歩きスマホの危険を防止する支援アプリ 番号 1410990004 名前 岸本 祐宜 番号 1410990004 名前 岸本 祐宜 これから歩きスマホの危険を防止する支援アプリについての発表を始めます.
進行 歩きスマホについて 歩きスマホをする人について 現在の歩きスマホ対策 「防止又は禁止」させる対策 「安全性を高める」対策 「防止又は禁止」させる対策 「安全性を高める」対策 歩きスマホの危険な要素としてあげられるもの 「視野の減少」 「歩行速度の低下」 「反応時間の増加」 「動きのブレ」 作成したアプリ 今後の課題 まとめ
はじめに スマートフォンが登場したことによって,人々の生活の利便性は著しく向上しました.それとともに情報リテラシー,情報格差などの社会的な問題が登場してきた.「歩きスマホ」もその1つです.歩きスマホの事故としては、駅で歩きスマホをしながらホームを横切るように歩いていた女性がホームから転落して走行中の電車にはねられて死亡したという重い事故から、人と人の軽い衝突事故などがある.
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どの様な人が、歩きスマホをするかというと,歩行中にスマホの操作を行う人のマナー意識について調査した論文では,歩行中にスマホを利用する人たちを分けると,26%の人が利用優先型クラスターに分類される.利用優先型クラスターとは,歩きスマホが周りの人に迷惑だと思われていることを理解しているものの,歩きながらスマホを操作することを優先して行う人である。このクラスターに対しては,啓発運動の効果が薄いとされています.
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現在の歩きスマホ対策は,「防止又は禁止」させる対策と,「安全性を高める」対策の2種類に分けられます. スマホのアプリで、歩きスマホを防止する対策としては、現在各キャリアが出している歩きスマホ防止アプリがある. ソフトバンクモバイル株式会社は,「STOP歩きスマホ」を提供している.このアプリを起動して歩くと,歩行を感知して警告画面を表示する.この警告画面は表示されている間は、ロックされるため,スマートフォンの操作ができない. スマホを利用しない対策としては,条例で取り締まるというものがある.アメリカのホノルル市は、2017年の 7月に「注意散漫歩行条例」を可決した。これの条例は歩行者がスマートフォンやデジタルカメラなどの携帯電子機器を見ながら,道路や高速道路を横断することを禁じている。 これを無視すると約11,000円の罰金が課される
歩きスマホをしているときの安全性をスマホのアプリで高める対策としては,iPhone用に発売されたFLiCCというスマホケースと専用アプリを利用したものがあります.これはスマホのケースについたミラーとカメラを利用し,カメラがミラーを通して写したものをアプリで処理をして、スマホ内に映すというものです.これを使うことにより前方を見ることができる.画像は実際に利用している画像でマップの上にアプリで前方が映し出されているのが分かります
スマホを利用しない安全性を高める対策としては,歩行するところや道路の設置物に工夫するものがある. アメリカのユタ州のユタバレー大学では,構内のある階段を黄色の蛍光色で3つに区切り,左から「歩行」「急ぎ」「歩きスマホ」と書いて分けている. 「歩きスマホ」のところが「Text」と書かれているが,これは英語で歩きスマホのことを「Texting While Walking」や「text and drive」というため「Text」となっている。 他にもドイツとオランダでは地面に信号を埋め込むという対策をしている場所がある,
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歩きスマホの危険な要素としてあげられるもの 「視野の減少」 「歩行速度の低下」 「反応時間の増加」 「動きのブレ」 歩きスマホについて調べるとニュースサイトなどでは危険な要素として「視野の減少」「歩行速度の低下」「反応時間の増加」「動きのブレ」の4つがよくあげられている.これらは、本当に危険なのか考察してみた.
