ToON: TCP over Overlay Network (仮称) sada
Outline Problem Consciousness Proposal Comparison Evaluation Future Works
Problem Consciousness ECNLミーティングにおける戸辺さんの一言 オーバレイネットワークでは隣同士のピア間の通信は、TCPによってデータの送受信が確実に行われる。 しかし、オーバレイネットワーク自身が(ルーティングミスやピアのトラブルなどにより)データを紛失することがある 何とかできないかと考慮しました
Proposal ToON :TCP over Overlay Network (仮称) ToON ToON Internet オーバレイネットワーク 実際のネットワーク Internet 論理的な接続 物理的な接続
ToON オーバレイネットワーク用のTCP TCPをユーザレイヤにおいて実装 IPネットワーク用のTCPではない TCPをユーザレイヤにおいて実装 ルーティングさえ出来れば、どのオーバレイネットワークでも動作できるはず? DHTなど
Comparison 1 途中経路のピア間接続をTCPで行う場合 ToON A B A B 途中経路で“オーバレイネットワーク”がデータを紛失する可能性 TCPの処理回数が多く、性能的に不利??? ToON A⇔Bでデータ到達を保証 TCP処理が実質1回になり性能的に有利????? ToON ToON データ データ A B A B TCP TCP TCP
Comparison 2 必要に応じてTCPの接続を行う場合 ToON A B A B P2Pの特性の一つ「匿名性」が失われる A・B共にNAT環境だと不可能 ToON A・Bは互いのIPアドレスが分からない A・B共にNAT環境でもかまわない データ ToON ToON データ A B A B TCP
Evaluation 定性的評価 定量的評価 比較1・2で述べたようなこと 性能測定 ToONをDHTやシンプルなオーバレイネットワーク上で実行
Future Works いずれDHTの新規作成or既存のDHTの改造時に組み込みたい グリッドにおける命令の伝達などに応用できるのではないか?