合体 結晶内反応 イナミン化合物 環状化合物
環境表面科学講義 村松淳司 村松淳司.
超臨界二酸化炭素を用いて作製した水素同位体交換反応用の 白金担持撥水性触媒
1.大気汚染とその原因 2.大気汚染による健康影響
微粒子合成化学・講義 村松淳司.
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自動車環境対策 - ウランバートルにおけるエコトランスポーション
酸化還元反応.
化学的侵食 コンクリート工学研究室 岩城 一郎.
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研究現場における化学物質の 安全な取り扱いについて
水の話 水分子の特徴 水分子は分極している 常温で液体である NH3やCH4と比較して沸点高い 水から氷になると 体積が大きくなる
オゾン分解触媒によるトルエンの光分解実験
超磁歪アクチュエータを用いた キャビテーション発生機構における 機械的特性の解析
社内使用禁止物質の 事前チェック.
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1.環境汚染の防止と改善 2.産業廃棄物の処理と健康
化学物質の使用前 事前チェック.
10 水環境(5)富栄養化 水の華(Water bloom) 赤潮 アメリカ カリフォルニア州 アオコ 神奈川 津久井湖.
好気呼吸 解糖系 クエン酸回路 水素伝達系.
環境に優しい車 38番 宮本 晃成.
新しい自動車排出ガス処理システムの試作と検証
有害廃棄物管理棟(旧廃棄物管理施設) 指導教官: 町田 基(教授),天野 佳正(助教),鮫島 隆行(技官) 研究分野:
農業土木における水質研究手法-観測・分析・ひろがり-
化学的侵食 コンクリート工学研究室 岩城 一郎.
ダグラスバック法によるエネルギー測定 呼吸商(非たんぱく質呼吸商) 排出CO2量 消費O2量 呼吸商(RQ)= 非たんぱく質呼吸商(NPRQ)= 排出CO2量=呼気ガス中CO2量−大気中CO2量 消費O2量=大気中O2量−呼気ガス中O2量 尿中窒素1g(蛋白質6.25g消費)=O2消費量5.94L,排出CO2量4.75L.
大気の構造とオゾン層             紫外線 酸素分子(O2)    →   オゾン(O3) オゾン層: 紫外線Bの 99%を吸収して熱に変える 20-40km 地表.
光触媒を用いた 効率的発生源対策技術の検討 金沢大学大学院 大気環境工学研究室 M1 吉田充宏.
静岡大学システム工学科 前田研究室4年 50113006 阿部 茂晴
酸化と還元.
微粒子合成化学・講義 村松淳司.
9 水環境(4)水質汚濁指標 環境基本法(水質汚濁防止法) ・人の健康の保護に関する環境基準 (健康26項目) 
輸入・発売元 電源開発株式会社 東京都中央区銀座6-15-1
9 水環境(4)水質汚濁指標 ・人の健康の保護に関する環境基準 (健康26項目) 環境基本法 地下水を含む全公共用水域について適用
舶用大型低速ディーゼル機関の CO2削減技術の研究開発 平成21年度成果
静電気学会のプラズマ研究と 学会連携への期待
環境触媒:最近の開発動向とリサイクル技術
光触媒、オゾンマイクロバブルによる2-propanol分解実験
揮発性有機合成物の分解装置におけるマイクロ波の吸収メカニズム
エレクトリオンのご紹介  Ver /3/26.
微粒子合成化学・講義 村松淳司
弱電離気体プラズマの解析(LXXIV) 大気圧コロナ放電によるベンゼン、トルエン およびキシレン分解
加熱する.
化学的侵食 コンクリート工学研究室 岩城一郎.
Chemistry and Biotechnology
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環境表面科学講義 村松淳司 村松淳司.
日本経済新聞朝刊 6/25(水)朝刊 石橋、馬場、春山、森、安田
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マイクロリアクターグループ マイクロリアクター 期待効果 の特長 ◆迅速かつ精密な温度制御 ◆反応器容積が極小 ◆不均一反応効率の向上
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大気圧コロナ放電によるVOC分解 Decomposition of VOC using a corona discharge at atmospheric pressure 畑 康介* 佐藤 孝紀 伊藤 秀範 (室蘭工業大学) はじめに 実験装置および実験条件 実験装置 背景 放電リアクタ (アクリル製,
大阪府生活環境の保全等に関する条例に基づく水銀の大気排出規制のあり方について
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環境触媒グループ ガソリン車と比べて ディーゼル車の利点 現在ディーゼル車の走行台数が増加している ディーゼル車排ガス中での汚染物質 危害 ガソリン車と比べて ディーゼル車の利点 経 済 燃  焼  効  率   高い 動         力   高い 環 境      排ガス中のCO2、CH    10%~50% 現在ディーゼル車の走行台数が増加している ディーゼル車排ガス中での汚染物質 固体 P.M(黒煙微粒子)など 液体 SOF(未燃の燃料、潤滑油など >C16)、硫黄化合物など ガス CO、HC、NOX、硫黄化合物など 危害 P.M、CO 、NOX等   呼吸器系疾患、発癌性など HC、NOX 光化学スモッグなど HC、CO2 温室効果など 