歩きスマホの危険な要素としてあげられるもの1 視野の減少 通常時 通話中 操作中 1つめは「視野の減少」。 この画像は、「歩行中・自転車運転中の“ながらスマホ”時の視線計測と危険性の考察」という論文の画像です。 視線が0.1秒以上とどまった、ところから、どの様に動き、どのくらいの時間そこを見ていたかを、わかるようにした画像です。 ←の画像は、何もせずに歩いた時のもので、視線は左右と前方に幅広く移動して周りの安全を確認しているのが分かります。 真ん中は通話中の画像になります。 通話中は視野が通常時よりも前方寄りになり、黄色い円が大きくなっていることから、長い間、同じところを漫然と見ている“上の空”な状態がみられることが分かる 最後に右の画像はスマホを操作している時の画像です 視線は画面に集中しており、左右への視線移動がまったくなくなっているのが分かります。 スマホを使うことによって視野が減り、固定されるため危険な要素だと考える
歩きスマホの危険な要素としてあげられるもの2 歩行速度の低下 ・通常の速度 4.8km/h = 80m/分 ・歩きスマホ中の速度 3㎞/h = 50m/分 2つめは「歩行速度の低下」。 愛知工科大学工学部の小塚教授の研究結果では歩きスマホ中は通常歩行時の速度から約30%低下し時速3kmで歩くという結果だった。 厚生労働省の「健康づくりのための身体活動基準2013」によると時速3kmという速さは散歩のときの速さと同じぐらいの速さだ.なので,歩行速度の低下は危険だから問題にされているわけではなく,歩きながらスマホを操作するのが,見た目やマナーが悪いため問題だと言われていると考える. ←散歩
歩きスマホの危険な要素 としてあげられるもの3 IOSYS 反応時間の増加 通常 約1.4秒 歩きスマホ 約3.2秒 3つめは「反応時間の増加」。 「歩きスマホが反応時間および歩行動作に与える影響」という論文では、被験者の前方の床にLEDを固定設置 し、歩行中に点灯に気付いたら手元の応答ス イッチを押すように指示して、LEDを25秒~40秒の間隔でランダムに点灯させ実験を行った。その結果、歩きスマホをしながら分速80mで歩いた時、歩行だけの時と比べ約 3.8倍。分速56m速度で歩いた時には約2.3倍の反応時間の増加が見られた。 これらのことから、危険が迫っていても気が付かず事故にあってしまったり、反応が遅れて溝や階段から落ちてしまうかもしれないため、反応時間の増加は危険な要素だと考える。
歩きスマホの危険な要素としてあげられるもの4 動きのブレ 障害物認識時間 最大61%減少 避ける動作 約18%増加 4つめは「動きのブレ」。 先ほどの論文やアングリア・ラスキン大学のアイ トラッカーを利用した実験では、スマホの使用目的に関わらず、障害物をみる時間は最大で61%減少し、障害物をよけるためにあげる足の高さが約18%高くなる。ほかにも、歩きスマホ時の身体動揺度を計測したところ、通常歩行時と比較して歩きスマホの時には約 30%値が大きい。 歩きスマホによって障害物の認識時間が減ってる中、上半身のブレが増え、障害物を避ける動作が大きくなっている。 障害物を避けた後も動作が大きくなっているため。次の行動が遅くなる。また、ブレも大きくなっているためバランスを崩す可能性があるため危険といえる。
歩きスマホの危険な要素まとめ 視野の減少 反応時間の増加 動きのブレ 視野を増加させる 周りを見える時間を増やす。 障害物を認識する。 よって歩行速度の低下を除いた、以上の3つを危険な要素と考える、 この3つの要素を緩和する方法としては、 視野の減少は視野を増加させる 反応時間の増加は周りを見える時間を増やす。 動きのブレは障害物を認識できるようにすれば、安全に歩きスマホを出来るのではないかと考えた。 そして、操作の邪魔をあまりしないようにすれば、歩きスマホを優先して行う人も利用してくれるのではないかと考え 、アプリケーションの開発に臨んだ。
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アプリの機能 実装した機能 カメラ機能 透過処理 ポップアップ機能 制作した、アプリの目標は、歩きスマホを危険だと、わかりながらも行う優先型クラスターが周りの人にぶつからないよう立ち止まるや回避行動をとる,道の上に何があるかを把握して事故を減らすことを目標とした アプリの機能としては、カメラ機能、透過処理、ポップアップ機能を実装した. これらを実装した理由は、カメラで写した景色をスマホの画面に映せば、周りを見える時間と視野を増加させる 事ができるのではないかと考えたためだ. 周りを見る時間と視野を増加させることができれば、障害物を認識する可能性もあがり、立ち止まる事や避けるなどの行動をとれるため、歩きスマホの危険な要素をある程度解消できると考えた。 ただし、下にスマホを傾けすぎると、危険な要素を解決できないと考え、ポップアップを利用して角度が一定以下の場合角度を上げてもらうようにお願いするようにした
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今後の課題 OSのアップデートに伴い利用できなくなる機能をどう処理していくか より多くの場所で利用できるように工夫していくこと Android Oでできなくなる
まとめ 利用優先型クラスターには啓発運動や歩きスマホをやめさせるアプリは効果 が薄い 歩きスマホの危険を防止する支援アプリを開発 まとめとして,今回は歩きスマホという行動は、利用優先型クラスターがやっており、その人たちが安全に歩きスマホができるアプリを開発しなければ歩きスマホの事故は起こる,それを解決するために歩きスマホの危険を防止する支援アプリを開発しました
質疑・応答 歩きスマホの危険を防止する支援アプリ 1410990004 岸本祐宜