現状ディーゼル車排ガスは有効な触媒がない 浄化における難点 酸素濃度     5%以上  主要な難点 P.M.       ガソリン車排ガスの20~60倍 硫黄化合物、水  含まれている これまで NOX浄化用の触媒 ガソリン車での三元触媒(Three-Way-Catalyst)   欠点: 酸素濃度を増加すれば、効率が低下するので、ディーゼル車に適用できない        燃料中に鉛を含んだら、触媒の活性が低くなる        貴金属(Pt-Pd-Rh)が用いられる 大型ボイラーでのアンモニア選択還元法(NH3-Selective-Catalystic-Reduction)   欠点: アンモニアは毒性や腐食性が高いので 取り扱いにくい 現状ディーゼル車排ガスは有効な触媒がない

浄化システム 開発メーカー:リード工業/東京農工大 デイーゼル エンジン・ 排気ガス クリーン エアー 触媒A 触媒B セラミックス 触媒C 燃料とエアーの混合ガス 黒煙微粒子燃焼室 NOX浄化室 燃焼室で排気ガスと燃焼ガスの混合により高温でPMを燃焼処理する  NOX浄化室で本研究室の開発した触媒によりNOx、CO、HCを低減する 研究目的:   酸素が大過剰の雰囲気で、燃焼室から残った燃料を還元剤として、選択還元反応により、NOxを除去できり、硫黄及び水蒸気に強い触媒の開発することである。

1)アルマイト触媒を用いたVOC分解システムに関する研究 VOCグループ 1)アルマイト触媒を用いたVOC分解システムに関する研究 1.研究の背景  VOC(Volatile Organic Compounds):揮発性有機化合物)は数百種類の揮発性を有する有機化合物の総称である。具体的には塗料や接着剤などに含まれる有機溶剤が主たるものであり、環境に対しては光化学スモッグなどの大気汚染,水質汚濁,悪臭,環境ホルモン等の問題を引き起こす有害物質である。  そのため、近年、排出について法的規制が進められている。規制の対象となる有機溶剤が増加の一途にあり、いくつかのVOC排ガス処理法が提案されている。VOC排ガス処理技術の1つとして触媒燃焼法があげられる。

本テーマには、電解担持法によりアルマイト白金触媒の開発、反応機構の解析、工業規模な装置のスゲルーアプ実験などを行っている。 2.研究の内容 本テーマには、電解担持法によりアルマイト白金触媒の開発、反応機構の解析、工業規模な装置のスゲルーアプ実験などを行っている。 触媒表面反応図 VOC燃焼用の大型装置 触媒

電解担持法を利用し、担持量は0.5gぐらいアルマイト触媒が開発された。   3.いままでの結果   電解担持法を利用し、担持量は0.5gぐらいアルマイト触媒が開発された。 トルエン:1000ppm SV:20000hr-1 4.必要な分析装置  ガスクロム、BET測定装置、EPMA、FE-SEM、原子吸光(AAS)、FT-IR

熱 VOC・・・揮発性有機化合物 環境問題を引き起こす有害物質 熱交換型触媒反応器 2)アルマイト触媒を用いた VOC燃焼反応に関する研究            トルエン、ベンゼンなど 環境問題を引き起こす有害物質 高濃度のVOC物質 燃焼 熱 回収 印刷工場など 熱交換型触媒反応器 研究目的: 高濃度(1000ppm以上)のVOC物質燃焼反応における最適的なアルマイト触媒調製条件の検討